大連の旅順・旅順日露監獄跡地博物館・日露戦争・２/２

2012/07/19 - 2012/07/19

旅順日露監獄跡地博物館は東鶏冠山堡塁から旅順駅に帰る途中にありました。館の前にはバス停もあります。順路にしたがって見てまわります。最初にロシアが造ったものを日露戦争後に日本が引き続き使用しました。手前の建物がロシアで後ろに増築した部分が日本が造った物です。牢屋は狭く多いときは一室８人程入れられたようですが横になる事も出来ない狭さです。中にはトイレ代わりの「おまる」があるだけです。手鎖、足鎖、拷問もあったようです。恐ろしいのは処刑室です。２階建ての建物で天井からロープがぶら下がり床に四角い穴が開いてます。一階を見ると穴の下に樽型の棺桶が置いてあります。絞首刑の後そのまま下に降ろし、棺桶に入れると囚人が担いで運び、囚人が地面に穴を掘り埋められてしまいます。お経の一つも無いのでしょう。戦後掘り出した棺桶も展示されていますが生々しく一歩引いてしまいます。終戦時監獄の日本人所長の直筆の釈明書が展示されていました。この方はその後日本に帰されたそうです。中国の土地で日本とロシアが戦争をし、旅順の住民が２万人も虐殺されたとの事、普通であれば生きて帰れないでしょう。

エリア 大連(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

作業場。

中庭。

医務室。

医務室。

医務室。

医療房

医療房。

絞刑室。上からロープ、床に穴。

天井の滑車。

掘り出された棺桶。

絞首刑の穴の下で棺桶が待ち受けている。

絞刑室の外観。

棺桶を担いで行きます。

棺桶を埋めるあなを掘る。

棺桶を埋めます。

掘り出された棺桶、中身が見えてます。

共産党員の歴史。

四・二七記念碑。

最後の監獄所長、田子仁郎さん。

中国人民の寛大政策に感謝し反戦平和と日中友好を誓う。
元日本人戦犯中国帰還者連絡会

石碑、砲弾などが展示されています。

当時の自動車。

船の錨。

石碑。

二〇三高地に横たわる日本軍の死体。