2011/04/12 - 2011/04/16
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旅人のくまさんさん
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昨晩の内に、インチョン国際空港から温陽温泉(オニャン・オンチョン)までバスで移動しました。今日は扶余(プヨ)での見学です。3回目の見学となりました。約1350年前の660年に滅ぼされた百済の最後の拠点で、古代日本とも関係が深い地です。
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昨晩遅く到着し、9時には出発です。15年ほど前に1度泊まったことがあるホテルですが、その時の記憶はあまり残っていません。ホテル内の売店で、遊び半分にロレックスの偽時計を1万円で買ったことだけは覚えています。
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昨晩のチェックインは23時過ぎでしたから、外出はしませんでした。インチョン国際空港で買ってきた韓国焼酎のチャミスルとアサヒ・スーパードライを飲みながら部屋で過ごしました。熟睡できました。
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当初予定は8時にホテル出発でしたが、9時に変更されました。携帯電話の目覚ましは、モーニングコールより1時間早くセットしていましたので、シャワーを浴びて、朝もゆっくりすることが出来ました。
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ホテルのレストランは7時から開いていました。洋食と韓国料理等が用意されていましたが、朝ですから洋食の方にしました。朝は、コーヒーを飲みたい習慣です。個人旅行で安宿に泊まる場合は、純豆腐鍋(スンドゥプチゲ)のお店を探しています。
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ホテルのレストラン光景です。席は十分に余裕がありましたが、係りの方が少な過ぎるようでした。食事が済んでも、テーブルの上が中々片付きませんでした。
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出発までには十分に時間がありましたので、ホテルの庭園の散策です。満開の桜の木もありました。今回の旅行では、韓国の北部から南部まで桜の花を楽しむことが出来ました。
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温陽観光ホテルの周りの光景です。温陽観光ホテルのあるこの場所は、朝鮮王朝時代に歴代の王が温泉休養地として選んだという、王室専用の温泉宮があった場所とされます。韓国国内最初の温泉とも称されています。
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同じく、温陽観光ホテルの周りの光景です。現地ガイドさんの説明によれば、ソウルが戒厳令下の時代、タクシーで温陽温泉まで遊びに来ていた韓国人の方が多くいたとお聞きしました。時間もお金もかかったようです。
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浅い池で泳いでいた金魚です。こちらは東洋式の庭園の方です。酸欠気味なのでしょうか、しきりに空気を吸いに浮上していました。
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庭園内にあった少女のブロンズ像です。庭園は池や庭木を配した東洋式と、芝生を主体の洋式の部分とがありました。芝生に似合うブロンズ像です。
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ダチュラの花です。エンジェルス・トランペットの別名もあります。ナス科キダチチョウセンアサガオ属の植物です。 日本でも良くお目にかかります。
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ホテルのロビー光景です。左奥に見えているのがフロントです。昨晩遅く到着しましたが、ゆっくり出来る場合は、大浴場でのんびりしたいところでした。韓国の特2級にランクされているホテルです。
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同じく、ホテルのロビー光景です。左手に見えているのが、朝食を摂ったレストランの入口です。欧米からの観光客の姿もありました。
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玄関脇に飾ってあった赤い花を咲かせた植木鉢です。皐月の花でしょうか。赤い花に白い鉢が良く似合っていました。
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温湯観光ホテルの正面玄関です。15年ほど前に泊まった時は1万円ほどの料金だった記憶ですが、現在でもサービス料を含んだ料金は10万ウォンほどですから、料金は余り変わりないようです。
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温湯観光ホテルの建物光景です。15年程前の旅行では、ソウルを出る市外高速バスが満席で、この温陽温泉に移動するのも大変だったことが思い出されました。
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温湯観光ホテルの周りの光景です。ソウルから鉄道を使った場合は、龍山駅から温陽温泉駅までは、所要時間が1時間10分と紹介されていました。タクシーですと、もう少し時間がかかりそうです。
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同じく、温湯観光ホテルの周りの街並み光景です。ソウルから高速鉄道ですと、最寄り駅は天安牙山駅になります。天安(チョナン)も2度ほど旅行したことがあります。
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ここからは、温陽温泉から扶余に向かうバスの中からの撮影になります。郊外に立ち並ぶ高層マンション群です。ソウルからの遷都が構想されていた時の建設でしょうか。現地ガイドさんは、2000年代に盧武鉉大統領が忠清南道への移転を目指したことを説明されていました。
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遷都の構想がありましたが、裁判問題も絡んで完全に頓挫したようです。この光景は温室栽培の植物です。こちらは、この地での元々の産業のようです。
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現地ガイドさんは、韓国の三国時代の歴史を引用して、東部と西部との軋轢を説明されていました。その中で、盧武鉉大統領は東部の出身者でありながら、西部の開発には尽力されたと評価されていました。その実績の1部に高速道路と、高速鉄道建設があります。前方にその橋脚が見えます。
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高速道路の料金所です。温陽温泉から扶余に移動中、交通渋滞らしいものは全くありませんでした。15年前と比べますと、鉄道網、道路網ともに整備が進んだようです。
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同じく、高速道路の料金所の光景です。これから見学する百済は、西暦18年から475年までの漢城時代、475年から538年までの熊津時代、538年から660年までの泗藷・サビ)時代と続き、660年の羅唐連合軍の攻撃により滅亡しました。大勢の百済人が日本に亡命したとされます。日本の飛鳥文化とも大きな繋がりがあるようです。
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扶余に到着しました。前回は2年ほど前に訪れましたが、今回は、前回旅行とは違う見学場所です。新しく建設された百済歴史展示館でした。
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古代韓国の地図と、勢力争いの説明図です。右手前は伽耶(カヤ)国です。伽耶国は伽耶諸国とも呼ばれ、3世紀から6世紀中頃にかけて、鮮半島の中南部の洛東江流域を中心として散在していた小国家群です。中国、日本においては、加羅または任那(みまな)とも表記しました。国の形態等を巡って、現在でも韓国、日本を含めて学術論争が続いています。右手が新羅、左手が百済となります。
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百済歴史展示館の前庭で咲いていた白い花です。イメージ的には梅の花ですが、離れた場所からは、桃の花や桜の花との区別がつきませんでした。この三種は、いずれもバラ科の植物です。
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更に近寄って撮影した白い花です。桃の花はピンクですから、白い花はないようです。すると、この花は桜か、梅です。
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更に近寄って撮影した白い花です。一重ではなく、八重咲きでした。花弁の数は5枚です。桃でないことは確かですが、桜か梅かは微妙なところです。イメージ的には梅ですが、韓国での桜が満開のこの時期、梅が満開なのは、少し違和感があります。
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百済歴史展示館の駐車場の光景です。百済歴史記念館は、1994年から開始され、2010年にほぼ完成したとされる百済歴史再現団地の中心施設として建設されました。周りでは、まだ工事が進んでいました。
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駐車場から眺めたロッテホテルです。扶余は、韓国にとって大切な歴史の地ですが、その中心地である扶余には、殆んど歴史遺物が残されていません。このため、近年発掘調査を踏まえて古代施設の再建が進められています。その、観光需要を見越してのロッテホテルの建設です。現地ガイドさんの説明によれば、徐々に観光客は増えているようです。
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