2012/11/11 - 2012/11/12
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Halonさん
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11/11(日)コルカタからオリッサ州の内陸部にあるラヤガダへ寝台車で移動。向かいの寝台に寝ている男性はもしかして日本人かと観察していたが、腕に赤い紐を巻いていたので違うようだ。あとで聞いたらネパール人で、インド軍に所属していた。
ラヤガダでは気に入った安宿を確保。
11/12(月)今日は列車でラヤガダの北79キロにあるアンボダラの村へ向かう。目当ては月曜定期市で目標は顔に網の目の刺青をしたKutia Kondh族に会うこと。
3日目
Howrah 21:35 ⇒ Rayagada 16:05(18005 SL,884km,Rs339) 20分延着
4日目
Rayagada 5:30 ⇒ Ambodala 7:10(18437 GN,79km,Rs29) 7分延着
【Ambodalaの月曜市】
Ambodala 14:10 ⇒ Rayagada 16:05(58527 GN,79km,Rs13) 115分遅発
GN:自由席 SL:ACなし3段寝台 1頭:特急 5頭:普通列車
SLの値段は予約手数料こみ
為替レート:Rs1=1.5円 Rayagadaの標高:230m
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 2.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
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-
3段寝台の上段は、SL車両の中ではもっとも隔離されていて気に入っているのだが、欠点は日中与えられる席が窓側ではないことだ。そこで車窓を撮りたいときには連結部にある座席に座ることにする。
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連結部には自由席切符の(あるいは無賃乗車の)乗客が床にしゃがんでいたりする。インドも11月の朝は結構冷え込み、みな頭から頬かむりしている。
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No.18005 Howrah Koraput Express
Howrah⇒Rayagadaまでの地図と時刻表 -
連結部の椅子に座っていた親子と仲良くなる(右の二人)。娘さんは電子工学専攻だそうだが、今日は父親同伴でフードなんとかという試験を受けに行くそうだ。インドの就活も間口を広げないといけないのかな。
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9時ごろに持参のお弁当を食べ初めた。「食べてみろ」と言われて一旦は断ったが、「じゃあ少し味見だけ」というとロティを丸1枚くれた。ぜんぜんスパイシーじゃなくアミノ酸もたっぷりありそうな日本人に合った味。
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列車のドアの外に貼られた寝台予約者名簿も一晩過ぎて破れかけている。この車両はKoraputまで行くのでSK1と表示。後部の数車両はSambalpur停まり。
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車窓には沐浴風景。
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12時54分、Saintala駅に停車。1時間15分遅れ。この辺から脇をはだけた民族衣装の人が出没し始める。
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車内にも刺青をした女性が乗り込んできた。この人は以前コラプットでよくみかけた鼻ピアスをしている。サングラスを褒めてから撮らせてもらう。
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車内販売はだいたいどれもRs10。計り売りのはRs5からくれる。「ランムージャナン!」と言って売りに来るこの食べ物は葉っぱのスプーン付。豆がちょっと固かった。
まぜまぜ系スナックは他にポップ米ベースやベビースターらーめんベースなどある。生オニオンやライムが好きな人にはオススメ。 -
サモサは二個でRs10のが多いが、ワンタンみたいな小型で4個Rs10や特大で1個Rs10のもある。
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途中の集落。
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16時25分、ラヤガダ到着。いつの間にか20分遅れにまで挽回していた。
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駅前通り沿いのホテルを覗いてみる。個室は満員でRs100のドミトリーなら空いていた。最悪はここでもいい。
南へ500mほど歩いた通り沿いに目当てのLodge Balaram Bhawanがあったが、地元の人が「部屋も値段もベスト」と言っていただけあって満室だった。 -
数軒先のSri Venkateswara Lodgeで一階のシングル(Rs100)を確保。
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共同シャワー、洗面所とトイレが部屋のすぐ前にあり、顔を洗う程度なら部屋のカギを閉めなくても大丈夫。シャワー室の床もきれい。ただしシャワーは水なので昼間の暖かいうちに浴びる。室内は狭いが棚も多く、明るい蛍光灯と電球も別にある。
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フロントもしっかりしていてオーナーもボーイも落ち着いている。パスポートを1日預けてコピーを取ってもらった。気に入ったのでここに4泊した。
