2002/10/13 - 2002/11/08
72位(同エリア110件中)
kojikojiさん
- kojikojiさんTOP
- 旅行記1484冊
- クチコミ1138件
- Q&A回答73件
- 2,686,724アクセス
- フォロワー151人
翌日も同じメヴラーナ・トラベルのツアーでケコヴァとミュラの遺跡見学ツアーに参加しました。この日もフランス人2人連れも一緒でした。マクドナルドの前でもう1台のバスを待って、ロシア語と英語ツアーに別れました。ここまではホテルからのピックアップするエリアで別れていたようです。英語グループに参加したのははカナダ・ベルギー・オランダ・ルーマニア・フランス・グアテマラと日本人でした。バスは海岸線を西に走りケマールの港から古代リキヤの都市と海賊の墓地だったオリンポスを越えてミュラの町に入りました。この日は建国50周年の日でいろいろなセレモニーがあるようでした。そういえば先日行ったアタチュルク公園にも花輪が沢山飾ってありました。ミュラは岩窟墓で有名な所ですが、隣にある劇場も殆ど完全に残っていて素晴らしいものでした。ここもアスペンドスと同じくディオニソスに捧げられた町だったようです。
スケッチをしているとベルギーの女の子にすごく上手いと褒められて少し良い気分でした。次に行ったフェティエの村はオレンジが有名で、村の入口にもオレンジのモニュメントがありました。
ここでもお祭りで人々が正装していますが、バスツアーはそのまま聖ニコラス教会へ移動します。ここには聖ニコラスすなわちサンタクロースのお墓があります。彼はオーソドクス(正教)の聖人です。
昼食はノエル・ババ(ファーザークリスマス)というレストランで、ビュッフェ式で好きなものが好きなだけ食べられます。ケバブもありますが係りのお兄さんはサンタクロースの赤い帽子を被って汗だくで可哀そうでした。
最後はケコヴァの村までドライブして、ボートに乗り換えて水中遺跡の見学です。ボートの上からですが船着場やお墓を見つけることが出来ました。入り江で海水浴の時間もありました。帰りは2時間のバスに揺られてアンタルヤに戻ります。幾つものホテルに寄って段々人が少なくなりカレイチのウォッチタワーでツアーは終了です。この日の晩は海岸で花火が上がりそれは綺麗でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 船
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
アンタルヤから海岸線を西に向かって走り、ケマールの美しい港から山間部に入りミュラの村に着きました。いきなり山肌に古代のお墓が見えてきます。
-
岩をくりぬいて作られた墓地はリキア独特のものです。垂直に切り立った大きな断崖の表面に墓穴をうがち、その周りを神殿の正面のような装飾で刻んで作った墓が集積したネクロポリスがミュラ付近には二つあり、それぞれ「川のネクロポリス」と「大洋のネクロポリス」と呼ばれています。こちらが大洋のネクロポリスと呼ばれる遺跡です。
-
自然にある岩山を掘り進めてこのような造形にしようとした発想がすごいと思いました。まだ行ったことはありませんがインドのエローラやアジャンタの遺跡と同じような発想なのでしょうか。
-
岩山のある一面が彫り尽されています。インディジョーンズの映画で有名になったペトラ遺跡よりすごいと思います。
-
ネクロポリスの隣にある劇場も信じられないほどの完全な状態で残っています。昨日のアスペンドスも凄かったですが、ここは時間が止まったように残っています。
-
これはもう岩肌に掘ったと言うよりも完全に家の形になっています。
-
全ての墓所は盗掘されたのか学術的に発掘されたのか分かりませんが、パネルが外されています。
-
遺跡は地元の子供の格好の遊び場でもあるようです。
-
自由時間が30分ほどあったので、ここでもスケッチを1枚描きました。遺跡の見学もしたので、色を着けるまでの時間はありませんでした。
-
フェティエ村はフェティエ・オレンジのブランドで輸出しているほど有名だそうです。そして聖ニコラスのお墓があることでも有名です。地球儀の上に聖ニコラスが立っている意味はよく分かりませんが、ここの人にとっては世界に誇れるものなのでしょう。
-
サンタクロースの赤い衣装はコカコーラのイメージですが、地場産業として簡単に手に入る瓢箪で人形を作ってしまったのでしょう。良く見るとマトリョーシカのようでもあり一つ一つ違っていて面白いのですが、家に一個あっても面白くないのでしょう。こうやって吊るされているのが良いのでしょう。
-
聖ニコラス教会の床のモザイクの写真しか残っていませんが、破壊されながらもフレスコ画が残されていたり、聖ニコラスの棺も残されていました。ここから延々と山道をバスで走ってケコヴァの港に向かいます。
-
最後はケコヴァ港からクルージングです。ここから水中の遺跡や石棺が並ぶ風景を見ます。ケコヴァはかつて繁栄していた都市が半ば海中に没し放棄された、その姿を目の当たりに出来る珍しい遺跡です。
-
島の岸壁に石棺が並んでいます。家の様でもありイスラム教徒の棺の形の様でもあります。
-
周辺は小さい島が沢山あり、風光明媚なところです。
-
集落の上には城砦が見えます。
-
とても綺麗な集落です。こんな所で数日過ごしても楽しいでしょう。
-
地震による地殻変動で全体的に島が沈下しているようです。昔の地面は水没しています。
-
光の加減で分かりにくいですがお墓も水没しています。
-
昔の港の跡は、防波堤の形をしていることが分かります。
