2012/11/22 - 2012/11/23
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Halonさん
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11/22(木)
ブッダガヤのホテルを10時にチェックアウトしなければならなかったので、その後しばらくマハーボディー寺院内で時間を潰した。
余裕を持ってガヤから先の列車を乗り継ぐつもりが、いきなり4時間遅れの発車となり計画が狂ってしまう。このままでは予約済みの寝台車にも間に合わないピンチ!途中で一駅だけ特急券なしで乗車したら、駅員に待ち伏せされていてまたピンチ!
11/23(金)
ネパール国境に近いジャイナガルの街で宿を確保したあと、ラジュナガルへ宮殿跡を見に行く。切符売場に客が殺到していたので、やむなく無賃乗車。だが運悪く車掌に見つかってしまい、またまたピンチ!
14日目
Bodhgaya 12:20 ⇒ Gaya駅2km前 12:57(Sリキシャ -,13km,Rs20)
Gaya 19:15 ⇒ Luckeesarai 23:51(53616 GN,128km,Rs20)255分遅発
Luckeesarai 23:57 ⇒ Kiul 0:04(Exp. GN,1km,Rs0)
15日目
Kiul 0:51 ⇒ Barauni 1:57(8631 GN,39km,Rs20)
Barauni 3:30 ⇒ Jaynagar 8:45(13185 SL,250km,Rs160)30分遅発
Jaynagar 11:05 ⇒ Rajnagar 11:29(13225 GN,22km,Rs0)本当はRs17
【Naulakha Palace】
Rajnagar 14:02 ⇒ Jaynagar 14:40(Pass. GN,22km,Rs4)
為替レート:Rs1=1.5円
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.0
- 交通
- 1.0
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
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-
ブッダガヤのメインロード沿いで客満載のリキシャーを停めて後部荷台に乗りこむ。
前の席には運転手を真ん中に挟んで両側に客が乗り込んでいる。運転手によっては右端に座って器用に運転する奴もいる。多い時は5人並んで座ることも。 -
しばらくは川沿いの一本道をガヤへ向かう。
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ガヤ市内で全員降りる。てっきり駅かと思ったら警察の建物らしかった。
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お腹にまだ自信がないので、チャイ屋のビスケットで軽く済ませる。ガヤの街はハエが多い。
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通り沿いの祠の中のリンガ。
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ここも祭りの後片付け中だった。
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仕立て屋さんを見つけたので、きのう犬に噛み破られた右袖を縫ってもらう。お代を渡そうと財布を出したら「要らない」というのでお礼を言って別れる。
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店先で稼動中の研磨機。インドはなんでも店先で作業している。看板も兼ねているようだ。
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リキシャーを降りてから1時間近くかかってようやくガヤ駅にたどり着いた。
ここから普通列車を二本乗り継いで23時55分までにJhajha駅に着けばよい。まだまだ余裕たっぷり。 -
駅で行列して15分ほどで切符を手に入れる。
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ガヤ駅は6番ホームが1番ホームの隣にあり、探すのに少し迷った。ここから15時発の普通列車でラッキーサライ駅まで行く予定。あと30分待ちだ。
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ホームでおじいさんが「カビープル」と言って売り歩いていたゴマ・ビスケットが美味しかった(Rp2)。ここにもハエが多い。
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近くで待っていたちょっと気難しそうなお譲ちゃん。
ホームにいた男から「列車は18時ごろにしか来ないよ」と知らされ、まさかと思いENQUIRY窓口で確かめたら「19時」と言われ頭が混乱する。4時間遅れかよ!一気にこの先の乗継が怪しくなってきた。 -
他に列車は無いし、バスを探す気もない。
しかたなく駅周辺で時間つぶしをするべく歩き始める。まずは近くに見える丘の上へと思ったが、近づくにつれ周りが店や住宅に囲まれて登り口が分からなくなった。 -
この辺りはジョードプルのように青い壁の家が多い。
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食器屋さんの店先。天秤計りは何に使うのだろう。
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その辺のボーイズがさりげなくハンサム。
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丘の見えるところに来たが、バラック小屋に阻まれて進めず。
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路地を進めば方々から歓迎を受ける。
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18時前に駅に戻り、二等客用の待合室から6番ホームを監視する。
だが列車は19時前になっても現れず、だんだん不安になってくる。
ENQUIRY窓口にもう一度行ってみるが、列が長くて聞く気がなえる。ここにはホワイトボードの表示も無く。
6番ホームで売店の兄ちゃんと話していたら、「ラッキーサライ行きは8番ホームだ」と言われて慌てて行ってみると、確かに行き先が同じ列車が停まっており半信半疑ながら乗り込む。 -
19時15分発車。二等車内は満員だったが、荷台が空いていたのでよじ登る。荷台に乗るのはもちろん初体験。そこで横になったら背中あたりの板が外れていて寝にくかったが、やがて寝てしまう。
