2012/11/17 - 2012/11/18
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Halonさん
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11/17(土)
ラクシュミプルの土曜市に鉄道を使って出かけてみる。ラクシュミプルはコラプットとラヤガダの中間地点にあるが、このあたりの宿情報が事前に得られずコラプットから片道1時間半の鉄道旅となった。
ここで警察に拘束されそうになる。
たぶん二度と行くことはない街。でも一度は行ってみてよかった。
11/18(日)
今朝は市内の日曜市を見に行くが、その前に街の北側を散策してみる。
以前の日曜市は手狭になったのか、その北側に引っ越していた。
9日目
Koraput 7:00 ⇒ Laxmipur 8:30(18006 GN,61km,Rs25)18分延着
【ラクシュミプルの土曜市】
Laxmipur 13:40 ⇒ Koraput 15:03(58358 GN,61km,Rs10)27分早着
【PARAB二日目】
10日目
Koraput 16:30 ⇒ Rourkela 6:54(18108 SL,645km,Rs284)4分延着
【コラプットの日曜市】【ジャガナート寺院】
為替レート:Rs1=1.5円
東インド オリッサ 少数民族 山岳民族
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
6時50分ごろ、ホームに停車中のNo.18006 Koraput Howrah Expressに乗り込む。
コルカタから乗ってきた寝台特急の上り列車だ。
車内でドングリア・コンド族の女性グループを発見!撮影の同意は得られなかったが、向かいの席に座ることはできた。でもなぜこんなところに? -
引率のインド人男性によると、昨夜のPARABに呼ばれて夜の10時ごろからステージでダンスを披露して、これからチャティコナまで帰るところだった。彼女たちは16歳から30歳までの6人で、全員未婚。首に銀色のリングを4,5本ぶらさげて肩がこりそうだ。
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後ろ髪に刺したナイフを取り出して見せてくれた。昨夜はスポーツセンターで寝たとのこと。手荷物は無いので、ステージ衣装がそのまま普段着のようだ。鼻にリングを3つ着けているが、男は2つだけとのこと。男達はぞうりを履いているが、女性はみんな裸足だ。
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引率の男性はドングリア・コンド族の村に住み込み、彼女たちの教師をしているという。途中で刺繍入りの布を取り出し、防寒用にメンバーに配っていた。
彼女たちはヒンディー語はおろか、地方語のオリヤー語も分からず、独自のクイ語を話すそうだ。
顔の右側にまとめられた髪を持たせてもらうと、こんもりボリュームがあった。 -
8時半にラクシュミプル駅到着。駅前で客待ち中の乗合いオートリキシャーに乗る。中心部まで10ルピー。
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定期市の会場付近で降ろしてもらい、近くにいた男たちに地図上の現在地を確認する。
市場に通じる路地を歩いていたら、チラシを持った男に呼び止められた。「自分はコミュニストだ。カール・マルクス!」と意気込んでおり、なにやら物騒な雰囲気。刺激しないように頷いておいた。 -
土曜市はまだ準備中だったので、先に村はずれの寺に向かう。途中の水場では、いつもの朝の水汲み風景が見られた。
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寺は簡素なもので、まだシャッターが閉じていた。ほかの寺ではなかなか撮影できないご本尊様を撮らせてもらう。
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寺の裏手は民家もあまり見えないド田舎。
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帰り道で家の前にいたご主人から「まあ椅子に座れ」と誘われ、ちょうど入れたてのチャイをご馳走してもらう。
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樹齢の長そうなりっぱな樹があった。向かいの家のご主人が「菩提樹と同じ種類の樹」と言っていた。
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インド人は水浴びのあとはだいたいこのスタイル。トイレもハンドウォッシュだと後にしずくが垂れるから、このほうが便利なんだよなあ。
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お宅の壁は牛糞を混ぜた土でできていた。
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愛想のいい奥さんだが、ここでも子供はそっぽ。
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さらに数軒先でなにかのお祝いをやっていて、額にティラカを付けられる。結婚式かもしれないから後で覗いてみよう。
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やっと笑顔の子供に出会えた。
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このおばさんは隣人の家族を「撮れ撮れ」とやたらに煽る。おばさん自身にカメラを向けたらちょっと照れたような表情。
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南米のインディオっぽい少女もいた。
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道端のツボ屋。
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学校があったので覗いてみると、この子が招き入れてくれた。とはいってもお邪魔するのを躊躇していたら、男の先生が出てきて「どうぞ」と言って、校庭で椅子を勧めてくれた。
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子供達が集まってきて、あっという間に人だかりの中心に。それから質問ぜめ。
最後に集合写真を撮る。 -
授業が始まってからも「教室を見て下さい」と誘ってくれる先生。よく見ると手にマンゴージュースの殻を持っていた。ゴミを拾ったところだったのかな。
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教室に入るとみんな神妙な顔。
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でも最後は笑顔でお別れ。
先生から住所も聞いたことだし、珍しく写真を郵送してみるか。 -
イチオシ
こちらは学校の外でたむろしていた子供たち。学校に行ってないのか、それとも午後班か。撮る瞬間にいたずら坊主が仲間の頭に砂を降りかけた。
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通りの工房でアクセサリーのパーツを作る師匠と弟子二人。
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これから市場へ向かう人たち。
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この地域では、この鼻かざりがポピュラーなようだ。
