【１】旅行記１　(1)もうひとつのヨーロッパ・ワルシャワ

2006/10/18 - 2006/10/20

第二次世界大戦で破壊された街を市民が昔のままに復元し、共産主義の雰囲気を色濃く残したワルシャワの街は、西ヨーロッパとは異なる東ヨーロッパっぽさを今に残していた。
【生活費】10万円
【飛行機】15万円
【通貨単位】1zl(ズウォティ)=50円
【英語通用度】3人に1人
【旅程】10日間
10/18ワルシャワ
10/19ワルシャワ
10/20ワルシャワ→プラハ
10/21プラハ
10/22プラハ→チェスキークルムロフ
10/23プラハ→ブダペスト
10/24ブダペスト
10/25ブダペスト
10/26ブダペスト
10/27帰国

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

(1)『旅のはじまり』
10/18 16:00にフランクフルト国際空港に到着した。予定より30分遅れたため、1時間後のワルシャワ行きに乗り換えるため搭乗口へと急いだ。
ワルシャワは、2005年の愛・地球博で街の美しさを知り、いつか行こうと決めていた。プラハに転勤となった友人を訪ねる機会にワルシャワに立ち寄ることにした。

(2)『ホテル・ロゴス』
18:40にワルシャワ・オケンチェ国際空港に到着した。市内へは175番のバスで20分〜40分とのことだった。
バスに乗車するがアナウンスもなく、「サービスが良くないのは共産主義の名残か？」と思った。しばらくして車窓からマリオットホテルを発見し、ようやく自分の現在地を把握することができた。
路面電車に乗り換え、市街地東部のホテル・ロゴスへ向かった。降りる駅はわからなかったが、橋の手前の駅で降り、ぼんやりとした明かりの先にホテル・ロゴスを発見した。

(3)『旧式エレベータ』
ホテル・ロゴスは築40〜50年といった雰囲気で、エレベータが手動であることに戸惑った。
外の扉を閉め、内側の扉を閉めると動き出す。目的のフロアに着いても、扉を開けようか迷っているうちに下のフロアに降りて行ってしまった。

(4)『王宮広場』
10/19 10:00に王宮広場に到着した。ワルシャワの街は、第2次世界大戦でドイツ軍によって廃墟同然に破壊された。
戦後、過去の写真や絵を元に市民によって、「壁のひび一本にいたるまで」と言われるほど忠実に街並みが復元されていた。

(5)『旧市街広場』
王宮を抜けると、旧市街広場が広がっていた。かつて「ポーランド分割」により国が消滅したり、「戦場のピアニスト」にあるように街が焼失・破壊されたりしたということが信じられいくらい整然としていた。
旧市街広場には、ルネサンス・ゴシック・バロックの各様式の建物が並び、昔のデザインの新しい建築物による風景は中世にタイムスリップしたような不思議な感覚であった。

(6)『ポーランド風カツレツ』
繁華街の新世界通りでランチをとることにした。本に載っていたポーランド風カツレツを注文した。
ランチにも関わらず、10cm以上あるカツに加え、大量のポテトを前にして圧倒された。

(7)『文化科学宮殿』
翌日のプラハ行きのチケットをとるため、ワルシャワ中央駅に向かい、その手前にある文化科学宮殿の展望台に登ることにした。
ソビエトのスターリンからの贈り物として1955年頃完成したが、ワルシャワの中世の街並みとのミスマッチ感があった。

(8)『30階の展望台より』
20ズウォティ(=1000円)で30階の展望台まで登った。ワルシャワの街はさほど大きくなく、街全体が見渡せた。
飛行機が降りていくオケンチェ空港や王宮方面やホテルのあるヴィスワ川方面もジオラマのように見えた。

(9)『ショパン博物館』
10/20にショパン博物館へ向かった。館内に入ると13:30にも関わらず、「今日は休みですよ。」と言われた。扉を見ると、「10/19と20はメンテナンスのためお休みします。」との貼り紙があった。
ワルシャワに滞在した2日間とも、ショパン博物館は休みであった。

(10)『夜行列車でプラハへ』
出発前の夕方に中央駅近くのタワーレコード風のCDショップで、ワルシャワの音楽を3時間ほど試聴した。
21:20のプラハ行きの夜行列車に乗車し、プラハへと向かった。途中、夜中の3:00に扉をたたく音がした。チェコ国境でのパスポート検査であった。残りの時間はあまり寝られず、プラハまでの車窓をぼんやり眺めていた。