tpjaさんのクチコミ全15件
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投稿日 2006年04月04日
総合評価:4.0
公式HP
http://www.malaspinahotel.it/en/index.htm
かつてイタリアのプチホテルガイドに「素晴らしいコストパフォーマンス」と絶賛されているのを読んで以来、一度泊まってみたいと思っていたホテルである。
そして実際は・・・、プチホテルガイドの評価は正しかった。
確かに、素晴らしいコストパフォーマンスであった。
ここで重要なのは、「豪華絢爛ホテルに格安で泊まれる」のと勘違いしてはならないということである。
いくらコストパフォーマンスが高いとはいえ、設備・部屋の広さ・朝食の内容などなど、どれも三ツ星ホテルのそれであり、過度に期待するとガッカリする。
私の言いたいのは、三ツ星ホテルでありながらも、掃除は行き届いて清潔で、設備のメンテナンスも充分で、調度もシックに(地味ともいう)センス良くまとめられて、三ツ星ホテルながらも最大限の努力がなされているので過不足なく非常に快適に滞在できるということである。
豪華でなくとも快適に滞在しながらフィレンツェの街を楽しみたい、という人に、充分お薦めできるホテルである。
写真はあえてバスルームのものをアップした。
部屋の写真は公式HPでも見られるし、なにより、このバスルームの写真を見れば、このホテルのレベルはおおよそ見当がつくと思ったからである。
限られた空間の中でコンパクトに、しかも機能的にまとめられており、非常に清潔で、加えてバスタオルヒーター(正式名称不明・とにかくバスタオルが暖められるようになっている)が備え付けられているなど、細やかな配慮にも溢れていることが分かるだろう。
このホテルの特色がこのバスルームに集約されていると言っても過言ではない。
なお、フロントのスタッフもこのホテルに相応しいレベルの高い人ばかりであったが、一人だけクチャクチャとガムを噛み、いかにもヤル気のない男が一人だけいた。平気で違う部屋の鍵を渡し、文句をいうと悪びれもせずにそっぽを向いたまま鍵を放り投げてくるふざけた奴である。
せっかく他のスタッフが良くとも、こういう輩が一人いるだけで途端にホテル全体の印象も傷ついてしまう。なんとも悲しいことである。
しかし同じくフィレンツェの某高級ホテルでは(ヴィラ・コーラ)すべてのスタッフがこういう人種で、酷い目にあった。
それを思えば、「一人だけ」というのはかなり優秀なのかも知れない。
なお、玉に瑕なのがロケーション。
中央駅から歩くには少々遠く、かといってタクシーに乗るほどでもない。
ドゥオーモまでも歩けないことはないが、気軽に何度も往復しようとは思えぬ距離である。
ホテルの目の前に「インディペンデンツァ広場」のバス停があるから、ホテルから中央駅までは容易に行ける。しかし中央駅で「インディペンデンツァ広場」を通るバスの乗り場を見つけることは、旅人には不可能だろう。
参考までに記しておくと、「インディペンデンツァ広場」のバス停は、中央駅から山手線のようにフィレンツェ市街を一周するNo.12・No13のバスの路線になっており、ミケランジェロ広場もこの路線である。
(※注:中央駅からは、もしスーツケースがあるなら迷わずタクシーに乗るべきである。ホテルまでの道は歩道が狭く通行人も多い)
以上、立地だけが多少難点であるが、次回も経済的にフィレンツェ滞在をするとしたら、また同じくこのホテルを選ぶだろう。- 旅行時期
- 2006年03月
- 1人1泊予算
- 15,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- サービス:
- 4.0
- バスルーム:
- 4.0
- 客室:
- 4.0
-
投稿日 2006年11月23日
フォーシーズンズホテルイスタンブールアットスルタンアフメット イスタンブール
総合評価:3.0
先ず留意しておいてもらいたいが、今回は張り込んでフォーシーズンズに5連泊するという贅沢をしてしまった。