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屋根まで人と荷物を満載したジープ。
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1970年建築にしては歴史を感じさせる建物。
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さっき校庭で会った女の子が再び登場。写真に写るのが気に入ってくれたみたい。
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女の子のお兄さんが「ぜひ話したい」と言って家に招いてくれた。ラクシュミプルの村にもカレッジがあり、そこに通っているそうだ。
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カラフルな洗濯物の中を牛と一緒に歩く。
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巨大な荷物。
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11時半、土曜市会場へ向ってみるとだいぶ人が増えていた。この市場ではサンダルを売る店が多い。裸足の人ばかりでサンダルが売れないのではなく、需要が多いようだ。
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この娘さんも裸足でやってきて、足の裏を手ではらってからサイズ合わせをしていた。
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顔に刺青のある女性がいた。初めてみるパターンで、この辺りに多く住むDesia Kondh族と思われる。
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サンダル屋の店主。
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生活必需品よりも多い腕輪を売る店。
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怪しげな薬屋。集まった地元民も怪しげに見ている。
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やっと自分にも吟味できる商品があった。ここの半透明の酒はスマトラ島で飲んだ椰子酒と同じ味で硫黄のような風味がする。ここではシャルピロースと呼んでいた。
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物憂い表情の娘さん。
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並べられたオレンジジュースを飲んでみる勇気はまだ無し。
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お昼を過ぎてお客さんはまだまだこれから増えるようだが、列車の時刻もあるのでそろそろ帰ろう。
と、そこで向こうから二人の警官が「ちょっと来い」と手招きをしている。素直さを全面に出して歩み寄ると、
「ここは外国人が一人で来てはいけない場所だ」と知らされる。ひえ〜、一気にまずい状況に。ここで拘束されてはコラプットに鉄道で戻れなくなる恐れも。
「もうこれからコラプットへ帰るところなんです。列車の時間がないし〜」と焦ってみせるが、若くて長身の警官は「分かるか、俺達は警察だ」と胸を張る。それは見りゃ分かる。
なかなか解放してくれず立ちつくしていると、もう一人の警官が
「時間が無いと言ってるぞ」と。
すると「う〜ん、よし行け!」と追っ払う手振り。
助かった!相手の気が変わらないうちに、そそくさとその場を立ち去る。 -
一本道をだいぶ歩いたところで、もうここまで来れば大丈夫だろう。だが駅へ連絡が入り拘束されたらどうしよう、などと不安はまだ残る。
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ラクシュミプル歩きに使った地図と歩行ルート(黄緑色)。緑色はオートリキシャー使用。
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帰りに乗るのはNo.58538 Visakhpatnam Koraput Pass。一昨日乗ったときも時間は正確だったから安心できる。今日も15分遅れで到着とインドでは合格点。
列車に乗ってしまえば一安心。車内はがらがらなので、シートを占領して途中から寝ていく。
15時過ぎ、一斉に乗客が降りるがコラプットまではまだ30分あるなと思いもうひと眠り、と思ったら、すでにコラプットに着いていた。なんと27分も早着。ここが終点とはいえ飛ばしすぎ? -
宿までは2.5キロあるが、この道はいつも相乗りできるリキシャーがうまく見つからず今日も歩く。いつも同じ道では芸がないので、今日は手前で道を曲がってみる。
途中に貯水池を経由して戻る。 -
夕食はチキンビリヤーニを食べにビリヤーニ・センターへ行くが、祭り会場に行っているらしく閉まっていた。やむなくいつものホテル・アンナプルナでマサラドーサ(Rs20)。
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向かいの女の子は12歳で良家の子女風。お母さんの同意を得て撮らせてもらったが、本人は状況が分かっていない様子。
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今日もPARAB会場へ。昨日よりさらに人出があった。コラプット市内の人はもとより近隣のジェイポールから来ている人達もいた。
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会場中央に作られた巨大な吉祥紋様。
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絨毯も売っている。
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ステージでは今日は催し物をやっていたが、先住民族の祭典というより町の学芸会という雰囲気で男の子の組体操やボディービル大会などあまり見る気がしない。
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南インドでも感じたことだが、インド人は演目が終わっても拍手をしない。時々個別には拍手をするのだが、終わりと同時に沸き起こることがない。ではそれで何も感じないかというと、それではあんまりだと思っている人もいるとみえて、演目が終わる度にPAから効果音の拍手が流されていた。
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スタジアム外には屋台村が出現していた。
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食券を販売して大規模にやっている。
それにしても会場から出るたびに土手を恐る恐る降りねばならず不便。 -
ステージに戻るといつの間にかオリッシーダンスが始まっていた。これはまあまあ。
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次のダンスが意外とよかった。
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最後に見たのは、なぜかラジャスタンダンス。はるばる呼ばれたようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=pTH4bLdQWyw -
