2015/09/24 - 2015/09/24
2717位(同エリア6774件中)
Rinさん
今回の旅の大きな目的の1つがこのボルゲーゼ美術館の見学。
評判の高い美術館なのは知っていたけど中心地からはちょっと距離があるのと、事前予約が必須というので今までいく機会がなかなかなかった。
今回はヴァチカンも行かないのでローマでの時間が結構あるので行くことに。
チケットは事前にインターネットで購入
http://www.galleriaborghese.it/it/
英語表示も出来たのでスムーズに購入できた。
ただ、時間がきっちり指定されているので予約時間に合わせて動く必要があった。
初めは散歩がてら歩いて行こうとしたけど途中で完全に道に迷ってタクシーに乗る羽目に。
続きは旅行記をどうぞ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
お腹いっぱい。
もう何度見たか分からないフォロ・ロマーノ。
この旅行記は↓の続きです。
http://4travel.jp/travelogue/11236722 -
現在13:30。
15時からボルゲーゼ美術館の予約をしている。
本当はここからバスに乗ってスペイン広場に行きたかったけど何番のバスに乗ればいいのかさっぱり分からず断念。 -
歩いて行けばそのうち着くよね。
1時間半もあるし~。 -
この後それが間違いだったことに気づくけど…
-
取りあえず歩いて
スペイン広場へと向かう。 -
途中にサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会があったので寄ってみる。
教会の前には「ミネルヴァのひよこ (Pulcino della Minerva)」ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作のゾウの彫刻。
ローマにある13基のオベリスクのうちの1つの土台になっている。
どう見ても象だけどひよこと呼ばれているらしい。 -
青い天井が印象的。
-
カトリック教会のドミニコ会にとって重要な教会堂。
カンプス・マルティウスのミネルヴァ広場に面していて、ローマで唯一のゴシック建築の教会とされています。 -
この教会にはシエナのカタリナやドミニコ会の画家フラ・アンジェリコの墓があります。
これはアントニアッツォ・ロマーノの「受胎告知」。 -
近代天文学の父ガリレオ・ガリレイは、隣接する修道院での異端審問後の1633年6月22日、この教会で自らの科学的命題を否認しました。
-
カラファ礼拝堂。
15世紀末のカラファ礼拝堂は枢機卿オリヴィエロ・カラファがトマス・アクィナスに捧げたもので、フィリッピーノ・リッピ (1457~1504) によるフレスコ画があります。
受胎告知と聖母の被昇天が描かれています。 -
サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会
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ステンドグラスの光が柱に当たって綺麗。
-
「あがないの主イエス・キリスト」(または「ミネルヴァのイエス・キリスト」、「十字架を運ぶイエス・キリスト」)はミケランジェロ作(1521年)の大理石像で、主祭壇の左にある。
-
さてサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会を出て歩いているとこんな建物発見。
何か分かりますか? -
正解はパンテオン。
裏から見ると印象全然違いますよね。 -
せっかくなので中に入ってみます。
見事な丸天井。 -
パンテオンは一度火事で焼失しており、現在のパンテオンは118年から128年に掛けて、ローマ皇帝ハドリアヌスによって再建されたもの。
-
中は人・人・人。
あまりに人が多いので早々に退散。 -
パンテオンの前のロトンダ広場にはオベリスクが建っています。
このオベリスクはエジプトのラムセス2世(在位:紀元前13世紀)がエジプト・ヘリオポリスの太陽神殿に建てていたものです。カリギュラ帝(在位:37~41)がローマで建てたイシス神殿に運んできました。
カリグラはセラピデと呼ばれる聖牛の形をした冥界の神オシリスとその妻イシスをローマの守護神として持ち帰ったのです。まだ、ローマにキリスト教がやってくる以前のことです。
カリグラ帝によって持ち込まれたオベリスクは、1711年、教皇クレメンス11世がこの場所に移動させ、噴水の上にオベリスクが建てられました。 -
こんな風に見学してたらだんだん時間がなくなってきた。
-
でもこの辺りは有名なジェラート店がひしめいているんだよね。
ってことでついつい入ってしまった。
ジェラートのGROM。
大阪のLUCUAにも出店している有名店。 -
他のお店と違ってジェラートにふたがされていて中身が見えない。
注文するとジェラートをかき混ぜて入れてくれる。 -
ピーチとラズベリーのジェラート。
2.6ユーロ。
はっきり言ってめっちゃ美味しい!!
特にピーチ!
口の中に桃の味が広がる。 -
さてお次は誰もが知る有名店ジョリッティ。
-
ここでもジェラートを!
