2009/04/16 - 2009/04/17
2382位(同エリア3772件中)
mingさん
閑静な街並みとほのかな黄色い光、デザインされた木目調の家具に囲まれた空間は、本当にムーミンが住んでいるかのような自然と溶け込んだ暖かい雰囲気を演出していた。
【生活費】12万円
【飛行機】13万円
【通貨単位】1ユーロ=135円
【英語通用度】全員
【旅程】8日間
4/16ヘルシンキ
4/17ヘルシンキ
4/18ヘルシンキ→モスクワ
4/19モスクワ
4/20モスクワ→赤い矢号
4/21サンクトペテルブルク
4/22サンクトペテルブルク
4/23帰国
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- フィンランド航空
PR
-
(1)『ヘルシンキ上空』
4/16 15:30ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に到着した。上空からは、緑の森の中に白い雪が所々に残っていた。
ヘルシンキでは、乗り換えをする人がほどんどであった。入国カードもなく、あっけなく入国することができた。 -
(2)『市内行きのバス』
空港から出ると、スキー場のようなひんやりとした空気が吹いてきた。気温は4℃で、夜には氷点下となった。
中央駅へ行くため、バス乗り場へ向かった。ツーリスト・チケットの券売機が見つからなかったため、近くの係員のお兄ちゃんに聞くと、「22番乗り場の左側に券売機があるよ。」と丁寧に英語で教えてくれた。
10分ほど待ち、市内行きの615番のバスでヘルシンキ市街へと向かった。 -
(3)『ヘルシンキ中央駅』
空港から40分かかり、中央駅のそばのバスターミナルに到着した。
ヘルシンキの滞在中は決まって、午前中曇り、午後3時頃から晴れ始め、夜8時になると日が沈むというパターンが続いた。 -
(4)『トラム』
初日はフェンノというホテルに宿泊することにした。トラムの3Bが左回りと本に載っていたので、とりあえず3Bに乗ることにした。発車すると反対側に走り始め、あせって次の駅で降りるハメになった。
トラムの6駅目で降り、真正面にフェンノがあった。ネット予約だとプロモーションレートというお試し価格の46ユーロ(6210円)で宿泊できた。物価の高いヘルシンキの他のホテルが1万円前後するのに比べると、お得なホテルであった。 -
(5)『かもめ食堂』
2日目は、映画の舞台になった「かもめ食堂」に向かった。中央バスターミナルから、南へ向かうバスに適当に乗った。運良く14番のバスはアルベルティン通りを南下し、目的地近くのパーシミエン通りで左折したので、降りることにした。
地図に沿って西に歩くと、ひっそりと営業してる「かもめ食堂」を発見した。 -
(6)『かもめ食堂内部』
店内のレイアウトは映画と違い、カウンターが左側になっていた。メニューがフィンランド語しかなく、店の人に聞きつつビーフの料理を注文した。
映画の印象で、店は空いているものだと勝手に思っていたが、客が入れ替わりにやってきて大繁盛であった。店内には、「命」やら「浄」の書道の文字が壁に貼ってあった。
店の仕組みは、ランチ(7.8ユーロ〜13.8ユーロ)をレジで注文し、サラダ・スープ・ドリンクは食べ放題・飲み放題というものであった。 -
(7)『マーケット広場』
トラムでエテラエスプラナーディ通りの近くで降り、マーケット広場へと向かった。本で見るマーケット広場は、色鮮やかな赤い屋根に新鮮な野菜やフルーツが並んでいたが、その日は数店の店が出ていただけだった。通り過ぎてから「ここがマーケット広場だったのか。」と後で気づくほどひっそりとしていた。 -
(8)『スオメンリンナ島へ』
13:00にマーケット広場から、フェリーでスオメンリンナ島へ向かった。ツーリスト・チケットは、ヘルシンキ交通のフェリーなら運賃が込みであった。
2階建てのフェリーで100人ほどが乗ることができ、島で生活している人のために車も運べるようになっていた。10分ほどでスオメンリンナ島に到着した。 -
(9)『スオメンリンナ散策』
フィンランドは13世紀から約600年間スウェーデンに支配され、続く約100年間をロシアに支配されていた。1917年のロシア革命の年に、ロシアから独立した歴史を持っていた。
