2003/10/07 - 2003/10/28
367位(同エリア442件中)
kojikojiさん
- kojikojiさんTOP
- 旅行記1760冊
- クチコミ1205件
- Q&A回答73件
- 3,462,010アクセス
- フォロワー169人
フィレンツェ滞在の最後にシエナまで足を延ばしました。1度目の旅では日帰りで、2度目は安ホテルだったので3度目は少し奮発して1泊8,000円ほどのアンティカ・トーレというホテルを予約しました。名前の通り古い塔をホテルに改装した所です。塔ですので1フロアに階段を挟んで2部屋しかないという面白い造りでした。夕食を楽しんでいてある事を思い出しました。チェックインの時に説明された、ホテルのフロントは9時以降は誰もいなくなる事です。外出時は表の外鍵も持って行くように言われていたのを思い出しました。時間はすでに9時30分、今から戻っても仕方ないので食事を楽しみ、名物のヴィン・サントとカントゥッチのデザートもいただいて散歩をしてから戻りました。実際は気が気ではなかったのですが…。過去にもスイスのグリンデルワルトやギリシャのカランバカでも同じ失敗をしたのが思い出されます。街の外れに近いホテルの付近は真っ暗でしたが、入口に人の影が見えました。隣の部屋のカップルが偶然にも食事から戻った所で、慌てて走りよるとびっくりさせてしまいましたが、説明をすると笑ってくれました。過去のスイスでも偶然に食事から戻った老夫婦に助けてもらい、ギリシャでは大声に気が付いてくれた宿の子供がお母さんを起こしてくれたので助かりました。この日のホテルには4組くらいしか滞在していなかったので凄い確率で出会えたのだと思います。そんな思い出のあるシエナです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
フィレンツエ・サンタ・マリア・ノッヴェッラ駅から列車でシエナに向かいます。駅の荷物預かりに重たいものは預けて、1泊分の身軽な格好で移動です。
-
シエナへ行くのはこれが3度目です。シエナ駅前からバスに乗って高台の町まで移動します。旧市街のバス停で降りた後は簡保広場近くのツーリストインフォメーションで地図をもらい、ホテルの位置も教えてもらいます。
-
7年ぶりのシエナのカンポ広場です。妻にとっては初めてのシエナです。
-
本当にここは世界有数の美しい広場だと思います。一度パレオなどのお祭りも見てみたいのですが、時期的に仕事が忙しいので叶いません。
-
子供たちが等間隔に並んで、まるで音符のようです。
-
イタリア・アルアルでどこの広場にも必ずいる鳩を追っかける子。
-
緋色場の一番高い位置にはガイアの泉と呼ばれる貯水池があります。水源はここより高い場所にあり、サイフォンの原理で水が噴き出しているようです。丘の上の都市なのですごい技術を感じます。手前のシエナのシンボルの狼の口からも水が噴き出しています。
-
広場を取り囲む家にはどんな人が住んでいるのでしょう。
-
マンジャの塔は前回工事中で登れなかったので、今回はと思いましたが却下されました。初めての旅で登った時はシエナの街が一望出来て、オレンジの甍が美しかったのを覚えています。
-
狭い市内には小型車が便利ですが、新旧の車の対比が面白いです。
-
シエナ大聖堂です。この建物の白と黒とピンクの大理石のコントラストは美しいです。建設時期とファサードの意匠からゴシック建築のひとつに数えられますが、建物全体の構成はロマネスク建築と言えます。
-
ファサードは同じ時代に建築されたオルビエートの大聖堂と並んで、ロマネスクとゴシックの融合した建築の傑作だと思います。
-
ファサード中央のペディメントのモザイク「処女の戴冠」はルーイジ・ムッシーニの作です。
-
内部も外壁と同じ白黒の大理石です。フィレンツェに対抗して推進されたシエナの芸術活動は、ジョットやチマブーエとはまったく違うシエナ派と呼ばれる芸術を生み出すことになります。
-
柱に彫り物をするのは世界共通です。
-
大理石の象嵌によって構成された床も美しく、これらは14世紀から16世紀にかけて、およそ40人の芸術家によって製作されています。シエナを中心にピサやヴィテルボなど周辺の町の名前が象徴する動物と共に描かれています。
-
シエナのシンボルは「オオカミと双子」です。ローマのサッカーチーム「ASローマ」のシンボルも同じですし、ローマ市内にも同じデザインの銅像もあります。どちらも「ロムルスとレムス」というオオカミに育てられた双子の兄弟がモデルになっています。ロムスはローマの語源でもあります。
-
床の大理石には精緻に描かれた中世の騎士の姿があります。部分部分には別の色の大理石が象嵌されていて見事です。
-
床と壁と天井と内陣のすべてが美術品で覆われています。
-
