岳人28号さんのクチコミ(39ページ)全934件

高山植物の女王とも呼ばれるコマクサは、登山口にあたる畳平周辺に多く、剣ヶ峰の山頂付近は岩ばかりで花はほとんどありません。畳平のバスターミナルから階段を下りたところにあるお花畑は白い花のハクサンイチゲが中心。コマクサが咲いているのは鶴ヶ池のほとりや富士見岳のふもとあたりです。畳平から肩の小屋までの道は平坦で車が通れる広い道ですが、肩の小屋から先は細い急登の山道になり、そこに地元の学校やツアーなどの団体の登山客が押し寄せるので、登山道はかなり渋滞します。

日帰り入浴の温泉（600円）、レストラン、売店などいろいろそろった複合施設で、バスの待ち時間をすごすのに便利です。無料の足湯もあります。足湯の湯は常時流れていますが、利用時間が午前9時～午後5時となっていて、わたしが早朝5時に到着したときには、栓が抜かれていました。窓口が開いていない早朝でも、バスのきっぷは自動券売機で買えますし、バスの案内係の人がいて、間違えて購入したきっぷの精算などにも対応してもらえます。

ここから眺める琵琶湖は海のように水平線があって、大津や草津あたりから眺めるのとは一味違います。日本の夕陽百選にも選ばれているということで、琵琶湖に沈む夕日を見ようと、夕方には人がだんだん集まってきて、写真撮影などをしていました。園内には桜の木がたくさん植えられているほか、日本庭園にはカエデも多くあり、花見や紅葉も楽しめそうです。ただ、日本庭園は池の水がすっかり涸れて草が生えており、手入れされていないようで、いささか残念でした。

栂池自然園の入園受付・出入口を兼ねています。パネルや標本をいろいろ展示している施設内には、レクチャールームという、栂池自然園を紹介する映像を15分間隔で自動上映している部屋があり、イスがたくさんあって座って休憩することができます。飲食は禁止ですが、屋内で座って休めるところはあまりないので重宝します。上映中は入口のカーテンが自動で閉まり、照明が消えて真っ暗にります。外から入室した当初は暗闇に目が慣れず、どこにイスがあるのかよくわからないので、しばらく目を慣らしてから動いたほうが良いでしょう。

夕食は、虹鱒の塩焼き、サーモンの刺身、イカそうめん（いくら付）、鮭の荒汁、またたびの葉、ウドの芽、アカツメクサの花などの天ぷら、温泉湯豆腐、デザートはスイカとさくらんぼといったメニューで、肉の一切ない非常にあっさりした和食。まあ、おいしかったのですが、正直なところ物足りなさを否めません。あっさりした和食が好きなお年寄り向きといえるでしょう。各テーブルにわざわざホテルの人が料理内容を説明しに来るというサービスも、ビジネスホテルばかり泊まっていて、こういうのに慣れてないわたしとしては、なんだか面倒に感じました。

平日・食事なし・3名1室で7140円（税込み）でした。金沢駅前で1人あたり2380円という安さは非常に魅力です。しかも、部屋は意外と広くてソファベッドを置いても窮屈な感じはありませんでしたし、安いホテルにありがちな古ぼけた感じや不潔感じはなく清潔でした。たた、夜10時までにチェックインしなければならないのと、深夜・早朝はフロントが無人になり戸締りされていて、フロントの電話で呼び出してドアを開けてもらわないと外出・チェックアウトができないのが、やや不便ではあります。すぐ近くに24時間営業のガストがあり、朝食に便利です。

午後から雨が降るあいにくの天気で、景色がよく見えなかったのは残念ですが、湿原に広がるミズバショウの大群落はすばらしく、来た甲斐があったと思いました。ゴンドラとロープウェイですぐそばまでアクセスできるので、要介護度2の父と一緒でも問題なく来れました。

姫路城の裏手の堀に沿って整備された公園。姫山というのは姫路城が築かれた山の名前で、公園のある城の北側は、大手門のある南側とちがってうっそうとした雑木林におおわれ、人も少なく静かで落ち着いた雰囲気。堀の反対側にある土手には大きなカエデの木が並んでおり、紅葉の時期にはすばらしい景観になりそう。

姫路城の裏にある広い公園で、八重桜がたくさん植えられており、城周辺のソメイヨシノが散った後に満開になります。パンジーなどが植えられた洋風庭園、イベントが開けそうなりっぱな野外ステージ、なにかの博物館かと見間違えるような現代的なデザインの無料休憩所など、いろいろあります。

4月中旬で、ぼたんの見ごろにはまだ少し早かったのですが、ちらほらと咲いている花がありました。たくさん植えられているので、見ごろの時期がくれば、壮観だろうと思われます。ぼたんだけでなく、桜も多く、花見によさそうです。他にも椿やドウダンツツジなどいろいろありました。また、お堀を見下ろす眺めもなかなかのものです。姫路城の一角ではありますが、無料で入れるエリアで、有料エリアと違って飲食も可能です。

