最後に市内から北西15ｋｍほどにある Nerubayskoye 村にある，<br />Partisan Glory Museum にいった．1214到着，案内の人とともに地下道にはいる．ここのライムストーンは削りやすく，家の建材として使われた．その削堀されたトンネルが300km以上にもなり，地下道を形成していた．そこがパルチザンの基地になり，レジスタンスに使われた．中は暗く，当時の雰囲気が分かるように展示されていた．旧ソ連時代は当然この赤軍パルチザンがもてはやされ，すべての国民がナチスに対して赤軍を支持したように歴史が偽造された．が，ウクライナでは一方独立派もずっとゲリラ活動をしていた．かれらはドイツ軍とも，ソ連軍とも戦った．戦後はソ連によって反動民族分裂主義者のレッテルを貼られたが，しかし今から思えばウクライナはロシアと異なる民族であることは歴然としている．この民族主義者のソ連へのパルチザンはなんと1950まで，散発的には1956年まで続いたようだ．ナチズムとスターリニズムに翻弄されたウクライナ．大量のユダヤ人とウクライナ人が殺された．このような歴史から赤軍パルチザンのみを賛美するには少し抵抗がある．もちろんパルチザン兵士にとっては崇高な抵抗運動であったし，英雄的な勇気とまた残虐なナチスによる犠牲も多かったろう．しかし，結果としてのスターリニズムの手先となってしまったことを，その後の歴史の悲惨さを知っている今，手放しでは賛美できない気持ちになってしまう．<br />http://www.odessatourism.in.ua/en/dostoprimechatelnosti/muzeynayaprogulka/muzeypartizanskoyslavvsnerubayskoevzateryannommirekatakomb/default.aspx?full=1

2010.3ウクライナ旅行24-パルチザンの栄光博物館

8いいね！

2010/03/24 - 2010/03/24

34位(同エリア58件中)

#その他

旅行記グループ【海外23】2010.3ウクライナ旅行

SUOMITAさん

最後に市内から北西15ｋｍほどにある Nerubayskoye 村にある，
Partisan Glory Museum にいった．1214到着，案内の人とともに地下道にはいる．ここのライムストーンは削りやすく，家の建材として使われた．その削堀されたトンネルが300km以上にもなり，地下道を形成していた．そこがパルチザンの基地になり，レジスタンスに使われた．中は暗く，当時の雰囲気が分かるように展示されていた．旧ソ連時代は当然この赤軍パルチザンがもてはやされ，すべての国民がナチスに対して赤軍を支持したように歴史が偽造された．が，ウクライナでは一方独立派もずっとゲリラ活動をしていた．かれらはドイツ軍とも，ソ連軍とも戦った．戦後はソ連によって反動民族分裂主義者のレッテルを貼られたが，しかし今から思えばウクライナはロシアと異なる民族であることは歴然としている．この民族主義者のソ連へのパルチザンはなんと1950まで，散発的には1956年まで続いたようだ．ナチズムとスターリニズムに翻弄されたウクライナ．大量のユダヤ人とウクライナ人が殺された．このような歴史から赤軍パルチザンのみを賛美するには少し抵抗がある．もちろんパルチザン兵士にとっては崇高な抵抗運動であったし，英雄的な勇気とまた残虐なナチスによる犠牲も多かったろう．しかし，結果としてのスターリニズムの手先となってしまったことを，その後の歴史の悲惨さを知っている今，手放しでは賛美できない気持ちになってしまう．
http://www.odessatourism.in.ua/en/dostoprimechatelnosti/muzeynayaprogulka/muzeypartizanskoyslavvsnerubayskoevzateryannommirekatakomb/default.aspx?full=1

エリア

オデーサ (オデッサ)(ウクライナ)

同行者: 友人

交通手段: 鉄道

航空会社: ターキッシュエアラインズ

M20,E93号線（キエフに行く道）を北上
1203　清瀬さんの車にガソリンを入れすためスタンドへ，キエフでも驚いたが，92ガソリンにびっくり．95がレギュラー，98がハイオクだが，92と95が中心だ．
途中右折して，M23,E58号線に，そこから左折．標識がないので清瀬さんも迷って，人に聞く．自分で運転していたら英語も通じないので結構大変だったとは思う．細い道を博物館に．周りに派手な服を着た家族がいる．ロマの居住地域と．写真はうまく撮れなかった
近郊Nerubayskoye村にある．
1214　パルチザンの栄光博物館に．ここが本館だが，誰もいない．実はこちらは出口だった．
記念碑，ソ連だったので，このパルチザンもてはやされたが，ウクライナでは一方独立派もずっとゲリラ活動をしていた．ナチズムとスターリニズムに翻弄されたウクライナ．パルチザンのみを賛美するには少し抵抗がある．もちろん崇高な抵抗運動であったのだろうが，結果としてのスターリニズムのやったことの悲惨さをも考えてしまう．
記念碑に花が
祈念の塔
入り口は降りた先のくぼみにあった
いりぐち
案内の人がずっと付きそってウクライナ語で説明，それを英語に訳して，さらにところどころ日本語に
入り口の方向
ここのライムストーンは削りやすく，家の建材として使われた．その削堀されたトンネルが300km以上にもなり，地下道を形成していた．そこがパルチザンの基地になり，レジスタンスに使われた．このけずられた柱の向こうより入る
台所として使用していたところ
うすのようなもの
暗い，当時はもっと暗かったろう．
ベッド，わらが敷いてある
通気口
司令部，沖縄の日本軍の洞窟塹壕をおもいだす．
フラッシュたくとこんな感じ
レーニンと
スターリンだ
ふるいプレーヤーも置いてある
銃撃訓練
こののこぎりでいしをきったのかしら．この石は硬い割には切りやすいとか
通路から入ってきた敵を殲滅する
ドラム缶の風呂を説明
井戸
今でも水はきれいだ
通気口
途中ある記念碑
ここからは少し明るく展示物もある
通路に機関銃
寝室
レジスタンス当時壁にかかれた絵，ヒトラーとナチスドイツを皮肉っている
娘はウクライナ
これで最初の建物記念館にでた．ここにはレジスタンス運動の歴史と写真，プロパガンダのためのポスターが展示
最年少のパルチザン15歳
最高齢のパルチザン．70歳代
そとにでるとやたらまぶしかった
小さな売店があったのでここのパンフレットを買う．10グリヴナ．
1315出発，ODS1615発　TK1468　1750　IST　なので途中で食事をすることを考えると，空港に向かうことになる．
ここのライムストーンを使って建築中の家，オデッサ中がこの石材を使っていると言っても過言ではない．
このような茶色い石の家がほとんどだ
同じような石材を使用した家，車の中から撮影．新しい家も古い家も同じような石材だ