2012/01/05 - 2012/01/13
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旅人のくまさんさん
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カサブランカにある巨大なハッサン二世モスクの紹介です。ミナレットの高さは、モロッコ国内で最大の210メートルとされます。旅行の前に、歴史的に名高い映画、『カサブランカ』のビデオを視聴しましたので、そのあらすじについても紹介します。(ウィキペディア、駐日モロッコ王国大使館・モロッコ)
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ラバトから、カサブランカに向かう途中の車窓光景です。1942年のアメリカ映画『カサブランカ』の紹介です。映画『カサブラン』は、1942年に制作され、同年11月26日に公開されたアメリカ映画です。この年、アメリカは第二次世界大戦に参戦したためか、反枢軸国の色が濃い映画となっています。枢軸国とは独・伊・日を中心とした連合国と戦った諸国のことです。(同上)
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映画『カサブランカ』は、プロパガンダ映画だと言われたこともありますが、一方で美しいメロドラマ、散りばめられた名言名台詞、そしてほろ苦い結末により、当時の観衆のみならず公開から70年が経った今なお(2012年)、世界中で愛され続けています。フランス領モロッコのカサブランカを舞台に、かつて深く愛し合った末に別れた男女の思いがけない再会と、愛の再燃を描いています。(同上)
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映画の舞台は北部アフリカ、モロッコの国際都市カサブランカです。カサブランカは、映画公開当時はフランス領でした。連合国側の都市でしたが、1940年にフランス本国で政権を取ったヴィシー政権が親独派であったこと、その後パリがドイツ軍に占領されたことなどから、カサブランカにはドイツ軍・フランス軍双方がいた、という歴史的背景がありました(BiBi・洋画)。(同上)
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また、映画「カサブランカ」を鑑賞するのに必要な前情報として、ヨーロッパ各地に亡命したフランス人たちが祖国奪還のために地下活動をしていたことをご紹介します。映画でも度々語られますが、彼らがドイツ軍に見つかると収容所送りとなるという危険な状況にあっても、諦めずに活動を続けました。(同上)
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かつてフランス革命を成功させた市民と同様フランス国歌を旗印として、フランス領アフリカにおいても機会を窺っていました。戦時中の映画と言うことで、冒頭の場面やパリの回想の場面において、実際の戦争の映像が度々挿入されています。メロドラマ映画なのでグロテスクなものは当然ありません。(同上)
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しかし、武器を担いで進軍する軍人たちの姿は、当時の映画館の観客にも衝撃を与えたかも知れません。映画「カサブランカ」がプロパガンダ映画だと言われる一つの理由かもしれません。なお、1942年の映画公開と同時期に、カサブランカは連合国が再占領しています。この後は、映画のあらすじの紹介です。(同上)
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〇『あらすじ①第二次世界大戦とカサブランカ』:第二次世界大戦真っ只中の1941年、ヨーロッパの人々は、迫りくるドイツ軍と戦火から逃れようと、こぞってアメリカへの亡命を求めました。ほとんどの人々は地中海を渡り、北部アフリカのフランス領モロッコにあるカサブランカから飛行機や船に乗りました。しかし、すぐに乗れるのはごくわずかの金持ちや権力者のみに過ぎません。(同上)
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運もコネもない人々は、いつアメリカに渡れるかも知れず、カサブランカでただひたすらその時を待ちました。ある日、カサブランカで重大な事件が起きました。ドイツ人の将校が殺され、その通行証が奪われました。通行証は渡航時に必要なだけでなく、このカサブランカの闇市で高値で売買される貴重品です。町中にドイツ軍が散開し、怪しい人物を片っ端から逮捕し、逃げる者は即射殺するなど、徹底的に捜索しました。(同上)
*写真は、どうやら、カサブランカの町中の光景のようです。 -
〇『あらすじ②リックのアメリカンカフェ』:そんなカサブランカで『リッキー』と呼ばれるアメリカンカフェを経営する一人の男がいました。男の名前はリック、かつてはパリでアメリカンカフェを営んでいましたが、パリ陥落の直前にジャズピアニストのサムと共にカサブランカへ避難し、アメリカンカフェを再建して軍や警察のお偉方から庶民まで様々な客に愛される店に成長していました。(同上)
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このカフェで、ウガーテという闇商がリックにあるお願いをします。それは、ドイツ人から奪った通行証を預かっていてほしいという、非常に危険なお願いでした。渋るリックでしたが、最後にはこれを承諾、通行証はサムの弾くピアノに隠しました。その後ウガーテはこのカフェで警察に逮捕されてしまいます。(同上)
