2012/01/05 - 2012/01/13
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旅人のくまさんさん
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カサブランカにある巨大なハッサン二世モスクの紹介です。敷地内には8万人、内部には2万5千人が収容出来る大きさとされます。寄付金で賄われ、1993年に完成しました。そのミナレットは、モロッコ最大規模の210メートルの高さを誇ります。(ウィキペディア、駐日モロッコ王国大使館・モロッコ)
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イチオシ
直近の場所で、真下から見上げた『ハッサン二世モスクのミナレット』の光景です。ハッサン二世モスクは、モロッコに数あるモスクの中で最大のモスクです。世界でも7番目の大きさとされます。モスクには、高さ210(200とも)メートルのミナレットが聳え立ちます。国王ハッサン2世の発案で、1986年から8年をかけて建造されました(tabiyori)。(同上)
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同じく、真下から見上げた『ハッサン二世モスクのミナレット(以降、ハッサン二世ミナレットと略称します)』の光景です。『ハッサン二世(1929~1999年)』は、モロッコの第二代国王(在位:1961~1999年)』です。1957年にムハンマド5世がモロッコの君主号を、スルターンから国王に変更し、今日に至っています。ハッサン二世ミナレットは、20世紀最高の芸術作品の一つとも称されています。大西洋に面した敷地は9ヘクタールの広さがあり、モスク内が2ヘクタールという大きさで、全敷地には8万人、内部には2万5000人が収容可能です。近隣の街区の取り壊しや、モスクに至る参道の拡張工事も含め、大規模な都市改造を伴うプロジェクトでした。(同上)
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逆光気味になりましたが、『ハッサン二世ミナレット』の全景です。市内のどこからでもこのミナレットを見ることができます。夜は塔頂からレーザー光線が放たれ、35キロ離れたところからでも見ることができるようです。ベージュにグリーンの美しい装飾が施され、ミナレットの塔頂の三つの玉は、現世、来世、神の世を表しています。ハッサン2世は、『神の座は大水の上にある』というコーランの一節により、海の上にモスクを造りたいと願い、海側から見ると本当に海の上にモスクが建っているかのように見えるよう大西洋の突き出たところに建てられています。こちらは、ネットを検索すれば、その光景を目にすることが出来ます。(同上)
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イチオシ
モスクの床の一部がガラスで作られている部分があり、ここでお祈りをする時は、まるで海に浮いているような感覚に浸る事もできるようになっています。ただし、この場所は一般人の立ち入りは禁止されています。また、ハッサン2世は、アメリカにおける自由の女神のように、北アフリカの象徴となるような建造物にすることを宣言し、モロッコ全土から職人と芸術家約1000人を動員して造られました。その基礎材料のほとんどが、国内から集められました。大理石、御影石、石膏、瓦、木材、タイルなどです。(同上)
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建物の出入口を額縁にして撮影した『ハッサン二世ミナレット』の光景です。先ほど紹介した、『モスクの床の一部がガラスで作られている部分』は、ミナレットの奥にある建物の左側の部分かもしれません。ただし、これは推測です。モスクの建設には、マラケシュやサフィの街からは化粧漆喰、杉天井はモワイアン・アトラスから、その木材彫刻職人はフェズやテトゥンより集められました。それらを使って、美しくて緻密な幾何学模様が彫られています。イタリアからはベネチアのムラノ(カラフルな色合いが特徴のヴェネツィアン・グラスの生産地)から、55ものシャンデリア、白大理石の支柱などが運ばれました。(同上)
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ハッサン二世モスクは、現代に建てられただけあり、自動ドア、スライドの屋根が付けられ、冬の大理石の床は冷えるため、ソーラーシステムを利用した床暖房までもが備え付けられています。モスクの地下1階には参拝客のためのアブルーション(手や体を清める泉)があり、回廊の地下には浴室があります。入浴後に飲み物を飲めるようにカフェもあって、遠い地方からやって来た人々のために至れり尽くせりとなっています。このほか、神学校や図書館、博物館が併設されていますが、信仰のためにこれだけの施設が国民の寄付と税金で賄われました。(同上)
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モスクの設計は、フランス人建築家『ミッシェル・パンソー(1924~1999年)』とされます。ハッサン2世大モスクの壁は、石膏細工やゼッリージュ(彩色タイルモザイクの技法)で覆われています。モザイクタイルにはいろいろな形があり、それぞれ特有の色彩と名称が与えられています。ある種のモザイクタイルには、イタリアのマヨルカ焼(白地に鮮やかな彩色を施し、歴史上の光景や伝説的光景を描いたもの)とアンダルスのアズレホ焼(ムーア人が城壁に用いた陶製レンガ)の強い影響が見られます。文様の種類はきわめて多く、幾何学文は無限に繰り返されて装飾文字と組み合わせられます。(同上)
