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吉備津神社の北西、参道の両側に続く松並木です。松並木の間に参道が続き、そのわきに車道があります。この松並木は、岡山県最大の松並木で、吉備路の代表的風景ともいわれています。この松並木によって、ここはとても良い雰囲気の参道となっています。

おそらくこの吉備地方では最も大きな神社だと思います。国宝に指定された比翼入母屋造りの本殿・拝殿をはじめ、長い回廊や、御釜神事が行われる御釜殿、さらにえびす宮と本宮社など、とてもみどころの多い神社です。ゆっくり回れば、２時間は必要だと思います。

吉備津神社北の参道といわれる石段下にある大きな石です。吉備津彦が鬼ノ城に住む「温羅」と戦った際、矢を置いたと伝えられる大きな岩です。ここでは、毎年、正月に、四方の悪魔を祓い、健康と招福を祈る矢立神事が行われています。

室町時代に足利義満によって再建されたと伝えられる吉備津神社の本殿・拝殿は、比翼入母屋造りとよばれる独特の様式で、現在、国宝に指定されているようです。この本殿・拝殿はとても規模が大きく、長い歴史とともに、堂々とした威厳を感じさせるものでした。

吉備津神社の長い回廊をすすんでいった先にあります。ここは、吉備津神社の南端で、吉備津彦の父母神を祀った社といわれ、内宮社と新宮社を合祀しています。社殿は、比較的、小規模でシンプルな印象を受けました。ここまでは、回廊を進んでいくのですが、本殿、拝殿前からかなりの距離があったように思います。

吉備津神社の長い回廊を進み、途中、右に曲がったさきにたっています。この御釜殿では、釜の鳴動によって吉凶を占う鳴釜神事がとりおこなわれ、その神事はかなり昔から全国にしられていたようです。また、釜の下には、大吉備津彦命によって退治された鬼の首が埋められているという話も今に伝えられています。

吉備津神社西側、道路を挟んだ池の中の島にたっています。吉備の国で最も古い稲荷神社で、商売繁盛の御利益があるとされています。この宇賀神社と神池も吉備津神社の一部だそうです。池の中の島へ渡る朱塗りの橋は、なかなか風情があるように思います。

吉備津神社、本殿西側から南へまっすぐのびる回廊です。途中、えびす宮、御釜殿、三社宮などへの分岐もあります。回廊自体は、南随神門から、本宮社近くまでほぼ直線的にのびており、なかなか見ごたえ、歩きごたえがあります。吉備津神社では、最も印象に残る場所でした。

吉備津神社回廊途中にある門です。この神社では最も古い建物で、現在、重要文化財に指定されています。北随神門とともに、吉備の国を平定した吉備津彦命に付き従った神々を祀っているようです。回廊途中にあるため、なかなか全形をみれないのですが、本殿脇から境内をぬけ、回り込んだところから、眺めることもできます。

吉備津神社、北の参道、途中にある門です。朱塗り、白壁のどっしりとした門で、室町時代に再建され、現在、重要文化財に指定されています。南随神門と同様に、この門には吉備の国を平定した吉備津彦命に従い、活躍した神々が祀られているそうです。

吉備津神社、北随神門方向から回廊を進んでいき、御釜殿への分岐を超えてさらに奥へ進んだ左手にあります。そこには、春日宮、大神宮、八幡宮の三つの朱塗りの社がたっており、どこか厳かな雰囲気が感じられます。ここまでくると、人影はなく、あたりはとても静かでひっそりとした感じがしました。

吉備津神社、北随神門方向から回廊を進んでいくと、途中、左側奥にあります。回廊からは、石の階段をのぼったところに社殿がたっており、さい銭箱もおかれています。ここは、商売繁盛、家業繁栄の神様とされており、毎年１月のえびす祭りには、多くの参拝者が訪れるそうです。

吉備津神社の本殿・拝殿の東側、祈祷殿わきにたっています。樹齢６００年といわれるイチョウの大木で、御神木とされています。訪れた３月中旬は、葉のついていない枯れ木のような雰囲気でした。晩秋のころは、きっと素晴らしい黄葉をみせてくれると思います。

ピュアリティまきび内１階にあるレストランです。ランチタイムに利用しました。このときは、ビーフカツのセットと生ビールを注文しました。料理はメインのビーフカツのほか、ライス、味噌汁、デザートもついて１０００円というとてもリーズナブルな価格でした。サクサクしたビーフカツはとてもおいしくいただけました。

岡山市にきた観光客のほとんどがこの後楽園を訪れるのでないかと思います。岡山市最大の観光スポットと言えるでしょう。江戸時代に池田綱政によって築造された当時の雰囲気を今によく伝えているといわれます。園内は、広々とした庭園で、鶴鳴館や廉池軒など、おもむきのある建物も随所に見られます。

岡山後楽園入り口をはいってすぐ右手のところにたつ武家屋敷風のたてものです。もともとは、賓客をもてなすためのたてものとしてつくられ、鶴鳴館と命名されていました。戦災で焼失したため、岩国市の吉川邸を移築したそうです。今は、結婚式や催し物など、一般に貸し出しているそうです。

岡山後楽園、花交の池の近くにたっています。幕末の岡山藩家老の下屋敷にあった茶室を明治になって移築し、戦後再建されたものです。茅葺の小さなたてもので、千利休とともに、宋から茶種を招来した日本臨済宗の開祖栄西も祀られているそうです。

岡山後楽園内の北部、新殿のあたりから土手に沿うように続いています。開園当時から、この茶畑が設けられ、ここの茶葉は、歴代藩主の茶として利用されたようです。この後楽園には、井田や茶畑などがあり、庭園らしくないような気もしますが、それらも周囲の景観とマッチし、独特の良い雰囲気を生み出しています。

岡山後楽園のほぼ南端、二色が岡にある茅葺平屋建ての建物です。もともとは、岡山城から藩主が来園したときの通り道にたっており、ここで茶会が開かれたようです。太平洋戦争で焼失し、戦後、再建されました。二色が岡の木々に囲まれ、静かで落ち着いた雰囲気を漂わせています。

岡山後楽園内の南端、地蔵堂付近にあります。園内では、沢の池についで大きな池で、沢の池からの水が滝となって流れ込んでいます。池のほとりには、大立石があり、池にかかる木橋とともにとても落ち着いた良い雰囲気を生み出しています。