2009/04/18 - 2009/04/18
1230位(同エリア1830件中)
mingさん
「社会主義のど真ん中のモスクワ」は、ごっついスターリン様式の建築物や独特のキリル文字が異次元世界の雰囲気を醸し出し、「宇宙に来たような」新しい感覚を楽しめた。
【生活費】12万円
【飛行機】13万円
【通貨単位】1ルーブル=3.5円
【英語通用度】8人に1人
【旅程】8日間
4/16ヘルシンキ
4/17ヘルシンキ
4/18ヘルシンキ→モスクワ
4/19モスクワ
4/20モスクワ→赤い矢号
4/21サンクトペテルブルク
4/22サンクトペテルブルク
4/23帰国
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- フィンランド航空
PR
-
(1)『シェレメチェヴォ空港』
4/18 12:30モスクワ・シェレメチェヴォ空港に到着した。あいにくの雨であったが、入国審査を終え$100を両替した。後で知ったが、空港の両替所はレートが悪く、ロシアの痛い先制パンチを食らうこととなった。
空港では、タクシーの運転手が「タクシー、タクシー。」としつこかったが、バスで地下鉄の駅へ向かうことにした。 -
(2)『レチノイ・ヴァグザール駅』
空港から851番のバスに30分乗り、レチノイ・ヴァグザール駅に到着した。駅では、先程降っていた雨は忘れたように晴れていた。
地下鉄の10回券を買うために、窓口で「テン・チケット・プリーズ」と言っても通じなかった。1と0を指で出し、200ルーブルを出すと、ようやく10回券を買うことができた。 -
(3)『ロシアの地下鉄』
ロシアの地下鉄は、列車は古いが車内や駅はきれいに保たれていた。車内アナウンスはロシア人の野太いオペラ調のおじさんの声で「次は、トゥヴェルスカヤ」と言っているが、駅名以外は全く聞き取れなかった。 -
(4)『ホテル・ヴェガ』
13:40にホテルのあるパルチザンスカヤ駅に到着した。電車の中で、最寄りの駅は書いてあったが、ホテルの地図が渡されていないことに気づいた。住所は書いてあったので、「わからなかったらタクシーでも拾えばいいや。」と思いつつ駅を出た。
周辺を見渡すと、30階ほどありそうなホテルがすぐあり、「БЕГА(=BEGA)」と書いてあった。とりあえずフロントで聞いてみると、「ВЕГА(=VEGA)はこの裏にありますよ。」と丁寧に教えてくれた。
隣にも30階1000室のいかにも社会主義といったスターリン様式のホテルがあった。 -
(5)『チェックイン』
チェックインが済みひと安心したところで、1時間ほど部屋で休むことにした。ロシアのホテルは、事前に専門の旅行会社と提携しているホテルに予約した方がビザがスムーズに発行されるとのことであった。
値段は1泊12,000円〜30,000円で、さらに1件あたり5,000円の手数料が追加された。いつもの旅行で泊まるホテルよりは割高だと割り切るしかなかった。 -
(6)『ホテルからの風景』
宿泊した12階からの風景に、「どことなく殺風景な感じが社会主義の名残なのか?」と勝手に感じつつ、15:30に街の中心部へ出発することにした。 -
(7)『アルバーツ通り』
16:00 地下鉄のアルバーツカヤ駅で下車した。駅から西の方向に人通りの多いにぎやかな通りがあった。
「АРБАТ(=ARBAT)」との標識あり、「これがアルバート通りか。」と思いつつ通りを散策することにした。名物の絵描き屋だけでなく、ピザ屋やマクドナルドもあり、ソ連崩壊から20年近く経ち「ロシアもかなり欧米化されてきたものだ。」との印象をもった。 -
(8)『プーシキン記念美術館』
クレムリンから20分ほど南に歩き、17:00にプーシキン記念美術館に到着した。手前にあったプーシキン記念美術館の本館の方は、100人近くの人が並んでいた。
奥にあるヨーロッパコレクション部も30人ほど並んでおり、どちらもすごい人気だった。 -
(9)『印象派コレクション』
