2013/09/13 - 2013/09/13
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SUR SHANGHAIさん
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アイスランドと言う名前には、一年中雪と氷に閉ざされた国と言うイメージがある。
そんなイメージを抱いて夏のアイスランドへ行くと、思いがけなく豊かな緑の広大な農場を目にしてびっくり。
ゴールデン・サークルを訪れたSUR SHANGHAIとその旦那がこの日泊まったフルージルの村周辺も緑が濃くて、溶岩台地の荒涼とした風景を思い浮かべて行ったら大間違い。
フルージルの村がある南アイスランドでは、アイスランド全体が消費する乳製品の半分を生産しているほど、酪農業が盛んなんだそう。
9月の中旬は、夏の放牧の終わりの季節。
フルージルの村の近郊では、一大イベントを兼ねたヒツジの大移動が見られました。
表紙の画像は、フルージルの村近郊の路上で出会ったヒツジの大群。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ゴールデン・サークル内の見所を回ったあとのSUR SHANGHAIとその旦那は、今日の宿があるフルージルの村へ。
レイキャビクからのツアーだと、ゴールデン・サークルやその周辺は日帰りでというのもあれこれ。
色々見比べてみるといいのでは?
SUR SHANGHAIたちは、明日はこのままアイスランド北部を目指すので、レイキャビクには戻りませんでした。 -
フルージルの村と言っても知っている方は少ないと思うので、ここでちょっとご案内。
これはアイスランド南西部の地図の一部。
この画像はクリックして元画像にすると大きく表示されます。
首都レイキャビクは画像左手(西)の地図外。
画像上部の赤い□で囲った部分は、この日行ってみたシンクヴェトリル国立公園。
画像右上の赤い☆はゲイシール間欠泉、青い星はグトルフォスの滝。
で、今目指しているフルージルの村は、ゲイシール間欠泉やグトルフォスの滝からだと30kmほど南で、緑色の楕円をつけた場所になります。
ここからレイキャビクまでは、国道1号線を使えば100kmほど。 -
さて、フルージルの村に到着。
これはそのフルージルの村の地図。
村の人口は300人足らずで、ホテルの周辺には緑の農場が広がっていました。
地図のほぼ中央に黄色の楕円を付けた所が、今日泊まってみるアイスランダー・ホテル・フルージル。
地図を見ると、別のホテルが30号線を隔てたお隣にあったり、ゴルフ・コースも近くにあるようです。
SUR SHANGHAIたちの想像では、黒い溶岩台地の荒涼とした風景に囲まれた場所だったので、ちょいと拍子抜け。 -
フルージルの村で見かけたお店と言えば、アイスランダー・ホテル・フルージル前の30号線を渡った所にあるこのミニ・スーパーと、その傍らにある無人ガソリン・スタンド。
それになぜかエチオピア料理を出している食堂が一軒のみ。
ほかにもあるのを見落としていたのかも?
地熱を利用した温室ガーデンニグ・センターもあるらしいんですが、フルージルは本当に小さい村でした。 -
イチオシ
アイスランダー・ホテル・フルージルにチェックインした後は、まだ明るさの残る村の周辺を車で見てみることに。
村を貫いている30号線をそのまま南方向へ。
わ〜! ほんと、フルージルの周りは緩やかな起伏の緑の農場が多い。
この画像だけ見て、「ここはアイスランド!」なんて当てられる人はいないんじゃないかな。
SUR SHANGHAIたちも、なんだかニュージーランドあたりに戻って来たような気がした。(;^ω^)
あとで知った事ですが、南アイスランドに属するフルージルの村のあたりは農業・酪農が盛んで、国内で消費する乳製品の半分を生産しているんだそう。 -
夕日を浴びて暖かな緑色になったアイスランドの農村。
ヒツジたちものんびり草を食む景色。
アイスランドって言う名前には、一年中雪と氷に閉ざされたイメージがあるから、こんな暖かな色の景色に出会うととまどってしまう。
さすがに冬になれば、ここも白一色の眺めになるんでしょうけどね。 -
イチオシ
しばらく右に左に農村風景を眺めながら30号線を走って行くと、脇道からやって来るびっくり集団に出会った。
前面に馬に乗った人がいるのは驚かないけれど、そのあとに付いて来るヒツジのその数!! (◎◇◎)(◎◇◎)
家畜を引き連れた人たちなら世界のあちこちで見てきたSUR SHANGHAIたちもびっくり! -
脇道と言っても片側一車線のれっきとした公道らしいのに、ヒツジの群れが占拠して、どんどんこちらに向かってくる。
どこまで続いているのか分からないほどのヒツジの数!
