2005秋、ベトナム旅行記1(17)：10月16日(4)ホーチミン・ベトナム歴史博物館、動植物園

2005/10/13 - 2005/10/17

10月16日の旅行紹介の続きです。ベトナム歴史博物館を見学し、隣接する動植物園にも足を伸ばしました。

エリア ホーチミン(ベトナム)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー

ベトナム歴史博物館は旧大統領官邸から東に2キロ程の動・植物公園内にあります。日本語パンフレットも用意されています。1979年の創立です。

こじんまりと作られた前庭です。よく手入れがされていますが、石ではなくコンクリート造りの池です。蓮の花茎が伸びていました。

展示は2つのエリアで構成されています。第一エリアは約60万年前の人類の誕生から、1945年の8月革命でのベトナム民主共和国誕生までのベトナムの歴史、第二エリアはベトナム南部とアジア諸国の陶器、仏像などの展示です。

ガルーダ神鳥像です。パンフレットに12〜13世紀のカンボジアの製作と記されていました。

２箇所に繋ぎ目があります。上の繋ぎ目は修復の跡のようです。上の像と並んで展示してありました。同時代の神鳥像のようです。

一番大きな坐像は、まだ新しい阿弥陀仏です。木製の19世紀のベトナム・ホーチミン市とパンフレットに記されていました。

ベトナム歴史博物館の階段の上からの撮影です。遠くに神社らしい建物が見えました。

歴史博物館の中は撮影禁止でしたから、写真紹介はありません。その見学を終えて、これからは動植物園の散策です。

左手の建物は、ベトナム歴史博物館の一角のようです。緑と花で囲まれていました。

ベトナム歴史博物館は、動植物園側にも出入口がありました。こちらが正面玄関になるのかも知れません。

樹木を使って、二羽の雄鶏が形造られていました。その足元には、スコールの雨跡が残っていました。

茶色っぽい柱を跨いで金属製のアーチがかかっていました。蔓性の植物を這わせるためのようです。道の傍らで、係員らしき人達が休憩していました。

この公園の創立にかかわりのある方の像のようです。ピエールの文字だけが読み取れました。フランス人でしょうか。

旧大統領府から東に、レユアン通りをまっすぐに進んだところに動・植物園公園があります。よく手入れされた広大な敷地の中です。

この一角、歩道脇の花壇には鉢植えされたラン類が飾ってありました。白やピンクの花はデンファーレ、黄色の花がオンシジュームです。

デンファーレの花のアップ光景です。デンファーレは、日本でもお馴染みのデンドロビュウム系の蘭です。

花壇に沿って歩くと、遠くに屋外ステージが見えてきました。ステージではライブショーが披露され、その前に椅子席が並んでいました。

ステージでのショーは、コント風の出し物や、アクロバットなどでした。観客席に間仕切りがあるわけではなく、無料での催し物のようでした。

この噴水の縁に座って、横からショーを眺めることもできました。ただし、少し離れてしまいますから声などはあまり聞こえません。

本当に緑豊かな公園でした。花壇の手入れもそうですが、塵ひとつ落ちていませんでした。公園を訪れる家族連れのマナーがいいためでしょう。

左手が公園の境界のようです。時間がありましたから、こちらからは退出せず、見学と散策を続けました。

木の上に寝そべっているのは、グリーン・イグアナです。迷路のような展示室には、鰐や亀などを含めた沢山の爬虫類がいました。

ガラス越の撮影ですから、余り鮮明ではありません。今度は二匹のグリーンイグアナです。ペットとしても飼われているようです。

上部の葉が真っ赤に色付き、可愛らしい白い花が咲いていました。ポインセチアは黄色の花ですが、親戚の植物のようです。

白色の部分は花なのか、葉が変色したものか判断がつきません。その白色とは別の、小さな黄色の花がいくつか咲いていました。

前方に見える低く長い建物が、爬虫類の飼育舎でした。緑の中に溶け込むように建っていました。

これも爬虫類展示室の1つです。公園に入るときはチェックされますが、展示室へは自由に出入りが出来ました。

象舎には、牙を切り取られたオスを含めて5頭ほどが飼育されていました。小象の方は、前足を上下させて餌をねだっていました。

少しだけ場所を変えての撮影です。長い花を伸ばして餌をねだっている象もいます。転落防止目的でしょうか、足元には電気柵があります。

公園内にはいたるところに熱帯雨林を思わせる巨木が生い茂っていました。