と思ったけどさすが人気店、待っている人がいっぱい。 -
美術館の予約時間も迫っているので並んでいる時間はない。
諦めて美術館へと向かうことに。 -
しかし、地図を見ながら歩いていたけど途中で現在地がわからなくなってしまう。
このままだと予約時間に間に合わない。
ってことでちょうど通りかかったタクシーに乗ってボルゲーゼ美術館へ。
なんだかえらく遠回りされた気がするけどなんとか美術館のあるボルゲーゼ公園に到着。 -
美術館は公園の中にあるので美術館の前まではタクシーでいけないので近くの入口で下ろしてもらう。
そこから美術館までダッシュ。
予約していた15時ちょっと前にチケット売場到着。
バウチャーを見せてチケットを発行して貰う。
その時に荷物は全て預けるように言われる。 -
どうやらこの美術館は小さなカバンもNGらしく、持って入ってもいいのはこのビニール袋のみ。
他の物は全てクロークに預けることに。 -
荷物も預けたところで見学開始。
制限時間は2時間。
いきなり豪華な部屋。 -
天使の像がかわいらしい。
-
プロセルピナの略奪 Pluto e Proserpina 1621~1622年
-
冥界の王プルート(ハデス)が一目ぼれした女神の娘プロセルピナを連れ去ろうとする、ギリシャ神話の一場面である。
-
逃げるプロセルピナを手に入れようと、力づくでつかみかかるプルート、その指はプロセルピナの柔らかな肉体に深く食い込んでいる。
とても大理石とは思えないこの質感。 -
ファッションと美術館とのコラボなのかこのような展示が。
最近このパターン見かけることがあるけど現代的なファッションに違和感が残る。 -
ボルゲーゼ美術館は、美術品の真の宝庫であり、枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼ(Scipione Borghese)のコレクションの成果です。
彼は1600年代の初めに、正に自分の蒐集品を置くためにこのヴィッラを建てさせました。 -
つまりボルゲーゼ美術館は、建物も含めて個人のコレクションなのです。
-
ボルゲーゼ家はシエナ出身の貴族で、教皇パウルス5世を出した名門である。
-
これは大理石で描かれた絵。
こういう風に展示されているのはちょっと珍しい。 -
こちら一見普通の絵画に見えるけど…
-
よく見るとモザイク!
細かい! -
これまたすごい衣装。
これは実際に着られるんでしょうか?? -
キリストの降架 La Deposizione ラファエッロ作
十字架から降ろされたキリストが埋葬されるかたわらで、聖母マリアが悲しみのあまり気を失う場面を描いた作品。 -
一角獣を抱く女性 Dama con Liocorno 1506年 ラファエロ作
遠くの風景を背にわずかに斜めをむき、手を組む姿は、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナリザ』の影響を受けていると言われている。
ラファエッロはフィレンツェ時代、ダヴィンチの工房を頻繁に訪れ、画風を研究していたことは有名な話。
この作品はその証といえる。 -
展示室の中央に衣装の展示。
やっぱりこれはいらないと思う…。 -
『ダナエ』 コレッジョ 1531年頃
コレッジョが描いたダナエはベッドにもたれかかり、エロスが頭上の雲から降り注ぐ黄金の雨を見つめながらダナエが身にまとう布を脱がそうとしている。
ベッドの下では羽をもつ二人のプットー (en:Putto) が黄金の雨を舐めており、すぐそばには鉛の矢が石の上に置かれている。 -
クラナッハ「ヴィーナスと蜂蜜泥棒のクピド(キューピット)」
左には不安な表情のキューピッドが描かれています。
手には無理矢理もぎ取った蜂の巣が。その隣には透明のヴェールを持った母ヴィーナス。 -
さて、階段を上がって2階の見学へ。
-
エネアとアンキーゼ Enea e Anchise ベルニーニ作
エネアはトロイ戦争におけるトロイ側の武将で、トロイ滅亡後、イタリア半島に逃れて、ローマ建国の祖となったといわれているギリシャ神話の人物。
トロイが陥落した際、エネアは父アンキーゼを背負い、幼いアスカニオスの手を引いて燃える都から脱出した様子を題材にしたベルニーニの初期の作品。
エネアは古代ローマでは敬虔な人物として知られていた。 -
美術館の建物は、シピオーネ・ボルゲーゼが夏の別荘として建てたもので、1613年ごろ着工。
完成は1616年。
設計者はオランダ人のヤン・ファン・サンテンである。
シピオーネ・ボルゲーゼは枢機卿であり、当時の芸術家に多くの作品を注文したパトロンでもあった。 -
ダヴィデとゴリアテ Davide con la testa di Golia カラヴァッジョ作
カラヴァッジョの遺言ともいえる最後の自画像(ゴリアテの首の部分)。
焦点の合わないうつろな眼差しは、破天荒な人生を繰り返し、転々と逃亡、投獄までされた罪の意識、自己断罪を表したとされた。
しかし、最後の謙遜と懺悔の情を表し、ボルゲーゼ枢機卿に送り、恩赦推進を嘆願するものであったとも言われている。 -
果物籠をもつ少年 Ragazzo col canestro di frutta カラヴァッジョ作
カラヴァッジョの工房にいた画家ダルピーノが所持していたものをボルゲーゼ枢機卿が取り上げたといわれている作品。
少年の表情やポーズからはホモエロティックな雰囲気が漂っている。少年の持っている籠の中の果物は迫真性に溢れている。 -