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〇『あらすじ③リックとイルザの再会』:逮捕劇に騒然とする店内が落ち着いてきたころ、カサブランカに着いたばかりの男女が入店しました。ラズロという名で予約していた二人は、待ち合わせていたウガーテがいないことを気にしますが、ピアノを奏でるサムは一目見て女性が誰か理解しました。それはかつてパリでリックと交際していたイルザでした。(同上)
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サムに気付いた彼女は、ラズロが席を外すのを見て彼を呼び、思い出の曲『時の過ぎゆくままに(アズ・タイム・ゴーズ・バイ)』をリクエストします。同じく席を外していたリックが店内に戻ると、流れる曲を聞いてサムに歩み寄り、『その曲は弾くなと言っていただろ』と叱責します。そして目の前の女性に気が付き、思い出話が始まったところでラズロが戻ってきます。(同上)
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すぐ後から店の常連でカサブランカの警察署長・ルノーが現れ、『ウガーテは逮捕された、そのことで話を聞きたいので明日警察署に来てください』と告げました。ラズロはそれを承諾し退店しました。
〇『あらすじ④パリの思い出』:閉店後の店で一人酒に溺れるリック。『必ず彼女はもう一度店に来る』そう言って飲酒を止めようとしません。リックはサムを呼び、今まで演奏を禁じていた思い出の曲『時の過ぎゆくままに』をリクエストします。その曲はパリでイルザと過ごした最後の日に流れていた曲で、その音楽の中でパリでのイルザとの甘い思い出に思いを馳せるのでした。(同上)
*写真は、ハッサン二世モスクの巨大なミナレットの光景です。 -
イチオシ
占領前のパリで出会ったふたりは、『過去は聞かない』という不問律のもとに愛を育んでいました。やがて戦況が悪化し、ついにパリにもドイツ軍の攻撃予告が発せられ、リックはイルザと共に逃げようと告げます。列車に乗る手筈を整え翌日駅で待ち合わせを約束し帰宅します。待ち合わせ場所にイルザは現れず、ホテルに迎えにいったサムには『もう会えない』旨のメモだけが残されていて、それきり離れ離れとなってしまいました。(同上)
*写真は、ハッサン二世モスクの、巨大なミナレットの先端部分のズームアップ光景です。 -
〇『あらすじ⑤出国許可の下りないラズロ』:思い出に酔いしれるリックの前に、彼の予想通りイルザが店に現れます。『あなたがいると知っていたらカサブランカには来なかった』と言うイルザは、実はラズロと既婚であり、姿を消したあの日の真実を語ろうとしますが、溢れ出る恨み節を抑えきれないリックは暴言を浴びせてしまい、イルザは帰ってしまうのでした。翌日、カサブランカの闇市の元締めであるイタリア人フェラーリのもとにラズロとイルザが訪れます。高値で裏取引されている通行証を買い取りに来た二人でしたが、ドイツ軍からの圧力でイルザには売れるがラズロには売れないと断られてしまいます。(同上)
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その日の晩、ラズロは再びリックの店を訪れ、通行証を売ってくれと破格の値段を提示しますが、リックはこれを拒否しました。売れない理由は、妻に聞けと突き放すのでした。
〇『あらすじ⑥あの日の真実とラズロの逮捕』:その晩、イルザは再びリックのオフィスを訪れ、許可証を売ってくれるよう懇願します。(同上) -
そしてあの日の真実を語り始めます。収容所に入れられた夫ラズロが射殺されたと聞かされていたこと、リックと共にパリを出る約束をしたあの日に実は生きていたことを聞かされたこと。リックとラズロの間で揺れるイルザに『もう離さない』と語り掛けるリックでしたが、彼の元に地下会合を急襲されたラズロ達が逃げ込んできたのでした。(同上)
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〇『あらすじ⑦ルノー署長とリックの談合』:ルノー署長の元を訪れたリックは、署長に『通行証は私が持っている。そして今晩の飛行機でイルザと共にカサブランカを離れる。ラズロを助けるつもりはない』と告げ、そしてある取引を持ち掛けました。それは通行証を餌にラズロを罠にかけ、ルノーがそれを逮捕するというものでした。ラズロを釈放すれば店に通行証を取りに来るからその瞬間を捕まえろ、というリックの提案を署長は了承しました。(同上)
*写真は、ミナレットの中間部分のズームアップ光景です。 -
〇『あらすじ⑧リックの裏切り』:釈放されたラズロを、リックの作戦通りルノーは逮捕しました。リックに礼を言いかけたその時、リックはルノーに拳銃を向け、カサブランカの飛行場に電話するように要求します。『通行証を持ったふたりを乗せろ』と言い電話を切ったルノーですが、実は電話の相手はドイツ軍カサブランカ司令官であるシュトラッサー少佐でした。署長の意図を悟ったシュトラッサー少佐は、すぐに警察官を飛行場に派遣させ、自身も車で駆け付けました。(同上)
*写真は、直近から見上げた、ミナレットの先端付近の光景です。 -
〇『あらすじ⑨リックの決意』:飛行場に着いた4人は、さっそく出立の準備を進めます。リックは署長に、ラズロ夫妻の名前を通行証に書くよう指示します。リックと一緒に逃げると思っていたイルザは驚きますが、リックは『今は良くても、きっと生涯後悔し続ける』と説得し、納得させます。通行証をラズロに渡し二人は飛行機に搭乗します。ルノーはリックに逮捕を宣言しました。(同上)