だから「旅行の最後に豪華な一夜」として一泊だけした人とは(むしろいつもは私はこのパターンなのだが)全く印象は異なる、ということである。
「旅行の最後に豪華な一夜」として一泊するだけなら、このホテルはお薦めである。
同じ最高級ホテルといっても新市街にある箱型大型ホテルとは根本的にスタンスが異なり、ホテル内は少数の宿泊客のみであるから極めて静かで、最低クラスの部屋であっても不必要なくらいの広さがあり、設備も万全、インテリアもモダンで高級感に溢れ、一泊するだけで旅の疲れは充分に癒されることだろう。
しかし五泊もすると随分印象が変わってくる。
先ず室内のモダンなインテリアに二日目あたりから辟易してくる。
どうもこのホテルのようなモダンでシンプルなデザインというのは、無味乾燥に過ぎ、飽きが早いようだ。
私はもっとクラシカルな方が良い。
あとケチって最低ランクの部屋にしたので、一階の部屋にされてしまったのだが、いかんせんこのホテルは元「監獄」である。
一階の部屋からは脱獄防止のための高い土塁が見えるのみで本当に息が詰まる。大きな窓はここでは逆効果である。
もっとも、ケチらずに二階以上の部屋を取れば、こんな息苦しさは無い。
と、書きつらねてみると、欠点らしい欠点は思い浮かばないのだが、しかしまたこのホテルに泊まれと言われたら、鄭重にお断りしたい。
やはりどうもこういう「デザイン重視ホテル」は肌に合わないらしい。
ちなみにここに五泊してからトルコ国内をめぐり、またイスタンブールに戻ってきて、今度はかの有名な「イェシル エヴ」に泊まった。
もちろん設備はフォーシーズンズとは比較にならない貧弱さだが、建物から家具まですべてアンティークの、古くしかし美しいクラシカルなホテルで、同行者と「あぁ~、これだぁ~」と感嘆した。
物質的に満たされるのはフォーシーズンズだろうが、「イェシル エヴ」は精神的に満たされる感じである。
なお余談であるが、フォーシーズンズでは朝食の時、私達は毎日朝一番に行ったのに、食事が出てくるのは必ず「二番目の人と同時」であった。
かなり待たされた時もあり、非常に不愉快であった。
もちろんほとんどの人はすんなり出てくるだろうから特殊な例だろうが、こういうことも有り得るホテルである。参考までに記しておいた。
結論としていうと、内容的にはバンコクのフォーシーズンズなどと比べると格段に良い。
格段に良いが、それ以上に、値段が余りにも高すぎる。
旅の疲れを癒したいなら、ここは「イェシル エヴ」か箱型大規模高級ホテルで我慢して安く済ませ、日本に帰ってから東京のフォーシーズンズ椿山荘にでも泊まったほうが良いのではないだろうか。- 旅行時期
- 2002年03月
- 1人1泊予算
- 50,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 2.0
- サービス:
- 2.0
- バスルーム:
- 5.0
- 客室:
- 4.0
-
投稿日 2006年06月07日
総合評価:5.0
内装もホテルの公式HP(http://www.sofitel.com/sofitel/fichehotel/gb/sof/1312/fiche_hotel.shtml)にある通りなかなか美しく、機能的で、スタッフの対応も申し分ない。
充分、お薦めできるホテルである。
もうワンクラス上のホテルになると、今出来の家具からアンティークの家具になり、フロントにも日本人用ツアーデスクのかわりに優秀なコンシェルジュがいたりするのだろうが、別にそこまで求めなければここソフィテルで充分である。
むしろそんな最高級ホテルは、アンティークというよりも「ボロ」くて使いにくい家具と、優秀だけれども尊大なスタッフに囲まれる危険性がある。
(とはいえ、ソフィテルは所詮ソフィテルであるから、最高級ホテルと同じ値段だとしたら、払いすぎの感はある。)
写真は階段を見下ろしたショット。
よくよく観察して頂ければ分かるだろうが、とても優美ではあるものの、最高級の老舗ホテルと比べると何となく軽くて安普請の感が拭えない。
ある意味、このホテルの性格を集約している写真なのである。
しかし重厚感溢れながらもボロいホテルに泊まるよりは、こちらの方がはるかに豪華な気分に浸れであろうことは、写真を見てもよく分かるだろう。