満足度:70点。
他にトイレ、シャワー、TV付Rs200やTV付Rs150の部屋もあった。 -
2日ぶりにシャワーを浴びてすっきりしてから夕食に出かける。
街にはレストランが三軒ほどあったが、どこも夜は7時から営業でそれまでとても待てない。
高架下の屋台でカレースープをいただく(Rs10)。 -
ジャガイモカレーペーストの塊を少しずつ取り崩して暖めている。
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続いて南インドでもよく食べたバダと球形の揚げ物にチャトニーをつけて食べる(Rs10)。球形のほうには灰色の味の無い具が入っていた。
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露店でトマトを買う(500gでRs10)。ビニール袋ごと水で洗って自然乾燥してからかじる。それほど濃い味ではないが、日本のトマトよりは愛想のいい味。
喉がいがらっぽく少し脈が速いので、日本から持参の風邪薬を飲んで寝る。 -
4日目
暗いうちに宿を出て駅前ホテルの電飾に向って歩く。
5時半発の特急の自由席券を買う。この時間は客も少なく行列も2,3名。Rs29だったが、Rs1のお釣りはもらえず。この切符で寝台車に乗り込んでみる。 -
車掌が検札に来たが特に何も言われなかった。
向かいに座ったOLのガヤトリちゃんは切符を持っていなかったので、車掌から購入。無賃乗車はできないはずだと思うが地域によって違うのかな? -
ガヤトリちゃんは可愛かったが、写真は撮らせてくれなかった。代わりに車内販売のおばさんを撮る。
ガヤトリちゃんは勤め先の近くに部屋を借りて住んでいるそうで、明日はディワリだから実家にもどり家族とすごすという。
「ラヤガダ市内なの?じゃ、住所おしえて!」
「じゃあ書いて。Rayagada, Odisha state,...」
「はあァ?そんだけ?」それじゃ分からんじゃん。も〜ガヤトリちゃんったら! -
7時10分、アンボダラ着。7分遅れは優秀。早速、駅から南へ数百メートルの定期市広場へ。息が白い。多分13度くらいか。
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途中の民家にいたおじいさんもショールにくるまっていた。下に着ている服は夏と同じようだし、足元は寒々している。屋根瓦はどこも半円を交互に重ねている。
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市場はまだ準備中だった。おばちゃんが唐辛子やターメリックを小分けにならべていた。唐辛子はメッタ、青唐辛子はヘビメッタと名前を教えてくれた。
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タバコを売る露店も多い。
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ハーレクリシュナ信者のご夫婦。写真を撮ったら喜んでくれた。
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魚の干物を売る店も多い。
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アッチョというこの小魚は相当に苦いが噛んでいると味が出てくる。
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あとは壷屋が繁盛していた。
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カメラを持ってうろうろしていると、必ずこういう人が向こうからやってくるものだ。
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珍しがられて写真に撮られるのはお互い様だから、なるべく協力してあげる。
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9時を過ぎてだいぶ人通りが増えてきた。
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さて目標のクティア・コンド族はたくさん混じっているらしいが、顔に刺青をした人にはなかなか出会わない。この娘さんもクティア・コンドだそうだが素顔だ。連れの年配の女性は少しだけ顔に刺青があったが撮らせてはもらえなかった。
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お昼までは時間があるがここで間食。
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小汚い店だがここで食べたドーサがパリパリで、旅行中に食べたドーサでは一番美味かった(Rs10)。
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クティア・コンド族を見つけて撮らせてもらう。
結局この日はこの程度の刺青しか出会えなかった。きれいな網目の刺青は限られた地域の人たちなのかもしれない。 -
色とりどりの布売り。
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鼻輪や衣装に特徴のある人を選んで撮らせてもらう。
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鼻の先端に一個というのは珍しい。
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アフリカっぽい衣装の人も。
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露店の横に座り込んで訪れた人を撮る。
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カラフルなサリー。
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頭の数倍もある水がめ。中が満タンでも運べるかな?