聖アンナと聖母子 Madonna dei Palafrenieri カラヴァッジョ作
母マリアが罪の象徴である蛇を足で踏みつけ、その聖母の足の上に幼子イエスが足をのせ、少し離れてマリアの母、聖アンナが手を下に組み立っている。
聖アンナが手を組み下げているのは、苦悩している様子を表している。 -
建物の完成から約2世紀を経た19世紀初頭、ナポレオン・ボナパルトが、ボルゲーゼ家の多くの美術品をフランスに持ち出し、ルーヴル美術館に移してしまうという事件があった。
-
こうした事件を経てもなお、当館にはルネサンス・バロック期のイタリア美術の優品が数多く伝えられている。
イタリアの国立美術館として公開されるようになるのは1903年のことである。 -
ナポレオンが持ち出さなければもっと多くにコレクションがあったということ。
-
これだけでもすごい量なのに…
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「パオリーナ・ボルゲーゼ」(Paolina Borghese)
カラヴァッジョの傑作。
カノーヴァ(Canova)が勝利のヴィーナスとして表したナポレオンの愛した妹の彫刻。 -
大理石がシーツみたいに見える!
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展示品も凄いけど建物もすごい。
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ベルニーニの傑作「アポロとダフネ」
美しい娘ダフネに恋して我が物にしようと迫る太陽の神アポロの手がダフネに触れた瞬間、彼女は月桂樹の木へと姿を変え、5本の指は茂る枝葉へと変貌し、足先からは根が生え、体はみるみる木の皮に覆われていく。 -
見学時間は2時間という制限があったけど1時間半ほどで見学終了。
さすがローマでも評判の高い美術館。
こちらは建物の裏にある庭園。 -
噴水もあるよ。
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裏側から見たボルゲーゼ美術館。
思いっきり逆光。 -
こっちが正面から見たボルゲーゼ美術館。
入場料もちょっとお高め(予約手数料込14.14ユーロ)で予約が必要なのでちょっと面倒だけどその手間をかけるだけはある美術館だと思う。 -
美術館の前のお土産物屋さん。
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帰りはのんびりとボルゲーゼ公園を散歩しながらスペイン広場まで行くことに。
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ボルゲーゼ公園の入口。
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城壁を通って…
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下り坂を歩く。
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お土産屋さんもいっぱい。
ここで友人がお土産探し。
その間ぶらぶらしながら待つ。
結構本気で買い物してた。 -
スペイン広場の上にあるトリニタ・デイ・モンティ教会。
中はとってもシンプルだった。 -
教会の前から見た景色。
この下にはスペイン広場がある。 -
トリニタ・デイ・モンティ教会は大規模修復中。
全然見えないわ。 -
ここから見てもスペイン広場はすごい人。
-
階段も下の方は人だらけ。
なんだこれ。 -
建物の間の通りがコンドッティ通り。
高級ブランド通り。
まぁ私には用のない通り(笑) -
そうそう、イタリアでも自撮り棒は大流行。
持ってる人めっちゃ多かった。 -
スペイン階段はこんな感じ。
凄い人でしょ。
昔こんなに多かったかしら??? -
チョコレートの有名店Venchiがあったので入ってみる。
-
宝石のようなチョコレート!
-
ついつい買っちゃった。
本当はジェラートも食べたかったけどあんまりお腹が空いてないので辞めておく。
ここからはメトロに1駅だけ乗って目をつけていたレストランの最寄り駅へ。 -
駅から出るとちょうどレストラン方向へ行くバスが来てたので1駅だけ乗ってみる。
これでちょっとだけショートカット。
下りたところがサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会だったので入ってみる。 -
入ってびっくり。
かなり立派な教会。 -
ただどうやらもう閉める時間だったらしく、入って5分もしないうちに追い出されてしまった…。
-
そして夕食は…お目当てのレストランは16時までしか開いてなかったので仕方なく向かいにあった開いているレストランに入る。
ブルーチーズのピザを頂く。
ピザはナポリのもちもちしたピザと違ってパリッとしたタイプ。
これまた美味しい!
お腹いっぱいになったところで帰ろうとしたら…ものすごい雨。
しばらく待ってみたけどやむ気配がない。
仕方なく雨が降ってきたらどこからともなく顕われるカサ売りボーイから5ユーロで折りたたみ傘を購入。
が、覚悟を決めて外に出た途端雨がやんできた。
そんなもんよね…。
ちょうどテルミニ駅のバスが来たのでそれに乗ってホテルへと戻る。
この続きの旅行記は↓
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