チェンマイ de アクディブHoliday★2008　13　9日目【CNX】

2008/04/23 - 2008/05/03

旅行9日目。
今日は丸１日チェンマイ観光が出来る最後の日なので、托鉢風景が見たくて昨夜からレンタルしておいたバイクで早朝から寺院巡りをした。
それぞれ個性的な特徴をを持つチェンマイの寺院は寺ごとに異なる装飾、色づかい、雰囲気に心をワクワクさせながら、ゆっくりと時間をかけて鑑賞する。
最初に向かったWAT KU TAOで出会ったのは、ちょうど出家儀式を始める前の家族たち。嬉しそうな表情の両親とは対照的に、不安で顔が曇る少年…タイならではの文化と風習を垣間見た気がした。

エリア チェンマイ(タイ)

夜明け前、太陽が顔を覗かせるまであと少し。
メイクをしている私を待っていては間に合わないので、夫１人でバイクを走らせ真っ暗な道を進み、ピン川付近の花市場を目指す。

数人グループの托鉢は見れても、噂に聞いた大行列は見つからずウロウロしていたら、花市場には明かりがともりはじめ、お供え用をはじめとする様々な種類の花が盛大に売買されていた。

薄っすらと空が明るくなり始め、ピン川でチェンマイの夜明けを迎える。

日が昇り始めると共にターペー門前には、商売人が集まり始めていた。
市場は動き出し、仕事や学校に向かう人々の姿も見られ、チェンマイの忙しい朝は既にスタートしていた。
HOTELに戻り朝食を食べてから、今度は2人で寺院観光に出発。

ターペー門 建造物

最初に訪れたのは、チャーン・プアックバスターミナルから北へ徒歩５分ほどに位置する“WAT KU TAO”。

ワット クー タオ 寺院・教会

寺院内は結構広く、早朝ながら人の姿も多い。
その理由は…

ワット クー タオ 寺院・教会

今日は出家式が執り行われ、３人の少年が出家するらしく、境内には家族や親戚が集まってにぎやかな雰囲気だった。

ワット クー タオ 寺院・教会

この日出家する１人の少年。
今はふざけているけれど…

ワット クー タオ 寺院・教会

あっという間に囲まれて、本人の意思とは関係ないなく準備がスタート。
女の子に背負われて身動きが取れない犬と時々目が合った(笑。

ワット クー タオ 寺院・教会

今回出家をしない少年たちは暇つぶしに楽器で遊んだり、走りまわったり楽しそうだけれど、出家する張本人は…

ワット クー タオ 寺院・教会

なんとも言えない複雑な表情。

ワット クー タオ 寺院・教会

タイの男性は一生のうちで１度は出家をしなければならず、期間は３日・１週間・数か月・数年・生涯…と人それぞれ。
大抵は学校や会社を休んで出家をするので１週間以内が多いのだそう。

ワット クー タオ 寺院・教会

体毛を剃り、身を清めて、仏教の教えに向き合う準備をする。

ワット クー タオ 寺院・教会

彼が出家をする事によって家族は得度を積むことができ、来世への希望がつながるので、この上ない親孝行の時間。
男の子がいない夫婦は、親戚の子や、出家をしたいけれど貧しくて儀式が行えない人の親代わりになってお金を出し、代わりに親孝行をしてもらう。

ワット クー タオ 寺院・教会

まだ本堂の中に入れそうなので急いで靴を脱ぎ入ってみると、そこはゴージャス!という言葉がぴったりの、赤と金色に包まれた世界が広がっていた。

ワット クー タオ 寺院・教会

出家式の前のせいか神聖な空気が張りつめていた。

ワット クー タオ 寺院・教会

出家式で必要なお供え物を準備し始めたので、退散することに。
貴重な光景を覗かせてもらった。

ワット クー タオ 寺院・教会

続いては訪れたのは“WAT PA PAO”。

ワット パーパオ 寺院・教会

お堀の外回りに建っていて特徴的な屋根が目印だけれど、入口は見落としそうなくらい小さい。
そのままずっと進んでいくと…

ワット パーパオ 寺院・教会

もともとは白かったはずのチェディは、月日を経て黒ずんでいた。

ワット パーパオ 寺院・教会

てっぺんには小さな鐘がいくつも付いており、装飾が施されている。

ワット パーパオ 寺院・教会

蝋燭台で遮られてのぼる事は出来ないけれど、小さな階段があり、その奥に仏像が飾られている。

ワット パーパオ 寺院・教会

床には透明感ある青色のタイルが敷き詰められていて１輪だけ落ちていたプルメリアの花が印象的だった。

ワット パーパオ 寺院・教会

別の世界に繋がっていそうな少しだけ開いていた古い木の扉。

ワット パーパオ 寺院・教会

チェディの左側には本堂と思われる、真っ赤な鉄格子がはめ込まれた横に長い建物が。

ワット パーパオ 寺院・教会

入口には用心棒らしき男たち(笑。

ワット パーパオ 寺院・教会

階段を上がっていくと土間には、運ぶのに大人が何人も必要な程大きな鐘が並んでいた。
１段高い場所に板の間が敷き詰められていたので、靴を脱いで上がってみる。

ワット パーパオ 寺院・教会

長い本堂の突き当りで、少年僧侶と地元の老人が扇風機にあたっていた。

ワット パーパオ 寺院・教会

華やかさは無いけれど、優しいまなざしをした仏陀像。
白い肌の女性的な顔をした本尊…初めて見るけどビルマ式寺院だと思う。

ワット パーパオ 寺院・教会

目を閉じると、少年僧侶の足音と扇風機が回転する音だけが聞こえてきた。

ワット パーパオ 寺院・教会

お堀の周りをバイクで走っていたら、気になる寺院を発見したのでUターン。

宮殿のような立派なピカピカの外観にびっくりしたのは“WAT MORN THEAN”。

歩道から直接階段がのびているほどの狭い敷地に、目いっぱい建てられたピカピカの寺院。
ワクワクしながら階段を登っていくと、タイミングが悪くちょうど僧侶たちの“本日最後の食事”タイムだったので、靴を脱ぐこと無く静かに退散した。

