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抜けるような青空に誘われ、港町横浜を訪れた。山下公園にある氷川丸と横浜マリンタワーが、12月25日で営業を終了すると聞いたので、お別れがてらに久しぶりに足を向けたのだ。2年ぶりの横浜。また少し風景が変わったようだが、まだ港町らしさも残っていた。<br />※氷川丸と横浜マリンタワーは、営業を再開しています。<br /><br />(2023.12.24 投稿)

晩秋の港町横浜を歩く

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2006/12/02 - 2006/12/02

261位(同エリア9499件中)

旅行記グループ 【相模国】

16

50

旅猫

旅猫さん

抜けるような青空に誘われ、港町横浜を訪れた。山下公園にある氷川丸と横浜マリンタワーが、12月25日で営業を終了すると聞いたので、お別れがてらに久しぶりに足を向けたのだ。2年ぶりの横浜。また少し風景が変わったようだが、まだ港町らしさも残っていた。
※氷川丸と横浜マリンタワーは、営業を再開しています。

(2023.12.24 投稿)

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
3.5
交通
4.0
同行者
一人旅
交通手段
JRローカル 徒歩

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  • 今回は、桜木町駅から散策開始。駅を出ると、ランドマークタワーが聳えている。多くの人は、これが横浜の風景と思うだろうが、横浜で暮らしたことがある者にとっては、こちらのほうが異端である。

    今回は、桜木町駅から散策開始。駅を出ると、ランドマークタワーが聳えている。多くの人は、これが横浜の風景と思うだろうが、横浜で暮らしたことがある者にとっては、こちらのほうが異端である。

  • まずは、そのランドマークタワーの下にある日本丸メモリアルパークへと向かう。帆船と高層ビルと観覧車。みなとみらい地区は、新しい横浜の風景となった。

    まずは、そのランドマークタワーの下にある日本丸メモリアルパークへと向かう。帆船と高層ビルと観覧車。みなとみらい地区は、新しい横浜の風景となった。

  • 日本丸の近くまで行くと、その船体の白さがまぶしかった。青い空に映えて、とても美しい。

    日本丸の近くまで行くと、その船体の白さがまぶしかった。青い空に映えて、とても美しい。

  • たまには見学してみようと思ったのだが、なんと、この日に限って臨時休業。仕方が無く、外から眺めるだけで我慢する。それにしても、帆船と超高層ビルは似合わない。

    たまには見学してみようと思ったのだが、なんと、この日に限って臨時休業。仕方が無く、外から眺めるだけで我慢する。それにしても、帆船と超高層ビルは似合わない。

  • とりあえず、臨港線の線路敷跡を利用した遊歩道『汽車道』を歩くことにする。そこは、開港プロムナードの一部となっている。汽車道は、昭和40年(1965)に延伸開業した東海道本線貨物支線高島線の廃線跡である。港第一から港第三までの三つの橋梁と人工島で出来ているそうだ。

    とりあえず、臨港線の線路敷跡を利用した遊歩道『汽車道』を歩くことにする。そこは、開港プロムナードの一部となっている。汽車道は、昭和40年(1965)に延伸開業した東海道本線貨物支線高島線の廃線跡である。港第一から港第三までの三つの橋梁と人工島で出来ているそうだ。

  • 平成元年(1989)に行われた横浜博覧会の際に、この廃線跡を利用して『横浜博覧会臨港線』が運行されていたのが思い出される。

    平成元年(1989)に行われた横浜博覧会の際に、この廃線跡を利用して『横浜博覧会臨港線』が運行されていたのが思い出される。

  • 第二橋梁からは、万国橋が望める。橋の辺りも、もうすっかり秋色だ。

    第二橋梁からは、万国橋が望める。橋の辺りも、もうすっかり秋色だ。

  • 港三号橋梁の先には、ナビオス横浜がある。額縁のように空いた空間の向こうには、赤レンガ倉庫が見えていた。港三号橋梁は、臨港線に架けられた他の2つの橋梁とは違い、元はすぐ近くにあった生糸検査所への引込み線に架かっていた『大岡橋』の一部を縮小して移設したものである。形が違うのはそのためだ。

