2008/11/19 - 2008/11/19
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中国の風景さん
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豫園は、上海人の潘允瑞という四川布政使(四川省長)を務めた役人が、かつて刑部尚書(法務大臣)であった父親、潘恩への孝行のために建設した個人の庭園である。1559年に建設が開始され18年後に完成したが、その時はすでに父親は亡くなっていたと言われる。
清代初めに潘家の衰えとともに一時荒廃するが、1760年に上海の有力者達が再建に乗り出し、同時に豫園は隣接する城隍廟の廟園となり、西園と改称された。当時の西園には湖心亭や豫園商城の大部分が含まれ、現在の豫園の2倍の広さがあった。その後各種の商業公会(商業組合)により、園内に全部で21の公所(組合事務所)が設けられた。一時、1842年の阿片戦争以来、小刀会蜂起、太平天国軍の上海攻撃等の戦禍を被るものの、豫園一帯は、従来からあった城隍廟の門前市と一体化して、商業街として発展していった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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40元
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狭い場所にうまく配置して広く見せている。
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そして、1956年に西園の約半分が庭園として改修・整備され現在の豫園となり、その他の部分が豫園商城となり今に至る。
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江沢民の書いた石碑が迎えてくれる。
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豫園の門をくぐるとまず正面に見えるのが三稲堂である。
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三稲堂に入ると、正面に3つの額がかけられているが、これは、豫園の所有者が数回に渡って代わったことを示している。
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三稲堂の後は仰山堂ですが、奥の池に面した方が正面です。
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三稲堂の奥は1866年に建てられた仰山堂で、その名のとおり、池を隔てて筑山が望まれる。
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築山は高さ12メートル余りで、上海から200キロ離れた浙江省の武康県から運ばれてきた武康石2000トン積み重ねられてできている。
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この獅子像から三稲堂と仰山堂の間を見ると、瓶の形をした門が二重に見え、更に奥には木が見え、空間が面白く演出されている。
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仰山堂の側に鉄製の獅子像があるが、これは元代に河北省安陽県で作られたものと言われる
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回廊の中ほどに、大きな太湖石が置かれている。付けられている名前は美人腰。
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獅子像の先には遊廊と呼ばれる回廊がある。
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更に奥に進むと藤棚があり、
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左手の壁に200年前に作られた彫刻が掛けられている。
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藤棚の先を右に曲がると右手に魚楽榭という東屋がある。
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次に複廊と呼ばれる二重廊下がある。
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左側の女性用通路は低く板張りの天井であり、庭はよくみえない。
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両廊下を遮る壁には様々の形の穴が空けられている。
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廊下を抜け左手の建物は、1843年に再建された万花楼である。
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この建物の扉や窓には、竹、蘭、菊などの彫刻が施されている。
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中の家具は200年以上の歴史を持つ。
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庭に立つ銀杏の木は豫園設立当初からあると言われ、樹齢は400年を超える。
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点春堂は1820年に建てられた花糖飴業の公所であった。 -
点春堂と万花楼の間の壁上部は龍で装飾されている。
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小刀会失敗の後の破壊されたが、1868年に再建された。 -
点春堂の南の和煦堂には、榕樹の家具が置かれている。
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「和煦堂」
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さらに南に進むと、広々としたそれまでとは違った雰囲気の庭園に出る。
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門を通りすぐ右手の壁には、松、鹿、粟鼠、鶴が描かれた彫刻がある。
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この門の上では二匹の龍が大きな真珠の玉を嬉しそうに争っている。
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老君殿
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太湖石は「漏痩皺透」(穴が多く、ほっそりしており、襞が多く、すっきりしている)のものが良いとされ、玉玲瓏はその典型であるとされる。
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玉華堂は潘允瑞の書斎であったと言われる建物である。
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長廊。
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内園は1780年に豫園に隣接する城隍廟(県の鎮守神を祭る官廟)の後庭として建設され、1956年に豫園と合併された。
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静観庁は「静かに築山を見る場所」という意味である。
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内園の最も奥には古戯台と呼ばれる舞台がある。
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静観庁の屋根には宋の名将岳飛と悪徳役人の金兀術が戦っている像が置かれている。
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静観庁の屋根には像が乗っている
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ここから築山に登ると、園内5匹目の龍に会うことができる。この龍は他が瓦でできているのに対し、煉瓦で彫刻されている。
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この旅行記へのコメント (3)
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- 一歩人さん 2013/05/20 17:12:27
- ふ、ふ、龍の屋根が印象的でした
- 中国の風景さんへ
博学ですよね。龍の屋根しか判別できませんでしたが、
瓦と屋根があるのですね。それに、彫刻の説明にも。
龍の爪に興味があり、行きました。
徳川では、3本の爪、中国皇帝は5本とか。5本は、禁止令が出ていたのでしょうか。
江戸城の白書院には、中国皇帝の伝説が描かれているとか。
こうしたためか、中国には興味があり、大好きです。
ありがとうございました。
失礼しま〜す♪
- 中国の風景さん からの返信 2013/05/24 17:05:07
- RE: ふ、ふ、龍の屋根が印象的でした
- 古くは中国が韓国も日本も支配していた時代があり、龍は中国の皇帝を表していました。韓国は龍の爪を4本にして中国に服従を表し、日本はその下の3本にして服従を表した話を聞いた事があります。中国が父親で韓国が兄、日本は弟の関係で、下の弟が親に逆らうのは儒教の精神からおかしいので怪しからんと中国は言います。韓国も弟が兄に逆らうのは怪しからんと言います。昔は文化は中国から伝わって来ました。現在は技術は日本の方が上です。何だかんだで面白く無いのでしょう。父親らしい中国になって下さい。
- 一歩人さん からの返信 2013/05/25 05:46:14
- RE: RE: ふ、ふ、龍の屋根が印象的でした
- はい、ありがとうございます。
四神にはとても興味があります。
そして、儒教にも。
韓国出身のボランテイア仲間もとも楽しく過ごしました。
中国では、ガイドさんにとても、親切にしていただきました。
遠くて、近い国といったところでしょうか。
失礼しま〜す♪
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