2013/01/17 - 2013/01/17
13811位(同エリア22964件中)
susuさん
ビジネスクラスに乗ることを夢見てこつこつとANAのマイルを貯めていました。
期限切れ間近でようやく7万マイルほど貯まりましたが、これで行けるのは東南アジア辺りまで。
いろいろ検討した結果、タイに行くことに。
個人的にはどちらかというと観光地としてマイナーな国の方が興味があるというのと、タイ=タイ料理=辛くて酸っぱい=苦手というイメージだったのでこれまでタイには全く興味がなかったのですが、行ってみたら凄く良かったです。タイ料理も辛くも酸っぱくもないものが沢山ありました。
旅行先として人気が出るのにも理由があるということがよく分かりました。タイは本当に微笑みの国でした。
特典航空券は成田(帰りは羽田)~バンコク間。都会よりも田舎が好きなのでどこか地方にも行こうとタイの地図を眺めて検討。そして陸路で国境越えというのに昔から憧れていたので出来そうなポイントも探す。その結果、ミャンマーとの国境にもラオスとの国境にも日帰りで行ける位置にチェンライという町があることが分かりました。よしここだ!と決め、タイ国際航空のHPからバンコク→チェンライの片道チケットを購入(当時のレートで8,000円弱)。帰りはこれまた憧れの夜行寝台列車でアユタヤ辺りまで戻ってこよう。切符は日本で手配せずチェンマイの駅で購入しよう。
ホテルはとりあえずチェンライでの最初の2泊だけをエクスペディアで予約しましたが、その後幸運にも5,000円分のクーポンがゲットできたので(最低価格保証ということで他サイトよりも高かったら差額返金+5,000円クーポンが貰える)、旅の最後のバンコク2泊分のホテルも手配しました。残りの6泊分はどこの町で過ごすかも決めていないので現地で探そう。
と、事前の予定通りにいったりいかなかったりで結果的にはこのようになりました。
1/09 (水)成田→バンコク→チェンライ
1/10(木)チェンライ→メーサーイ→タチレイ→メーサーイ→チェンライ
1/11(金)チェンライ→チェンコーン→フエサイ
1/12(土)フエサイ→チェンコーン→チェンライ→チェンマイ
1/13(日)チェンマイ
1/14(月)チェンマイ
1/15(火)チェンマイ
1/16(水)チェンマイ→バンコクへ
1/17(木)バンコク着
1/18(金)バンコク
1/19(土)バンコク→羽田へ
1/20(日)羽田着
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
気がついた時には外が明るくなっており、乗客が起きた席から寝台の片付けが始まっているようでした。上段を片付けなくても下の座席は座れるしと思って構わず寝ていると、下段の中国人女性に容赦なく「オハヨウゴザイマース」と起こされてしまいました。
寝ぼけ眼で下に降りると、中国人女性が何やらナッツのような物を分けてくれました。見た目は本物の果物の方の柿の種のようですが、聞いてみると違うよう。パリパリ食べていると、反対側の中国人カップルの彼女も のしイカのようなお菓子をくれました。これがまた激辛!ほんの少量なのに昨日のカレーに匹敵する辛さでした。もちろん彼女たちは平気な顔で食べている。食文化の奥深さを感じつつ、どこかの駅に到着したなと思ったらまだアユタヤ。かなり遅れているようです。
バンコクが近くなってくると、窓の外にスラム街のような景色が続きます。ここまで旅してきて、タイに貧しさを感じた瞬間は殆どありませんでしたがやっぱり貧富の差はあるんですね。 -
2時間近く遅れて、バンコクのフアランポーン駅に到着。
お世話になった3人とお互いの国の言葉で挨拶を交わしてホームに降りました。 -
写真で見ていた外観の通り、屋根が丸くて広い構内です。色々なお店が入っています。
-
上の写真の右手にフードコートがあったので、朝食を食べに入りました。
ついにカオマンガイを出すお店を発見。注文するとその場で鶏肉を刻んでくれます。40Bだったかな。
作り置きらしく米が少しパサついていましたが、それでも美味しい!
駅の構内のフードコートですが、足元には子猫が沢山いました。 -
フアランポーン駅外観。
駅の外にあるインフォメーションで地下鉄駅の場所を聞きました。駅を出てすぐ右に進むと下りる階段があります。 -
地下鉄に乗って予約しているホテルへ。
-
ホテルの最寄り(だとこの時は信じていた)、ペッチャブリー駅。
駅前にいた女子高生に道を尋ね(たら近くにいたおじさんも集まってきて、みんなで地図を見てくれました)て進むべき方向を確認し、「プリンスホテル」へ歩いて行きます。
地図を見ながらようやく発見。おお、大きなホテルだな。建物に向かって歩いていくと、敷地内の小さい建物の前にいたおじさんに何やら声をかけられました。どうも止められているような感じがしたので「満室だよ」と言っているのかと思い、「予約してるから大丈夫〜」とスルー。そうしてエントランスまで辿り着くと、なんだかおかしい。中が暗く、入口のドアが長机で塞いである…?