    港三号橋梁の先には、ナビオス横浜がある。額縁のように空いた空間の向こうには、赤レンガ倉庫が見えていた。港三号橋梁は、臨港線に架けられた他の2つの橋梁とは違い、元はすぐ近くにあった生糸検査所への引込み線に架かっていた『大岡橋』の一部を縮小して移設したものである。形が違うのはそのためだ。

  • 橋を渡り切ると、そこは小さな公園のようになっていた。木々の葉が落ち、もう晩秋の風情が漂っている。そこから振り返ると、ランドマークタワーが良く見える。

    橋を渡り切ると、そこは小さな公園のようになっていた。木々の葉が落ち、もう晩秋の風情が漂っている。そこから振り返ると、ランドマークタワーが良く見える。

  • その南側には、第2橋梁から見えた万国橋が架かっている。その橋の上からは、みなとみらい地区が見渡せる。夜景が美しい場所でもある。

    その南側には、第2橋梁から見えた万国橋が架かっている。その橋の上からは、みなとみらい地区が見渡せる。夜景が美しい場所でもある。

    万国橋 名所・史跡

  • みなとみらい地区は、1989年に開催された横浜博覧会のパビリオンの跡地である。当時は、汽車道を山下公園まで列車が運行されていたことが嘘のようだ。変わらないのは、手前の船溜りくらいなものである。<br />※写真は、1989年当時の万国橋からの眺め。

    みなとみらい地区は、1989年に開催された横浜博覧会のパビリオンの跡地である。当時は、汽車道を山下公園まで列車が運行されていたことが嘘のようだ。変わらないのは、手前の船溜りくらいなものである。
    ※写真は、1989年当時の万国橋からの眺め。

  • 万国橋を渡ると銀杏並木があった。風が吹くと、黄色い葉が舞い散って行く。関内地区は、銀杏が多い街である。学生の頃、友人と銀杏が色付く関内を歩いたことを懐かしく思い出された。

    万国橋を渡ると銀杏並木があった。風が吹くと、黄色い葉が舞い散って行く。関内地区は、銀杏が多い街である。学生の頃、友人と銀杏が色付く関内を歩いたことを懐かしく思い出された。

  • その先には、横浜第二合同庁舎のいかつい建物がある。大正15年(1926)に竣工した横浜生糸検査所を改築したものだ。

    その先には、横浜第二合同庁舎のいかつい建物がある。大正15年(1926)に竣工した横浜生糸検査所を改築したものだ。

  • 本町通を渡ると、有名な馬車道となる。馬車道の名の由来は、昔、異国の人たちを乗せた馬車が行き交った道だったからである。

    本町通を渡ると、有名な馬車道となる。馬車道の名の由来は、昔、異国の人たちを乗せた馬車が行き交った道だったからである。

  • その道の脇には、馬たちが水を飲むための施設も残されている。牛馬とあるので、牛も通っていたということだろう。

    その道の脇には、馬たちが水を飲むための施設も残されている。牛馬とあるので、牛も通っていたということだろう。

    牛馬飲水 名所・史跡

  • そんな馬車道でひと際目立っているのが、神奈川県立歴史博物館の建物である。宝珠のような屋根が特徴的な建物は、明治37年(1904)に建てられた旧横浜正金銀行本店である。通称は、『エース』である。

    そんな馬車道でひと際目立っているのが、神奈川県立歴史博物館の建物である。宝珠のような屋根が特徴的な建物は、明治37年(1904)に建てられた旧横浜正金銀行本店である。通称は、『エース』である。

  • 南仲通りを歩き、みなと大通りへと出た。その南側、神奈川県庁本庁舎の対角線上に建っているのは、横浜開港記念会館である。特徴的な時計塔を持つ建物は、大正6年(1917)に、開港50周年を記念して市民の寄付により建てられたものである。現在の物は、関東大震災で失われた後、昭和2年(1927)に再建されたものである。通称『ジャック』と呼ばれている。