-
寒くて目が覚める。知らぬ間に1時間半も熟睡していた。
20時55分、客がいっせいに降りたので下の席を確保する。
乗客はショールを巻いてヒヨコのように丸まっている。中には毛糸の手袋をしている人もいる。
23時ごろ駅ではない暗がりに停車。遠くには線路が平行に走っており、15分に1本ほど列車が通過している。どうやら幹線への合流地点らしい。 -
向かいの席の男から「あんた、マフラーは持ってないの?」と哀れみの言葉を受ける。
23時46分、やっと列車が動きだした。そこから5分でラッキーサライ駅へ到着。
当初はここから少し逆走したJhajha駅から23時55分の寝台特急に乗る予定だったが、まったく間に合わない。次に特急が停まるのは2時35分着のBarauni駅でそこを目指すことにする。わざわざ逆走する予定を立てた理由は23時台に乗車して寝てしまいたかったからだ。
ラッキーサライ駅の窓口でバラウニ行きを買い求めたが、「ここには停車しない。隣のKiul駅へ行くように。停車中の特急列車に乗りなさい」と教えてもらう。Kiul駅は橋を渡った1キロ先。特急切符は持っていないが、短距離だから気にせずに満員の連結部に乗り込む。手持ちの普通列車券も一応Kiul行きだし。 -
0時4分、Kiul駅着。ホームには意地悪なことに駅員が二人待ち構えていて、乗客の切符をチェックしていた。僕も捕まり、特急切符を持ってないことを指摘される。「罰金2XXルピーと追徴金OOで合計4XXルピー払いなさい!」
まあ払ったところで7百円前後なのでたいしたことはないが、たった1キロの乗車でこれは悔しすぎる。しばらく押し問答していたら、最後は「行け!」と解放された。
12時51分、バラウニ行きに乗車。 -
1時57分、バラウニ着。
駅前でチャイを飲んで温まる。 -
3時ごろ、日本から予約済みの寝台特急が到着した。ここで問題がひとつ。予約はできているが、寝台番号をまだ知らないのだ。当初乗車する駅には自分の名前が載ったリストが掲載されているはずだが、バラウニ駅では確認していない。
Jhajha駅から乗らなかったので、キャンセルとみなされキャンセル待ちの乗客に寝台を転用されている可能性もある。
寝台車両の入口にもリストが掲載してあるが、SL寝台車だけでも9両あるので探すのはとてもじゃないが無理。
そこで車掌を探し出して確認すると、自分のリストはバラウニからの乗客しかカバーしていないとのこと。2AC寝台にあるリストも確認しにいってくれたが名前は見あたらず。その間ずっと付いてまわる。 -
最後に携帯でホストにアクセスしてPINナンバーを打ち込み、S4のXX番だと教えてくれた。「最初からそうしてよ」というのは置いといて。
XX番の寝台には男が2人並んで寝ていたが起きてもらう。「前の駅では乗ってこなかったよね?」と質問されたが、それ以上は追及されず素直に明け渡してくれた。寝台を確保してほっと一息。
3時30分、定刻30分遅れで発車。ほぼ同時に眠りに就く。 -
11/23(金)
5時50分、寒いのと隣の男の鼾で目が覚める。鼻水まじりの鼾は耳ざわりで最強に最悪だ!
AC無し3段寝台には毛布が付いていないので冬場は防寒具持参じゃないと辛い。周りのインド人は毛布か布に包まって寝ていた。窓が下まで降りずに隙間ができるので、下段寝台は特に寒い。
収納ビニールに入れたジャンパーを出そうかとも思ったが、また空気を抜くのが面倒なのでカッパを出して身体に載せる。
車窓に続くのは防砂林だろうか。確かにこの辺は砂地だ。 -
8時10分、向かいのホームに停車中の列車には自転車がずらりとぶら下げてあった。
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インドの踏切り。
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8時45分、終点のジャイナガル駅に到着。
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ここはネパールとの国境の街。
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駅前にはイスラム風の音楽が大音量で流れている。まずは宿探し。
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この街の看板には英語が書いてないので、ホテルを探すにも人に聞くしか手が無い。
一軒目のラジャスタン・ホテルで断られる。部屋は空いている感じだが、外国人だから断られたような気がする。二軒目もダメ。 -
そこで紹介されたHotel Ambeyで300ルピーの水シャワー、トイレ付ツインに落ち着く。
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ここのボーイはチップをくれとうるさい。インドのこんな安宿でチップなど必要ないので、もちろんやらない。
その後もなにかと部屋をノックして「掃除をする」とか「水は要らんか?」と言っては入ってこようとしたが、全部断った。
部屋は表通りに面していて騒々しかったが、窓から外の屋台の様子が分かって便利でもあった。
速攻で洗濯してから部屋に紐を張って乾かす。窓が三カ所にあって風通しはよかった。
満足度:30点 -
ホテルの入口。ここも探すのに時間がかかった。
探しているとき必要に迫られヒンディー語の”ホテル”という文字の形を自然に覚えた。
字が分からなければ、どう見てもアイスクリーム屋の作業場にしか見えない。 -
休憩後、再び駅へ。11時5分発の列車でラジュナガルへ向かうのだが、切符売場が1カ所しか開いておらず客が殺到している。発車までには10分ほどしかない。他の客も同じ列車に乗るようで、そのうちヤジが飛び始める。それを聞いた職員が逆切れするから益々遅くなる。
発車間際になって列の後ろの客が一斉にホームに走り始めたので、やむなく自分も無賃乗車してしまった。 -
車内ではブレザー姿にメガネの大学教授みたいな車掌がやってきて抜き打ち検札。
見事に指名されたので「切符が買えなかったから今買うよ」と答えたら、周りの客に肩をすくめてみせた。「どこまで行く?」「ラジュナガルまで」行き先が次の駅までだったからか、車掌はそのまま通り過ぎた。普通に買うと特急運賃は17ルピー。
11時40分、ラジュナガル着。11分遅れ。 -
駅から1.5kmのNaulakha Palaceまで歩く。途中のお店で道を尋ねる。
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ターメリックを粉にしていた。周囲に立ち込めるツンとする臭い。
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パレスまでは石畳の一本道が続いていた。
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パレスの入口にあるカレッジ。
