岳人28号さんのクチコミ(5ページ)全934件

岡山駅の桃太郎線（吉備線）ホームは、津山線と同じホームの向かい側で、列車の色が同じ赤色なので間違えやすいです。沿線に吉備津神社や最上稲荷があるので正月は初詣客で大混雑となり、駅に臨時の改札が増設されていたりします。

無料で入れる庭園には少ないながら紅葉したカエデやすすきがあって秋を感じることができました。珍しい樹齢約1000年の柏（ハク）もあります。同じ字を使う柏（かしわ）は落葉樹ですが、柏（ハク）は松などと同じ常緑樹でまったく違う木です。

石畳が整備されているような観光地化された通りではなく、普通のアスファルトの細い道路沿いに、ところどころ古い町家が残っているという感じです。番所跡の石垣の一部も残っているようです。川沿いに町並みがあるので、橋から裏側が見られます。

最上部の三郎の滝のあたりは紅葉する木はありません。その下にある滝の周辺は紅葉が見られますが、さらに下の渓流付近のほうがきれいに紅葉していました。紅葉スポットとして認知度が高いようで、かなり多くの人が見物に来ていました。

外観はふつうの瓦屋根のシンプルな建物ですが、トイレ個室の仕切りが透明で、中に入って施錠すると自動的に透明だった仕切りが白くくもり見えなくなるシステムになっています。開錠すると一瞬でまた透明に戻ります。正直、何の役に立つのかよくわからないテクノロジーですが、面白いトイレではあります。

神社の参道は府中公園の北の端から続いており、けっこう長い距離がありますが、下から上まで参道沿いに紅葉が見られます。府中公園に近い下のほうと、社殿に近い上のほうでは、上のほうが早く紅葉します。社殿の裏の山のほうにも紅葉があり「八ツ尾山もみじの会」という石碑が建っています。

キャンプ場のトイレは三角屋根のおしゃれな見た目をしてますが、中に入ると通常の3倍くらいの大きな蚊の死骸が大量に落ちていて、きれいなトイレとは言いがたい状態でした。大量の蚊の死骸があるということは、その蚊が生きて飛び回っていた時期もあったはずで、夏場はかなり過酷な環境かもしれません。10月末ごろ訪れたときは周辺の紅葉が進んでいてきれいでした。

後山の山頂は狭く大勢の人が休めるスペースはありません。山頂には「板馬見山」と「後山」の二つの標識がありますが、前者が兵庫県側の呼び名、後者が岡山県側の呼び名ということらしいです。駒ノ尾山から続く稜線の道はよく整備されていて歩きやすく、展望も良いです。

船木山登山口のある後山キャンプ場は標高720ｍ地点にあり、標高1334ｍの山頂までの標高差は600ｍ余りとなります。自分はこのルートを下山に使いましたが、傾斜が急なところもあり、膝への負担がかなりきつかったです。ずっと樹林帯で展望がない中、紅葉が見られたり、大きな岩があるところや渓流沿いに歩くところがあったりして変化が楽しめるのは救いでした。山頂付近は展望が開けています。

ダルガ峰林道の駒ノ尾登山口（黒岩峠駐車場）から山頂までは、公園の遊歩道並みによく整備された道で、幅も広く団体が余裕ですれ違うことができます。登山口の標高は940ｍで、標高1280ｍの山頂まで標高差は340ｍしかありませんから、登り下りはかなり楽です。山頂は展望の開けた広い笹原です。

リフト西島駅から剣山の山腹を巻いて剣山と次郎笈の間の尾根道に合流する横道の、合流点の少し手前にある二度見展望所からは、紅葉の季節、剣山や次郎笈の山腹の紅葉と、草原になっている次郎笈上部の緑がコントラストをなしていてきれいです。

大剣神社のご神体になっている巨大な御塔岩をはじめ、あちらこちらで石灰岩が露出し、白骨林が見られるなど独特の景観がみられます。剣山山頂部は樹木が育たないのか草原状になっています。剣山から一ノ森への中間にあるニノ森の南側は希少なシコクシラベの保護林になっています。

剣山山頂から尾根伝いに行けるほか、リフト西島駅から両剣神社を経由して登るルートもあり、剣山と組み合わせた周回コースにするなど、登山コースに組み込みやすいはずですが、あまり人気がないようで、紅葉シーズンの今回の登山ではほとんど人と出会いませんでした。両剣神社経由の道はキレンゲショウマの群生地があるので、夏はたくさん人が訪れると思います。

山頂付近は植生保護のため木道が整備されているほか、広いウッドデッキがあり、座ってのんびりくつろげます。10月半ばの紅葉シーズンは平日でも大勢の登山客でにぎわっていましたが、それでもウッドデッキが人で埋まるほどではありませんでした。

イスに座っただけの状態なので、とくに下を見ながら行く下りは、高度感があってちょっと怖いです。秋は夏と違ってリフトから花は見えませんが、登りのときは天気がよく、紅葉している剣山がよく見えました。片道15分ほどかかるので、見ノ越でバスの時間に間に合うよう、リフトの所要時間も計算にいれて行動する必要があります。

ビジネス関係の利用が多いのか平日朝はかなり混雑していました。なるべく空いたバスに乗ろうとして、最初に来たバスを見送り、その後に来たバスに乗ったのですが、駅前から発車した時点では空いていたバスが、途中のバス停から乗る乗客で結局ほぼ満員になっていました。

現在も人が住んでいる個人のお宅らしく、通りから外観を眺めることしかできませんが、規模の大きさや格式の高さは十分感じられます。本陣は寛政年間（1789～1801年）、脇本陣は文政年間（1818～1830年）の建築です。

智頭急行線の大原駅の近くで歩いて行けるところにあり、延焼を防ぐための袖壁などをもつ特徴的な古い町家があちこちに残っています。自由に入れる観光案内所兼民俗資料館も古い町家のひとつを改装したもののようで、中には古い道具類がいろいろ置いてあります。参勤交代の大名が宿泊した本陣も残っています。

土日祝日限定で使える1日フリーきっぷ（1200円）がお得です。上郡～大原間を往復利用しただけですが、片道880円の通常料金より560円安くなりました。また、上郡駅到着時は大勢の乗客が駅員がひとりしかいない改札に集中して混雑しますが、フリーきっぷなら見せるだけで通過できます。

展示資料のなかに猫の足跡がついた皿がありました。窯で焼く前に猫が足跡をつけたものを、敢えて焼いて完成させ、おそらく使用したということでしょうから、昔の人の遊び心が感じられて興味深かったです。観覧無料の施設ですが、無人ではなく展示品の説明などをしてくださる係の人がいて、猫の足跡つきの皿のことも、その方に教えてもらいました。教えてもらわなければ、たぶん気づかずに見落としていたと思います。