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アンボダラ駅に戻って12時17分発のPassenger(普通列車)の切符を買う(Rs13)。特急の半額以下だ。15分後に乗車予定だったが、このあと延々2時間も待った。
この列車はいつも遅れる札付き列車で、二日後に乗るときも1時間近く待っても来なかった。 -
駅にいるとお付の者が現れて、どこにでも付いてきて世話をやいてくれる。彼もその一人。
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売店の男性から撮ってくれとリクエストを貰う。
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この後、店全体も入れてと言われてもう一枚。
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このお母さんもクティア・コンド族。
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鼻ピアスが一番シンプルだった。
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列車を待つ間、ベンチが日向に変わったので日陰を探して歩く。
14時10分にやっと列車が来た。 -
同駅から50人近く乗り込んだが、途中の駅からはがらがらになった。混んでいるときは人が座る荷台も今日はタバコの葉が載っている。
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駅の表示は英語にヒンディー語にたぶん一番上は現地のオリッサ文字だろう。
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車窓には微妙に傾斜した棚田が続く。
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宿に戻ると入口にお供えがしてあった。明日はディワリの日。
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歩いて5分のところに屋台が数軒あるのは助かる。きのうとは別の屋台でカリカリスナック入りカレースープ。ここのは珍しくRs15と高め(と言っても23円)。きっと自信があるのだろう。
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二食目はちゃんとした構えの店でプレーンドーサ。
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昼間のとは違ってモチっとしていた(Rs10)。
う〜む、それにしても軽食ばかりで毎日ろくなもの食ってないな。
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この旅行記へのコメント (2)
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- captainfutureさん 2012/12/08 16:22:16
- やっぱりインドはいいですね♪
- 改めて1、2編、冒頭の地図に何度も戻りながら興味深く拝見しています。
ホントにちょうど行った時期が同じでしたね。しかもお隣の国、都市。
さすがMU便、3回も乗り換え。でもドラマがそれぞれにあって、それはそれで楽しそうです。
「預け荷物は無くて」って、3週間行って荷物はあれだけだったんですか!さすが旅慣れている人は違う。
>もうこの安全地帯へは帰国日まで戻れない。
ああ、この感覚。一度味わうと止められないんですよね。海外旅行は麻薬のようだとは良く言ったものです。
さりげなく撮っているようで、実は結構周囲とのタイミングを計りながら撮られているなあと拝察しています。
構図など見事だなあ、一枚一枚撮るのに結構時間を掛けているんだろうなあと想像しながら見ていました。
インドでも逆に撮られるということがあるんですね。バングラも相当なものでした。
あちこちの味覚をつまみながらで、楽しそうです。アッチョの干物、あれも美味そうですね。
オリッサ州とビハール州、インドでもきっと穴場的なところなんでしょうか。
実はアムリトサル経由ラホール、その後デリーへ戻るルートをいつかはと思いながら計画していたのですが、まだ実践できていません。
Halonさんの見ていると、祭りと定期市など盛り沢山のインド東部もいいなあと思ってきました。
続編のディワリ祭、楽しみにしています♪
- Halonさん からの返信 2012/12/08 18:21:09
- RE: やっぱりインドはいいですね♪
- 荷物は病的に減量を進めております。旅を重ねる毎に少なくなってきました。
あとは方針ですかね。軽量化最優先のために犠牲になっていることもいろいろと、、、
「ロストバッゲージに遭ったあとに旅を続けている感覚」で旅しています。
最近は荷物が軽すぎて、持った瞬間不安になるときがあります。
> ああ、この感覚。一度味わうと止められないんですよね。
毎回このときがたまりませんね。ワクワクする瞬間です。
ビハール州はインドでも最貧州でバスジャックなども多いそうです。
オリッサ州はインドの少数民族が一番集まっていて、中国でいう雲南省みたいに捉えてます。
二つの州に共通するのは貧しさゆえに共産勢力ナクサライトの活動が盛んなことで、奥地に行くときは注意が必要です。その点ネパールとも重なる気がします。どちらも魅力的なんですよね。日本の旅行会社のツアー先にもなっています。
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