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そこに、シュトラッサー少佐が現れ、リックの警告にも動じず、飛行機を止めるべく管制に連絡を図ります。リックは少佐に向けて銃を発射し、少佐は倒れ込みます。ルノー署長はこれを「お前にも愛国心があったとは』と言って咎めず、追ってきたドイツ軍には『犯人を捜せ』と言い、リックの罪を見なかったことにします。(同上)
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『これが友情の始まりだな』と笑いあうリックとルノーは、カサブランカの夜の闇の中に消えていくのでした。(あらすじ紹介:完)
英が『カサブランカ』は、アメリカが第二次大戦に参戦した翌年の1942年に製作が開始され、同年11月26日に公開されました。第16回アカデミー賞において作品賞・監督賞・脚色賞の3部門を受賞しました。配給はワーナー・ブラザースです。(同上) -
〇『カサブランカ余禄(その1):シャンパン・カクテル』:シャンパン・カクテルは、映画『カサブランカ』の中でリックがイルザに『君の瞳に乾杯』と言うシーンで飲まれていたことで有名になりました。時間の経過で味が変わるという大きな特徴を持っていて、それもまたカサブランカのテーマ、そして『As Time Goes By(時の過ぎゆくままに)』を彷彿させるカクテルです(BiBi・洋画)。(同上)
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〇『カサブランカ余禄(その2):花のカサブランカ』:ユリ科の植物で、『カサブランカ』の名前花があります。品種改良で1970年代に作られました。白い大輪の花を咲かせる美しいユリですが、こちらは映画『カサブランカ』との接点はありません。綺麗な花ですが、花粉の取り扱い方には注意が必要です。(同上)
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イチオシ
〇『カサブランカ名セリフ(その1):『あれを弾いて、サム。「時の過ぎゆくままに」を』:カサブランカのアメリカンカフェに現れたイルザが、驚くサムを呼び寄せて曲をリクエストします。その曲は「As Time Goes By(時の過ぎゆくままに)」。リックとイルザがパリで過ごした最後の日、リックのアメリカンカフェ「オーロラ」でサムが演奏していた曲であり、リックがサムに演奏を固く禁じていた曲でした。要所で効果的に奏でられるこの曲は、実は『カサブランカ』のために作曲されたものではありません。ブロードウェイミュージカルのために1931年に作曲されましたが、『カサブランカ』を機に世界に知られるところとなりました。(同上)
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〇『カサブランカ名セリフ(その2):『君の瞳に乾杯』:パリの思い出の中でリックがイルザに語った台詞で、2005年の『アメリカ映画の名セリフベスト100』でも5位に入っている、映画『カサブランカ』を象徴する名台詞です。同じセリフでありながら微妙に異なるニュアンスで使われていて、名優ハーフリー・ボガードの繊細な演技力が垣間見える台詞となっています。(同上)
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〇『カサブランカ名セリフ(その3):『君と幸せだったパリの思い出で俺は生きていける』:飛行場でリックがイルザにかけた言葉です。夫ラズロを置いてリックと共に逃げると思っていたイルザは、リックの『君はラズロと共に行け』という言葉に驚き、再びリックを傷つけてしまう自分にショックを受け、そしてリックの身を案じます。それに対するリックの答えがこれでした。(同上)
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〇『カサブランカ名セリフ(その4):『妻をそれほど愛している』:自分の代わりにリックにイルザと共にアメリカに渡るよう頼むラズロに対し、リックは『お前は本当にそれでいいのか』と念を押します。ラズロの返答は『妻が幸せであればそれでいい。妻をそれほど愛している』というものでした。観客の心を揺さぶり、物語を大きく動かす名台詞です。(同上)
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〇『カサブランカ名セリフ(その5:『幸せすぎて怖いの』:パリ回想シーンの中で、リックの腕の中でイルザ語ったのがこの台詞です。迫りくるドイツ軍の恐怖ではなく、目の前にある幸せを怖いと言うイルザ、夫を失った経験がこの言葉を出させたのでしょうか?その愛は後にカサブランカの地で彼女を苦しめることとなります。(同上)
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イチオシ
〇『カサブランカ名セリフ(その6):『美しい友情の始まりだな』:映画『カサブランカ』最後の台詞となっています。クライマックスに向けて騙し合いを見せたリックとルノーです。ラズロ夫妻を逃がしドイツ軍を撒いたところで、ルノーはリックに逃走の手助けと通行証の手配を提案します。実はルノーは地下活動家たちの支援者だったのです。(同上)
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