    南仲通りを歩き、みなと大通りへと出た。その南側、神奈川県庁本庁舎の対角線上に建っているのは、横浜開港記念会館である。特徴的な時計塔を持つ建物は、大正6年(1917)に、開港50周年を記念して市民の寄付により建てられたものである。現在の物は、関東大震災で失われた後、昭和2年(1927)に再建されたものである。通称『ジャック』と呼ばれている。

  • 日本大通りへ出ると、黄色に染まった銀杏並木が目に飛び込んできた。友人をモデルに、ここで写真を撮ったことが懐かしい。その時と比べると、歩道もすっかり綺麗になり、ずいぶん印象が変わっていた。

    日本大通りへ出ると、黄色に染まった銀杏並木が目に飛び込んできた。友人をモデルに、ここで写真を撮ったことが懐かしい。その時と比べると、歩道もすっかり綺麗になり、ずいぶん印象が変わっていた。

  • 銀杏並木に面して神奈川県庁が建っている。張り出した庇が特徴の旧館の塔は、通称『キング』と呼ばれている。昭和4年(1929)の建築だ。

    銀杏並木に面して神奈川県庁が建っている。張り出した庇が特徴の旧館の塔は、通称『キング』と呼ばれている。昭和4年(1929)の建築だ。

  • 県庁と、日本大通りを挟んで東側にある横浜開港資料館は、かつてイギリス総領事館だった建物。中庭には、『たまくす』と呼ばれる大きなタブノキがある。その木は、江戸時代、横浜が小さな漁村だった頃からあり、ペリー提督の上陸を見守り、慶応2年(1866)の大火と関東大震災による損傷をも乗り越え、今尚、横浜の歴史を見つめている樹である。

    県庁と、日本大通りを挟んで東側にある横浜開港資料館は、かつてイギリス総領事館だった建物。中庭には、『たまくす』と呼ばれる大きなタブノキがある。その木は、江戸時代、横浜が小さな漁村だった頃からあり、ペリー提督の上陸を見守り、慶応2年(1866)の大火と関東大震災による損傷をも乗り越え、今尚、横浜の歴史を見つめている樹である。

    たまくすの木 自然・景勝地

  • 横浜開港資料館の東側に出ると、そこには開港広場がある。真ん中に噴水があり、落ち葉を濡らしていた。そこは、かつて日米和親条約が調印された場所。地球儀の形をした記念碑がそれを伝えている。広場の一角には、海岸教会も建っている。現在の建物は、震災後、昭和8年(1933)に再建されたものである。

    横浜開港資料館の東側に出ると、そこには開港広場がある。真ん中に噴水があり、落ち葉を濡らしていた。そこは、かつて日米和親条約が調印された場所。地球儀の形をした記念碑がそれを伝えている。広場の一角には、海岸教会も建っている。現在の建物は、震災後、昭和8年(1933)に再建されたものである。

  • 開港広場の前には、横浜貿易会館ビルが変わらぬ姿で建っている。その建物を観ると、いつもなぜだか心が和む。

    開港広場の前には、横浜貿易会館ビルが変わらぬ姿で建っている。その建物を観ると、いつもなぜだか心が和む。

  • 横浜貿易会館ビルの前を通り、横浜税関の方へと歩いて行く。税関近くの一角には、臨港線からの引込み線の跡が残り、かつての港町横浜の風情が漂う。そこは、再開発の波からかろうじて残った空間だった。<br />※現在、この場所は『象の鼻パーク』となっています。

    横浜貿易会館ビルの前を通り、横浜税関の方へと歩いて行く。税関近くの一角には、臨港線からの引込み線の跡が残り、かつての港町横浜の風情が漂う。そこは、再開発の波からかろうじて残った空間だった。
    ※現在、この場所は『象の鼻パーク』となっています。

  • その敷地は、東西上屋倉庫と言う会社のもので、緑色の大きな屋根を持った倉庫が特徴的だった。

    その敷地は、東西上屋倉庫と言う会社のもので、緑色の大きな屋根を持った倉庫が特徴的だった。

  • 写真を撮っていると、目の前を悠然と猫が通り過ぎていく。こちらには、まったく興味がないようだ。

    写真を撮っていると、目の前を悠然と猫が通り過ぎていく。こちらには、まったく興味がないようだ。

  • その倉庫の斜向かいに、横浜税関本関が建っている。丸いドームを被った塔は、通称『クイーン』と呼ばれている。優しい佇まいの塔が、三つの塔の中では一番横浜らしさを感じる。

