2008/03/18 - 2008/03/20
955位(同エリア1596件中)
mingさん
パルテノン神殿が最新CG技術で最先端の近代建築物に生まれ変わり、アクロポリスの丘が風景の一部として溶け込んだ古代都市国家アテネは、3000年の時を経た現代も生き続けていた。
【生活費】12万円
【飛行機】18万円
【通貨単位】1ユーロ=157円
【英語通用度】4人に3人
【旅程】7日間
3/18アテネ
3/19アテネ
3/20アテネ→イスタンブール
3/21イスタンブール
3/22イスタンブール
3/23帰国
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 航空会社
- オリンピック航空
PR
-
(1)『アクロポリス・ホテル』
3/18 22:30アテネのエレフテリオス・ヴェニゼロス空港に到着した。空港直結の地下鉄で市内まで行こうとしたが、22:30で地下鉄は終了していた。仕方なく、X95番のシンタグマ広場行きのバスで市内へと向かった。
1時間ほどでアテネの中心部のシンタグマ広場に到着し、そこから歩いて10分ほどでアクロポリス・ホテルに到着した。 -
(2)『古代のアゴラ』
3/19 9:30に古代アゴラに到着した。アゴラは「集会の場所」を意味しており、紀元前6世紀より政治・経済の中心広場となっていた。
アクロポリスと並ぶ価値のある遺跡とあったが、紀元前1世紀からのペルシャやローマの侵攻により、現在では廃墟となっていた。 -
(3)『パルテノン神殿』
10:00にアクロポリスの丘を登り、パルテノン神殿に到着した。紀元前432年にペルシャ戦争の勝利を記念し、15年の歳月をかけて完成した。今日までの2500年もの間アテネのシンボルとなっていた。
1685年にオスマン・トルコ軍に破壊されたが、最新のCGや大型クレーンなどにより、パルテノン神殿は最先端の近代建築物へと生まれ変わっていた。 -
-
-
(5)『ヘロドス・アティコス音楽堂』
ヘロドス・アティコス音楽堂は古代ギリシャの市民社会のあり方を継承した遺構である。
アテネが全盛期であった紀元前5世紀より後の時代の161年のローマ期に建造された。
劇場が半円形に広がった独特な構造をしている理由は、多少の遠近差はあっても、貧富の差や生まれの貴賎に関わらず、市民が同じように観劇を楽しめるようにするためであった。
古代アテネ人たちの「基本的には市民たちの間は平等である」という考えを劇場という構造物に当てはめて具体化したのが円形劇場であった。 -
-
-
(7)『エレクティオンの6姉妹』
エレクティオンの少女像は、パルテノン神殿より少し遅れて、紀元前5世紀に建てられた。
エレクティオンの少女像は優雅で柔和なイオニア式の建造物で、ドーリア式の重厚で男性的なパルテノンとは対照的である。
設計上、首の部分が最も細いが、玄関の屋根の重さにも耐えられるように設計されている。
現在は風化による劣化を防ぐため、オリジナルの6体のうち5体がアクロポリス博物館で展示されている。
残りの1体は19世紀初めにエルギン卿によって持ち去られ、ロンドンの大英博物館で展示されている。
21世紀になった現在も、6姉妹の再会は叶っていない。 -
(8)『ピレウスでストライキ』
13:30に電車で隣町のピレウスへ向かった。24時間の乗り放題チケットを3ユーロ(=471円)で購入した。45分でピレウスに到着した。「今回の旅ではエーゲ海は見れないが、ギリシャの海でも見ておこう。」と思い、ゼア港まで歩くことにした。1時間30分ほど心地よい風にあたりつつ散策を楽しんだ。
16:30にピレウス駅に戻ると、入口の門が閉められていた。近くの人に聞くと、「鉄道会社は明日までストライキに入った。」とのことであった。24時間チケットは片道の0.8ユーロ(=125円)分しか使うことができず、やむを得ずタクシーでアテネに戻ることにした。
タクシーの運転手に、「アテネまで。」と言うと「15ユーロ(=2,355円)だ。」と日本人相手にふっかけられ、2台目のタクシーに、本を見せて「8ユーロ(=1,256円)でアクロポリスまで。」と言うと渋々「OK。」であった。
着いたら着いたで、メーターが5.7ユーロ(=895円)にも関わらず、「8ユーロくれ。」と評判通りのサービスの悪さであった。 -
(9)『ゼウス神殿でボッタクリ』
17:30にゼウス神殿の近くを歩いていると、サウジアラビア人で1人旅をしているという30代の男性から声をかけられた。「仕事の休みを利用してアテネに遊びに来ているが、一緒に飲まないか?」と言ってきた。「お互い1人旅なら少しつき合おうか。」と思い、10分ほど話ながらバーへと向かった。
店内に入ると、その男性は別の席に座り、自分の席の隣にはバーの若い女性が座った。1杯おごったが、男性の様子がおかしいので、「これは何のつもりなんだ。」と言うと、「俺は知らないよ。」とトボけ始めた。不審に思い、「ビール1杯いくらなんだ?」とバーの店員に尋ねると、「30ユーロ(=4710円)だ。」と言われあきれてしまった。
勉強代だと思い、30ユーロを置き店を出た。後から考えれば、「だいたいイスラム教は酒を飲まないし、まだ明るい夕方に知らない人を酒に誘うのも不自然な話だ。」と思ったが後の祭りであった。 -
(10)『オモニア広場』
3/20 10:00にチェックアウトし、近代美術館へ向かった。地下鉄は相変わらずストのため、アテネの繁華街を散策しつつ歩くことにした。
夜のオモニア広場は危ないと本にあったが、昼から警備員が見張っており、怪しい雰囲気を醸し出していた。さらに北へ5分ほど歩き、国立考古学博物館へと向かった。 -
(11)『ゼウスの大理石像』
11:00に国立考古学博物館に到着した。入口を入ってすぐの所に「黄金のマスク」が飾られていた。その他にも、黄金の杯や黄金の装飾品が大量に飾られ、紀元前20世紀から紀元前12世紀に栄えたミケーネ文明がいかに高度で裕福な王国であったかを表していた。
彫刻コレクションではよく見るギリシャ彫刻が見られた。ルーブル美術館などで見られる割れて壊れかけた壺や体の一部が折れた彫刻ではなく、完全な形での壺や彫刻が多かった。「さすが本場のギリシャの博物館だ。」と関心しつつ、2時間ほど古代ギリシャの世界を楽しんだ。 -
(12)『アテネの街並み』
13:00に国立考古学博物館を出発した。アテネの市街地はアクロポリスの丘が風景の一部として溶け込み、街の真ん中に突如現れる古代ギリシャの遺跡は、3000年以上続くアテネの歴史を感じさせた。
15:00のバスに乗り、空港へと向かった。車窓から見られるギリシャ文字の看板も少しずつ読めるようになったが、もうアテネとお別れの時間であった。
18:30の飛行機で次の目的地のイスタンブールへと向かった。
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