とにもかくにも、要はヨーロピアンテイストにまとめたヒルトンのようなホテルで、「それっぽい」豪華なインテリアの中で快適な滞在が約束されている。
宿泊時、バスルームのアメニティは、「ROGER&GALLET」であった。
そんなメーカーは知らなかったが、非常に良い香りがバスルームに充満しており、「これはただものではない」と思って日本に帰ってから調べてみたら『ヨーロッパ各国の王室で愛された香りを時を超えて受け継つぐ「ロジェ・ガレ」社』とかあった。
なかなか「こだわり」のホテルであることが、このアメニティの選択からもお分かり頂けると思う。
ちなみにホテルの公式HPにはフィットネスやジャクジーが完備されているように書かれているのだが、フロントの人に聞いたら「そんなもの聞いたこともない」とビックリされてしまった。ビックリしたのはこっちである。
ガッカリしたのはこの1点のみくらいで、あとは総じて及第点。とにかく年配のベルマンに非常に丁寧で親切なかたがいて、このホテルの好印象はこの人に依る所がかなりある。
立地も悪くなく、静かで環境も良いし、また利用したいホテルの一つである。- 旅行時期
- 2006年03月
- 1人1泊予算
- 30,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- サービス:
- 4.0
- バスルーム:
- 4.0
- 客室:
- 4.0
-
投稿日 2006年02月13日
総合評価:3.0
建物・インテリア、どちらも「軽い」もので重厚感には乏しいが、しかしまぁ、恐らく誰でもそれなりにホテルライフが楽しめるホテルだと思われる。
日本人スタッフが常勤しているようで、チェックインの時も、いつまで経っても荷物がこないのでフロントに電話した時も、日本語で済んだ。この点、安心である。
プールは利用しなかったがジャグジー・サウナには行ってみた。どちらも快適。ロクシタンのヴァーベナの香りで満たされていたのが印象的であった。ただし、この少し前に泊まったカイロのフォーシーズンズの方が狭いながらも設備が充実していたので、少々不満が残ったが。また客室のアメニティもロクシタンかと思いきや、あっさりホテルブランドであった。残念。
総合的には、とりたてて可もなく不可もなくといったところ。
新しいホテルと比べると、老朽化とまでは言わないが、しかしデザイン的に見劣りする箇所(バスルーム等)があることも確かである。
ただ、フォーシーズンズはバンコクの他の五つ星ホテルと比べると割高であるが、その値段分の価値があるかといわれると、「ない」と断言せざるをえない。
冒頭に書いたとおり、「恐らく誰でもそれなりにホテルライフが楽しめる」ホテルではあるが、それはJWマリオットやコンラッドなどのホテルでも同様なのである。
フォーシーズンズの価格には、多分に「ブランド料」が入っていると思っていい。
それにしても軽装の日本人(アジア人)集団がワシャワシャやって来て雰囲気をすべてをぶち壊しにするのは何とかならないだろうか。これでは慇懃・繊細なサービスを要求するほうが無理というものである。- 旅行時期
- 2005年08月
- 1人1泊予算
- 20,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 2.0
- サービス:
- 4.0
- バスルーム:
- 3.0
- 客室:
- 4.0
-
投稿日 2006年02月14日
総合評価:4.0
たとえ物価が安い国でも、それ相応の設備やグレードのホテルを求めると結局日本のたいして変わらなくなってしまうことも多いが、ここは別である。
何をとっても日本の高級シティホテルと比べ何ら遜色はない。むしろバスタブとは別にシャワーブースが設けられていたりと、こちらの方が余程優れている。
それでいて一泊1万円以下とは、とてつもない激安価格である。
こんな内容も伴いながらもホテル代も安い都市は、他にクアラルンプールくらいしか思いつかない。
ただ、如何せんヤンゴンである。
ホテルライフを楽しもうという人は極めて少ないらしく、ジャグジー・サウナは閑散とし、その老朽化は酷いものであった。恐らくほとんど使用されていないに違いない。
