2005秋、ベトナム旅行記1(12)：10月15日(3)ホーチミン・ホーチミン市博物館

2005/10/13 - 2005/10/17

10月15日の旅行紹介の続きです。旧・大統領官邸見学の後、ホーチミン市博物館などを見学しました。

エリア ホーチミン(ベトナム)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー

旧・大統領府近くの街路です。次ぐの見学地に向かう前に付近を散策しました。大木が生い茂っていました。

相変わらず、単車と自転車が車道の主役です。それでも、泊まったホテル近くに比べれば大した数ではありません。

立派な塀が続く屋敷です。南ベトナム政府時代からの建物でしょう。政府関係の建物として使われているようです。

しっかりと出入口がガードされた建物です。建物自体はそれほど大きくはありませんでした。政府公舎のイメージです。

ホーチミン市博物館は旧大統領官邸の見学の後、歩いて回りました。ここまではそんなに恐ろしい道路横断は必要ありません。

これもホーチミン市博物館の建物です。こちら側が東側に当たるようです。

ここが博物館の入り口です。赤い屋根の建物の窓口で、入場券を買いました。1万ベトナムドンですが、日本円では100円もしません。

こちらが博物館の正面玄関です。新婚さんの撮影スポットの1つになっていました。白亜のフレンチコロニアルの建物は1885〜1890年に建築されたと、ガイドブックにありました。

この博物館の展示物は、2つの独立戦争、つまり抗仏戦争とベトナム戦争当時のサイゴン・ジャデン地区の写真と品々と解説されています。

所謂、セピアの写真による時代風習の紹介です。それぞれ、椅子に腰掛けて憩う人達の写真です。

下の写真は、受付に座った女性のようです。何かのイベントでしょうか。自転車もある時代です。上の写真は修復されたようで、絵との判別も付きません。

上の写真には、横断幕を持って車道を歩く人の姿が見えます。下の写真は、建物の記念撮影でしょうか。人力車が見えます。

修復されたボール型の焼物です。古い時代の土器のようです。目立った装飾は施されていないようです。

スポットライトで照らし出された、石器時代の展示品の数々です。磨製石器のようですから、新石器時代のもののようです。

柄が付いたところを見ると土瓶のようですが、注ぎ口は見当たりません。穴を開けてあるだけのようです。三彩、緑釉、飴釉等、多彩です。

比較的最近の生活雑貨の展示のようです。つり手が付いたのは天秤棒と籠、その左が木桶です。上の写真に、その時代風景が写っているようです。

1本の木をくり抜いて作られたカヌーです。その鑿の跡が内側に残っています。民芸品としての展示でしょう。

中世の時代からの武器でしょうか。日本で言えば弁慶の七つ道具のようなイメージです。銅鑼や弓矢も展示されています。

少し時代がかった武器類です。真ん中の茶色の楕円形と、右に半分だけ見えているのは盾で、幅広い剣2本と、右にサーベル風の剣も見えます。

1975年の4月30日の写真です。レユアン通りを進んだ最初の戦車が大統領官邸に入った瞬間です。実物は、首都ハノイに展示されているようです。

この階には、多くの塑像が展示してありました。私の想像ですが、大きなモニュメントを造る時の原型となる、応募作品が展示されているようでした。

世界を驚かせた、政府に講義する僧侶の焼身自殺です。大統領夫人の「バーベキュー発言｣が、世界の顰蹙を買いました。

ラッパ型の蓄音機です。ベトナムで生産されたものではなく、輸入品として残ったものを展示しているようです。右手にはＬＰ盤もありました。

こちらも実際に使われたと思われる電化製品です。中央がテープデッキです。壁には黒いレコード盤もあります。

小さなものから中くらいの大きさのものまで、カラフルな出腹の人形です。日本で言えば、恵比寿さんか布袋さんといった民芸品です。

2つの独立戦争の内の、どちらかを題材にした絵でしょう。海上が主戦場になっています。古い方の独立戦争でしょうか。

この博物館の展示で力点が置かれているのが「戦争の背景」とガイドブックに記されていました。正面の壁画は、独立を勝ち取った祭典のようです。

これは人形模型を使った歴史的場面のようです。現在の紙幣はすべてホーチミンの肖像ですから、若き日の演説かもしれません。ただし、想像です。

階上からの庭の眺めです。幾何学模様に整備された庭に大きなヤシ類の樹木が茂っていました。遠くに高層ビルが見えます。

3階辺りのベランダからのショットです。新婚さんの記念撮影のスポットになっているらしく、邪魔にならないよう気を遣いながらの見学でした。