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どの場所を撮影したか記憶に残っていませんが、アラベスク文様の装飾のズームアップ光景です。この文様は幾何学文様ではなく、花柄をモチーフとした繰り返しの文様になるようです。薄茶色を背景に、黒、青、緑の三色文様です・背景の薄茶色部分には、レリーフの文様が施されていました。仕上がりは黒い部分を中心とした花が、緑と青色の部分で回りと文様を共用していました。(同上)
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同じく、どの場所を撮影したか記憶に残っていませんが、アラベスク文様の装飾のズームアップ光景です。高さを持ったように見える白い菱形風の枠の中に、花柄風の文様が一つずつ描き込まれていました。これも幾何学文様というより、花柄文様が際立つ装飾でした。(同上)
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大きな花柄模様が、幾何学模様を伴いながら展開している文様のデザインのように見えました。中心の八角形をベースとして、外に向かって、16角形に展開して、花弁を表現しているようでした。色彩の数を抑えて、落ち着いた雰囲気を持たせているようです。(同上)
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今まで目にした扉の中では、最大級の大きさの扉でした。ゆっくりと開いて、ゆっくりと閉まる状況を見学出来ました。ただし、扉が閉まり、人が挟まれそうになる前に、扉の直近場所から離れるよう、指示がありました。扉の中には、巨大な石柱や、ステンドグラスの一部が見えていました。(同上)
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扉がかなり閉まってきました。扉の開閉部分近くには、もう人の姿はありません。目算ですが、開閉できる扉のブブだけで、10メートルは越えるようでした。扉の上の半円部分も含めますと、ざっと4階建て前後の高さです。描かれているアラベスク文様は、花柄が基本形でした。(同上)
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イチオシ
扉ばほぼ閉まった状態です。査収の扉の全面に帆D越された文様がぴったりと重なってきました。扉の開閉は、油圧か、もしくは電動のようでした。扉の開閉を時間をかけて眺めたのは、あまり記憶にありませんでしたが、それに相応しい光景にお目に掛かりました。(同上)
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モスクを支える花崗岩の柱には、鍾乳石飾りや柱頭飾りがついています。アトラスシーダー材でできたいくつものドームにも、細やかな装飾が見られます。階上には、5000人が一度に入れる女性用の礼拝室もあり、マシュラビーヤ(寄木や曲げ木細工、透かし彫りや彫刻による装飾パネル)で人目から守られています。(同上)
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夜ライトアップされたモスクは、アイン・ディアブ方面にから市街地へ向かうときに一番美しく見えるようです。モスクが巨大な宝石のように大西洋に浮かび上がって煌々と輝いた光景になるようです。この場所は、モスクの周りになるようでしたが、余りに大きくて、その場所の見当が付きませんでした。(同上)
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同じく、モスクの中か、その周りの光景になるようでしたが、階段の具合から見て、地下階のようでした。左手前方の明るい場所が、出入口方面になるようです。モスクというより、大劇場の出入口光景のように感じました。礼拝の時間帯の影響でしょうか、通行する人の姿はありませんでした。(同上)
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地上に戻って、もう一度ハッサン二世モスクとミナレットの見学です。ミナレットの方は外観で、その規模の大きさが一目両全ですが、モスクの方は、近代的な造りの室内に入って、その大きさが実感できました。と言っても、ほんの少し、その周りを見学したに過ぎません。(同上)
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中央に聳える『ハッサン二世ミナレット』と、その周りのモスクの光景です。(続く)
(追記):2015年には映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のロケ地として注目されたようです。アメリカ合衆国のスパイ映画で、『ミッション:インポッシブル』シリーズの5作目でした。主演は主演トム・クルーズです。(同上) -