立地は街の中心部からかなり離れているものの、その分、静かである。
必ずタクシーを使わねばならないが、何せ物価が安いので、タクシー代はそれほど気にならなかった。
同等クラスのホテルは他にいくつかあるので選択に迷うが、日本人なら、日本人スタッフがいて、日本人仕様になっているこのホテルが気楽で良いと思う。
なお、一つ困ったことに、このホテルではフロントで両替をしてくれないのである。
「ホテル内なら宝石店か古美術店で替えてもらえ」というようなことを言われて宝石店で両替したが、あとから他所で両替した金額と比べると、とんでもないぼったくりレートであった。店員が薄ら笑いを浮かべていたわけである。要注意。
- 旅行時期
- 2005年11月
- 1人1泊予算
- 10,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- サービス:
- 4.0
- バスルーム:
- 4.0
- 客室:
- 4.0
-
投稿日 2006年02月13日
総合評価:1.0
建物自体は素晴らしく、広々とした廊下を歩いていると王宮の中でも歩いているかのようで思わず背筋が伸びる。逆に客室は狭い上に柄々しいデザインで、いただけない。
特筆すべきは客層とスタッフの質の低さである。
優美な朝食堂にバスローブでやってきてしまう人は数知れず、またその行動を見ていれば、このホテルの客層はどうやら社会的にあまり高い階層ではないことが、自ずと検討がつく。
スタッフの質は論外。同行者の部屋の排水溝が詰まってしまい、修理を依頼し、観光から戻ってきて直ったかどうか聞いたら「直りました」と胸を張っていう。実際は直ったどころか排水溝を開けた形跡もなく、案の定直っていない。再度修理を依頼したら「今から行きます」。当然いつまで経っても来ない。フロントに直接抗議しに行ったが、謝るそぶりもなく、フタッフ一同、偉そうに腕組みしながら「あぁ直しに行かせるから」と言って終わり。余りの対応の酷さにこのあとスタッフと激しく口論になり、「こんなホテルにはもう1秒たりともいたくない!」とそのまま荷物をまとめて出てきたほどである。
とはいえ、あの排水溝事件がなかったら、ここまで悪印象はなく、「落ち着かない部屋でスタッフもヤル気ないけど、建物はさすがに豪華だった」という感想に留まっていたと思う。
要はこのホテル、日本でいうならまさに『団体御用達の豪華温泉旅館』なのである。建物は派手で豪華だが、サービス・客層・スタッフ、いずれも大衆向けのそれであり、過度な期待は禁物ということ。 その割には料金が高いので思わず勘違いしてしまうが、これは建物代と場所代なのだと割り切っておかねばならない。- 旅行時期
- 2004年03月
- 1人1泊予算
- 50,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 1.0
- サービス:
- 1.0
- バスルーム:
- 5.0
- 客室:
- 3.0
-
投稿日 2006年02月13日
総合評価:1.0
世間では超豪華な内装の5ツ星ホテルとして通っているが、実際には派手な内装の部屋「も」ある三ツ星ホテルである。ラテン系の人々に日本人が満足するようなサービスを求めるほうが土台無理な話で、それはこのホテルとて例外ではない。ヤル気のなさがフロントマンからレストランの新米ウェイターにまで充満していて、ここまでくると見事ですらある。
私がチェックインした日は「また来たジャップ」とでも思われたのか、入り口の門の脇にある門番小屋を改造した部屋に案内され、翌朝頭に来て抗議したら今度は呆れるほど広いスイートに通された。
よって「門番小屋」(決して「別館」とか、そんな良いレベルの建物ではない)に案内されてしまったら、馬鹿にするな!と叱り飛ばすことが重要である。
そんなわけでいわゆる「普通の部屋」には泊まっていないのだが、あの調子なら最上のスイートにでも泊まらないかぎりさして豪華と呼べるような部屋ではないだろう。しかしこのホテルのスイートに泊まるために高いお金を払うなら、例えば同じくフィレンツェのヘルベティア・ブリストルに泊まったほうが100万倍賢い選択というものである。
