2010年5月　浅間山（前掛山）(29)

2010/05/09 - 2010/05/09

日帰りで、浅間山（前掛山）に登り、美ヶ原を散策してきました。いずれも日本百名山です。

まずは、浅間山の現時点で行ける限界点である前掛山に登ります。

天狗温泉・浅間山荘−不動滝−火山館−避難壕−前掛山頂−避難壕−火山館−浅間山荘−（続く）

エリア 長野

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

この４月に噴火警戒レベルが１に下がり、前掛山まで登れるようになったと聞き、登れるうちに登ろうと思いました。
まずは、車で天狗温泉・浅間山荘の駐車場に。

レベル１と言っても、安全が保証されるわけではない。登山はあくまでも自己責任で。

８時登山開始。

４月１７日から規制緩和されたようだ。

歴史を感じるマイルストーン。

８時２０分、一ノ鳥居。
穏やかな山道が続く。
不動滝の側に進む。

１本でも薪を運んでいくと、火山館で大歓迎されるらしい。

１本運んであげましょう！

・・・意外と重い・・・無理だ。。。
いくつか先の薪の山に置かせてもらいました・・・ヘタレですみません。。。

なお、薪を運ばなくても、火山館では暖かく迎えてくれます。

８時３０分、不動滝。

ここで、カモシカに遭遇！

カモシカと不動滝。
あまり人を恐れないカモシカ君だった。

樹林帯を抜けると、火山帯らしい豪快な光景が見られる。
トーミの頭のあたり。

９時２０分、火山館到着。
薪を運べなくてすみません。

火山館の屋根の向こうに牙山。

火山館を過ぎた一部区間に残雪があるが、歩行に困難無し。
前掛山の雄大な姿が見えてきた。

外輪山の黒斑山のあたり。

いよいよ前掛山の登りに取りかかる。
これを越えた向こうに浅間山の火口がある。

ここで溶岩が流れてきたら、不運とあきらめるしかないな。

この残雪を越えたら、前掛山の稜線だ。

稜線に到着。
正面が火口。
この立入禁止地点で右に折れて、稜線伝いに火口を回るように進んでいく。

稜線を伝った先に前掛山頂がある。
手前に避難壕が２つある。

避難壕。
風が強いので助かる。
奥が火口。

狭い稜線を伝って、前掛山頂を目指す。
冷たい風が強くて大変。
５月とはいえ、冬用防寒具、特にグローブは必須。素手だと凍傷になりそう。

前掛山頂まであと少し。

中心に火口。
しばらく眠っていてください。

１１時０５分、前掛山頂到着！
標高２５２４メートル。

記念のタッチ。

浅間山火口。
道があるが、我々一般人が行ってはいけない。

浅間山の最高点（２５６８メートル）は、ここから見た火口の右側あたり。
さすがに行けないな。。。

ここが、我々一般人が行ける限界点。

歩いてきた前掛山稜線。
真ん中奥に四阿山。

火口を見納めて、１１時２０分、下山開始。

苦手なガレ場の急降下なので、ゆっくり慎重に。
賽ノ河原の向こうに外輪山の列（鋸岳、仙人岳、蛇骨岳、黒斑山）。

稜線は半端なく寒かったが、豪快な登山が楽しめました。

浅間山荘間近のところで、再びカモシカ君に遭遇！

以下、カモシカ君の心中を推測。

「食べ終わったらポーズとるから、ちょっと待ってね。」

「食べたら眠くなっちゃったよ。」

「人間様はあくせく暮らして気の毒だね。ボクが少しでも癒しになったならうれしいよ。気をつけて帰ってね。」

１３時２０分、浅間山荘に帰着。

この後、美ヶ原に散策に行きます。

バッジ２個。
下のバッジにはカモシカ君。