これって、日課になっている農場⇔放牧地間の移動とは違うよね。
後で知ったところによると、これは夏の間放牧していたヒツジたちを農場に引き上げるための大移動だったようです。
車から降りてその様子を観察。
画像奥にオレンジ色の服を着た人たちが見えていますが、その人たちがヒツジの群れの監視役+誘導係。
最初のびっくりから立ち直って一頭一頭のヒツジを見ると、みんな結構可愛い顔立ちだあ。
モコモコよく太った体も愛嬌あるし。(*^。^*)
黒い毛の仔も、ドレッド・ヘアになってる仔もいるよ?。
仲間に遅れまいとして、小走りになる姿もいとおかし。 -
車の外に出てヒツジの大移動を眺めていたSUR SHANGHAI。
モコモコモコモコ…。
ウマで群れを先導していた人の一人が、心配そうにこっちを見ていた。
いやいや、大丈夫ですよ〜。そばには寄りませんから。 -
先導役に導かれて、30号線の南方向へ進み始めたヒツジの大群の先頭部分。
逆光の中のその後姿が、ふんわりモコモコまん丸だあ。
思わず笑ってしまう。(´∀`) -
ヒツジたちがやって来る脇道へ入って行こうとしている車がいた。
「付いて来るかい? でも、ゆっくりね。」と聞かれたので、ヒツジの群れがどこまで続いているのか見に行ってみることに。
物好きなSUR SHANGHAIとその旦那でございます。
(。・w・。) ププッ -
ヒツジの群れの監視+誘導係のおにいちゃん。
まだまだ若い!
このおにいちゃんのお顔がちょっと赤くなっているのは、今日のこのヒツジの大移動が一大イベントになっていて、お酒が入っているからなんです。
このあとですれ違ったヒツジの監視役+誘導係の人たちは皆さんお酒のビンを持ってました。
ん? 飲酒乗馬って大丈夫なのかな? (・・? -
車道から外れたヒツジの群れの軌道修正!
ヒツジって従順に見えるけど、扱いにはやっぱりコツが要るんでしょうね。 -
ヒツジの群れの隙間を掻き分けて、ジリジリと進んで行きます。
羊身事故なんて起こさないように慎重に。 -
個体差が無さそうなヒツジの顔も、数頭並ぶと違いがはっきり。
左側の仔は賢そうな顔立ち。
ちょっとイヌっぽいね。
右側の仔は、ぽけっとした表情が愛らしい。(^ω^) -
モコモコモコモコ
ヒツジの群れがどこまでも続く。
あ、やっと最後尾が見えて来たみたい。ふぅε-(´ωノ|┬
ヒツジの後ろに付いて来るのは、監視役+誘導係の人たち。
そのまた後には、ヒツジの移動を辛抱強く待っている車の列。
監視役+誘導係の人たちは、みんな同じ農場で働いているんだろうな。
男の人だけじゃなくて、女の人も一緒。
この日だけのアルバイトさんも混じっているのかも。
お疲れさま!
で、このヒツジの大移動は、夏の終わりの一大イベントらしくて皆さんそれぞれにお酒が入っているんです。
中には多少足取りが怪しくなっている人も。
途中で倒れないでくださいね〜。
下段の画像が、ヒツジの群れの最後尾。
結局1km位の大行列で、合間を縫って通り抜けるのに6,7分かかってしまった。
SUR SHANGHAIたちの前を走ってくれた車はすでに脱出。
ありがとう〜。(@^^)/~~~
ワンワンワン!! の声に気付いてみると、ここではシープ・ドッグも大活躍。
女の人の一人は、すれ違う時に、窓を開けたSUR SHANGHAIたちの車を覗き込んで何やら元気にご挨拶していった。
ごめんなさい、アイスランド語は分からないんです〜。
(´・ω・`)
でも、ありがとう。(*^。^*)
それにしても、あのおねえさん、もう大分お酒の匂いがしてけど、ちゃんと農場まで帰れたかな。 -
ヒツジたちの後で辛抱強く待っていた車の列。
こっちも1km位の列かも?
救急車なんかが通りかかるような緊急事態がなくてよかった! -
やっと抜け出られたヒツジの行列なのに、またまた現れた一団。
え、まだ来るの? (;^ω^) -
今度の群れは小さかった。
さっきの大集団から落ちこぼれていた最後のヒツジ集団かな。
今度の監視役+誘導係の人たちの中には、ベビー・カーを押したお母さんや小さな子ども達もちらほら。
村総出で夏の放牧の終わりの日を祝ってから来たんだろうな。
このヒツジの大移動は、日本の結いのように、村人がお互いに助け合うイベントの一つのような気がする。 -
そのまましばらく脇道を走って行って出会った荒地。
そこに打ち捨てられていた大型機械が異質な雰囲気を醸し出していた。
背中がちょっとゾクッ!
