2010.3ウクライナ旅行11-ヤルタまでのトロリーバス3時間乗ったぞ！，ヤルタの公衆市場

2010/03/21 - 2010/03/21

いよいよヤルタまでの，トロリーバスの旅，トイレがないのでターミナルの周りに飲食店やスタンドがたくさんあったが，まずのまずくわず．2時間30分の旅（実際はなんと3時間かかった，途中パンタグラフが外れて急停車4回，そのたびにパンタグラフの向きをかえてねじで留めて走る），86kmの世界最長のトロリーバス．切符はたったの12.18グリブナ（140円！），バス代の2分の一程度で確かに庶民の足だ！本当に庶民が乗ってきた！ ソ連のにおいぷんぷん．途中でほぼ満員，立っている人も数人いて，写真を撮るのに移動することもできない．買い物した大きな荷物を持って，1時間以上かかる集落に帰るスキンヘッドの男性と妻，イヤホーンのない携帯でロックを聴く，かっこつけた兄さん，臭くてアベックがおもわず空気用の窓を開けた，ホームレス風の女性，めずらしいからか何度もちらちら私たちを見る10代の女性．3時間通しで乗ったのは私たちだけ，ホームレス風の人もほぼ全線（Simferopolの市場から乗ってきた）．途中でクリミアの山々をハイキングしていた人も乗ってくる．タクシーなら１時間20分くらいの距離，バスでも1時間40分くらいのようだ．しかしこのトロリーバスに乗れたことは今回の旅行の最大の収穫かもしれない．窓がめちゃくちゃ汚れていたのできれいな写真は当然撮れなかった．
　到着後キエフ通りを海岸のほうへ，こちらはリゾート地ではなく，庶民が暮らす街．市場があり，中をゆっくり見学．ビニールシートでできた食堂に，肉の串焼きのにおいで入る．ビールを飲んでひとり43グリヴナ（550円）．公衆市場は生活のにおいでいっぱいだった．

エリア ヤルタ(ウクライナ)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ

いよいよヤルタまでの，トロリーバスの旅，トイレがないのでターミナルの周りに飲食店やスタンドがたくさんあったが，まずのまずくわず．2時間30分の旅（実際はなんと3時間かかった），86kmの世界最長のトロリーバス．切符はたったの12.18グリブナ（140円！），バス代の2分の一程度で確かに庶民の足だ！本当に庶民が乗ってきた！

これぞトロリーバス！ソ連のにおいぷんぷんする！

前の勇姿

30分に1本走るので，次のトロリーバスも後ろにつけている．http://en.wikipedia.org/wiki/Crimean_Trolleybus

確かにヤルタ行き

バスターミナルから駅を見る

車内，前にいる人は改札掛，切符を半分破いた．発車するときに外にでる．

しかし年期ものだなあ，サスがなくて，きっと3時間後には腰痛になっていると思う．

実はいすのシートピッチも適当！

天井，つかまる棒がとれちゃっている．

まあともかく1240無事に出発，まず駅前の停留所により何人か乗車，ターミナルからわずか100ｍで停留所

まどが汚い（空港からのトロリーバスに輪をかけて汚い）のでいい写真が撮れない．一番後ろの座席に陣取る．

この奥に操車場がある．

マーケット広場のようなところに停車，たくさんの人が乗ってくる．身なりはあまり良くない．スキンヘッドの人や，ちょっとくさい浮浪者風の女性も乗ってくる．バスはほぼ満員に．この人たちが30ー90分のって近在の町や村に帰る．乗っている時間の長さに驚く．

近くで若者が，携帯からの音楽を聴くが，イヤホーンがなく，耳に当ててロックを聴いているが，結構うるさい．一駅間は最初は3ｋｍ程度だったが，峠を登るにつれ5-10ｋｍほど離れるようになる．

突然トロリーバスが止まる．パンタグラフがはずれたのだ．架線にくっつく場所が横向きになってしまう．簡単なときは方向を変えるだけだが，ねじがゆるんでいると運転席から工具を持ってきて，ねじを締め直さなければならない．ヤルタに着くまで4回停車．全部の時に工具が必要だったが，一度も最初から工具をもっていかない．やっぱりだめだということで，もう一度工具を取りに行く．この時間ロスはすごい．ヤルタまで2時間半といわれていたが3時間かかるわけだ．

