2012/10/27 - 2012/10/27
5268位(同エリア10378件中)
kojikojiさん
- kojikojiさんTOP
- 旅行記1760冊
- クチコミ1205件
- Q&A回答73件
- 3,462,250アクセス
- フォロワー169人
この日は週末金曜日の宿泊でしたのでニューグランドもモントレも予算には当て嵌まらず、横浜スタジアム前の東横インの滞在になりました。土曜日は休みだったので早朝から日本大通りの建築散歩です。この辺りも馬車道に続いて初めて来た所なので新鮮な気持ちで散歩できました。朝早く観光客も皆無だったのも良かったです。一番印象に残ったのは「横浜市開港記念会館」ですね。東京駅によく似た赤いレンガと花崗岩のコントラストが美しい辰野式フリークラシックと呼ばれる建物です。内部も見学できたのですがコスプレのフェアか何かが開催されていてホールの中に入れなかったのが残念です。この日は開港記念会館と神奈川県庁本庁舎と横浜税関を見学したので俗に言う横浜三塔を制覇したことになります。今となっては周りにビルが建ち目立ちにくくなっていますが、建った当時は他に目立つ建物が無く、横浜港に入港してくる船の目印になっていたそうです。塔の愛称は入港する船の外国人船員達がトランプのカードに例えて名づけたそうです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
-
みなとみらい線の日本大通り駅には初めて降り立ちました。深夜だったので周辺は人通りも無く殺風景でしたが、ホテル方面に向かうと中華街の北門である玄武門のすぐ脇でした。東横インは寝るだけでしたので可も無く不可も無くでした。
-
翌朝は仕事まで時間があったので早めにチェックアウトして周辺を散歩しました。すぐ隣は再建されたストロングビル。もとはイギリスの貿易会社の日本支社だったそうです。1938年に横浜出身の矢部又吉さんによる設計で、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階の建物だったそうです。戦前のオフィスビルの遺構としてドラマ「私立探偵 濱マイク」のロケにも使われたそうです。現在の低層階部分は再現されたものですが一部再利用された部分もあるそうです。今度はダイワロイネットホテルにも泊まってみることにします。
-
横浜スタジアムの前の横浜公園から伸びる日本大通りの角に建つ「旧日本綿花横浜支店」のビル。スクラッチタイルの美しい昭和初期の建物です。戦後米軍に接収された後は大蔵省の財務事務所や仮の横浜地方裁判所を務め、現在は閉鎖されているとのことです。
-
ファサードは辛うじて往時のアール・デコの意匠が残されています。
-
更に日本大通りを大桟橋方面に向かうと「横浜三井物産ビル」日本初の鉄筋コンクリート建築だそうです。遠藤於菟(えんどうおと)という建築家が設計したそうです。
-
迫り出した軒装飾がウィーンでよく見掛けるようなセセッションやアール・ヌーヴォーの建物を思い出させます。
-
シンプルなデザインの建物ですが、シンメトリーを意識して写真を撮ってみると建物の持つ美しさがよく分かります。
-
お隣は「横浜情報文化センター」の前には新聞少年のブロンズ像があります。ここには日本新聞博物館が入っていたと思い出させます。
-
古典様式にアール・デコを加えたとても美しい建物です。1階には「アルテ・リーベ」というレストランが入っています。円柱の装飾と化粧梁の美しいお店でした。昨年は中欧の歴史的なカフェ巡りをしていたのを懐かしく思い出しました。Wiener Kaffeehaus und Musikrestaurant とありましたが外から見る限りウィーンの街角にあってもおかしくない店だと思いました。
-
今度泊りがけで来ることがあれば妻を連れて来たいなと思いました。さすがに仕事中にはここまで足を伸ばせません。土曜日の朝は散歩する地元の方をたまに見掛けるだけで気持ち良く散歩できます。
-
正面のファサードは一転してとても重厚です。
-
正面から左右対称に撮ってみます。ソニーのNEXの広角にコンバーターを付けて16ミリでこんな感じです。建物を撮るのには広角レンズは必須です。昔イタリアとスイスを2か月旅行するときにアルプスの写真を撮るために24ミリの広角レンズを持参しましたが、一番役に立ったのは狭い路地にある教会や建物を撮る時だったことがあります。
-
朝早いので扉は開いていませんでした。この日は仕事が無いのでこの辺りを散歩して家に帰るだけですので後で戻ってくることにしました。
-
2階にはカフェ・ドゥ・ラ・プレス、新聞博物館に由来した店名ですね。
ここもオシャレなフレンチカフェですので、仕事の合間にでも来てみましょう。昨年はパリのカフェ巡りもしましたので妻を連れて来たいものです。 -
通りを挟んだ反対側には「横浜地方・簡易裁判所」
-
県庁庁舎と同じスクラッチタイルが美しいです。
-
ルスティカ積みの花崗岩の重厚なファサードです。
-
特徴のあるアーチです。
-