    その倉庫の斜向かいに、横浜税関本関が建っている。丸いドームを被った塔は、通称『クイーン』と呼ばれている。優しい佇まいの塔が、三つの塔の中では一番横浜らしさを感じる。

  • 横浜税関の向かいには、かつて倉庫が建ち並んでいた。今はすべて取り壊され、更地になりつつある。その北側には、赤レンガ倉庫が見えている。<br />※現在、象の鼻パークの一部である開港の丘となっています。

    横浜税関の向かいには、かつて倉庫が建ち並んでいた。今はすべて取り壊され、更地になりつつある。その北側には、赤レンガ倉庫が見えている。
    ※現在、象の鼻パークの一部である開港の丘となっています。

  • かつての臨港線の跡を利用した山下臨港線プロムナードを歩き、山下公園へと向かう。高架橋の上からは、港の景色が良く見えた。

    かつての臨港線の跡を利用した山下臨港線プロムナードを歩き、山下公園へと向かう。高架橋の上からは、港の景色が良く見えた。

  • 大桟橋の手前から赤レンガ倉庫群のほうを眺める。手前には、タグボートや艀が停泊する船溜まりがある。みなとみらい地区や新港埠頭と山下公園との間にありながら、まだ再開発の波に晒されていない。今となっては貴重な港横浜を感じられる場所である。<br />※現在、象の鼻防波堤などの整備により、この風情は失われています。

    大桟橋の手前から赤レンガ倉庫群のほうを眺める。手前には、タグボートや艀が停泊する船溜まりがある。みなとみらい地区や新港埠頭と山下公園との間にありながら、まだ再開発の波に晒されていない。今となっては貴重な港横浜を感じられる場所である。
    ※現在、象の鼻防波堤などの整備により、この風情は失われています。

  • 大桟橋を過ぎ、左手に横浜ベイブリッジを見ながら進むと、山下公園の手前で高架は突然行き止まりとなる。以前は、公園の中を通り山下埠頭まで続いていたのだが、景観に配慮して撤去されたのだ。階段で公園へ降りてしばらく歩くと、海の方を見て座る『赤い靴はいてた女の子の像』が建っている。野口雨情の詩を基にして作られたものである。

    大桟橋を過ぎ、左手に横浜ベイブリッジを見ながら進むと、山下公園の手前で高架は突然行き止まりとなる。以前は、公園の中を通り山下埠頭まで続いていたのだが、景観に配慮して撤去されたのだ。階段で公園へ降りてしばらく歩くと、海の方を見て座る『赤い靴はいてた女の子の像』が建っている。野口雨情の詩を基にして作られたものである。

  • その先に、山下公園の表徴と言える氷川丸の優美な姿が見えてくる。氷川丸は、日本郵船が昭和5年(1930)に建造した貨客船で、シアトル航路で活躍したそうだ。引退後、昭和36年(1961)の『開港百周年記念事業』の一環として、山下公園に係留されることになったのだ。営業終了間近と言うことで混んでいるかと思ったが、人影は疎らだった。入場者の減少が閉鎖の原因だそうだが、納得が行く感じである。

    その先に、山下公園の表徴と言える氷川丸の優美な姿が見えてくる。氷川丸は、日本郵船が昭和5年(1930)に建造した貨客船で、シアトル航路で活躍したそうだ。引退後、昭和36年(1961)の『開港百周年記念事業』の一環として、山下公園に係留されることになったのだ。営業終了間近と言うことで混んでいるかと思ったが、人影は疎らだった。入場者の減少が閉鎖の原因だそうだが、納得が行く感じである。