この架線が86ｋｍ続く，変電所もたくさんある．設備を維持するだけでも大変だろう．その上に骨董品のような車両がはしっているのだから．

ずっとすこしずつ坂をあがっていく．のぼりざかが十数キロも続く．一番後ろのまどよりSimferopol側をみる．

まどが汚いのでいい写真が撮れない

途中のバス停，結構乗り降りがある

大きな荷物を持ったスキンヘッドの人，少し怖そうだったが，途中降りたとき手を振ったら，にこっと笑った．一番後ろにあまりみない風体の東洋人をみな必ず見るが，その後は知らん顔している．ホームレスの女性が臭いので，アベックが上の窓を開ける．

だいぶ山の中に入ってきた，雪も積もっている．さすがヤルタに行く道，ずっといい道だ！

道路脇を川が流れる．雪解け水を運ぶが，濁っていた．鉄分が多そうな水だ

峠まで来ると車は少なくなる．しかし汚れたまどだなあ．

後ろに陣取ったため，きれいなクリミアの山々をうまく撮影できない．まあしかたがない，とても汚れたまどだし，混んでいるので席も移動できない．

1359峠にさしかかった．これから下りだ．道も広くなり，傍らにドライブインやキャンプ場があった．

ここからは下り坂

1401もっと高い山もあるのだが，写真は良く撮れない．対側の上の空気窓が開いていたので，拡大して山を撮る．曇っているし，山の中なので寒い

1426，町の中に入る．海岸に近い側に町が広がる．道路は山沿いだ．1000ｍ以上おりてきたのだろう．気温もだいぶ違う．

1428　海岸縁のAlustaの町のバスターミナル．ここからヤルタまであと39ｋｍ．Simferopolからは47km．もう2時間近く乗った．まだまだだ．最初もっと腰が痛くなるかと思ったら，郊外に出るとそれほど揺れずなんとか2時間は持ったが，なかなかの忍耐だ．トイレに行きたくならないのが幸いだ．ここで運転手も交代！

海岸縁を少し山側にM18,E105号線は走る．

この道からもクリミアの山々が見える．

これで4回目の架線外れ

1535　2時間55分かけてやっとヤルタのバスターミナル．やっとおりられる！

バスターミナルからのクリミアの山々

キエフ通りを海岸のほうへ，1.5ｋｍある．

トロリーバスが並ぶ

花がきれいだ，ヤルタは黒海に面した温暖な地だ．実は先ほどのホームレス風の女性，この先の茂みに入って用を足していた．３時間のトロリーバスにトイレがないのがつらい．30分おきにあるので，途中下車もできるが．．．2倍お金かかるのかな．．．

道をどんどん歩いて行く．ところがこのころ急にすごく寒くなる．底冷えの寒さ．ほんの30ー40分のあいだだったがすごく寒かった．日暮れの方がむしろ暖かく，おかしかった．どこからか寒気団が降りてくる仕組みがあるのだろうか．数分の間に数度以上気温が降下した感じだった．

道端にでている果物屋

市場への入口があった．どこでも「ざくろ」と「ざくろのジュース」を売っている．市場に入る．ここには，門もない．裏口かな．

魚屋

花屋

ピクルスも売っている

こんな感じのマーケット

いろいろな物が売っている

米やソバの実，パスタ，豆など

市場の中央

ビニールの市場の食堂，肉の串焼きのにおいがたまらない．もう1550．はらへった．においに誘われるなんて，まるで「うなぎや」だね．

向こうでテントを開けて，肉の串焼きを焼いている．当然庶民の食堂なので，ロシア語メニューだけ．「地球の歩き方」を参照しつつ，スープCYNを，串焼きは指差して頼む

ボルシチみたいなスープ

私のは牛の骨つきスープ．狂牛病大丈夫かな．しかしおいしかった．

パン

肉の串焼き，たまねぎとチリソース

テーブルには小さなお皿にコショーととうがらし数種類のハーブが混ざった調味料がおいてある．空腹でもありおいしかった．ビール2本とあわせて，ひとり43グリヴナ（550円）

もうすこし市場を見ていこう．

パン粉，パスタ，オリーブなど

いろいろな酢漬け

ひだりはにんにく，右はなんだろう．．．

市場も端のほうになった．

端には衣料品屋があった．

市場の入口，もう1637