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日本100名城巡り 尾張・美濃・近江編 ③ です。<br /><br />初日は、熱田神宮、名古屋城、岩村城、犬山城を巡り名鉄犬山ホテル泊でした。<br /><br />③では、名鉄犬山ホテルから、犬山城を川越しに見て、岐阜城、竹中氏陣屋、南宮大社と巡ります。<br /><br />尾張、美濃、近江は城跡だらけで見どころいっぱいなのですが、急ぎ足で100名城を主体に回りました。<br />せっせと100名城のスタンプ集めです。

日本100名城巡り 尾張・美濃・近江編 ③岐阜城 竹中氏陣屋 南宮大社

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2014/04/11 - 2014/04/12

68位(同エリア988件中)

旅行記グループ 日本100名城

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城megrist KAZ

城megrist KAZさん

日本100名城巡り 尾張・美濃・近江編 ③ です。

初日は、熱田神宮、名古屋城、岩村城、犬山城を巡り名鉄犬山ホテル泊でした。

③では、名鉄犬山ホテルから、犬山城を川越しに見て、岐阜城、竹中氏陣屋、南宮大社と巡ります。

尾張、美濃、近江は城跡だらけで見どころいっぱいなのですが、急ぎ足で100名城を主体に回りました。
せっせと100名城のスタンプ集めです。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
交通手段
レンタカー 新幹線
旅行の手配内容
個別手配

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  • 名鉄犬山ホテルで朝食後、橋を渡って、川越しの犬山城を見ました。<br /><br />空が青くないのが残念ですが、崖上に佇む国宝の天守・・・。美しい!

    名鉄犬山ホテルで朝食後、橋を渡って、川越しの犬山城を見ました。

    空が青くないのが残念ですが、崖上に佇む国宝の天守・・・。美しい!

  • これが近年まで成瀬氏個人の所有だったのですからスゴイですね。<br /><br />もともとは信長の叔父の城だったとか・・・。信長に奪い取られていますね。<br /><br />美濃攻めの拠点、小牧山城から美濃を攻める際に、この城は位置的に絶対必要な城だったのでしょう。

    これが近年まで成瀬氏個人の所有だったのですからスゴイですね。

    もともとは信長の叔父の城だったとか・・・。信長に奪い取られていますね。

    美濃攻めの拠点、小牧山城から美濃を攻める際に、この城は位置的に絶対必要な城だったのでしょう。

  • 尾張のはずれにある犬山城から、美濃攻めに入ります。<br /><br />まもなく見えてきました、岐阜城です。 <br /><br />少年のころに読んだ「国盗り物語」の舞台・・・。蝮の斉藤道三、稀代の名軍師竹中半兵衛、尾張の大うつけ信長、彼らがここを奪い取った、その城だ。<br /><br />胸が弾むね。

    尾張のはずれにある犬山城から、美濃攻めに入ります。

    まもなく見えてきました、岐阜城です。 

    少年のころに読んだ「国盗り物語」の舞台・・・。蝮の斉藤道三、稀代の名軍師竹中半兵衛、尾張の大うつけ信長、彼らがここを奪い取った、その城だ。

    胸が弾むね。

  • 駐車場からロープウエイに向かう歩道橋から、かなた上方に天守が見えました。<br /><br />名残の桜が色を添えます。

    駐車場からロープウエイに向かう歩道橋から、かなた上方に天守が見えました。

    名残の桜が色を添えます。

  • ロープウエイを待つ間、麓の信長の居館跡を見学します。<br /><br />発掘最中で全容は、まだまだ不明ですが、かなりの規模の施設があったようです。<br /><br />山の斜面の高石垣や、空堀の石垣、巨石で囲まれた通路などを見ることができます。<br /><br />信長の居館は、見事な高層建築で、訪れた宣教師などは驚嘆の声を上げたそうです。安土城天守の原型となっていたのかもしれませんね。<br /><br /><br />

