2009年11月　雲取山(4)

2009/11/07 - 2009/11/08

日本百名山・雲取山に山小屋泊で登頂してきました！

第１日：奥多摩駅−（バス）−鴨沢登山口−小雲取山−雲取山−雲取山荘泊
第２日：雲取山荘−雲取山−雲取山荘−白岩山−霧藻ヶ峰−三峯奥宮−三峯神社−（バス）−西武秩父駅

「煤煙とコンクリートの壁とネオンサインのみがいたずらにふえて行く東京都に、原生林に覆われた雲取山のあることは誇っていいだろう。」（「日本百名山」深田久弥）

エリア 奥多摩(東京)

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩

青梅線の終点、奥多摩駅からバスで鴨沢登山口に向かいます。
けっこうな人出だったが、臨時バスが１台増発され、座っていくことができた。

奥多摩駅前の町並み。
旅情をそそります。

４０分ほどで鴨沢バス停に着きました。
登山口は、バス停のすぐそばにある。

９時３０分、人家の間を抜けて出発。
気をつけていこう。

山林の道に入っていくらもたたないうちに、カモシカに遭遇！
残念ながら写真は上手く撮れなかったが、幸先良さそうだ。運が付くだろう！

柿がたくさん生っている。

標高があまり高くない所では、紅葉がまだまだ見ごたえ十分。

天気は、晴れ半分、雲半分といったところ。

体力温存のため七ッ石山は迂回して、１４時、ブナ坂を通過。

ブナ坂から先は、広々とした気持ちのいい道です。

１４時３５分、奥多摩小屋。

小雲取山に向けて上っていく。
振り返ると、実に広々とした尾根を歩いてきたことがわかる。

１５時２０分、小雲取山頂付近。
雲取山頂までもう少しだ。

薄いガスの中、雲取山避難小屋が見えてきた。
頂上はすぐそこだ。

人が集まっているあそこが山頂のようだ。

１５時４５分ころ、雲取山頂到着！
標高２０１７Ｍ。
東京都の最高地点。埼玉県、山梨県との境界でもある。

右が昔の三角点。

雲が多くて、周囲の山並みはよく見えないが、これはこれで迫力のある光景だ。

山頂から向こう側（北側）に２０分ほど降りて、今夜の宿の雲取山荘に着きました。

素敵な山小屋である。
こんな山の上に泊まるのは、ボーイスカウト以来！
ボーイスカウトは一応テント泊だったから、こういう山小屋泊は初めてだ。

１８時前に夕食。
こんな人里離れた山の上で、これだけの食事をいただけるのがありがたく、美味しかった。
缶ビール２本と日本酒１カップと疲労の力で、１９時か２０時くらいには爆睡してしまったようだ（よく覚えていない）。山小屋の夜は早い。

山小屋の朝も早い。
５時から朝食を食べ、６時０８分の日の出を目指して、山頂に向かいます。
山荘前から見える金星（たぶん）と日の出前の朝焼け。

山頂で日の出を待つが、雲が厚くて、見えないかな。。。

その代わり、富士山がくっきりと見える！

日の出の時間が過ぎたが、やっぱり雲で見えず。

でも、富士山が綺麗だから満足です！

ものすごく寒いので、いったん山荘に戻ります。

山荘で温まって、荷物をまとめて、７時４０分ころ、三峯口（秩父側）を目指して出発します。

秩父方面の眺め。
ギザギザの山は、この間登った両神山だ。

振り返ると、お世話になった雲取山荘が小さく見える。

９時、芋ノ木ドッケ。

９時２０分ころ、白岩山。

今日は富士山がよく見える！

１１時２０分、霧藻ヶ峰休憩所到着。

雲取山荘で調達したお弁当で早めの昼食。
美味しかった。特に、ウインナーと昆布とらっきょうが美味しかった。

眺望も良い。三峯神社のあたりも見えてきた。
気持ちの良い休憩所だったので、記念に霧藻ヶ峰のバッジを買いました。

紅葉の残る高度まで下ってきた。

三峯奥宮には行かないつもりで下まで降りてきてしまったが、鳥居の向こうに続く道が呼んでいる感じで、やっぱり登ることに。

急な階段や、ちょっとしたクサリ場などもあって、面白いアプローチだった。

三峯奥宮。
狛犬がオオカミだ。

けっこう現代的な顔立ちのオオカミ。

こちらは年取ったオオカミがたくさん。

下山して、三峯神社の本宮にもお参りしました。

もちろんオオカミ。

神社の近くの三峯神の湯に浸かって、疲れを癒しました。
オオカミＴシャツも買ってしまった！

バスで西武秩父駅に行き、レッドアロー号で帰ります。

地ビール、オオカミワインを飲みながら、煤煙とコンクリートの壁とネオンサインに溢れる池袋に戻っていく。。。

雲取山、それ程の難所もなく、長めの距離を平和な気分でのんびり歩ける良い山でした！

ちなみに、霧藻ヶ峰のバッジは、この前登ったけどバッジを買えなかった荒島岳に転用しよう！