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窓から覗くと女学生が教授にレポートを提出中。
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図書室では先生とおぼしき方々が新聞を読んでいた。
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パレスの建物を流用しているようだ。
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カレッジの東門は四頭の像で支えられており、
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その向こうに見えるのはGirija mandir。
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この一帯はかつてのマハラジャ宮殿。
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奥に進むと見えてきたのがDurga Mandir。
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細密な紋様が見ごたえたっぷり。
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その先には朽ちかけたNaulakhha Palace。
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門の上には獅子。
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訪れる人もほとんどない廃墟。しばし無音の空間にたたずむ。
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さらに進むと白亜の寺が現れる。
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前の池は住民が水浴びや洗濯に使っていてのどかな空気。
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カーリー寺院。
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ご本尊のカーリーさま。
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一番奥にあったKāmakhyā Mandir。
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周辺にはSSBと呼ばれる辺境防衛軍が駐屯していたので門番に許可を取ってから寺を撮影。
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入口の壁に彫られた孔雀が一際あざやか。
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満足度の高い建築群であった。
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整備されてないのがもったいない。
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中から入口側を見たところ。
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周辺にはリキシャーが見あたらず、帰りも歩いて駅へ。
券売窓口は3人ほどの列だったが、その割りにホームの乗客は多いな。帰りはPASSENGER(普通列車)なのでジャイナガルまで4ルピーだった。 -
ホームでおおっぴらに撮っていると何を言われるか分からないのでカメラを仕舞うが、到着したディーゼル機関車には鈴なりの人。インドならではの光景に慌ててカメラを取り出すも間に合わずタイミングを逃した。
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途中駅から乗る二等車は例によって満員なので、荷台の隙間を見つけて上る。
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荷台から座席を見下ろす。40分後にジャイナガル駅着。
連絡橋を渡ってネパール鉄道を見に行く。
〜つづく
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この旅行記へのコメント (2)
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- hidezouさん 2012/12/31 06:49:21
- Halonさんこんにちは。
又また超大作ですねぇ、毎回楽しみにしています。
何時か私もインドには言ってみたいと思っています、
ネックはインドの列車の予約が大変そうなのと、
インド人の厚かましさが問題かも知れません。
タイ人辺りでしたら何とか成るのですけれどねぇ・・・
しつこく付き纏われたり、嘘を付かれると怒りが・・・
まだまだ修行が足りないようでござる。(_ _,)/~~
Halonさんは現地の方を撮られるのが上手ですね、
私はとても苦手でして、コツとか有れば何時か御教授下さい。
来年は現地の方の笑顔を頂くようにしたいものです。
では良いお年を
hidezou
- Halonさん からの返信 2012/12/31 17:18:33
- それはもったいないでござる
- hidezouさん
いつもあそびに来てくださってありがとうございます。
列車の予約は最初の登録さえクリアすれば、あとは便利ですよ。
登録時に僕も1回しくじりましたが、ダミーのウェブメールを使ってなんとかリカバーできました。インドは僕にとってとても旅行しやすい国です。
インド人の厚かましさは人それぞれ捕らえ方があるでしょうね。
ニューデリー駅の前とかには旅行者を騙そうとする輩がたくさんいましたが、他ではあまり会ったことがありません。田舎に行っても声はたくさん掛けられますけどね。
インドは人の写真が取りやすいですよ〜
男性と子供は向こうから寄ってきますので。
女性は寄ってはきませんが、子供を撮らせてくれと言えば断られることはまずありません。そこでついでにお母さんも撮るパターンが多いです。
後は手足のアクセサリーを撮らせてもらった後に、ついでに顔も撮らせてもらうとか。
田舎に行くと、かざらない笑顔に出会えます。
ぜひインド旅も実現ください。
では良いお年を
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