写真を撮るのはいいですがお世話にはなりたくない所ではありますね。
-
土曜の朝は人通りも車も少なくて気持ち良いです。
-
「横浜市開港記念会館」横浜開港50周年を記念して市民に資金を募り、設計も公募して建てられた大正時代の建築です。
-
赤レンガに白い花崗岩がアクセントになり辰野式フリークラシックと呼ばれる美しい建物です。
-
森山松之助が設計した台湾総統府の建築にも良く似た印象を受けます。そろそろ台湾の日本統治時代の建築も見に行かなければと思っているのですが、なかなか他に行きたい所が多くて叶っていません。
-
早朝散歩なのでまだ開いていません。周辺を回ってからもう一度戻ってくることにします。
-
そうここは岡倉天心の生誕地でもありました。
-
記念会館の外部を廻ってみます。
-
街燈も美しいデザインです。
-
横浜にこんなにたくさんの明治大正昭和の名建築が沢山あったのは最近知りました。仕事で横浜に泊まることが無ければ早朝から建築巡りもしなかったと思います。
-
「住友銀行横浜支店」アメリカのトロウブリッジ&リビングストン建築事務所の設計だそうです。
-
イオニア式の付け柱が美しい建物です。
-
当然ながら土曜日の早朝に開いている訳がありません。
-
時間が止まったように人も車も見えません。
-
綜通横浜ビル(旧本町旭ビル)は昭和5年、1930年の建築だそうです。
-
タイル装飾が美しい印象に残る建物です。
-
通りの反対側から引いて記念会館の全景を眺めてみます。
-
東京駅にも似ていますね。建築当時の流行だったのでしょうか。
-
大きな窓も美しいです。
-
オルセー美術館に似ていると言ったら言い過ぎですかね。
-
交差点の対角線からの眺めです。横浜三塔と呼ばれるこの周辺にある建物のうち、開港記念会館のはジャックの塔と呼ばれているそうです。
-
そしてキングの塔を持つ神奈川県庁をグルリと廻ってみます。
-
英文のプレートが何か横浜っぽいですね。
-
神奈川県庁の正面です。雰囲気は国会議事堂や中国の長春(新京)に多く見られる帝冠様式も感じさせます。
-
重厚で美しい建物です。
-
アール・デコの美しい照明も見られます。
-
月に一回公開日があるので今度はそれに合わせて来てみたいと思います。
-
日本大通りを挟んだ反対側には「横浜開港資料館旧館」旧館とあるように隣には新しい資料館があります。
-
朝早いのですが門が開いて、通り抜けられると言う事なので中に入ってみます。
-
建物を覆う蔦がとても綺麗です。
-
雰囲気が上海で泊まった瑞金賓館を思い出させました。
-
正面入り口はコリント式の円柱が美しい建物は18世紀の英国のジョージアン様式ですが、建てられたのは1931年と昭和になってからだそうです。
-
敷地を通り抜けると開港広場に出ます。
-
広場の奥には「横浜海岸協会」がひっそり佇んでいます。日本で最初のプロテスタント教会だそうです。
-
教会の尖塔の庇は日本風な印象を受けました。
-
ビルの陰になって少し可哀そうな感じもします。
-
広場には秋草も咲いていました。
-
この辺りは街路樹がとても綺麗です。
-
開港広場の全景。散歩を続けます。
-
大桟橋方面に進むと「横浜貿易協会ビル」スカンディアという昔からのレストランが入っています。
-
海岸通り1丁目1番地の商業ビルを抜けると「横浜税関庁舎」
-
山下臨海線プロムナードを少し歩きます。たくさんの象が並んでいます。
-
「横浜税関庁舎」の塔はクイーンの塔と呼ばれています。この1時間で一応三塔を制覇したことになります。
-
部分を切り取ってみるとイスラム風の建物に見えるから不思議です。
-
ここから一度「横浜市開港記念会館」へ戻ります。
-
10時を過ぎていたので内部を見学させていただきます。特に手続きも無く利用中のホールなどには入れませんが、エントランスやロビーは自由に見学できます。ボランティアの方に説明を受けている方もいらっしゃいました。
-
数年前に旅順・大連・瀋陽・長春・哈爾濱を旅したことを思い出しました。
-
日本に関連する建物をメインに見てきましたが各地に残る旧ヤマトホテルのエントランスを思い出される雰囲気です。
-
瀋陽と哈爾濱の旧ヤマトホテルはノスタルジックで良かったです。
-
また機会があったら中国東北部を再訪したいですね。哈爾濱の氷祭りもよさそうです。寒さがどれくらいか分かりませんが。
-
この階段は旧満鉄本社を思い出させます。
-
朝表から見えたおおきなガラス張りの部分は階段室でした。表に神奈川県庁のキングの塔が望めます。
-
北東に面しているので陽が当たらない分開港を大きく取ったのでしょう。
-
階段の手すりも木製の重厚なものです。
-
2階ホールのステンドグラスと表側のガラス窓を望みます。
-
ステンドグラスは昭和2年の竣工以来80年が経過し痛みがひどくなったので150周年事業として修復が行われました。この時に修復工事に関われたのが平山健雄さんとのことです。こちらは「呉越同舟」の図。
-
こちらは「箱根越え」の図。
-
よく見るとカゴに乗っているのは西洋人のようです。
-
呉越同舟なのか大井の渡しなのか?