追いかけて来てくれたおじさんが何やら説明してくれているようですが、タイ語なので分からない。とりあえず小さい建物の前まで戻ると椅子を勧めてくれました。そこには英語が話せる別のおじさんもいました。
私が持っていたバウチャーを見せると、「これはプリンス"ハウス"じゃないか。ここはプリンス"ホテル"だよ」と。うん…確かにそれは私も気になってた。でも○クスペディアのサイトの地図はここを指していたので、ホテル名が間違っているものと思い込んでいたのでした。
おじさんがどこかに電話してくれ、このバウチャーの宿はこの辺りの細い路地のどこかだと思うよと地図を指し示してくれたので、お礼を言って別れました。 -
プリンスホテルの近くにTAT(タイ国政府観光庁)があったので、そこに行って地図を貰いました。ロビーの椅子に座って地図を確認。プリンスハウスは細い路地にあるようですが、地図では細い路地は省略されています。
カウンターにいる職員の方にバウチャーを見せて聞いてみると、どこかに電話したりパソコンで調べたりしながら場所を探ってくれました。地図に載っているパンティーププラザというお店を指し示しながら何やら説明してくれているのですが、悲しいかな私の英語の語彙が少なすぎてよく分からない。暫くして漸く、「ああ~、near here?!」と自分で簡単な言葉に言い換えて理解することが出来た時には、観光局のお兄さんお姉さんも「そうそう!」と一緒になって喜んでくれました。多分「通りを挟んで向かいの路地」と説明してくれていたんだと思います。
本当に、官民問わずタイの人は親切な方ばかりでした。言葉のよく分からない外国人相手でも面倒くさがらずに話を聞いてくれます。
日本から個人手配で出かける旅行者が一番多いのはタイなのではないかと思いますが、交通網が便利だから旅行しやすいとかそういう理由ではないと思います。実際タイ語だけの表記も多いし。それよりもソフト面、人が温かいという点が旅行しやすい雰囲気を作っているんだと思いました。
写真はホテルが分からず超不安な時に撮影したもの。 -
途中モーターサイに乗って移動。詳細はこちら。http://4travel.jp/overseas/area/asia/thailand/bangkok/transport/10006377/tips/10523731/
パンティーププラザの前に着き、迷って行ったり来たりしながらも宿のある路地にあたりを付けて歩きだし、この看板(↑PRINCE HOUSE)を発見した時の喜びは筆舌に尽くしがたいものがありました。 -
路地の奥まで進み、漸く辿り着きました!
入口で靴を脱ぐタイプのホテルのようですが、スリッパがある訳でもなくみんな裸足でペタペタ歩いています。
チェックインの時間には少し早い到着だったものの、快く部屋に通してもらえました。 -
私の部屋は狭く、外に向かう窓もありませんでしたが新しくてとても綺麗。おお、冷蔵庫がある部屋なんてこの旅初めてだ。エアコンも扇風機も両方付いてるし。
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シャワーを浴びて一休みした後、街へ。ここはサヤームスクエアの近くで、周囲にはデパートがいくつもあるような大都会です。
道幅も広く凄い量の車。しかし歩道橋がちらほらあるので、逆にチェンマイよりも道を渡りやすい。 -
おお、伊勢丹がある。
その前には神様が祀られていました。左が恋愛成就、右が商売繁盛だったかな。商売繁盛の方は他の場所と同じように黄色い花を供えていますが、恋愛成就の方は真っ赤なバラを供えています。
タイの人達は本当に信仰心篤く、通りすがりの人も立ち止まって手を合わせてから歩いていきます。 -
エラワン廟。サヤームスクエアにある、タイ最強の御利益スポット。
ここに向かうためすぐ前の交差点で信号待ちをしている時に、世にも不思議な出来事がありました。どなたかこの現象について分かる方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
横断歩道の前で信号待ちをしていたら不意にサイレンの音が聞こえてきました。パトカーかな?と思っていると、私の周りで一緒に信号待ちをしている人達(地元の人が殆ど、水商売の女性を連れた日本人もいた)が、聞こえてくる方向の道に向かっておもむろにスマホやカメラを構え始めました。え?え?と思っていると、大量の白バイに先導されて、車の前にタイの国旗と日本の国旗を1本ずつ立てた黒塗りの高級車が結構なスピードで通り過ぎて行きました。一斉にシャッターを切る周囲。暫くして信号が変わり、信号待ちの一団は解散となりました。
日本から誰か要人が来てるんだな…ということは分かりましたが、私以外の周りの人が全員それを分かっていて写真を撮影していたのは一体…?もちろん普通の人達でカメラマンではありません。