スオメンリンナ島の海の向こうには、ロシアの旧都サンクトペテルブルクやエストニアのタリンを臨んでいた。戦争の時には、フィンランドの南海岸を守る防御壁として重要な役割を果たした。 -
(10)『フィンランドの最前線』
30分ほど歩き、島の奥にある大砲の備えつけられた丘に到着した。4月といえど気温は4℃で、海からの風が強く寒かったので船乗り場へ引き返すことにした。
14:10頃に船乗り場に着いたが、15:00まで次の船がなかったため、50分も待合室で待つこととなってしまった。 -
(11)『ウスペンスキー寺院』
15:20にウスペンスキー寺院に到着した。高台の上にあるため、街の中からも眺められる赤レンガ造りの教会であった。
高台を登り寺院の前で周囲の景色を眺めていると、突然入口の閉まる音がした。「閉館は16:00のはずだが、おかしいな?」と思ったが、鍵がかかり扉が開くことはなかった。
続いて観光客が来ていたが、「今日は終わりみたいだ。」と言うと残念そうに帰っていった。 -
(12)『ウスペンスキーからの風景』
ウスペンスキー寺院が閉まってしまったので、仕方なくロマンチック街道みたいな通りの写真を数枚撮った後、ヘルシンキ大聖堂へと向かった。 -
(13)『ヘルシンキ大聖堂』
ウスペンスキー寺院から5分ほど歩き、ヘルシンキ大聖堂に到着した。大聖堂は1852年に完成したが、四隅の小さなドームや広場に面した大階段は完成後につけ加えられたものであった。
港が近く、大階段をかもめが所在なさげに歩いていた。 -
(14)『大聖堂内部』
大聖堂内部は500人以上座れる席があり、教会独特の静寂に包まれていた。30分ほど雑音から遮断された空間で、旅の疲れを癒すことにした。 -
(15)『エテラエスプラナーディ通り』
16:00にエスプラナーディ公園に戻った。この公園の両脇には、イッタラやマリメッコといった北欧ブランドのショップが通りに面したディスプレイを競い合っていた。 -
(16)『中央駅周辺』
至る所で見られる美術館のようなショップ・ディスプレイを見ていると、北欧デザインについて興味が湧いてきた。
フィンランド美術をより深く知るために、現代美術館キアズマへと向かった。 -
(17)『現代美術館キアズマ』
ヘルシンキの天気は、15:00を過ぎると毎日思い出したかのように晴れ始めた。エテラエスプラナーディ通りから10分ほど歩き、17:30に現代美術館キアズマに到着した。
特徴的な外観に加え、緩いカーブの階段と5階までの吹き抜けで構成された館内は、今までに見たことのない建物の設計であった。
毎回企画展が行われており、多くの人が美術館に足を運んでいた。その週は「東洋との文化の融合」というテーマで、日本やインドやモロッコを数年かけて旅をし、仏教・ヒンドゥー教・イスラム教とキリスト教の融合を考えたデザインの企画展が開催されていた。
メイキングの映像も上映され、フィンランドの新たな一面を表現していた。 -
(18)『北欧デザインホテル・ヘルカ』
2日目はデザインホテルのヘルカに宿泊した。通常は112ユーロ(=15120円)であるが、金・土は週末料金の85ユーロ(=11475円)で宿泊できた。
部屋はほのかな黄色い光に照らされ、木をベースにしたデザイン家具に囲まれた部屋は、自然に融け込んだような癒しの空間を演出していた。
ヘルシンキの滞在がもう1日あれば、ヘルカで本を読んだり、DVDを見て1日を過ごすのも面白いと思った。 -
(19)『ムーミンショップ』
3日目は6:30にホテルをチェックアウトし、8:00にヘルシンキ・ヴァンター空港に到着した。荷物検査を終えて出発ロビーを歩いていると、スナフキンとムーミンが出発する人たちへの別れの挨拶とばかりに立っていた。
パスポート・コントロールを通った後はショップがなくなってしまうため、トランジットで時間が余った時も、再入国してイッタラやCD試聴のできるショップで時間の調整をすることができた。 -
(20)『ロシアへトランジット』
4/18 9:25の便で今回の旅のメインであるモスクワへと向かった。席の回りはロシア人ばかりで、謎多き国ロシアの雰囲気を一足先に味わうこととなった。
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