2009/07/20 - 2009/07/24
374位(同エリア897件中)
旅人のくまさんさん
- 旅人のくまさんさんTOP
- 旅行記6398冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 4,843,463アクセス
- フォロワー205人
杭州で2泊するホテルは、西湖に南に位置する広大な敷地を持つ汪荘です。以前は一般公開されていませんでしたが、今は一般客でも宿泊できます。入口は軍隊が警備しています。22日の午前中の日食観測も、このホテルの敷地内です。ホテルにチェックインして小休止した後、夕食の前に龍井のお茶記念館に出かけました。
- 交通手段
- 観光バス
PR
-
汪荘の庭の紹介を続けます。汪荘の起源は、1920年代の上海の茶商、汪自新が資力にあかせて、雷峰塔を借景に建てたのが始まりとされます。現在の呼び名は、西子国賓館です。
-
汪荘の中の通路です。広大な敷地ですから、邸内の移動はもっぱら電動カートです。ゴルフ場の伝どーカートを大型にしたものです。
-
木々の上から僅かに頭を覗かせた雷峰塔です。場所によっては、塔の全体を眺めることが出来ます。陶は、ライトアップもされます。
-
邸内の築山です。泊まった三号棟のすぐ近くです。奇石をふんだんに使ってありました。
-
築山の麓には人工の滝と池もありました。築山の頂上には、東屋がありました。前に宿泊した時と変わらない景色でした。
-
庭園ですと、飛び石で雰囲気を出せばよいところですが、舗装道路が整備されています。電動カートでなければ移動が大変だからです。
-
西湖に向かって垂れさがった柳の枝です。枝の先は西湖の湖面に達していました。
-
汪荘の庭で遊んでいた鳩達です。羽根の色から推定しますと、血が繋がった家族のように見えます。
-
泊まった三号棟の玄関の光景です。庭の散策から戻って、杭州市内の散策への出発です。
-
三号棟の玄関ロビーにあった土器の展示品です。レプリカではなく、間違いなく本物でした。
-
幾何学模様の装飾のアップです。説明プレートには、双耳陶缶と記されていました。中国の新石器時代、鳥家窯文化彩陶です。
-
同じく文様のアップです。説明プレートには鳥家窯文化彩陶は、概ね紀元前3300-2900年と記されていました。補遺の上海博物館の方の鳥家窯文化彩陶の記載は、さらに細分化されていて、紀元前3200-2000年の幅でした。
-
今日の見学先は、緑茶のロンジン茶で有名な龍井でした。去年の9月に見学した茶葉記念館でした。ロンジン茶の畑です。
-
ロンジン茶のお茶畑の紹介を続けます。一番茶の摘み採りは終わった時期のようです。龍井茶(ロンジンチャー)は、江蘇省の碧螺春(ピールオチュン)と並ぶ中国の二大緑茶です。
-
段々畑のように造られたお茶畑です。中国緑茶の製法は、日本の蒸し緑茶と異なり、釜炒り緑茶が大半とされます。発酵させないところが一緒です。
-
芝生にはスプリンクラーが回っていました。かなりの勢いで、遠くまで水を飛ばしていました。
-
大きな岩に刻まれた金文字です。『茶為国飲杭為茶都』と記されているようです。喬石氏の落款でしょうか。前主席の江沢民さんのライバルだった上海出身の政治家です。
-
中国茶叶記念館(チャイナ・ナショナル・ティー・ミュージアム)の建物一つです。鴻漸閣の額がありました。馬氏の落款入りの書です。
-
新しく建てられたお洒落な案内標識です。左上の例のように、龍井路が、中国の簡略体と繁字体、英字とハングルでも記してあります。
-
茶葉記念館の庭に咲いていたノウゼンカズラです。夏に相応しい鮮やかなオレンジの花です。これからが最盛期です。
-
中国における、お茶の呼び方の説明があります。『詫(わび)』の文字です。利休の『侘と寂(さび)』を連想させます。
-
お茶の古称と記されていますが、日本の漢字では見当たりませんでした。『舛』に似ていますが、草冠があります。
-
新時代の書家、鄭板橋書の『茗』の文字です。この文字は、今でも中国各地の看板で見かけます。
-
中国当代の名筆、郭沫若氏の書、『茶』です。郭沫若氏は、日本九大医学部に学び、中国科学院院長、全国文学芸術連合会主席、全人代常務副委員長、中日友好協会名誉会長等を務められた人です。政治家、文学者で歴史家でした。
-
締め括りは王義之の書、『茶』です。王羲之は、書道史上、最も優れた書家の誉れが高く、書聖と称されます。『蘭亭序』『楽毅論』『十七帖』『集王聖教序』等の書があります。今回の旅行では、『蘭亭』を見学しました。
-
茶葉博物館の見学は、時間が遅く、お茶の淹れ方の実演見学と、ショッピングだけでした。夕食のレストランに到着です。
-
レストランの前庭にあった奇石です。4、5mはある大きなものでした。杭州の地元料理がメニューでした。よく冷えた地元ビールも美味でした。
-
夕食のレストランの回転円卓です。既に前菜が用意されていました。清潔感のある、西湖近くのレストランでした。
-
前菜の紹介です。盛付けに工夫がしてありました。井桁に組んだニンジン料理に散らしたのは、ユリ根でしょうか。眺めただけでした。
-
前菜の紹介の続きです。この料理も盛りつけが見事でした。黄色の網目模様の料理の素材は、春雨のようです。濃い茶色の部分は、小魚の空揚げ風です。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2009年夏、中国旅行記17(上巻)
-
前の旅行記
2009夏、中国旅行記17(1/30):7月20日(1):皆既日食見学:セントレアから上海へ
2009/07/20~
上海
-
次の旅行記
2009夏、中国旅行記17(3/30):7月21日(1):皆既日食前日:杭州、汪荘、雷峰塔、毛沢東・詩書、中...