  • 閉鎖後は、日本郵船へ譲渡されるとのことだが、行く末が案じられる。生みの親の情けで、この美しい姿を残して欲しいものだ。入口から船首の方を見ると、白い小さな灯台が建っていた。『白灯台』と呼ばれ、船舶の通行標識として、明治29年(1896)から昭和38年(1963)まで活躍していたものだそうだ。ちなみに、相棒の『赤灯台』のほうは、今でも内防波堤北水堤の先端で活躍中である。<br />※2008年4月25日、78回目の誕生日から再公開されています。

    閉鎖後は、日本郵船へ譲渡されるとのことだが、行く末が案じられる。生みの親の情けで、この美しい姿を残して欲しいものだ。入口から船首の方を見ると、白い小さな灯台が建っていた。『白灯台』と呼ばれ、船舶の通行標識として、明治29年(1896)から昭和38年(1963)まで活躍していたものだそうだ。ちなみに、相棒の『赤灯台』のほうは、今でも内防波堤北水堤の先端で活躍中である。
    ※2008年4月25日、78回目の誕生日から再公開されています。

  • 船内に入ると、まずは機関室へと下りて行く。機関室には、色々な計器類や大きな装置が並び、工場の中にいるかのようだ。中は重層構造になっており、階段で上り下りしながら見て回る。

    船内に入ると、まずは機関室へと下りて行く。機関室には、色々な計器類や大きな装置が並び、工場の中にいるかのようだ。中は重層構造になっており、階段で上り下りしながら見て回る。

  • 最下層部では、エンジン本体と発電機などを見ることができる。今は静かだが、航海中は物凄い音がしていたのだろう。

    最下層部では、エンジン本体と発電機などを見ることができる。今は静かだが、航海中は物凄い音がしていたのだろう。

  • 通路の途中では、エンジンのクランクシャフトを見ることもできる。しゃがみこんで覗き込む人の姿もあった。

    通路の途中では、エンジンのクランクシャフトを見ることもできる。しゃがみこんで覗き込む人の姿もあった。

  • 機関室からは、上層へと順路が続いている。厨房や船室を見学しながら歩いていると、世界の客船を紹介する場所があった。過去に活躍した客船の精巧な模型が飾られており、とても見応えがある。どれも今の豪華客船より、優美で美しい。

    機関室からは、上層へと順路が続いている。厨房や船室を見学しながら歩いていると、世界の客船を紹介する場所があった。過去に活躍した客船の精巧な模型が飾られており、とても見応えがある。どれも今の豪華客船より、優美で美しい。

  • 甲板へ出ると、陽が傾き始めていた。木製の甲板に夕日が当たり美しい。

    甲板へ出ると、陽が傾き始めていた。木製の甲板に夕日が当たり美しい。

  • ブリッジへ上り、船首方向を望む。船首とマストの奥に、赤灯台が見えていた。その先にベイブリッジが見えているが、この船はあの下を潜ったことは無い。

    ブリッジへ上り、船首方向を望む。船首とマストの奥に、赤灯台が見えていた。その先にベイブリッジが見えているが、この船はあの下を潜ったことは無い。

  • すぐ横を、『マリーンルージュ』が入港していく。サザンの曲で一躍有名なったレストラン船である。氷川丸と比較すると、小舟のようである。

    すぐ横を、『マリーンルージュ』が入港していく。サザンの曲で一躍有名なったレストラン船である。氷川丸と比較すると、小舟のようである。

  • 一通り見学したので、休憩がてらに、船内にある『Cafe CABIN』に立ち寄る。注文したのは、生麦酒と粗引きソーセージ。海を眺めながら、氷川丸の未来に乾杯した。<br />※『Cafe CABIN』は、現在ありません。

    一通り見学したので、休憩がてらに、船内にある『Cafe CABIN』に立ち寄る。注文したのは、生麦酒と粗引きソーセージ。海を眺めながら、氷川丸の未来に乾杯した。
    ※『Cafe CABIN』は、現在ありません。