    ロープウエイを待つ間、麓の信長の居館跡を見学します。

    発掘最中で全容は、まだまだ不明ですが、かなりの規模の施設があったようです。

    山の斜面の高石垣や、空堀の石垣、巨石で囲まれた通路などを見ることができます。

    信長の居館は、見事な高層建築で、訪れた宣教師などは驚嘆の声を上げたそうです。安土城天守の原型となっていたのかもしれませんね。


  • 上がり始めたロープウエイから信長居館跡を見下ろせます。

    上がり始めたロープウエイから信長居館跡を見下ろせます。

  • 発掘中です、全貌が明らかになったらスゴイでしょうねー。

    発掘中です、全貌が明らかになったらスゴイでしょうねー。

  • ロープウエイを降りて天守に向けて歩き始めます。<br /><br />巨石がゴロゴロしているのは、門の跡のようです。

    ロープウエイを降りて天守に向けて歩き始めます。

    巨石がゴロゴロしているのは、門の跡のようです。

  • 山上のスペースは非常に狭いです。多くの兵を駐屯させることは無理だったろうと思います。 周囲は崖状になっていますから、攻撃側も斜面を這い上がっての攻撃は困難です。<br /><br />となると、登城路を真っ向勝負で攻め落とすことになるのでしょう。このような門も重要な防御拠点となったのだろうと考えられます。

    山上のスペースは非常に狭いです。多くの兵を駐屯させることは無理だったろうと思います。 周囲は崖状になっていますから、攻撃側も斜面を這い上がっての攻撃は困難です。

    となると、登城路を真っ向勝負で攻め落とすことになるのでしょう。このような門も重要な防御拠点となったのだろうと考えられます。

  • 山上は狭く、木々が生い茂っているので、天守を写真に収めるのはなかなか困難です。<br /><br />こんな立派な天守が、この山上にあったとは・・・と驚いてはいけません。<br /><br />この天守は模擬天守です。史実に基づきません。 全く残念ですね。<br /><br />しかし、日本の模擬天守の第一号なんですね、ここは。この模擬天守は二代目のようです。観光目的で造られています。

    山上は狭く、木々が生い茂っているので、天守を写真に収めるのはなかなか困難です。

    こんな立派な天守が、この山上にあったとは・・・と驚いてはいけません。

    この天守は模擬天守です。史実に基づきません。 全く残念ですね。

    しかし、日本の模擬天守の第一号なんですね、ここは。この模擬天守は二代目のようです。観光目的で造られています。

  • ただし、天守台に使われている石は、信長時代の天守台の石を使用して組まれています。天守台が遺っていたわけではありません。崩れた天守台の残骸の石を使って造ったというわけです。もちろんそんなものでは天守の重さに耐えられません。天守は、この石垣に荷重がかからないように建てられているようです。<br /><br />

    ただし、天守台に使われている石は、信長時代の天守台の石を使用して組まれています。天守台が遺っていたわけではありません。崩れた天守台の残骸の石を使って造ったというわけです。もちろんそんなものでは天守の重さに耐えられません。天守は、この石垣に荷重がかからないように建てられているようです。

  • 岐阜城天守からの眺望です。

    岐阜城天守からの眺望です。

  • ぐるっと周囲を見渡します。

    ぐるっと周囲を見渡します。

  • 広大な濃尾平野を見渡します。

    広大な濃尾平野を見渡します。

  • ここは周囲の山より高いですね。敵の動向を見渡すには良い場所です。

    ここは周囲の山より高いですね。敵の動向を見渡すには良い場所です。

  • 山の向こうにも平地が広がります。<br /><br />信長は、念願の美濃を手に入れて、ここで天下人へ大きく踏み出します。<br /><br />「天下布武」 武力をもって天下を治める決意を表明しました。