-
横浜市のシンボル「ハマ」のマークが中央に据えられ、左右に鳳凰がマークを支えます。
-
表に面した大きな窓から光が入るのでステンドグラスが映えます。こちらは東南の面しているので光が入ります。
-
この階段を見た瞬間に旅順の博物館を思い出しました。近年日本人でも簡単に行くことが出来るようになりましたが、以前は手続きが大変だったようです。階段室に同じような螺旋階段がありました。
-
こちらからもキングの塔が望めます。
-
会議室が並ぶ2階の奥側のホールです。
-
宇野沢組ステンドグラス製作所作です。大正12年の関東大震災により焼失しましたが、昭和2年、当初のものを尊重して復旧されたそうです。。日本のステンドグラスの歴史上、非常に価値の高い作品として貴重なものとの事です。
-
玄関ホールからとは別の入り口(ベンダーの置かれたエントランス)から直接入る事が出来る部屋で、大事なゲストなどを迎えていましたそうです。
今でも隣接する神奈川県庁の知事が貴賓客を迎えたりする場所として使われるそうです。 -
細かい意匠が素晴らしいです。
-
ステンドグラスのある階段を降りてみます。
-
裏側のエントランスホールも素晴らしいデザインです。
-
現在は出入りは出来ず、ベンダーが置かれた休憩スペースのように使われています。
-
名残惜しむように外観を眺めておきます。
-
このドームの辺りも近年になって修復され往時に近い状態に戻ったようです。
-
さて朝一番で外観を眺めた情報文化センターに戻ってみます。
-
門柱に設けられた明り取りが印象的です。細かい装飾も施された見事なゲートです。
-
とても美しいステンドグラス状の照明器具も残っています。
-
この時間なら建物も開いていて美しい階段室も見られると思ったのですが、秋の結婚シーズンの週末だったため、記念写真の絶好のポイントでもあるらしくロープパーテーションで仕切られて中には入れませんでした。
-
情報文化センターの奥は新聞博物館になっています。横浜は日刊新聞発祥の地でもあるそうです。ホールに鎮座する往時の印刷機械ですが、巨大です。
-
開港資料館にももう一度立ち寄りました。
旧館だけは自由に入れたので内部を見学させてもらいます。
資料館は似たようなところがたくさんあるのでパスしました。 -
自由に見学と言っても各部屋の中は見られません。
-
文久3年の薩英戦争で亡くなった英国将兵を悼む銘板が廊下に嵌められています。
-
領事館時代は待合室だったホールは休憩室として使われています。
-
電話室も趣がありました。壁のタイルがきれいです。
-
また港に近い方へ戻ります。正面は海洋会館。ここも古い趣のあるビルです。雑貨店や建築事務所も入っていました。
-
赤レンガ倉庫方面を望みます。時間があるので馬車道辺りまで散歩を続けることにします。
-
古い建物を改装した家具や雑貨の店がありました。
-
京都などもそうですが、街自体に力があるといろいろな商売が成り立って行くような気がします。
-
横浜もそんな力のある街だと思いました。
-
この建物の前からプロムナードへ登れるので高い所から横浜散歩と洒落込みます。
-
10メートルくらい高くなっただけで景色が違って見えます。
-
横浜税関も内部の見学ができるようですがパスしました。
-
大型船が停泊していないので大桟橋の形がよく分かります。
-
横浜の三塔を同時に見ると願いが叶うと言われているそうです。そんな場所に行ってみました。50過ぎると家族の健康と自分の健康くらいしか願いはありません。
-
赤レンガ倉庫を目指して進みます。
-
大桟橋はまたの機会にします。
-
臨海線プロムナードの象の鼻テラスと呼ばれる辺り。何で象の鼻かというとこの辺りにあった堤防の形が象の鼻に似ていたからだそうです。
-
赤レンガ倉庫に到着しましたが週末はいろいろなイベントが開催されているようでテントがたくさん並んでいて写真を撮るには不向きでした。