  • 最後に、甲板からの眺めを堪能する。港の向こうには、みなとみらい地区の高層ビル群が建ち並ぶ。

    最後に、甲板からの眺めを堪能する。港の向こうには、みなとみらい地区の高層ビル群が建ち並ぶ。

  • そして、上部甲板の柵には、『イママデアリガトウ』の文字。

    そして、上部甲板の柵には、『イママデアリガトウ』の文字。

  • ふと下を見れば、船体を固定する鎖にユリカモメが鈴なりである。実は、これも氷川丸の名物の一つとなっている。

    ふと下を見れば、船体を固定する鎖にユリカモメが鈴なりである。実は、これも氷川丸の名物の一つとなっている。

  • 山下公園の方に目をやると、さすがに人の姿がまだある。この公園が、関東大震災の瓦礫で埋め立てられた土地に作られたと知ったのは最近のことである。

    山下公園の方に目をやると、さすがに人の姿がまだある。この公園が、関東大震災の瓦礫で埋め立てられた土地に作られたと知ったのは最近のことである。

  • 暮れ始めた公園を、横浜マリンタワーへと向かう。マリンタワーも、氷川丸と同時に公開終了となる。下まで来ると、照明が点り始めていた。照明には赤と緑が使われていたが、これはクリスマス用のものだそうだ。<br />※2009年5月より営業を再開したが、改修のため一時休館。2022年9月より営業を再開しています。

    暮れ始めた公園を、横浜マリンタワーへと向かう。マリンタワーも、氷川丸と同時に公開終了となる。下まで来ると、照明が点り始めていた。照明には赤と緑が使われていたが、これはクリスマス用のものだそうだ。
    ※2009年5月より営業を再開したが、改修のため一時休館。2022年9月より営業を再開しています。

  • 入館料を払い、不思議な形をした、ほぼ全面ガラス張りのエレベーターで展望室へと登る。展望室からは、横浜港の素晴らしい景色が望めた。眼下には、先ほどまでいた氷川丸も見えている。

    入館料を払い、不思議な形をした、ほぼ全面ガラス張りのエレベーターで展望室へと登る。展望室からは、横浜港の素晴らしい景色が望めた。眼下には、先ほどまでいた氷川丸も見えている。

  • しばらく眺めていると、夜の帳が降りて来る。そして、街に灯りが点り始めた。夜景も、このマリンタワーの魅力の一つである。

    しばらく眺めていると、夜の帳が降りて来る。そして、街に灯りが点り始めた。夜景も、このマリンタワーの魅力の一つである。

  • 夜景を堪能した後、再び氷川丸を観に行く。マリンタワーも美しく輝いていた。ちなみに、マリンタワーは灯台としての機能も持っているらしい。展望室の上部に設置されていて、航路標識番号もしっかり付いている。灯台としての名称は、『横浜マリンタワー灯台』と言うそうだ。

    夜景を堪能した後、再び氷川丸を観に行く。マリンタワーも美しく輝いていた。ちなみに、マリンタワーは灯台としての機能も持っているらしい。展望室の上部に設置されていて、航路標識番号もしっかり付いている。灯台としての名称は、『横浜マリンタワー灯台』と言うそうだ。

  • 公園を抜けると、電飾に彩られた氷川丸が佇んでいた。黒い船体が、夜の闇に溶け込むようで美しい。

    公園を抜けると、電飾に彩られた氷川丸が佇んでいた。黒い船体が、夜の闇に溶け込むようで美しい。

  • 水面に灯りが映り込み、何とも言えない風情がある。夏には、甲板でビアホールが営業していたそうだ。その頃に一度来て、お酒を楽しみながら夜景を観たかった。名残惜しいが、そろそろお別れだ。また会える日が来ることだろう。再会できることを切に願いながら、山下公園を後にした。

    水面に灯りが映り込み、何とも言えない風情がある。夏には、甲板でビアホールが営業していたそうだ。その頃に一度来て、お酒を楽しみながら夜景を観たかった。名残惜しいが、そろそろお別れだ。また会える日が来ることだろう。再会できることを切に願いながら、山下公園を後にした。

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この旅行記へのコメント (16)

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  • ジュリままさん 2009/01/13 11:19:19
    たしかに・・・
    イチョウに勢いがあるよーな・・・
    これも温暖化のせいなんでしょーかねー?