2009/07/20~
杭州
-
2009夏、中国旅行記17(1/30):7月20日(1):皆既日食見学:セントレアから上海へ
2009/07/20~
上海
-
2009夏、中国旅行記17(2/30):7月20日(2):皆既日食見学:杭州、汪荘、龍井、茶葉博物館、ノーゼ...
2009/07/20~
杭州
-
2009夏、中国旅行記17(3/30):7月21日(1):皆既日食前日:杭州、汪荘、雷峰塔、毛沢東・詩書、中...
2009/07/20~
杭州
-
2009夏、中国旅行記17(4/30):7月21日(2):皆既日食前日:杭州、西湖遊覧、三潭印月、雷峰塔、保...
2009/07/20~
杭州
-
2009夏、中国旅行記17(5/30):7月21日(3):皆既日食前日:杭州、雷峰塔、西湖、サルスベリ、浄慈...
2009/07/20~
杭州
-
2009夏、中国旅行記17(6/30):7月21日(4):皆既日食前日:紹興、蘭亭、咸享酒店、魯迅記念館
2009/07/20~
紹興
-
2009夏、中国旅行記17(7/30):7月21日(5):皆既日食前日:杭州、西湖の夜・観劇、二胡、琵琶、雑...
2009/07/20~
杭州
-
2009夏、中国旅行記17(8/30):7月21日(6):皆既日食前日:杭州、西湖の夜・観劇、雑技
2009/07/20~
杭州
-
2009夏、中国旅行記17(9/30):7月21日(7):皆既日食前日:杭州、西湖の夜・観劇、千手観音、茶摘...
2009/07/20~
杭州
-
2009夏、中国旅行記17(10/30):7月22日(1):皆既日食当日:杭州・皆既日食、ダイヤモンドリング
2009/07/20~
杭州
-
2009夏、中国旅行記17(11/30):7月22日(2):皆既日食当日:杭州・皆既日食前後、汪荘、皆既日食...
2009/07/20~
杭州
-
2009夏、中国旅行記17(12/30):7月22日(3):皆既日食当日:日食見学を終え、杭州から同里へ・同...
2009/07/20~
杭州
-
2009夏、中国旅行記17(13/30):7月23日(1):上海、泊まったホテル界隈、上海ヒルズ
2009/07/20~
上海
-
2009夏、中国旅行記17(14/30):7月23日(2):上海、上海ヒルズ、TVでの皆既日食解説ビデオ
2009/07/20~
上海
-
2009夏、中国旅行記17(15/30):7月23日(3):上海、上海ヒルズ、東方明珠塔、田子坊
2009/07/20~
上海
-
2009夏、中国旅行記17(16/30):7月23日(4):上海、豫園、緑波楼、九曲橋、上海博物館
2009/07/20~
上海
-
2009夏、中国旅行記17(17/30):7月24日(1):上海、人民広場、上海博物館
2009/07/20~
上海
-
2009夏、中国旅行記17(18/30:本文完):7月24日(2):上海、上海博物館、上海国際空港、帰国
2009/07/20~
上海
-
2009夏、中国旅行記17(19/30:補遺):上海博物館(仏像等1/3)、菩薩漆金彩絵木像、天王石像、迦叶...
2009/07/20~
上海
-
2009夏、中国旅行記17(20/30:補遺):上海博物館(仏像等2/3)、釈迦仏石像、迦叶石像、思惟菩薩銅...
2009/07/20~
上海
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2009年夏、中国旅行記17(上巻)
0
30