よくこのホテルの紹介で非常に豪華なロビーやらサロンの写真が紹介されていて、思わず心を動かされるが(私もその一人)、あれは写真のマジックというもので、実際はもっとボロイ。ショボイと言ったほうが適切かも知れない。
それに客室からフロント・玄関までの動線にあのロビーやサロンは入ってないから、要は一般宿泊者には全く無関係な空間と言ってよい。
つまりあのロビーやサロンの写真に騙されちゃいかん!ということである。
ちなみにこのホテルの紹介文には「天皇(皇族)が泊まった」などと書いてあるが、実際に泊まれば分かる。丘の上の一軒屋のホテル、『警備のやりやすさで選ばれただけだ!』と。
なお、このホテルはロールスロイスでの送迎を謳っているが、そんなものは車庫の奥深くに大切に保管されていて、実際にはバンか壊れかけたふるーいベンツのリムジン(ただ長いというだけのリムジン)で送迎される。
最後に一言。
一から十まで、見事に期待を裏切るホテルであった。- 旅行時期
- 2004年03月
- 1人1泊予算
- 30,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 1.0
- サービス:
- 1.0
- バスルーム:
- 1.0
- 客室:
- 2.0
-
投稿日 2006年04月05日
総合評価:5.0
それはそれは素晴らしいホテルであった。
HP(http://www.fourseasons.com/cairofr/index.html)に重厚で華麗なホテル内の写真が満載されているが、本当に、嘘偽りなく写真の通りである。
写真だと綺麗だったのに・・・などという、ホテルの紹介写真にありがちな虚構は一切ない。
タクシーにこのホテルから乗ったり、またこのホテルに行けと言おうものなら平気で10倍くらいはボッてくるが、しかしそれもこのホテルの豪華さと比べれば可愛いものである。
タクシーの運ちゃんは、知らないのだ。このホテルを中を。もしタクシーの運ちゃんにこのホテルの中を見られたら、間違いなく100倍はボッてくるに違いない。
私は過去にカイロの高級ホテルに泊まっているし、また今回の滞在でもカイロやギザの最高級と言われるホテルに立ち寄っている。
しかしここフォーシーズンにはとても敵わない。全く格が違う。カイロで最高の滞在がしたいなら、迷うことなくこのホテルにすべきである。
あまり抽象的に褒めてばかりいても分かりにくいから具体的にいうと、このホテルは「現在求められる最新の最高級ホテルの設備」をすべて備えていて、かつさすがアラブだけあって豪華さに遠慮がないから、思いっきり快適、思いっきり豪華な仕様になっているということだ。
面倒臭いから「現在求められる最新の最高級ホテルの設備」の一々は書かないが、このホテルに泊まっていると、本当にカイロ・ギザの観光なんてどうでも良くなる。外に出たくなくなる。
ピラミッドはホテルの窓から遠望できるし、モスクや宮殿なんかよりもここのロビーのほうがよっぽど美しいではないか。ナイル河が見たければ、フィットネスにあるジャグジーで、ロクシタンの香りに包まれながら眺めればよい。一歩外に出れば常時エジプト人の攻撃に目をむいて戦わねばならないが、ここにいれば礼儀正しくしかもフレンドリーなスタッフが四六時中ちやほやしてくれるのだ。
唯一難点なのが、食事が不味いこと。
しかしこれはエジプト全般に言えることであり、どうやら「ダシをとる」「旨味になるものを入れる」という概念がエジプト人には欠如しているようなので、仕方がない。
そうはいってもだ・・・。
まさか天下のフォーシーズンズに、こんな下手(不味いとか、そういうレベルではなく、ただただ下手)なオムレツを作る料理人がいたとは信じ難い。
とにかく、食事以外の点では、心から満足した。
比較的ホテル代の安いカイロにありながら、ここだけ超然と「フォーシーズンズ」価格であるが、内容を考えれば仕方ない。他のホテルとは、価格のひらき以上の差があるのだから。- 旅行時期
- 2005年11月
- 1人1泊予算
- 30,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- サービス:
