2011/04/02 - 2011/04/02
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旅人のくまさんさん
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今日の一番の目的地は、豊田市民文化会館での慶派の彫刻展見学です。同じ方向の豊田市美術館に立寄ることとし、早目に出掛けました。
- 交通手段
- 私鉄
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少し早目に家で食事を済ませてから、豊田市美術館に向かいました。名古屋市地下鉄駅から、乗り継ぎなしで終点の名鉄の豊田市駅まで行くことが出来ます。相互乗り入れのためです。豊田市駅で降りて、空中回廊の突き当たりです。左手のブロンズ像の脇に豊田市美術館の標識がありました。
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振り返って撮影した空中回廊の光景です。空中回廊を通りますと、信号待ちがなく、車道を横断する必要もありません。
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空中回廊の脇の花壇で咲いていた黄色とオレンジ色が混じった花です。久し振りに見た花ですが、ギザギザした葉の形からノコギリソウであることがすぐに思い出されました。
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同じく、空中回廊の脇の花壇で咲いていたノコギリソウの紫色の花です。ノコギリソウ(鋸草)は、キク科ノコギリソウ属の植物です。ハゴロモソウ(羽衣草)等の別名を持ちます。
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空中回廊の上から眺めた豊田市美術館方面の光景です。街路樹のケヤキが新緑を迎え始めていました。緑色ではなく、まだ赤っぽい色です。ここで階段を降りて、一般道路に代わります。
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豊田市駅から美術館までは歩いて15分ほどです。何度も歩いたことがある道でしたから、少し回り道をして美術館に向かいました。その途中での撮影です。桜が咲き始めていました。3分咲位でしょうか。
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三分咲ほどの桜の花のアップです。色の白さと、葉が出ていないことから、ソメイヨシノのようです。通路に面した石垣の上で咲いていました。
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少し回り道をした甲斐がありました。今度は薄紅色の紅桜のアップです。八重咲きでした。牡丹桜にしては、少し開花が早いようです。牡丹桜ですと、野生の山桜に対して、人里の桜ということから『里桜』とも呼ばれます。
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同じく、八重咲きの紅桜、牡丹桜のアップです。八重桜は、一般名称ですから、品種は色々あるようです。例えば、『兼六園菊桜』という種類の八重桜は、花びらの数が、なんと300枚もあるようです。
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モクレンでしょうか、あるいは辛夷の花でしょうか、いずれもモクレン科モクレン属の落葉広葉樹です。豊田市美術館に向かう坂道の始まりの箇所です。
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白い花のアップです。コブシの花のようでした。『田打ち桜』の別名を持ちます。2001年に大ヒットした遠藤実作曲、いではく作詞の名曲、『北国の春』でコブシの花が一躍脚光を浴びました。千昌夫さんが歌ったこの曲は、『白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘 北国の ああ北国の春』で始まります。
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咲き揃った水仙の花です。この花も、登り坂の始まり部分の花壇で咲いていました。夏場の見学ですと、この坂を登るのは結構汗をかきます。
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水仙の花のアップです。日本水仙でしょうか。日本水仙は、日本各地に自生していますが、伊豆下田の爪木崎、兵庫県淡路市、福井県越前海岸などの群生地が有名です。
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坂道の脇を走る愛知環状鉄道です。名古屋市地下鉄に連結した線路は名鉄線ですから、別の線路になります。帰りには、岡崎での飲み会のため愛知環状鉄道を利用しました。
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豊田市美術館は高台にありますから、豊田市市街の見晴らしが利きます。橋のように見えるのは豊田スタジアムです。豊田市が市制50周年記念事業の一環として整備を進めたスタジアムです。設計は、世界的に著名な建築家だった黒川紀章氏です。
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豊田市美術館の脇の桜の大木です。こちらの建物は、建築家・谷口吉生氏の最高傑作とも称されます。1995年(平成7年)に開館しました。積極的にマスコミで発言される安藤忠雄氏と対比される、『作品主義』の建築家とされます。挙母城(七州城)のあった高台の一角に建設されました。
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同じく、豊田市美術館横の桜のトンネルです。二、三分咲と言ったところでしょうか。著名な建築家の谷口吉生(よしお)氏は、1937年生まれ、数々の受賞歴があり、現在は日本芸術院会員です。父の谷口吉郎氏も著名な建築家で、昭和48年に文化勲章を受賞された方です。
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美樹t間を半周りして、駐車場がある場所までやってきました。桜が咲いていた場所からも入場出来ますが、こちらが正面出入口の方面になります。樹の上に見えているのは、挙母城隅櫓です。
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豊田市美術館の案内看板です。右側は空白でした。1995年にオープンしたこの美術館は、敷地面積が約3万平方メートル、敷地面積が約6800平方メートル、延床面積が約1万1千平方メートル、地上3階、地下2階の規模です。
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石垣に取り付けられた『豊田市美術館』のプレートです。五つの常設展示室をはじめ、小堀四郎室、宮脇晴・綾子室や企画展示室、市民ギャラリーがあります。漆芸の高橋節郎館も併設されています。
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豊田市美術館の正面入口付近の光景です。シャープな造りです。谷口吉生氏は、純粋なモダニズム建築の担い手とされます。
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安藤忠雄の著書に『連戦連敗』があります。これは、各種のコンペに応募しての落選を続けたものと、最近零細された日経新聞の私の履歴書で語られていました。谷口吉生氏は、ニューヨーク近代美術館以外には、コンペに応募されたことはないようです。谷口氏はこの近代美術館の国際コンペに当選されました。建築総工費900億円を掛け増築され、2004年11月20日に再オープンしました。
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鉄とガラスのシンプルな形態のモダニズム建築とされる豊田市美術館です。展示、鑑賞や収蔵品の管理に対する配慮の行き届いた機能的な建築とされます。各所に配された池が機能性に潤いを与えています。
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ここからは、入館しての撮影です。豊田市美術館の建築は、展示室から別の展示室がわずかに見えたり、順路の途中の廊下から豊田市の眺望が開ける等、意外性や面白さも併せ持っています。桜の時期には、このような景観も楽しむことが出来ます。
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ガラス窓の先に見えた桜の光景のアップです。後ほど、桜のすぐそばからも撮影しました。例年より寒い日が続き、桜の開花が遅れていましたが、一気に開花したようです。
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建物は地形の傾斜にあわせて、1階部分も2階部分も地面に接しています。2階の人工池越しに眺めた建物光景です。緑がかった壁面は、石材ではなくアメリカ産の特殊鋼板が使われているようです。
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人工池の中に白い輪が出来ていました。吹き上げる噴水ではなく、泡で円を演出しているようです。展示物以外にも、建物とその周りの光景が十分に楽しめる美術館です。
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童子苑は豊田市美術館の和様別館といったところです。同じく谷口氏によって設計された茶室です。現代数奇屋建築の傑作とも評されています。童子苑には、広間や立礼席を備えた一歩亭、小間茶室を備えた豊祥庵の二棟が配されています。
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同じく、童子苑の光景です。中までは見学しませんでしたが、呈茶の有料サービスの案内がありました。貸し席としても運用されているようです。
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童子苑の黒いプレートが付いた塀の光景です。塀越しに亭内の桜が顔を覗かせていました。ネットで解説付きの茶室の写真を拝見しましたが、本館にも劣らないとの評価も頷かされる建築でした。
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