    山の向こうにも平地が広がります。

    信長は、念願の美濃を手に入れて、ここで天下人へ大きく踏み出します。

    「天下布武」 武力をもって天下を治める決意を表明しました。

  • 急峻な山ですから、守り易く攻め難い・・・・。<br /><br />かと思えば、実は岐阜城(稲葉山城から含めて)は何回も落城しています。<br /><br />岐阜城には井戸がありません。山全体が岩の塊なので、掘っても水は出ないのです。籠城するならば、その分の水を蓄えておかねばなりません。 <br /><br />これは籠城する側としては致命的です。少人数で短期的な籠城しかできなかったものと思われます。<br /><br />天守下にある井戸の写真ですが、井戸から水が湧いている訳ではなく、雨水をためている穴に過ぎません。

    急峻な山ですから、守り易く攻め難い・・・・。

    かと思えば、実は岐阜城(稲葉山城から含めて)は何回も落城しています。

    岐阜城には井戸がありません。山全体が岩の塊なので、掘っても水は出ないのです。籠城するならば、その分の水を蓄えておかねばなりません。 

    これは籠城する側としては致命的です。少人数で短期的な籠城しかできなかったものと思われます。

    天守下にある井戸の写真ですが、井戸から水が湧いている訳ではなく、雨水をためている穴に過ぎません。

  • 城兵は少なかったのでしょう。<br /><br />たった7名ほどで秀吉はここまで到達して倉庫に火を放ちます。<br /><br />何回も落城するのも納得ですね。<br /><br />竹中半兵衛も数人で落城させていますからね。

    城兵は少なかったのでしょう。

    たった7名ほどで秀吉はここまで到達して倉庫に火を放ちます。

    何回も落城するのも納得ですね。

    竹中半兵衛も数人で落城させていますからね。

  • ロープウエイ駅近くの展望台からの眺め。<br /><br />「あのホテルに泊まったんだよー。」って、息子と受験旅行で来たんだよね。<br /><br />今は東北大に行っているから、その時は・・・。

    ロープウエイ駅近くの展望台からの眺め。

    「あのホテルに泊まったんだよー。」って、息子と受験旅行で来たんだよね。

    今は東北大に行っているから、その時は・・・。

  • ロープウエイで下りてきました。 信長居館跡です。

    ロープウエイで下りてきました。 信長居館跡です。

  • 通路は石垣と土塁で枡形になっていたようです。

    通路は石垣と土塁で枡形になっていたようです。

  • なかなか規模が大きかったようですよ。

    なかなか規模が大きかったようですよ。

  • 発掘が終了したら、素晴らしい史跡になるものと思います。<br /><br />また行きますね、その際は。

    発掘が終了したら、素晴らしい史跡になるものと思います。

    また行きますね、その際は。

  • 駐車場に戻ります。<br /><br />振り返ると彼方に模擬天守が。<br /><br />蝮の道三、信長の夢の跡・・・また来ますね。<br /><br />さて、次は竹中半兵衛の竹中氏陣屋跡に向かいます。

    駐車場に戻ります。

    振り返ると彼方に模擬天守が。

    蝮の道三、信長の夢の跡・・・また来ますね。

    さて、次は竹中半兵衛の竹中氏陣屋跡に向かいます。

  • さて到着しました、竹中氏陣屋跡です。<br /><br />陣屋と言っても小規模なお城の形態だったと考えられます。一国一城令がありますから、あくまで城は国に一か所。その他の小大名以下の居館は「陣屋」という名にしたのでしょう。<br /><br />お堀と石垣、櫓門が遺っています。堀の水面には花筏・・・、。<br /><br />遺っているのは写真に写っている部分のみです。よく遺ってくれました。

    さて到着しました、竹中氏陣屋跡です。

    陣屋と言っても小規模なお城の形態だったと考えられます。一国一城令がありますから、あくまで城は国に一か所。その他の小大名以下の居館は「陣屋」という名にしたのでしょう。

    お堀と石垣、櫓門が遺っています。堀の水面には花筏・・・、。

    遺っているのは写真に写っている部分のみです。よく遺ってくれました。

  • 小振りな櫓門ですが、本当によく遺ってくれましたね。<br /><br />稀代の名軍師ゆかりの陣屋跡ですから、これからもしっかり保存し続けていただきたいと思います。 歴史好きからの募金はいかがでしょうかね? 協力したいと思います。