- 4.0
- バスルーム:
- 5.0
- 客室:
- 5.0
-
モノリーチ アンコール MONOREACH ANGKOR HOTEL
投稿日 2006年04月05日
総合評価:4.0
立地が中途半端であるが、設備は問題無し。
まだ新しい(H17年現在)ので古びた印象は全くなく、今のところ、日本のお嬢様が泊まっても充分快適に過ごして頂けるだろう清潔さを保っている。
ホテル内の写真は下記のページに紹介されている
http://www.hotels489.com/cam/dtl/s30/dtl.html
筆者は酔狂にもバンコクからシェムリアップまで陸路を選択し、そして愚かしくも国境のカンボジア入国審査で係員にまんまと騙され、(「バスで行くと安いし、今から4時間もあれば充分つくよ~」←大ウソ・10時間かかった)、シェムリに到着したのは午前2時であった。
午前2時にはたしてホテルマンが起きているのか、部屋は勝手にキャンセルされていないか大変心配だったが、フロントにはピカピカの笑顔のホテルマンが2人もいて(「この日本人もひっかかったか~」とニヤニヤしていたのかも)、チェックインは問題なく済んだ。
まぁホテルの方も、陸路で来ちゃうような(他にも同様の白人がいた)外人の利用が主であることは百も承知なようなので、その点、楽というか有難いというか、気軽である。- 旅行時期
- 2005年11月
- 1人1泊予算
- 7,500円 未満
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 4.0
- バスルーム:
- 4.0
- 客室:
- 4.0
-
投稿日 2006年04月05日
総合評価:4.0
うーん、これといって特徴のない、ありふれたシティホテル。
レベル・設備・印象、どれも日本の中都市にあるシティホテルと変わらない。もちろん値段も同じくらいだから、まぁ値段相応のホテルと言えるだろうか。
ハイアットという名につられて過度に期待しなければ充分快適に過ごせる。
印象に残っている点を二点挙げる。
一つはメインダイニングの中華レストランが非常に美味しく「なかった」こと。ある一品は嘔吐をもよおさせる程の凄まじい味であった。ドブ川風味というのか。
西安のあと、敦煌などのシルクロードの都市をまわったのだが、屋台も含めてどこで食べてもこんなに不味い料理に出会ったことがない。
しかしweb上を検索すると、このレストランを「美味しいのでお薦め」という人もあるのだ。人の味覚は本当に分からない。
二点目も同じく食事について。
二泊目の朝は早朝に空港に行かねばならず、朝食をとる時間がなかったので、ランチボックスを作ってもらい、空港で食べた。
これが非常に美味だった。
その後世界各地を旅していても、こんな美味しいランチボックスに出会ったことはない。逆にランチボックスを食べる機会があると、ついこのハイアットのランチボックスの味を期待してしまい、毎回ガッカリしている。
以上、あまり役に立たない情報であったが、まぁとにかく、値段相応に快適に過ごせるホテルである。- 旅行時期
- 2003年11月
- 1人1泊予算
- 15,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 4.0
- バスルーム:
- 3.0
- 客室:
- 4.0
-
投稿日 2006年02月20日
総合評価:3.0
値段相応(良い意味で)のホテルである。
フラウ社製の家具が随所に置かれていたりと、非常に「センスに気をつかっている」ホテルである。それは公式HPからも明瞭に感じ取れる。http://www.hotelrex.net/
設備も値段なりに充実し、非常に快適。
朝食が少々貧相に感じられるかも知れないが、三ツ星ホテルであることを考慮すればしごく妥当な朝食である。
ただ、ヨーロッパの古いホテルにありがちな重厚感は全く無い。そういった「濃いい」雰囲気を求めている人には、物足りなく思えるかも知れない。- 旅行時期
- 2004年03月
- 1人1泊予算
- 20,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 4.0