また日を改めることにします。 -
大桟橋とシーバス。後ろにはベイブリッジも望めます。
-
海上保安庁の巡視船。とかく領海問題が取りざたされる今日この頃、頑張っていただきたいです。数年前函館の海岸で知りましたが「海のもしもは118番」陸上のもしもは110番か119番ですが海難事故は118番で繋がるそうです。
-
休日でもこちら側は人も少ないです。
-
赤レンガ倉庫に来るのも初めてでした。昨年フランスのナントでラ・マシーン・ド・リルを見に行った時に横浜開港150周年のスパイダーの事を思い出し久し振りに横浜に行こうと思っていたのですが。
-
ナントの造船工場跡のラ・マシーン・ド・リルの工房を思い出させる雰囲気があります。
ラ・マシーン・ド・リルはこんなところでした。
http://4travel.jp/traveler/koji0714/album/10628742/ -
横浜税関のジャックの塔を見返しながら先へ進みます。
-
馬車道へ戻る手前の橋からはランドマークタワーが綺麗に見えました。
-
横浜には昭和の臭いのする屋形船もあるのですね。仕事の打ち上げで使えそうです。
-
横浜第2庁舎まで戻ってくると馬車道駅はもうすぐです。
-
長い一日もこれで終わりです。
-
どこからみなとみらい線に乗ろうと考えていると旧第一勧銀、バンカート1929の建物が開いていましたので寄ってみました。
-
先日テレビを見ていたらイモトアヤコがここでロケをした場面が出ていました。ここを美術館と見立てる場面で「ここは美術館です。」と言った後に「そんなのはわかってんだよ。」と言い返されその場で刺殺されるという10秒ほどの出演作があったそうです。もちろんイッテQに出演する前ですが。
-
1か月ほど前に来た時は閉まっていたので覗いてみます。
中には数人の人がミーティングをしていたので邪魔にならないように。 -
写真だけ1枚。凄い立派なホールです。
-
この後反対側のインフォメーションに行ってみるとこの土日に横浜周辺の建築事務所やデザイン事務所を見学できるイベントがあったようです。何組かの学生さん資料をもらっていましたが、仕事で毎日のようにデザイナーと打ち合わせしているので資料は貰いませんでしたが、面白い企画だなと思いました。そんな企画が出来るちょうど良い大きさなんでしょう。横浜という街が。
-
何となく横浜の街や歴史が少し分かってきた感じがした長い一日でした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2012 横浜の旅
-
横浜を訪ねて(1)50年振りの氷川丸
2012/09/15~
横浜
-
横浜を訪ねて(2)馬車道通り周辺 神奈川県立歴史博物館(横浜正金銀行)
2012/10/14~
横浜
-
横浜を訪ねて(3)日本大通りから馬車道へ 横浜市開港記念会館
2012/10/27~
横浜
-
横浜を訪ねて(4)横浜の夜景散歩
2012/10/29~
横浜
-
横浜を訪ねて(5)スマートイルミネーション
2012/10/31~
横浜
-
横浜を訪ねて(6)みなとみらいの夜景
2012/11/01~
横浜
-
横浜を訪ねて(7)日本丸総帆展帆
2012/11/04~
横浜
-
横浜を訪ねて(9)山手洋館巡り
2012/11/04~
横浜
-
横浜を訪ねて(8)35年振りの港が見える丘公園
2012/11/04~
横浜
-
横浜を訪ねて(10)ニューグランドホテル本館
2012/11/04~
横浜
-
横浜を訪ねて(11)中華街で上海蟹に酔う
2012/11/04~
横浜
-
横浜を訪ねて(12)横浜美術館
2013/03/04~
横浜
-
横浜を訪ねて(13)三溪園 観梅
2013/03/05~
本牧・根岸・磯子
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2012 横浜の旅
0
130