ボーカルの男は再三ステージ袖に向って自分のマイクの音量を上げろと訴えていたが、がなり声が十分聞こえている。今日の中では一番盛り上がる演目だった。
10時半の門限までにロッジに戻る。 -
11/18(日)
今朝は市内の日曜市を見に行くが、その前に街の北側を散策してみる。いつもの水汲み風景。ここは壷二つ重ねがノルマ。 -
朝御飯を食べた店では蒸し器でイドゥリーを作っていた。南インドの食べ物はオリッサ州でもよく目にする。
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竹籠を編む集落。
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親子でまずまずの表情を見せてくれた。
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炊飯の準備中のようだ。
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コラプット市内にもAdivasi(先住民族)が暮らしていた。コラプットでは先住民が85%を占めるそうだ。
お婆さんから「孫も一緒に撮ってくれ」と言われたが、幼児は顔半分を火傷していてとても撮れずに断る。でも身内から見たらどんな状態でもかわいい孫。嘘でもいいから撮ってあげたほうがよかったかなあ。 -
標高880mのコラプットの朝は冷える。毛糸の帽子で防寒している子供をよく見かける。
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元気な子供たちが集まってきた。
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この女の子は笑顔にさせようとこちらが舌を出したら、その後ずっと舌を出して写ってきた。
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歯ブラシ代わりの枝は先が結構でかい。
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何の肉か分かりやすい肉屋。
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日曜市へ向かう途中の道路の両側で、大きめの市が立っていた。
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この男性からリクエストされて一枚撮る。
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この女性はマリ族だと名乗った。
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名前を聞いたら腕に書いた刺青を見せてくれた。腕に名前を書くようだ。
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横にいた人はゴール族という聞いたことのない民族だった。
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ショウガ、ニンニク、里芋、サツマイモなど今まで見かけなかったものが並んでいる。
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バススタンド近くの交差点はいつも先住民族が行きかう民族の十字路。
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みんないろんなものを頭に載せて運ぶ。
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こんな袋は手で持ってもよさそうだが。
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上級者でも卵にはさすがに手を添えている。
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きのう食べ損ねたチキン・ビリヤーニをやっと食べる(Rs60)。文句無しにウマい!
小さなスプーンで食べにくいとすぐに分かってくれて、普通の金属のスプーンを持ってきてくれた。 -
相席の女性は市内のカレッジ通いで経済学の本を持っていた。
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食後に頼んだCurd(Rs5)は水分が多くて物騒だなと思ったが、お腹は壊さなくてよかった。
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店を出るとき、「息子と話してやってくれ」と父親に言われて話を聞くと、「あなたの国のコインを持ってないか?」とのこと。「そんなこと聞くんじゃない」と直後に父親からたしなめられていたが、「コインはないけど」と財布の中から千円札を出して見せてやる。
コインのことは他のインド人からもよく聞かれるので、最近では千円札を財布に常駐させるようになった。「千ルピーとなら交換してやるよ」と言っているのだが、換えそうな奴でも「ほんとにいいのか?」と目を見て念を押すと「いや、やめとく」と答える。 -
最後にジャガナート寺院に参拝。
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くりくり目玉のジャガナートさま。
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今日は特別に参拝客が多いようだ。
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少数民族のおばさんまで来ている。さすがは土着の神だ。
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寺院の奥では無料の食事が配られていた。聞けば毎日やっているそうだ。
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寺からの眺め。
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チェックアウトするときにオーナーからハグされた。外国人が3連泊したのがよっぽど嬉しかったらしい。こんなことをされたのは初めてだから、気分よく宿を後にする。
「あっ!」500mほど歩いたところで大事なことを思い出す。デポジットの50ルピーを回収してくるのを忘れた!
でも今から取りに戻るかあ?せっかく気分よく出てきたんだ。チップということにするか。もし喧嘩別れでもしてきたのなら意地でも戻るところだが。
ちなみにこのオーナーが着ていた素材のベストはよく見かけた。 -
ペンキ塗りもサリーで行う女性たち。農作業もサリーのままだから当然なのだろうが、前当てくらいしたほうがよくはないか?
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16時30分発のNo.18108 Koraput Rourkela Expressに乗る。この列車は日本で予約するときに試しに下段寝台を確保していた。だが結果的には下段は好きなときに横になれないし、夜も周りの人から覗き込まれるみたいで落ち着かない。多少は窮屈でも上段の方がいい。
隣には親戚を訪ねた帰りという父子が座っている。検札のとき、一人30ルピーを追加徴収されていた。寝台が空いていたので、それを当てがわれたそうだ。
自由席券で夜に寝台車に乗る場合は要注意。混んでいる二等車両に乗ればそんな出費は不要だが、どちらを取るかだ。
コラプットでは30%だった乗車率も数時間後に100%になった。保線状態が悪いようで、振動音がうるさかった。
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