モスクの間園広場から眺めた、当てずっぽうの方向判断ですが、概ね西南方面の光景になるようです。前方中央に見えているのは、植栽したらしい椰子の一叢で、その背後に町並み光景が見えていました。左手に見えるのが、最初の方でミナレット撮影の額縁代わりに使った建物のようです。(同上)
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海に面した、『ハッサン二世モスク』の建物光景です。右端に少し見えているのが世界一の高さを誇るミナレットのようです。モスクの建物が明るく輝いているのは、西日を受け始めたためのようです。その背後は、少しだけ白い雲があった、青空の光景でした。(同上)
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『ハッサン二世モスク』の前の広場と、右手に見えるモスクの建物の一部の光景です。前に紹介したことを繰り返しますと、『大西洋に面した敷地は9ヘクタールの広さがあり、モスク内が2ヘクタールという大きさで、全敷地には8万人、内部には2万5000人が収容可能』とされます。写真の前方が大西洋です。(同上)
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飛翔するカモメさんの姿です。羽根を目いっぱいに広げて、グライダーのように滑走する姿のようでした。推測ですが、セグロカモメさんかも知れません。日本では、25種類のカモメさんが観察されているようです。その名前を特定するのもなかなか大変なようです。大西洋と地中海に面したモロッコですから、此方にも多種のカモメさんがいるかも知れません。(同上)
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大きなお皿のような建物上部で休憩中の、カモメさんらしい海鳥の光景です。その下の段ではドウバトさんが休憩中でした。力関係で決まった場所のようでした。先ほど紹介したその中の主な8種は、シロカモメ、ワシカモメ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、ウミネコ、カモメ、ユリカモメ、ミツユビカモメが挙げられています。(同上)
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若鳥のようにも見えた、カモメさんのズームアップ光景です。ナメの特定で候補にしたのは、オオセグロカモメ、とウミネコです。オオセグロカモメの分布域は、『大韓民国、中華人民共和国北東部、朝鮮民主主義人民共和国、日本、ロシア南東部とされていましたので外れですが、ウミネコもほぼ同じ分布域でした。少し濃い羽の色でしたが、世界中に分布する『セグロカモメ』かも知れません。(同上)
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堤防の上で一休み中のカモメさん達です。大きさによる分類は、大型カモメが「セグロカモメ」「オオセグロカモメ」「ワシカモメ」「シロカモメ」、中型カモメが「カモメ」「ウミネコ」、小型カモメが「ユリカモメ」「ミツユビカモメ」に分類されています。これは、日本でよくみられる8種の分類です。(同上)
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堤防付近に群れていた海鳥の群れです。ほぼ同じ種類のように見えましたので、素人なりに特定した『セグロカモメ』さんらしい群れのようです。ざっと目算で、この写真の範囲内で100羽はいるようでした。黄色いクチバシ(嘴)の先端に黒帯と赤班があるのはウミネコですが、アフリカや欧州は生息地に挙げられていませんでした。(同上)
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西側方面を向いての大西洋の撮影になったようです。傾き始めた陽に照らされて、ウェットスーツを着たらしい二人の男性の姿が見えました。カモメさん紹介の続きです。黄色いクチバシ(嘴)の先端に赤班があるのは、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメなどです。(同上)
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海鳥に負けず、大西洋で泳ぐ人がいました。今は1月、さすがにウェット・スーツ姿でした。岸に押し寄せた波が、土手に白い泡を残していましたが、外海ですから、かなり厳しい環境での水泳のようです。サーフ・ボードの姿は見えなかったようですが、目線は、それを探しているようにも見えました。(同上)
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『ハッサン二世モスク』の見学を終えて、迎えの観光バスを待つ間での撮影だったようです。高さはありませんが、かなり大きな蒲鉾型の建物の光景です。ネットで地図なども参照しましたが、名前が掴めませんでした。(同上)
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名前が特定できなかったかまぼこ型の建物の出入り口付近のズームアップ光景です。出入口付近をズームアップしましたら、『メディカル・エキスポ(Medical Expo)』の文字が読み取れました。それをヒントの検索で、カサブランカ国際見本市会場であることが分かりました。(同上)
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