天守閣が工事中のため見学可能なエリアはかなり限定されており、物足りなさは否めません。これで入場料400円は高過ぎると感じました。立ち入り禁止エリアに入らないよう、警備員が常に監視しているのも、なんだか気になってのんびりできません。今年度中はずっと工事しているようなので、行くなら来年（2015）4月以降にしたほうが良いでしょう。桜や紅葉は、入場料が必要なエリアに入らなくても、十分楽しめますし。

桜の時期には多くの観光客が訪れますが、ほとんどの人が舗装された表参道を歩くので、山道はいたって静かです。いたるところで山の斜面を覆うように咲く桜を見ることができ、花見にも山道のほうが適しています。急坂もありますが、全体によく整備されており、とても歩きやすいです。道標はありますが、分岐が非常に多いので、迷わないよう少々注意は必要だと思います。

案内板の説明によれば、全国各地の代表的な桜を集めて展示したとのことですが、品種を書いたプレートなどは見当たりませんし、とくに多種多様な桜が植えられているようにも見えず、いたってふつうの公園という感じです。大塔宮護良親王と後醍醐天皇の慰霊碑があります。

吉野駅から出ている中千本公園行きのバスを終点で下り、階段を上がってすぐのところにあるので、アクセスは非常に便利。靴を脱いで中に入ると、烏天狗の姿をした秋葉権現の像や、箱笈などの山伏の装備品がいろいろ見られます。徳川将軍家ともゆかりが深いらしく、歴代将軍の位牌をまつっているところもありました。また、日雄殿という大広間は、飲食は禁止ですが、休憩などに自由に使えるようです。

吉野駅から中千本公園まではバスが運行されており、アクセスが非常に便利。しかも、乗客のほとんどは、中千本公園のほうではなく、逆方向の階段を上がって舗装された表参道のほうにいくので、意外と人が少なく、のんびりくつろげます。ベンチは数が限られており、ふさがっているかもしれませんが、ビニールシートを敷いて座る分には、休憩場所に困ることはなさそうだと思いました。

吉野駅から出ている中千本公園行きのバスを利用しました。ロープウェイと同じ料金で中千本まで行けるので、お得感があります。中千本公園のバス停から階段を上がったところが竹林院や桜本坊のある吉野山の表参道で、乗客のほとんどはそちらに行ってましたが、表参道は人が多いだけでなく、車も頻繁に通る舗装道で、のんびり落ち着いて歩けませんし、土産物屋や茶店ばかりで桜のたくさんある景色の良いところはほとんどなく、なぜ、こんな道をみんなぞろぞろ歩いているのか理解に苦しみます。買物目当てならともかく、桜を見に行くなら、表参道でなく、舗装されていない山道を行くほうが断然良いです。どこを歩いても絶景ですし、人が少ないので休憩場所に困ることはありません。

周囲にカエデの木が多く、紅葉すればなかなか良い景色になりそうですが、わたしが訪れた11月16日時点では、まだぜんぜん緑のままでした。おそらく、このあたりが紅葉するのは12月になってからだろうと思われます。かなり立派な墓ですが、墓本体が文化財指定を受けていないので、後年つくられたものなのでしょう。国指定史跡といっても、指定を受けたのは昭和初期で、国が尊皇思想を国民のあいだに浸透させることに血道をあげていた時期ですから、今の基準からすると史跡としての価値も疑問といわざるをえません。

小さな岩山が海に突き出た岬。上に登る遊歩道もありますが、こちらは樹木にさえぎられて、あまり展望が良くなく、斜面が芝生になっている下ほうが眺めが良いです。座ったり寝そべったりして、夕日を眺める人が大勢集まっていました。また、瀬戸内育ちのわたしにとっては、大きな音を立てて打ち寄せる太平洋の波も、見ていて飽きない面白さがありました。砂浜の砂が黒いのも珍しいと思います。

北鎌倉の浄智寺から源氏山公園へのハイキングコースを登り、山道から広場に出たところにあります。紅葉シーズンの日曜日で、広場は大勢の人でにぎわい、屋台も出ていました。縁結びで有名な神社らしく、縁結びの絵馬やお守り、恋みくじなどが売られていましたが、倒幕の志半ばで非業の死を遂げた日野俊基を祀るこの神社が、どういう経緯で縁結びの神社になったのか謎です。

鎌倉の紅葉は遅く、わたしが訪れた11月16日時点では、どこもまだ緑という感じでしたが、源氏山公園の頼朝像周辺だけは、一面に色づいてました。ただし、ここの紅葉は一般的なイロハカエデではなく、別の種類の木のようで、色も真っ赤ではなく、ちょっと黒ずんだ赤でした。