グラッフィート(陰影線を使用した技法)と呼ばれる図柄に合わせてカットされた大理石を組み合わせたのちに、描く線を刻み込む方法で造られています。
-
これは商人が死ぬ前に財産を寄進か施しをしたと言う意味でしょうか?妻に「あなたはいくつも指輪や宝飾品を持っているけど、最後はこのようになるのだから。」と諭しましたが…。その後も効果は無かったみたいです。
-
1300年代から1800年代と、世紀を超えて実現された作品です。説教壇はニコラ・ピサーノとジョヴァンニ・ピサーノの作品です。
-
主祭壇の2体の天使像はフランチェスコ・ディ・ジョルジョ・マルティーニの作品です。
-
クーポラのドーム部分の天井は歪んでいるように見えました。
-
聖堂の横にあるピッコロミーニ図書館の壁画と天井です。天井のフレスコ画の色彩の鮮やかさに誰もが目を奪われます。こちらは長い間一般公開されておらず、教会につきもののロウソクやススに触れない火気厳禁の書庫だから保存状態が素晴らしいです。
-
ピッコロミニとは、中世から近代にかけて栄えたシエナの名門貴族の家系で、ローマ教皇ピウス2世などを輩出している貴族です。
-
カンポ広場に建つゴシック建築の傑作でもある市役所はプッブリコ宮です。その建物の東端からマンジャの塔が建ち、その高さは102メートルあります。建設当時イタリアで1番の高さを誇ったと言われ、現在でもシエナ大聖堂と並びトスカーナで1番高い塔です。マンジャの塔には残念ながらエレベーターはありません。なので妻は登ろうとしません。
-
「世界地図の間」や「平和の間」に描かれたフレスコ画は必見です。
-
市立美術館でもありますが、この建物自体が美術品のようなものです。
-
シエナに反旗を翻した町を攻略に向かう騎士「グイドリッチョ・ダ・フォリアーノ」のフレスコ画もこのプッブリコ宮に描かれています。
-
シエナには地元で獲れたイノシシなどを扱う店がいくつもあります。
-
眼鏡をかけたイノシシの首には「今日のポルケッタ」の文字があります。ポルケッタとはイタリア語で豚の丸焼きです。
-
シエナの街にはマヨルカ陶器の良いものがたくさんあります。13世紀にフィレンツェを中心に造られ始め15世紀にはシエナでも造られるようになりました。
-
シエナの街にはあちこちに馬を繋ぐ金具が残っています。
-
ここに馬を繋ぐと金具と合わせて「馬鹿」になってしまいますね。
-
「Osteria」という店でお昼を食べました。キノコの美味しい季節になりました。
この頃はダイエットなんて考えずに美味しい物は何でも食べていました。 -
トスカーナは内陸部なので肉料理が美味しいです。白ワインがすすみます。
-
夜のシエナの散策です。有名な観光都市の割にライトアップはほとんどしていませんし、日中たくさんいた観光客の姿もほとんどありません。
-
いつも立ち寄る食材やお酒を置いたお店です。とてもお洒落なお店なのでお気に入りです。
-
実家へのお土産はパンフォルテにしましょう。ナツメグなどのスパイスとフルーツの砂糖漬けやナッツ類がぎっしり詰まり、はちみつで甘みが付けられた濃い味のお菓子です。ねっとりとした食感がたまりません。
-
センスの良いインテリアとディスプレイなので、ついついいろんな物に手が伸びてしまいます。
-
ちょっと眼を放すと何か食べています。これから晩ご飯ですよ。
えっ?おじさんにもらった? -
今回の旅でもムラーノ島でヴェネツィアガラスのペーパーウエイトを3個ももらったり、他にも色々なところで何かもらっています。
-
どこもかしこも美味しそうな物が一杯です。イノシシ肉のソーセージやサラミがたくさん並んでいます。
-
ストラヴェッキオ(Stravecchio)は12ケ月以上熟成したチーズで、「十分に熟成された」という意味です。チーズも持って帰りたいのですが、まだ旅が1週間ほど残っているのでここでは買えません。
-
お菓子も美味しそうですが、ヒマワリが描かれたお皿も素敵です。
-
シエナの八百屋さんもおしゃれです。
-
アーティチョークを見ると今は無き香港の香港凱悦酒店の「凱悦軒」というレストランの鮑料理を思い出します。
-
巨大なブドウも驚くほど安い値段で売られて言います。
-
マンダリン・チネーゼ=中国のみかん=金橘です。ギリシャの島やキプロスでは英語読みのクムカットの名前で知られています。(キンカンリキュール)ちなみにクムカットは広東語のカムクヮトから来ているそうです。
-
大聖堂も寂しいくらいにライトアップしていません。それだけ観光客が少ないのでしょう。
-
残念ですがこの辺りにレストランも見当たらないので大聖堂の近くで食事にしましょう。
-
晩御飯は「La Taverna del Capitano」という店に入りました。
焼きチーズが焙ったキノコの上に乗っているだけですが、合わせると絶妙な味です。幸せな気分になりました。 -
トスカーナは肉が美味しいので夜もいただきました。
-
