2012/11/04 - 2012/11/05
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kojikojiさん
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この週末は日本丸の総帆展帆を見に妻を連れて横浜へ出掛けました。ネットで調べるとこの11月4日が300回目の記念だったようです。みなとみらい駅から降りてくるともう展帆はほぼ終わっていました。1時間掛けての作業だったようです。出来上がった所をぐるりと一周して見学して、展帆で中断された内部見学が再開されるのを待って船上に上がりました。やはり帆船は帆を張られた状態の方が美しいですね。
内部の内装は銘木を使った美しいものですが、同じ年の竣工した氷川丸の豪華さは、航海練習船には見られませんでした。見学出来る範囲は少ないのですぐに表に出てしまいました。入場券は併設されている「横浜みなと博物館」の含まれているので記念式典を横目に博物館に急ぎます。入り口では海上保安庁の職員の方が灯台の紙模型を配っていました。面白そうだったので何種類かいただきました。一緒にいただいた「のぼれる東大15基」や「航路標識のはなし」はとても面白い本でした。今年は日本の沿岸が騒がしい年でしたので海上保安庁の方々には頑張っていただきたいものです。博物館は館内撮影禁止なのが残念でした。企画展は別料金で200円でしたが「魅惑の日本の客船ポスター」は非常に面白いものでした。過去に大阪港から釜山や上海へ行ったり、大連港などへ行った経験があったからかもしれません。
ノスタルジックな気分にも浸れました。この日はニューグランドに宿を取っていたので、できれば海から山下公園に入りたいと思っていました。インターコンチの先のぷかり桟橋からシーバスに乗るつもりでしたが意外に便数が少なく40分ほど待たなければなりませんでした。ちょうど桟橋の2階にレストランがあったのでここで昼食にしました。混んでいましたが時間が無い旨を伝えるとすぐに出来るカレーを薦めて、船に間に合うようにサーヴしていただけました。さすがインターコンチの経営です。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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みなとみらい駅を出るとランドマークタワーがお出迎えです。
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11月だと言うのにポカポカ陽気でカヌーを楽しんでいる人もいます。
妻のシーカヤックデビューはこの春のハロン湾でした。約1時間ヒーヒー言いながら漕いでいたのを思い出してにやけていたら睨まれました。 -
日本丸メモリアルパーク全景。
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総帆展帆の作業はもう終わりかけていました。
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眩しいくらいの日差しです。
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先日の夜景も良かったですが、帆を張った姿は更に優雅です。
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死後の帆が張られてゆきます。
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ボランティアの方々が総帆展帆を手伝っているそうです。
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記念写真。
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帆走する姿は本当に綺麗だったと思います。
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1930年に2艘が竣工し、一艘は日本丸もう一方は海王丸と名付けられたそうです。海王丸は富山港に現存し、こちらも総帆展帆をしているそうです。
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イチオシ
海の貴婦人と呼ばれたのも頷けます。
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ランドマークタワーと一緒に収まりました。
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総帆展帆の作業が終わりボランティアの方が整列します。
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船首の方は一番いい場所ですね。
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左舷と右舷敬礼をして手を振ってくれます。
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昔ヴェネツィアでレガッタストリーカと言うお祭りを観た事がありますが、観客が拍手をするとオールを真っ直ぐ立てて応えてくれたのを思い出しました。かっこいいです。
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総帆展帆の作業中は当然船内の見学は中断されていましたが、作業終了と共に再開されましたのでチケットを買って 乗船してみます。
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帆船は帆が張られている方がリアルですね。日差しを受けて白い帆が綺麗です。
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再開直後なので操舵室は混み合っていました。が、帆が邪魔して前方が肉眼で確認できません。
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こんな日差しの中を本当に航海してみたいものですね。
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意外に狭い操舵室でした。
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海からの風を気持ち良く帆に受けています。
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ランドマークタワーに引けを取らない存在感です。
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甲板は自由に歩くことは出来ません
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帆走だけではなくエンジンも積まれているので小さいながらも煙突があります。高さが低く抑えてあるので帆船としての美しさを損なわないのだと思います。
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シュラウド下部には大型の横帆をセットする重たいギア(ロープ)の他、主に横帆を絞帆するのに使うギアがそろいます。
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マスト周りには比較的荷重のかからないギアが集中しています。
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マストから横にのびる棒は横帆が取り付けられるヤードで、開く角度はブレースと呼ばれるロープで調整して風向きに合わるそうです。
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これだけ風を受けても動かないのですからちょっと寂しい感じもします。
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船首から船尾方向を望みます。
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フォアマストとランドマークタワー。
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船内に飾ってあった写真。往時はこんな風景が横浜でも見られたのでしょうか。
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訓練船なので氷川丸のような豪華さはありませんが、三等くらいの設えではありそうです。
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竣工から80年以上経っても階段の真鍮はピカピカに磨いてあります。
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12名の機関部員の長だった操機長の部屋。小さな丸窓だけなので南洋辺りではさぞ暑かったのでしょうか。扇風機が必要だったのでしょう。
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6名の調理員室。白い長靴が厨房スタッフの部屋を感じさせます。