    秋の日差しでできる影がなんとも良い味を出してる写真が多いですね。

    氷川丸って一度も中に入ったことないんですよ。
    復活したら乗船してみよーかな・・・?(w


    ジュリまま

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2009/01/14 01:27:03
    RE: たしかに・・・
    ジュリままさん、こんばんは〜
    いつもありがとうございます!

    > イチョウに勢いがあるよーな・・・
    この時でも、以前に比べて弱いのです。
    旅猫が学生の頃(いつだ(笑))は、もっと輝いていました。
    温暖化というより、大気汚染&樹齢か。

    氷川丸、ぜひ一度訪れてみてください。
    甲板からの眺めも素敵ですよ!

    旅猫
  • annakさん 2008/04/21 23:16:57
    いかにも横浜
    旅猫さんこんばんは、annakです。

    「いかにも横浜」と言う感じの旅記楽しませていただきました。
    都会でありながら独特の個性を持ち、神戸とはまた違った街の
    雰囲気がいいですね。

    またお邪魔させてください。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2008/04/22 11:50:53
    RE: いかにも横浜
    annakさん、こんにちは!
    書き込み&投票をありがとうございます。

    横浜も、いろいろな顔があって面白いですよね。
    京急沿線の鄙びた感じと関内から港へかけての雰囲気。
    そして、みなとみらい。
    みなとみらいは、ちょっと殺風景でつまらないのですが、
    他のところは歩いていると面白いです。
    外国人居留地時代の面影を訪ねるのも楽しいかも。

    旅猫
  • けーしちょーさん 2008/04/18 18:50:37
    横浜博覧会!
    行ったよ行った。横浜博(爆)
    友達と電車に乗って。
    全然電車のこととかわかってなくって。
    大宮から各駅停車の京浜東北線で行った(猛爆)

    先日も。三重県行くのに、伊丹空港経由だし。
    まったく、知らないというのは勢いがあるなぁって。
    そんな横浜。
    随分変わったんですねぇ。

    鎌倉ハイキングコース制覇したら
    横浜で派手に打ち上げるつもりの
    けーしちょー拝

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2008/04/19 09:13:37
    RE: 横浜博覧会!
    けーしちょーさん、おはようございます!
    ちょっと返事が遅くなりました。

    横浜博、行かれたのですね!
    実は、旅猫は外から眺めただけ(^^;
    当時の横浜のガイドブックには、博覧会の案内も載っていました。
    にしても、大宮から京浜東北とは(笑
    伊丹空港から三重って、かな〜り離れてません?
    そこだけでも、十分旅になってしまうような(笑

    横浜のみなとみらい地区の変わり様は凄いです。
    まったく別の景色になってしまいましたからね。
    もう、20年近く経ったとは驚きです。

    鎌倉散策、順調に進んでいるみたいですね!
    楽しみにしています。
    旅猫
  • 義臣さん 2006/12/07 16:37:34
    万国橋
    私は横浜に来ると、
    此処に車を置いて横浜を歩いてた時代がありました。
    レンガ倉庫も落ち着いた風情でした。
    ふるーい話ですね。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2006/12/07 23:46:20
    RE: 万国橋
    義臣さん、いつもありがとうございます!

    万国橋は、私のお気に入りの場所です。
    学生の頃、たまに横浜を歩いていましたが、当時の赤レンガ倉庫やその周辺の趣を考えると、観光地化した今の姿は寂しい限りです。

    義臣

    義臣さん からの返信 2006/12/09 08:47:07
    RE: 万国橋
    大いに同感です。
    レンガ倉庫が開放と聞いて楽しみにしていたのですが。
    今では中へ入る気にはなりませんね。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2006/12/09 10:34:30
    RE: RE: 万国橋
    義臣さん、おはようございます。

    倉庫と倉庫の間にあった引込み線が無くなり、お堀を埋め立てられた城のようで、あまりにも無残な姿。
    映画やドラマのロケが行われていた頃の面影は、もうありませんね。
  • 子狸ポンタさん 2006/12/04 22:00:44
    ようこそ横浜!
    旅猫さん、こんばんは。
    横浜に遊びに来たんですねー!