内臓料理のトリッパのトマト煮込みも絶品でした。これもシエナの名物料理です。
-
食事の余韻を楽しみつつカントゥツィをヴィン・サントに浸していただきました。トスカーナのヴィン・サントとシチリアのヴィーノ・マンドルラの味は忘れられません。
-
広場を抜けてホテルに帰ります。この時は鍵が無いのは分かっていたのでドキドキです。確かドアにホテルの人の電話番号が書いてあったなと思いながら、電話は近くに無いし、書き写すペンも紙も無いし…。
-
今までの旅でも何度かそんな失敗をしたことがありました。スイスのグリンデルワルトでは、数日一緒に観光したご夫婦を見送りにローザンヌまで行ってしまい、夜遅く戻ったらたまたま食事に出かけていた老夫婦がいらしたので助かったことがあります。シーズンオフでほとんどのホテルが閉まった村では命取りになりそうでした。ギリシャのカランバカでもレストランで地元の人たちとテレビでサッカー観戦していて締め出されたことがありました。
-
隣のカップルが偶然食事から帰ってきた所で難を逃れました。最初はびっくりしていましたが、部屋の鍵を見せたら理由がわかったようで、笑われてしまいました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2003 東地中海クルーズとイタリア縦断の旅
-
前の旅行記
東地中海クルーズ(12)妻は旅の途中で「半休」を申請したので、念願のラ・スペーコラ博物館の見学へ一人で向かう...
2003/10/07~
フィレンツェ
-
次の旅行記
東地中海クルーズ(14)ショーペロ(ストライキ)で盛り上がるナポリの街を彷徨する。
2003/10/07~
ナポリ
-
東地中海クルーズ(1)アエロフロートでモスクワで1泊して空からヴェネツィアの景色を堪能する。
2003/10/07~
ベネチア
-
東地中海クルーズ(2)クルーズの前にリド島のヴィラ・アルベルティーナに滞在してヴェネツィア本島とブラーノ島を...
2003/10/07~
ベネチア
-
東地中海クルーズ(3)クルーズ出発前のヴェネツィア、思い出のレストランを訪ね、ムラーノ島の友人を訪ねる。
2003/10/07~
ベネチア
-
東地中海クルーズ(4)ヨーロピアン・ヴィジョン号で日曜日の午後にヴェネツィア出航して、アドリア海をドゥブロヴ...
2003/10/07~
ベネチア
-
東地中海クルーズ(5)一夜明けて部屋からデッキに出てみると、ドゥブロヴニクの城壁が目の前に広がり、ソーベのア...
2003/10/07~
ドブロブニク
-
東地中海クルーズ(6)イオニア海に浮かぶケファロニア島で、ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を思い出す。
2003/10/07~
その他の観光地
-
東地中海クルーズ(7)2度目のサントリーニ島は帆船に乗って沖合のニアカメニ島の火山に登り、パレアカメニ島の海...
2003/10/07~
サントリーニ島
-
東地中海クルーズ(8)トルコ国境の島ロードス島の観光はツアーに参加せず二人でのんびり旧市街を散策する。
2003/10/07~
ロードス島
-
東地中海クルーズ(9)4回目のアテネは1番に船を降りて、ピレウス港から地下鉄でアクロポリスへ。アンティーク屋...
2003/10/07~
アテネ
-
東地中海クルーズ(10)アテネからアドリア海を北上し、夜明けのヴェネツィアへ戻る。
2003/10/07~
ベネチア
-
東地中海クルーズ(11)4度目のフィレンツェはアルノ川沿いのお屋敷ホテルに泊まり、Quisquilia & ...
2003/10/07~
フィレンツェ
-
東地中海クルーズ(12)妻は旅の途中で「半休」を申請したので、念願のラ・スペーコラ博物館の見学へ一人で向かう...
2003/10/07~
フィレンツェ
-
東地中海クルーズ(13)3度目のシエナは塔の上の「アンティカ・トーレ」というホテルに泊まり、外鍵を持たずに夕...
2003/10/07~
シエナ
-
東地中海クルーズ(14)ショーペロ(ストライキ)で盛り上がるナポリの街を彷徨する。
2003/10/07~
ナポリ
-
東地中海クルーズ(15)ストライキのナポリを離れ、ポンペイ遺跡を訪ねて秘儀荘のフレスコに感動する。
2003/10/07~
ポンペイ
-
東地中海クルーズ(16)2度目のアマルフィでようやく1泊することができたが、宿泊したホテル・ララはサンダーバ...
2003/10/07~
アマルフィ
-
東地中海クルーズ(17)旅の終わりはカプリ島のマリーナ・グランデの美しいルレ・マレスカに滞在し、ルビーノ氏の...
2003/10/07~
カプリ島
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2003 東地中海クルーズとイタリア縦断の旅
0
59