- バスルーム:
- 3.0
- 客室:
- 4.0
-
投稿日 2006年02月20日
総合評価:3.0
イタリアのホテルに高いお金を払っても全くの無駄である。
中には「当たり」のホテルもあるのかも知れないが、そんなものは逆にイタリア人が日本で「ラテン的で陽気な旅館」を見つけるくらい難しい。
ということで選んだのが元枢機卿の宮殿だったというこのホテル。
ここならどんなに腹の立つサービスであっても、すべては「建物代」として割り切れるから良い。
予想通り、客室は至ってシンプル、特記するようなことは何もない。
またこのような「何の変哲もないありきたりの部屋」が大部分であって、天井にフレスコ画があるような部屋はスイートなどごく僅かなのだろう。
ただし、友人の部屋は違っていた。
シンプルな内装は同様だが、壁が染みだらけ、天井がやたらと高く寒々としており、なぜか廊下を隔てて薄暗いバスルームに行かねばならない。
友人は「幽霊が出そうで怖すぎる」と怯え、翌朝早速ルームチェンジをしていた。
客室はシンプルであっても、パブリックスペースはさすがにルネサンス期の宮殿そのものである。ホテル内探検をして、レストランやサロン・会議室など見て廻ると、とても楽しい。
結局、快適な部屋とは言い難いものの建物の雰囲気は抜群という、予想通りの宿泊感想である。
一度くらい話のタネに泊まってみても損はないかと。- 旅行時期
- 2003年03月
- 1人1泊予算
- 20,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- サービス:
- 3.0
- バスルーム:
- 2.0
- 客室:
- 3.0
-
投稿日 2006年02月16日
オーストリア トレンド パークホテル シェーンブルン ウィーン ウィーン
総合評価:2.0
うーん、事前の下調べで、「典型的な団体向け三流ホテル」ということは重々分かっていたハズなのに・・・、旧迎賓館という麗々しい謳い文句と破格の値段設定に負けて泊まってしまった・・・。ホテルマニアの私としては、消してしまいたい恥ずかしい過去である。
確かに旧迎賓館だったという本館は、なかなか立派な外観をしている。しかし内部はさほどでもない。いやむしろメンテナンスが悪いので、「もと」が良くても少しもゴージャスには見えないのである。昭和に建てられた、豪華というにはあまりにも微妙な温泉旅館と同様の空気が漂っている。
さて、問題は客室の大半を占めると思われる団体用客室である。恐らく日本人の99.9パーセントはここに通されるであろう。
防音は最悪である。廊下、隣室、すべての物音がとてもよく聞こえる。
調度・サービス、いずれも最低限であるが、とりわけ不自由するほどでもない。『見事なまでに値段相応である!』
そして衝撃的・・・。私は見てしまったよ・・・。
ホテルの周辺に何かないかとフラフラ歩いてあると、ちょうどホテルの裏手にあたる所に、簡素なプレハブ小屋がずらりと並んでいたの。
「なんだこれは!?みっともない!!ホームレスの臨時収容施設か!?」と思わず眉をひそめつつ、その立地からそれが何であるかよくよく考えてみたら・・・、
そう、自分の泊まっている、このホテルの団体用宿泊棟だったのですよ。
あー、こりゃ音も筒抜けのハズだわ~、と妙に納得しつつ、旧迎賓館の文字につられて、ホームレス並のプレハブ小屋に泊まる我が身が悲しくなったのでした。
まぁ、それはともかく、何度もいうように「値段相応」のホテルなので、その点を割り切って泊まるのであれば、全く問題はない。
むしろ設備・サービスともに劣悪でありながら、旧宮殿ホテルとして高額な値段設定をしているホテルも多々あるのだから、それを思えば極めて真っ当なホテルであると言える。(多分)
- 旅行時期
- 2000年11月
- 1人1泊予算
- 10,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 2.0
- サービス:
- 2.0
- バスルーム:
- 1.0
- 客室:
- 1.0
-
投稿日 2006年02月14日
総合評価:2.0