    私も横浜には4年住んでいて、こういう天気のいい休日にたまにぷらーっと
    みなとみらいや赤レンガまで散歩に出かけてます。

    銀杏並木の歩道を歩くと秋を実感しますね。
    秋ももう終わって、今年の銀杏並木はもう最後かな。

    氷川丸とマリンタワーって25日で営業終了なんですか!?
    知らなかったです。(地元なのに…)
    氷川丸もマリンタワーもぶっちゃけはやっているという感じではないけど、
    なくなるとなるとなんか寂しいですね。

    旅猫さんは、最後のイルミネーション見られてよかったですよね。
    私も見に行きたいけど行けるかなぁ。。。

    またお邪魔しますね。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2006/12/05 01:14:15
    RE: ようこそ横浜!
    子狸ポンタさん、こんばんは。
    書き込みありがとうございます!

    横浜在住なのですか?
    うらやましいなぁ。

    地元の人には、やはり人気は無いのでね。
    小さい頃、横浜に住んでいたので、感慨深いです。
    氷川丸もマリンタワーも、残して欲しいと思っています。
  • syukoさん 2006/12/03 18:35:22
    横浜散策の方が良かったなぁ。。。
    旅猫さん

    こんばんは。
    昨日の横浜は銀杏の黄葉が見事ですね。
    私もお天気が良かったのでどこかに出掛けようと思って
    鎌倉に行って来たのですが、
    ものすごい人混みの割りに、紅葉はイマイチでした↓
    日本大通の銀杏でも見に行けば良かったなぁ。
    もしかしたら旅猫さんにもお会い出来たかも知れないですしね。

    それにしても紅葉はやっぱり京都がお似合い。
    都内や横浜なら断然銀杏の黄葉!
    と旅猫さんの旅行記をみてしみじみ思ったのでした。

                        syuko

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2006/12/03 19:53:36
    RE: 横浜散策の方が良かったなぁ。。。
    syukoさん、こんばんは!

    投票してくれたのかな?
    ありがとうございます!

    昨日の横浜は天気も銀杏の黄葉も、とても良かったですよ!
    鎌倉は、やっぱり混みますよね。
    黄葉の色付きが悪かったのでしょうか?

    >もしかしたら旅猫さんにもお会い出来たかも知れないですしね。
    かなりウロウロしてましたからねぇ(笑)

    真っ赤に染まる紅葉は、京都には負けますよね。
    銀杏なら、都内も横浜もきれいな場所がたくさんありますからね。
    今日も、隠れた銀杏並木の名所「東京大学」へ行ってきました。
    今年見た銀杏の黄葉では、一番きれいでしたよ!

    そうそう、お約束のワイナリー訪問記ですが、もうしばらくお待ちください。
    旬の旅行記を優先中なので(^^;

    syuko

    syukoさん からの返信 2006/12/03 21:56:26
    RE: 横浜散策の方が良かったなぁ。。。
    東京大学!
    やっぱり見頃は今週だったんですねぇ…
    実は私、先週末に行ったんですよ。
    六義園のライトアップのついでに。
    でも、3〜4割の色付き具合。
    しかも途中で暗くなってしまって、
    納得の写真にはほど遠い状態だったので
    撮影した画像はフォルダー閉じ込めてそのままです(笑

    今日のお散歩も旅行記にアップされるのでしょうか?
    ぜひぜひ拝見させてくださぁい!
    ワイナリー紀行はその後のお楽しみにしておきますから。

                        syuko

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2006/12/04 00:36:18
    RE: RE: 横浜散策の方が良かったなぁ。。。
    いつもありがとうございます!

    東京大学は残念でしたねぇ。
    今週末から来週にかけてが見頃のようです。
    横浜の日本大通り(にほんおおどおり)のほうが、樹齢や樹形が上手ですけど、東大の銀杏並木は、トンネルみたいで凄いですよね。

    >今日のお散歩も旅行記にアップされるのでしょうか?
    の予定です。
    三四郎池の渋い紅葉もありますので(笑。

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