再びバイクを走らせて目指したのは、チェンマイでは割と大きなショッピングモール：KAD SUAN KEAN SHOPPING MALL。
ファーストフード・本屋・衣料品・ゲームセンターなど地元向けのあらゆるモノが集まっていて、日本で言うならイオンのような場所。

カード スワン ケウ ショッピングセンター ショッピングセンター

地下には大きな駐輪場があり、先が見えない程長い距離にびっしりと原チャが止めてある。
駐輪場の向かいにはペットショップが数軒並んでいて、動物の声で大変賑やかだった。

カード スワン ケウ ショッピングセンター ショッピングセンター

駐車料金５B。

カード スワン ケウ ショッピングセンター ショッピングセンター

広いモール内をプラプラしていたけれど、昨夜から続く腹痛でしんどくなってしまい、モール内の地下にあった薬局で薬を処方してもらうことに。
下痢止め：75B。
飲んでみたら効果テキメンで、薬を数回飲んだらすっかり元気に♪やっぱり現地の薬が１番。

薬を飲んだら食欲も出て来たので、遅めのランチに向かうことに♪
本日のランチは雑誌のCREAに載っていた北タイ家庭料理の名店“HUEN PHEN”。
黄緑の大きな屋根が目印。

フアン ペン アジア料理

店内は奥に広くなっていて、結構キレイ。

フアン ペン アジア料理

ランチタイムはとっくに過ぎていたのに満席に近い状態で、客層は地元客と観光客が半々だった。

フアン ペン アジア料理

Menuは豊富で、１つ１つ写真が添えられていて選びやすい。

フアン ペン アジア料理

ドライバーの夫はダークICEコーヒーを、私はグァバジュースを。
どちらも10B。

フアン ペン アジア料理

【Kao Soiヌア】40Ｂ
夫は先日食べたKao Soiが大層気に入った様子。

フアン ペン アジア料理

【グリーンキャベツのスープ】30B
お腹に不安が残る私は、スープにゴハンをつけてもらった。
薄味のスープに豚バラブロック肉が添えられていて、病気の時にはウレシイ優しい味で合計：95B。

フアン ペン アジア料理

お腹も満たされたので続いて向かったのは、獅子の寺の意味をもつ“WAT PRA SHING”。
チェンマイ最高の格式をもち、訪れるのはこれで２度目。

ワット プラシン 寺院・教会

ギラギラと太陽が輝く炎天下のもと、長い垂れ幕を１人で片づけるのは若い修行僧。
太陽の攻撃に坊主頭では太刀打ちできず、衣を頭巾にして対処。

ワット プラシン 寺院・教会

本堂は天井が高く、外の暑さが嘘のように快適。
今にも立ち上がりそうな表情をした大きな仏像が印象的だった。

ワット プラシン 寺院・教会

ワット・プラ・シンでとても有名な“ホートライ”と呼ばれる建物。
下半分がコンクリートで造られ、上半分が木造になっている。

ワット プラシン 寺院・教会

柔和な顔と、しなやかな身体をした天女像が大変美しい。

ワット プラシン 寺院・教会

裏手に建物があったので入ってみる事に。
“ヴィハーン・ライカム”と呼ばれる建物は礼拝堂の役割を果たしている。
隣に建つ真っ白なチェディが太陽の光を浴び、キラキラと輝いていた。

ワット プラシン 寺院・教会

中央には名前の由来にもなったプラ・シン仏(黄金仏)が鎮座している。
本堂に比べるととても小さく見えるけど、1500年以上前にスリランカからやって来た、由緒正しい仏像だとか。

ワット プラシン 寺院・教会

重なり合った装飾が風に揺れるとキレイな音色を奏でそうな気がした。

ワット プラシン 寺院・教会

本堂の裏側は工事中。
真っ赤な瓦屋根が青空に良く映える。

ワット プラシン 寺院・教会

移動をしてまたまたCREAに掲載されていた店で、今度はショッピング。

NIMMANHAMIN通りは別名雑貨ストリートとも呼ばれ、お洒落なお店がズラと並ぶ。

ニマンヘミン通り 散歩・街歩き

ここは本来は銀細工を取り扱う“LOYFAR”というお洒落な店。
金属アレルギーのため私はアクセサリーを付けられないけど、ココで販売されているタイフルーツを使ったオーガニック紅茶に一目惚れしたのでパッションフルーツと、マンゴスチンを購入♪

敷地内には池があって金魚がプクプク。

もう１店お勧めの店は“AKA”というセラドン焼き専門店。
BKKで購入するより格段に安く、セラドン焼きといえばセラドングリーンだけと思いがちだけれど、様々な色や種類があってどれも素敵で迷ってしまった。
たっぷり購入して、大事に抱えながらバイクで次の寺院へ。
私が大きな袋を提げていたので、次の寺院でお供え物と間違えられて、危うく僧侶に持って行かれそうになったのはまた今度。
続きは14へ。