シャングリラ系列ということで、サービスにはたいして期待していなかったが、無愛想なフロントといい、本当にその通りであった。
ロビーは狭い。ヨーロッパのホテルならともかく、こんなアメリカンスタイルのホテルでロビーが狭いのは困る。勢い、客同士で椅子取り合戦を繰り広げることになり、見苦しい。
スタンダードルームであったので、狭い部屋であった。
部屋自体の趣味は悪くないが、どこかにインテリアとして書かれていた「書」が、明らかに素人が手本を見ながら書いたとわかる下手なもので、見るたびに辟易したことが、このホテルで一番印象に残っていることである。
細長いビルだけあって、全体的にスペースが足りていない。
朝食を食べに行くにも、「え!?こんな所を通るの?設計ミスじゃねぇのか?」と思うようなところを通った気が・・・。
そしてスペースは狭いクセに、スタッフの態度はデカイので、何かと気に触るのである。
ちなみに、台北滞在中、食事をしに西華飯店に行ったが、建物・スタッフともに極めてレベルが高くて驚いた。実際に泊まるとまた印象も変わるだろうが、しかしそれでもこのホテルとは比較にならぬほどレベルが高いことは間違いなさそうだ。- 旅行時期
- 2004年03月
- 1人1泊予算
- 20,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- サービス:
- 2.0
- バスルーム:
- 3.0
- 客室:
- 3.0
-
投稿日 2006年02月13日
総合評価:4.0
ハイセンスでなかなか良いホテルではあるのだが・・・。
なぜか「また泊まりたい」とは思わない・・・。
とりあえず問題点を挙げる。
・タイでは何かと白人重視があるようだが、このホテルのスタッフにもそれが濃厚に感じられた。しかしハイセンスなこのホテルには、残念ながら日本人よりも白人のほうが似合うことは間違いないから、あまり文句も言えない。
・私が宿泊した部屋は、半屋外の廊下を渡って行かねばならないのだが、半屋外ということは蚊などの小動物が容赦なく入ってくるということである。ムードが優先されたのだろうが、これは良くない。
・また、その廊下がタイル貼りの為、台車系のものが通るたびにカタコトカタコト音がして非常に耳障りである。
ということで、要はムードが優先されているので、実際の居住性については若干疑問符がつく。しかし耐え難いほどではない。
むしろこのホテルの最大の問題点はその立地と名称にある。
なにしろ立地条件が悪いのでタクシーを利用する必要があるのだが、物価の安いタイのこと、タクシー代くらいは目をつぶってやろう。
しかしホテルから出るときは良いとして、ホテルに帰る時、タクシーの運転手にどうしてもこの「スコタイ」が伝わらないのである。
そのままカタカナ読みで「スコタイ」と言っても、絶対に通じない。
カタカナで表すと「スコォ~タァ~イ」といった感じであろうが、特に「コォ~」は鼻音の如く鼻に響かせる必要があり、とても難しい。
この時の旅行は四人で行ったのだが、この至難の発音を克服し、見事タクシーの運転手に伝えることができたのはたった一人だけであった。
しかし、よしんば通じたとしても、必死に鼻に空気を響かせて「スコォ~タァ~イ」「スコォ~タァ~イ」と連呼する姿はかなり間抜けで、知人の前でそこまで思い切るのはなかなか勇気がいる。恋人同士ならなおさらだ。
ということで、まぁホテル名が書いてあるパンフレットか何か持っていけばよいのだが、そうはいってもとにかく我々にはホテル名が用意には通じないのが不便で仕方なかったのである。
他のクチコミを見てもこんなことは誰も書いてないようなので、特記しておいた。
なお、評論家の山本益博氏が朝食のクロワッサンとオレンジジュースをベタ誉めしていたが、どちらも不味くもなく、かといって目を見張るほど美味しいわけでもなく、ありきたりのクロワッサンとオレンジジュースであった。残念。
- 旅行時期
- 2001年09月
- 1人1泊予算
- 20,000円 未満
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 3.0
- バスルーム:
- 5.0
- 客室:
- 4.0





