2002/10/13 - 2002/11/08
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kojikojiさん
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アンタルヤのカレイチにあるメブラーナ・トラベルの1日ツアーで、ペルゲ遺跡とアスペンドス遺跡の1日ツアーに参加しました。朝の8時55分という集合時間だったので少し前にツアー会社の前で待っていましたが、他のお客もスタッフも来ません。1時間近く待っているとスタッフがやって来たので事情を聞くと、笑いながら「昨日の晩でサマータイム終わったでしょう。」と言われました。毎年どこかの国で同じような間違えをしています。
出発直前にフランス人の女性2人が申し込んできて、ガイド兼ドライバーのおじさんと4人になりました。今日は4人ツアーなので乗用車での移動になりました。ツアーの内容はペルゲの遺跡とローマ時代の水道橋を見て、綺麗な川沿いのレストランで昼食と休憩、午後はアスペンドス遺跡のローマ劇場を見て最後にデュバンバシュ公園の見学で25ドルでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ペルゲの遺跡に到着しました。ここに来るまでの道は見覚えがあったので、タシュシュから来る途中のアンタルヤの東側にあるようです。ローマ劇場を越えた所に料金所があり1500万トルコリラを払います。ツアーは25ドルと安いのですが、ここで約1000円、アスペンドスでも同じ約1000円の入場料がかかります。
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ペルゲはギリシャ系住民によって町作りが始められ、紀元前10世紀頃に、現在の町が造られたと言われています。紀元前333年のアレキサンダー大王による征服に続くセレウコス朝による支配下で、ペルゲの文化はピークを迎えます。紀元前2世紀にローマ帝国に支配され、パムフィリア地方の主要都市として位置づけられます。聖パウロが聖バルナバがこの町を訪ねたことは、聖書にも記されています。
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ヘレニズム・ゲートと呼ばれる赤茶色の大きな二つの門はかなり崩れ落ちている部分もありますが、元々の形が何となく想像できます。この門は紀元前3世紀の建造で、そこからまっすぐメインストリートが伸びています。
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イオニア様式の円柱が綺麗に並び、当時の華やかな様子を感じることが出来ます。ローマ浴場やギムナジウムにトイレや噴水についてもガイドのおじさんが分かり易い英語で説明してくれました。仕事柄説明の中に建築用語が多かったので理解できたのかもしれません。
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二人のフランス人女性のうち一人は英語がダメみたいで、連れの女性が通訳していました。
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30分程のフリータイムがあったのでスケッチを1枚描きあげました。
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イタリア国内の遺跡だったら凄い観光地になるのでしょうが、トルコの地方都市の郊外では来るお客も少ないのでしょう。我々以外には誰もいませんでした。
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ペルゲの遺跡を出て綿花畑を延々と走ると古代ローマ時代の水道橋が見えてきました。左手に高い丘があって、そこよりこのアーチが低いので右手に水を送れたようです。アナトリア(小アジア)で最も大きいといわれる15キロにも及ぶ水道橋の一部です。
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綿摘みのお姉さんは観光客を見つけると綿花を売りに来ますが、そうそう商売にはならないでしょう。日本人のお煎茶の先生でもいれば別でしょうが。綿摘みはトゲトゲがあるので大変な仕事です。この時期は綿花の収穫時期だったようで、各地で白い花の葉焼けを見る事が出来ました。
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木陰では子供たちが元気に遊んでいます。観光客が珍しいのか手を振ってくれます。
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こちらではもう少し大きいお姉さんたちがガールズトークに夢中です。
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今まで見てきた水道橋はイスタンブールでもスペインのセゴビアでもほとんど直線でしたが、こんなジェットコースターのようにアーチ状になっているところは初めて見ました。
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おばあさんはどこでも編み物に夢中です。ウチワサボテンと朽ちた水道橋の支柱と絵になります。
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アスペンドスのローマ劇場は2世紀後半頃のマルクス・アウレリウス帝の時代に造られた15000席もある劇場で、毎夏アスペンドス国際オペラバレエフェスティバルが開催されています。
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ローマ時代の劇場としては世界一保存状態が良いそうです。内側もほとんど完璧に残っています。
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ここでも自由時間が30分あったのでスケッチを1枚描くことができました。
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劇場内部の全景です。これだけの状態であれば現在でも使う事が出来ると思います。
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もう一か所モスクの見学もありました。小さいモスクでしたが、イスラム教についての説明や、男女の礼拝所が別の場所だったりいろいろ細かい説明があったので勉強になりました。昼食はこんな風景が望める川沿いのレストランでした。サラダにトルコ風前菜盛り合わせにメインがビーフ・チキン・フィッシュと選べました。この川で獲れたマスは美味しかったです。フランス人の女性二人と三人でテーブルを囲みましたが、ほかに人もいなく初めての経験でした。一人は幼稚園の先生で一人は製薬会社にお勤めでした。1週間のヴァカンスでアンタルヤに来たと言っていましたが、最近はフランスでも都市部の人はあまり長い休みを取れないと言っていました。毎年5週間から7週間のヴァカンスを2回取っていると言ったら羨ましがられました。40歳前後の5~6年はそんな旅ばかりしていました。
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最後にデュバンバシュ自然公園に連れてこられました。クルサンルの滝の見学ということでしたが、ここはオマケ程度に考えていたのですが以外に素晴らしい所でした。後年中国の四川省の九塞溝と黄龍へ行く機会がありましたが、ここの風景を思い出したほどでしたから。
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自然公園の中は遊歩道が整備されていて、こんな滝がいくつもあります。全くトルコのイメージとは違う所です。
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延々と公園は続くのですが自由時間はここでも30分なので、途中から橋を渡って反対側を戻ることにしました。
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一日中炎天下の遺跡を歩いた後にはホッとする景色です。
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トルコのこの辺りもカルスト台地なのでしょうか?カッパドキアやパムッカレなどとも同じ地質なのかもしれません。
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小さな魚の姿もたくさん見られました。
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見晴台からは美しいトルコの山脈が望めました。万年雪なのでしょうか頂上付近は白く雪が積もっています。アンタルヤに戻ってこの日のツアーは終わりました。
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