2010春08　ポルトガル(バターリャ)

2010/03 - 2010/05

【バターリャ修道院】
正式名を『聖母マリア修道院』といい、『バターリャ』とはポルトガル語で『戦闘』を意味します。
1385年8月14日、バターリャ近郊で行われたアルジュバロータの戦いで、ジョアン1世が勝利したことを聖母マリアに感謝するために建設されました。

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ポルトのREバスターミナルからバターリャへ。
バスの時刻はRE社のHPであらかじめ調べて行きました。
http://www.rede-expressos.pt/default.aspx

コインブラとレイリアの2箇所で乗り換えがありました。
時刻はほぼ正確でしたが、出発ホームの番号は当てになりません。
平気で全然違う番号のホームから発車しますので、早めに確認されることをお勧めします。

バス料金(ポルト→バターリャ)：15.5ﾕｰﾛ


バターリャには荷物を背負って到着しました。
が、バス停がポツンとあるだけでコインロッカーなども見当たりません。
背負ったまま見学する覚悟をしましたが、修道院横のインフォメーションの方にダメモトでお願いしてみると、快く荷物を預かって下さいました。
親切な係の方のお陰で、身も心も軽く見学することができました。
心より感謝です。

エリア バターリャ(ポルトガル)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空

バス停から5分ほど歩くと修道院です。
トマール行きのバスまであまり時間が無いので、さっそく見学します。

今日は日曜日で無料開放日。
インフォメーションから一番近い『未完の礼拝堂』から入場しました。

『未完の礼拝堂』

王室の霊廟としてドゥアルテ1世によって1437年に着工。
工事は100年ほど続けられたけれど、結局未完に終わったのだそうです。

天井がぽっかり開いてます。
ここが一番見たかった！

礼拝堂への入口(出口？)上部の繊細な彫刻。
この入口の高さは15mあります。

マヌエル様式の美しい彫刻をアップで。

全体を写せなくて、『未完』であることがあまり伝わりませんね･･･。

外壁ではなく、内壁なのです！
などと言ったところで。

ドゥアルテ1世とその妻が埋葬されています。

その天井部分

後ろ髪を引かれつつ、『未完の礼拝堂』を後にします。

一旦外に出て、『王の回廊』にやって来ました。

回廊から眺める尖塔

回廊の角にある洗盤

回廊のアーチ部分の柱は、１本１本デザインが違います。

天井を支える柱が一本も無い参事会室。

第一次世界大戦で亡くなった無名戦士の墓があり、
その横にはガードマンが配されています。

建設当時に『落ちるのではないか』と騒がれた
参事会室の天井。

16世紀になって作られた参事会室のステンドグラス。
キリストの受難の場面を表しています。

修道院南側にある教会では日曜礼拝の真っ最中。

とてもウロウロできません。

天井の高さは32ｍ、奥行きは80ｍもあって壮観です。
装飾のないスッキリした柱がかえって新鮮です。

壁には、向かい側のステンドグラスからの光が射しています。

シンプルな教会内部に彩を添えるステンドグラス。

78体の聖像が飾られた西側入口のアーチ。

こちらは南側の入口です。

礼拝が終わり、人々が続々と出てきます。

礼拝のため見学できなかった『創設者の礼拝堂』

礼拝の終わった今なら入れると思いますが、トマール行きバスの時刻が迫っているので断念。

全体を見ると、修道院の大きさに改めて驚きます。

こちらは東側の『未完の礼拝堂』部分です。

礼拝を終えた人々に混じって、修道院を後にしました。

最後に･･･

バスの乗り継ぎの待ち時間に撮った『レイリア城』です。



『トマール　町編』へ続く→
http://4travel.jp/traveler/252525/album/10476883/