30分ほど並んだ後、チケット売場で300ルーブル(=1050円)を渡すと、隣にいたおばさんが「今日はいいのよ。」とロシア語で教えてくれた。なぜなのかは、美術館を出るまで謎であった。
ヨーロッパコレクション部は、19世紀のロシアの台頭とともにロシア人実業家によって文化芸術向上を意図してパリ印象派絵画が集められた美術館であった。ゴッホ、セザンヌ、ルノアール、モネ、ゴーギャンと印象派で2階が埋め尽くされていた。 -
(10)『救世主キリスト聖堂』
19:00に美術館が閉館となり、荷物預り所で英語の話せる人に「今日はなぜ入場料が無料なんですか?」と尋ねると、「4/18と5/18は美術館の日で全美術館が無料になるんですよ。」とようやく胸のつかえがとれた。
すぐ近くにあるの救世主キリスト聖堂は、19時というのに真昼のような太陽で鮮やかな金色の屋根が反射していた。 -
(11)『クレムリン方面へ』
モスクワ川に沿って北にあるクレムリンへ向かった。
地下鉄で1駅の距離であったが、歩くと30分ほどかかり予想以上に疲れた。 -
(12)『無名戦士の墓』
クレムリンは高い城壁で囲まれていた。知り合いが10年前にロシアへ行った時、「クレムリンの近くで写真を撮ろうとして、銃を向けられ怖い思いをした。」と言っていたのを思い出した。
ロシア滞在中に身の危険を感じることもなく、治安はかなり良い印象を持った。 -
(13)『国立歴史博物館』
クレムリンの城壁に沿って北へ歩くと、大きなマネージ広場に到着した。広場に面して建つ国立歴史博物館は、有名な赤の広場の入口でもあり、観光の要となる場所であった。 -
(14)『赤の広場』
赤の広場に来ると、ロシアに来たことを実感した。
奥行きが700mほどあり、目の前にあるポクロフスキー聖堂へは意外に距離があった。
「赤の広場」は、ロシア帝国・共産党支配・ソビエト連邦崩壊とロシアの歴史を見守ってきた。15世紀末を起源とする赤の広場の「赤」は、社会主義の象徴ではなく「美しい」という意味で名付けられた。
2004年にカップヌードルの「NO BORDER」のCMが撮影されたのも「赤の広場」であった。 -
(15)『ポクロフスキー聖堂』
ロシアの聖堂の中で最も有名なポクロフスキー聖堂は、1560年にイワン4世によって建てられた。13世紀末から支配が続いたモンゴルへの戦勝を記念し、モスクワ大公国の台頭の象徴でもあった。
特徴的な9つのねぎ坊主は、17世紀に取り付けられ現在の派手な外観となった。 -
(16)『レーニン廟』
レーニン(ЛЕНИН=LENIN)廟には、「階級のない人民」を理想に掲げたソビエト連邦建国者のレーニンの遺体が保存されている。
1918年のロシア革命を経て、200年ぶりに首都がペトログラード(=レニングラード)からモスクワに戻った。レーニン廟は、赤の広場とともに社会主義の聖地となっていた。 -
(17)『グム百貨店』
「ГУМ(=GUM)」は国立百貨店の略称であった。4月ということもあり「桜」のディスプレイで飾られており、少し親近感を感じた。ロシア人は珍しげに、桜と一緒に写真を撮っていた。
3階建てで吹き抜けがあり、非常に豪華な造りであった。店内には、有名外資系のブランド店やみやげ物屋、フードコートもあり、欧米の百貨店のようであった。 -
(18)『アホートヌイ・リャト通り』
クレムリン周辺を見た後、その北側にあるバレエやオペラの劇場が集まる劇場広場を散策することにした。 -
(19)『夜の赤の広場』
21:00に赤の広場に戻ると、グム百貨店がライトアップされていた。雨が降ったこともあり、光が広場に映り一層きれいに見えた。 -
(20)『パルチザンスカヤ駅』
22:00にクレムリンの駅から30分かかり、ホテルのあるパルチザンスカヤ駅に到着した。モスクワの地下鉄は1駅5分くらいの距離であるが、どこまで乗っても同じ値段であった。
車内アナウンスをよく聞くと、「ダンツェ・パルチザンスカヤ」と「次は〜」が「ダンツェ」であるという小さな発見があった。
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