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医務室。昔の病院で見掛けた消毒器が置いてあります。子供の頃の注射の記憶が甦ってきます。何となく消毒用アルコールの臭いが記憶と共に鼻腔に蘇ります。
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大きな操舵輪が飾られてあります。
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全速前進!!取り舵一杯!なんて声が聞こえて来そうです。ちなみに取舵は左、面舵は右、英語では取舵は船が着岸する側なのでポート、面舵はステアボ−ド
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丸窓ときれいに塗られたパイプと赤いバルブが印象的です。
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右舷から左舷へフロアを一周してきました。
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迷路のような船内を歩き回ります。
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ロープで文字が書かれていますが、1本のロープと言う事は一筆書きです。
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お見事です。
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明り取りの窓からマストが望めます。
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明るく広い部屋は。
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食堂室でした。この辺りも氷川丸と比べると違いがあって面白いです。横浜に来たら二つの同じ時期に竣工した船を乗り比べると面白いです。
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この辺りは高級感のある内装になっています。
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氷川丸の2等客船のフロアくらいのグレードでしょうか。
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船長の公室。停泊時は応接室にも使われたそうです。
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こちらはエアコン完備です。
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こちらも先の部屋よりは内装も板張りから絨毯に変わり、空調もあります。
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航海練習船でも飾り毛布の習慣があったのでしょうか。
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簡単な飾り毛布ではありますが。
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天井にステンドグラスのある食堂兼会議室です。
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上級船員の食堂兼会議室の天窓から陽光が差し込めば、北極星・南十字星・北斗七星と共に、総帆展帆して航行する日本丸の姿のステンドグラスが仰ぎ見られます。
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とても綺麗です。
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華美ではありませんが良い木材を使った落ち着きのある部屋です。
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赤い絨毯が延々と続きます。
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こちらの階段はさらに豪華です上級船員のエリアと分かります。
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3時半からと9時からの赤いラインは何を意味するのでしょう。
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ロープを伝わってランドマークタワーに登れそうです。
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操舵輪とコンパス。コンパスに水が入っているのは水準器の役目もあるのでしょうか?
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船尾から船首側を望みます。
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後ろから眺めるとマストから横に伸びるヤードやシュラウドの上の半月型のトップ台、ギアと呼ばれる数々のロープが手に取るように分かります。これも総帆展帆だから観られるものでしょう。
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豪華な階段室です。
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神戸の川崎造船所で造られた証の真鍮プレートも輝いています。外国の帆船だと鐘に船名を書いたものをよく見掛けました。
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天気も良く寒くも無く総帆展帆を見学できて良かったです。
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美しく巻かれたギア。
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300回の記念式典の後、昼過ぎにはまた1時間かけて帆を畳む作業があります。
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時間の無い観光客は同じチケットで見られる「横浜みなと博物館」へ。日本丸だけのチケットは無いので抱き合わせ商法みたいです。内部は撮影禁止なのでここまで。常設展の先に別料金で特別展示されていた往年の郵船や商船のポスターはノスタルジックでとても良かったです。特に韓国航路や中国航路は自分でも経験があるので尚更です。
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歩いてインターコンチネンタルホテルへ。独特なフォルムの建物ですが、一番狭い所から撮るとこんな感じでした。
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ホテルが目的だった訳では無く、ホテル前のぷかり桟橋からシーバスに乗るつもりでした。
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ここの桟橋の建物を見たい気持ちもありました。
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チケットを買おうとすると山下公園行は40分後でした。ただ待っていても仕方ないので上の階のレストランで船に乗る旨を説明して食事ができるか尋ねました。スタッフの方は非情に丁寧に応対して下さいました。
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かなり予約で席が埋まっていましたが、空いているテーブルを片づけて席を作ってくれました。時間的に可能なのはカレーだったのでビールと一緒に注文しました。
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喉が渇いていたので美味しかったです。ビールを一気に飲んで少し酔っぱらったかと思ったのですが、よく見るとこの桟橋は海に浮いていました。だからぷかり桟橋だったのかと感心。
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お腹が空いていたので一気にいただいてしまいました。
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少し甘めのシーフードカレーでした。ホテルのカレーみたいだねと話しておりましたが、お勘定時にインターコンチの経営と知って納得。接客も良い訳です。短い時間でしたが気持ち良くお昼がいただけました
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食事の余韻に浸っていたらお勘定を席まで持って来ていただけました。急がなければならないのを忘れていました。お礼を言って桟橋に急ぎます。
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船は結構混んでいましたがここで降りる方も多く無事座れることが出来ました。と言っても山下公園まではいくらも掛からないのですが。楽しいミニクルーズでした。
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