-
この辺りで海水浴の時間です。思い思いに地中海の美しい海を楽しみました。
-
こんな船でのクルージングは楽しいものです。
-
海水浴の後はしばらく静かな入り江をクルーズしました。
-
楽しいクルーズも終わりです。本当にトルコの地中海沿岸は美しい自然が残っています。リゾートしても穴場だと思います。
-
ミナレットが無ければヨーロッパのリゾートと見紛うばかりです。
-
こんな建物ももう残っていないでしょうね。KODAKの看板が物悲しいです。
-
葦原を一人歩くおばあさんは何を急いでいるのでしょうか。
-
手作りのお土産品を売っているお母さんは精悍な顔つきに美しさと力強さを感じます。トルコの旅で出会った方々はみな素晴らしい人ばかりでした。
-
とても美しい海岸線をドライブしながらアンタルヤへ戻ります。タップリ2時間かかりました。
-
翌日は一日ゆっくりと過ごしました。
アンタルヤから見たミュラやケコヴァ方面です。 -
最終日はメブラーナ・トラベルでファセリス遺跡と3島巡りのボートツアーに申し込んでいましたが、天候がどうとか理由をつけてツアーは開催されませんでした。誰も来なかったのでお客がいなかったのだと思います。内容は同じだからと言って参加したツアーは15ドルのものでした。ボートツアーは30ドルだったのでツアー終了後事務所へ文句言いに行き、差額15ドルを返してもらいました。
-
と言う事情でカレイチの港からの半日ボートツアーに変わってしまいました。と言っても長い時間の海水浴と変わった景色も眺められて楽しいものでした。
-
海岸線が崖になっているのでデューデン川が滝になって海に注ぎ込んでいます。名前はそのままデューデン滝と呼ばれています。
-
この辺で錨を下ろしてのんびり海水浴です。
-
昼食も贅沢な内容ではありませんでしたが、この景色の中では満足いくものでした。
-
楽しかったアンタルヤの旅も終わりが近づいてきました。
-
北キプロスの滞在を一日伸ばしてしまったので、アンタルヤには予定より一日遅れて到着して、さらに一日延泊したので、予定していたボドルムとギリシャの島へ渡ることは諦めて、パムッカレへ行くことにしました。少し地中海沿岸のリゾートで遊びすぎた気もしてきました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2002 トルコ周遊と北キプロスの旅
-
前の旅行記
トルコ周遊の旅(10)アンタクヤから乗用車に乗って、ガイドさんとフランス人女性とペルゲ遺跡とアスペンドスの1...
2002/10/13~
アンタルヤ
-
次の旅行記
トルコ周遊の旅(12)パムッカレのギョレメホテルでトルコの家庭のやさしさに触れ、日本で働いているご主人に家族...
2002/10/13~
パムッカレ
-
トルコ周遊の旅(1)イスタンブールのハイダルパシャ駅から深夜特急でカイセリへ向かい、ギョレメのサクサアンホテ...
2002/10/13~
イスタンブール
-
トルコ周遊の旅(2)ギョレメの町にしばらく滞在しているうちに友達もでき、町外れの遺跡や荒涼とした大地を一人歩...
2002/10/13~
カッパドキア
-
トルコ周遊の旅(3)カッパドキア1日ツアーの後はメフメットさんとパーティを楽しみ、酔っぱらってアヴァノスまで...
2002/10/13~
カッパドキア
-
トルコ周遊の旅(4)連日の二日酔いのまま、早朝の気球ツアーに参加して、1時間40分のカッパドキアのフライトを...
2002/10/13~
カッパドキア
-
トルコ周遊の旅(5)サクサアンホテルの主人に車を出してもらい、カッパドキアの奇岩地帯や小さな町をドライブして...
2002/10/13~
カッパドキア
-
トルコ周遊の旅(6)ギョレメからバスに揺られて雪山を越えてメルスィンに到着。漁師のオヤジの漁船を操縦してエル...
2002/10/13~
メルスィン
-
トルコ周遊の旅(7)アンタクヤ考古学博物館のモザイクに驚嘆し、国境の町の雰囲気を感じてシリアへの旅に夢を広げ...
2002/10/13~
アンタクヤ
-
トルコ周遊の旅(8)夜のメルスィン港から夜行フェリーに乗ってファマグスタ港へ向かい、北キプロスのリゾートを満...
2002/10/13~
北キプロス
-
トルコ周遊の旅(9)タシュシュの港からバスで10時間かけてアンタルヤへ辿り着き、旧市街のお屋敷ホテルで旅の中...
2002/10/13~
アンタルヤ
-
トルコ周遊の旅(10)アンタクヤから乗用車に乗って、ガイドさんとフランス人女性とペルゲ遺跡とアスペンドスの1...
2002/10/13~
アンタルヤ
-
トルコ周遊の旅(11)アンタクヤからケコヴァ遺跡とミュラ遺跡を見学し、聖ニコラス教会でサンタクロースに出会う...
2002/10/13~
アンタルヤ
-
トルコ周遊の旅(12)パムッカレのギョレメホテルでトルコの家庭のやさしさに触れ、日本で働いているご主人に家族...
2002/10/13~
パムッカレ
-
トルコ周遊の旅(13)予定していたイズミール発イスタンブール行きのフェリーは1週間前に運航が終わり、仕方なく...
2002/10/13~
エフェス遺跡周辺
-
トルコ周遊の旅(14)旅の終わりはイスタンブールに戻り、各地から送ったキリムも含めた荷物が100キロを超えて...
2002/10/13~
イスタンブール
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2002 トルコ周遊と北キプロスの旅
0
37