月夜に浮かぶシルエットにはもっと凄みがあるだろうな。 -
さ、フルージルの村に戻ろう。
え、いま戻ったら、さっきのヒツジ集団に追いついてしまうよ〜。
でも、迂回路で行ったら何10kmも回り道になりそうだし。(−−〆)
仕方なく、もと来た脇道を戻って行くと、案の定ヒツジ集団の後にくっついている車の列が。
やっぱりね。( ̄m ̄*)
あ、前を行くお二人さんがいい風情。 -
イチオシ
ヒツジの監視役+誘導役の二人なんだろうけど、ヒツジ集団からは大分離れた後からついて行く二人連れ。
ウマにまたがった騎手姿の女性が勇ましく凛々しい。
その横をお供のように付いて行く男性との関係は?
詮索するつもりは無いけれど、その姿には、ストーリーの始まりを感じさせる何かがある。
いいなあ。(*^。^*)
通り雨が過ぎて行く、夕暮れの中の二人のシルエットが美しい。 -
追いついてしまったヒツジ集団は、後続だった小さい群れの方。
ヒツジを追う人の群れの中には、ベビーカーを押したお母さんも、まだ小さい子も混じっている。
このあと農場に着いたら、村のおじいさん・おばあさんたちが用意した≪夏の放牧打ち上げ、お疲れさま≫のイベント晩ご飯+飲み会が待っているんじゃないかな。
でも、もうすっかり千鳥足になってる人もいるのよね。
(。・w・。) ププッ -
後続のヒツジ集団も、30号線との三叉路では左折して南方向へ。
SUR SHANGHAIたちの今夜の宿泊地は、同じ30号線でも右折して行った先のフルージルの村だからホッと一安心。
真っ暗になる前にホテルに着けそう。ふぅε-(´ωノ|┬
画像の標識には、このあと1号線で行けるレイキャビクの名も。
フルージルからだと100km位だから、ここからなら90kmくらいだね。 -
さて、フルージルでのお宿、アイスランダー・ホテル・フルージルのご紹介。
このホテルはアイスランド航空経営のチェーン・ホテルで、アイスランダーの名を冠したホテルが各地にあります。
フルージルの村での立地は、この旅行記の始めの方に出した地図でご確認ください。
フルージルの村はずれの平屋建てのホテルですが、村を貫く30号線脇にあってすぐに見つかります。
通りを隔てたお向かいにもホテルあり。
上段の画像は、ホテル入口から見下ろした村の農場の様子。
太い車道が30号線。
下段の画像は、ホテル駐車場とその奥に見える入口のあたり。
駐車場は無料でした。 -
アイスランダー・ホテル・フルージルは、V字型の平屋建てで結構部屋数が多く、左上の画像のようにロックガーデン風の中庭もあった。
こんなに小さい村なのに、と最初は思ったけれど、冬のオーロラ観察で訪れる人が多いんじゃないかなと気がついた。
周りには大きな町も、眺めを邪魔する高い山も無いし。
それに近くにはゴルフ場もあるみたいだから、夏の需要もあるんだろうな。
でも、お部屋に入ってみて、その設備があまりにも素っ気ない感じだったのにはガッカリ。
いや、お値段がもうちょい安ければ、一応清潔だし広さもあるので納得だったんですが…。
ベッドのマットレスは柔らかすぎ、というのは旦那のグチ。
気を取り直して、持参のお茶とコーヒーでもと思ったら、湯沸しポットもカップも無し。(◎◇◎)
それにいまどき、お部屋からのネット接続不可というのもなんだかなあ。
ロビー周りのラウンジでは接続できました。
う〜ん<(`^´)>、コスト・パフォーマンス悪し…。 -
アイスランダー・ホテル・フルージル内の食堂と食事。
この食堂は最近リノベされたのかな?
宿泊棟の感じとは全然違って居心地がいい。
そのうち、お部屋のリノベもお願いします〜。 <(_ _)>
食事の方はどれもボリュームたっぷりのようだったので、サラダとポーク・リブを一つずつ取ってシェア。お味のほうはまずまず。
アイスランドにはあんまり野菜が無さそうなイメージですが、実は地熱を利用した温室栽培が盛ん。
夏物野菜も葉物野菜も、思っていた以上に種類が豊富でした。
これでゴールデン・サークルを見て回った長い一日も終わり。
〆がちょいとがっかりでしたが、明日は北アイスランドへと向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 唐辛子婆さん 2013/12/18 20:26:35
- 羊!
- どこまでもついていきたかったわん。アイスランドの村の生活を覗いて見たくなりました。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2013/12/19 05:49:41
- RE: 羊!
- > どこまでもついていきたかったわん。アイスランドの村の生活を覗いて見たくなりました。
この羊の群れや農村風景だけ見たら、「ニュージーランド?」と思ってしまいそう。
アイスランドの農村の人々の暮らしを垣間見た気分でしたよ。
ファーム・ステイとかもあるのかも?
調べてみたくなりました。(*^。^*)
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