【３】旅行記１　(3)ブダペスト2日間の旅

2006/10/24 - 2006/10/27

ブダペストは19世紀中頃に、ブダ地区とペスト地区にくさり橋が架かり合併してできた街である。大きな橋のもとを静かに流れるドナウ川の姿は、とてもゆったりとした気分にさせられた。
【生活費】10万円
【飛行機】15万円
【通貨単位】1Ft(フォリント)=0.5円
【英語通用度】3人に1人
【旅程】10日間
10/18ワルシャワ
10/19ワルシャワ
10/20ワルシャワ→プラハ
10/21プラハ
10/22プラハ→チェスキークルムロフ
10/23プラハ→ブダペスト
10/24ブダペスト
10/25ブダペスト
10/26ブダペスト
10/27帰国

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道

(1)『ブダペストに到着』
10/24 8:00にブダペストのケレティ駅(東駅)に到着した。ホテルは予約していなかったので、駅から近い「ホステル・マルコ・ポーロ」へ向かった。

(2)『マルコ・ポーロ』
10kgのバックパックを背負い20分ほど駅から歩き、マルコ・ポーロに到着した。部屋はあったが、支払いが現金前払いのみのため、両替をするために銀行を探すことにした。
結局、駅に到着してから1時間後の9:00になってようやくチェックインでき、夜行の疲れを癒すことができた。

(3)『くさり橋へ』
2時間ほどゆっくりした後、11:30になりブダペストの街を回ることにした。バス・地下鉄の3日間乗り放題券を2,500Ft(=1,250円)で購入し、とりあえず王宮へと向かった。

(4)『ケーブルカー』
くさり橋を過ぎ、名物のケーブルカーで王宮へ行くためバスを下車した。ところが、火曜は定休日でもないにも関わらず、入口が閉鎖されていた。近づいて貼り紙を見てみると、メンテナンスのため滞在する2日間ともケーブルカーは運休とのことであった。仕方なく、バスで丘の上の王宮へと向かうことにした。

(5)『漁夫の砦』
王宮周辺を2時間ほど廻った。街を眺めるビューポイントの漁夫の砦に到着した。白い石灰岩でできたとんがり屋根が印象的で、昔は魚の市が開かれていたのにちなんで、この名前になったそうだ。

(6)『ブダ＆ペスト』
ブダペストは、ブダとペストが合併してブダペストとなった。19世紀中頃にくさり橋で結ばれるまで、両地区はドナウ川で隔てられていた。
王宮として発展したブダ地区と商業が発展したペスト地区があるが、ペスト地区の方が裕福な人が住む居住区となっていた。

(7)『ドナウ川と国会議事堂』
10/25 10:00に国会議事堂の近くを散歩し、天気が良かったのでドナウ川の対岸でしばらくゆっくりとすることにした。
ドナウ川は川幅が500m近くあり、デザインされた大きな橋が幾つも架かり、整備された両岸の間を静かに流れる姿は、とてもゆったりとした気分にさせられた。

(9)『ドナウ川とブダペスト』
丘からの景色は、右手にペスト地区、奥にくさり橋、手前にエルジェーベト橋となっていた。ドナウ川は風景にとけ込み、絵画のようであった。

(11)『ゲッレールトの丘』
ドナウ川を1時間ほど眺めた後、ゲッレールトの丘に登ることにした。丘の上にはシュロの葉を持つ女神像がふもとから見えるが、頂上までは意外に長い道のりであった。
かつてゲッレールトの丘は、19世紀にはハプスブルグ家によってハンガリー独立運動鎮圧のための要塞がたてられたり、10世紀にはイタリアからの伝道師が殉教した場所でもあった。現在では、ドナウ川の両側に広がるブダペストの街並みを眺めるパノラマポイントとなっていた。

(12)『フェリヘジ国際空港』
10/26 8:00にホテルをチェックアウトし、フェリヘジ国際空港からフランクフルトを経由して日本へ向かった。
東欧3ヵ国は、それぞれ異なる国がらを持っていた。ドイツと徹底抗戦した「ポーランド」、ドイツに支配されながらも自国文化守り続けた「チェコ」、オーストリア・トルコ・ロシアさらにはアジアと文化や人種の混ざり合った「ハンガリー」と三者三様であった。
どの国も歴史を守り続け、中世の街並みが現在もそのまま残っている点が西欧にはない魅力であった。