帰国後ニュースを調べて分かりましたが、私が目撃した車に乗っていたのはなんと、就任後初の外遊に出かけた安部総理だったようです。しかもこの時はアルジェリアの人質事件が発生して間もない時で、私が見たのはホテルでその件について電話をした後に移動している時だったようです。凄い…!そして調べればそこまで分かってしまうことも凄い。
そんな場面に出くわすことが出来たのは嬉しいですが、周囲の人達の統率された行動は本当に謎でした。私に対するドッキリだったと言われたら一番納得できそう…というのは冗談で、「バンコク市内は要人の行き来が日常茶飯事なので、来たらとりあえず写真を撮るのが習慣になっている」というのが一番納得できるシナリオかなあ…。 -
実際に御利益を受けた人達が、感謝の舞いを奉納しています。
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周囲にはベンチが置いてあり、眺めがよく居心地が良かったので長居してしまいました。
目の前にはBTS(スカイトレイン)の2つの路線が合流しているポイントがあり、車両が通過する様は迫力があり見ていて飽きませんでした。
中央右寄りに写っているデパートの大型スクリーンでは、17時になると時刻を知らせる映像が流れ始めました。タイの現在時刻を紹介した後に、世界の色々な都市の現在時刻を、各国のイメージ映像を交えながら紹介していました。東京もあるかな…北京があったから近い東京はやらないかな…来るか…来るか…キター!!!という感じで、東京が紹介された時は嬉しかったです。
海外を旅していると愛国心が普段より強くなります。長期旅行でもないのに。宿のテレビで英語版のNHKを観て、着物姿で弓道をする新成人の映像を見てあまりの美しさに感動して泣いたりします。 -
時計の文字盤がタイ語数字。
どの歩道橋にもちらほらと物乞いが座り込んでいます。タイの物乞いはこれまで行った他国と比べるとかなり控えめで、こちらを見つめて何かを呟きながら手を合わせて頭を下げてくるだけです。
みんな座り込んで前に紙コップを置いていますが、その紙コップが全て新品でどれも同じ柄であることに気が付きました。…もしかしてどこからか派遣されてるのかなあ…スラムドッグ$ミリオネアみたいに。
体に欠損のある年配の物乞いもいて、「深夜特急」に書かれていたことを思い出しました。昔はタイでも同情を誘うために物乞いが子供の体を傷つけたりしていたとか。
日が暮れてからサイアム駅前の暗い道を歩いていた時に、前方を這いまわっている片足のない物乞いの姿を見た時は心臓が止まるかと思いました。 -
動かない車の間を、バイクが行列になって通り抜けていきます。
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サイアム駅前のデパート、サイアムパラゴンのフードコートで夕食を摂りました。
タイ風オムライスとグリーンティー。
中身は普通の白ご飯のオムライスはプリプリのエビがたっぷりで美味しい。45B(135円)だったかな。
グリーンティーは日本語が書いてあるお店だったので期待していましたが、日本の緑茶とは違うトロピカルな味でした。砂糖も入っている様子。 -
伊勢丹前の恋愛成就の神様は、木曜日の21時半が一番御利益があるらしい。ちょうどこの日は木曜日だったので、そのくらいの時間帯まで眺めてから帰りました。
帰りに屋台でカットされたマンゴーを購入して、部屋で食べました。20Bくらいだったかな。
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この旅行記へのコメント (2)
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- おぷさん 2014/02/10 22:09:29
- 国境越えはいいですよね
- こんばんは、旅行記を読ませていただきました。
同じ時期に同じような経路で旅をしていました。
行ったところがかなり似通っていてニアミスでしたね。
バンコクの「プリンスハウス」というホテル?GH?はよさそうですね。
いつも、バンコクの宿で困っているので、ぜひ参考にさせていただきます。
バックパッカー宿以上中級ホテル以下(10〜20ドル)の宿がなかなか見つからないのです。
- susuさん からの返信 2014/02/11 00:27:20
- RE: 国境越えはいいですよね
- こんばんは、書き込みをありがとうございます。
本当、同じようなルートですね。しかもファイサーイでは同じレストランに入ってますね!(笑)
国境越えはわくわくしますよね。このタイ旅行で初めて国境越えを経験して以来すっかりはまって、旅行先を決める時に国境越えができる場所かどうかを第一に考えるようになってしまいました。
プリンスハウス良かったですよ。綺麗ですし、立地も良いですし。
20ドルは少し越えてしまうかもしれませんが、お勧めです。
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