    小振りな櫓門ですが、本当によく遺ってくれましたね。

    稀代の名軍師ゆかりの陣屋跡ですから、これからもしっかり保存し続けていただきたいと思います。 歴史好きからの募金はいかがでしょうかね? 協力したいと思います。

  • 会いたかったー! 竹中半兵衛氏!!<br /><br />軍師って素敵だなー。頭の切れは主君以上、でも自分で国を持とうとはしない。切れるので主君からも疎んじられる場合もあり。あくまでも主君を立てて己の実力を発揮する・・・。<br /><br />といっても銅像ですけど。NHKで軍師官兵衛をやっていた時期だったので、俳優さんのイメージと重なってしまいましたが・・・。

    会いたかったー! 竹中半兵衛氏!!

    軍師って素敵だなー。頭の切れは主君以上、でも自分で国を持とうとはしない。切れるので主君からも疎んじられる場合もあり。あくまでも主君を立てて己の実力を発揮する・・・。

    といっても銅像ですけど。NHKで軍師官兵衛をやっていた時期だったので、俳優さんのイメージと重なってしまいましたが・・・。

  • 櫓門の中はただの町並み・・・。不思議な保存形態です。<br /><br />でも来たかったんだー! 竹中半兵衛ゆかりの地・・・。<br /><br />満足顔で記念写真です。

    櫓門の中はただの町並み・・・。不思議な保存形態です。

    でも来たかったんだー! 竹中半兵衛ゆかりの地・・・。

    満足顔で記念写真です。

  • 門の内側には櫓に上がる石段・・・。うーむこれがいいんだなー。 <br /><br />石段を見て喜ぶ私は、ちょっと変??

    門の内側には櫓に上がる石段・・・。うーむこれがいいんだなー。 

    石段を見て喜ぶ私は、ちょっと変??

  • 竹中氏は地元の英雄でもあるんでしょうね。

    竹中氏は地元の英雄でもあるんでしょうね。

  • 桜まだが残っていました。、水面には花筏・・・ゴミではありません。写真では分かりにくいですが、とても奇麗だったのですよ。

    桜まだが残っていました。、水面には花筏・・・ゴミではありません。写真では分かりにくいですが、とても奇麗だったのですよ。

  • さて、竹中氏陣屋を後に、美濃一宮・南宮大社に向かいます。<br /><br />城巡りとともに、できるだけ一宮巡りも重ねています。<br /><br />何川かな? 南宮大社の直前に渡った川にはたくさんの鯉のぼりが泳いでいました。

    さて、竹中氏陣屋を後に、美濃一宮・南宮大社に向かいます。

    城巡りとともに、できるだけ一宮巡りも重ねています。

    何川かな? 南宮大社の直前に渡った川にはたくさんの鯉のぼりが泳いでいました。

  • 南宮大社の由来です。<br /><br />関ヶ原の戦いで消失したそうですね。 関が原で合戦が起きた際に周囲の神社などが犠牲になるんですね・・・。

    南宮大社の由来です。

    関ヶ原の戦いで消失したそうですね。 関が原で合戦が起きた際に周囲の神社などが犠牲になるんですね・・・。

  • 立派な楼門です。

    立派な楼門です。

  • 本殿です。 <br /><br />破風の造りに安土桃山文化を感じるのですが、本当かな?<br /><br />私の文章は、何かを調べて記述している訳ではなく、思い付いたままに想像で書いていますので、事実と異なるところはいくらでもあるかと思います。

    本殿です。 

    破風の造りに安土桃山文化を感じるのですが、本当かな?

    私の文章は、何かを調べて記述している訳ではなく、思い付いたままに想像で書いていますので、事実と異なるところはいくらでもあるかと思います。

  • 明るい印象の大社です。

    明るい印象の大社です。

  • こんな石垣・堀のような造りも見られます。<br /><br />ここで美濃を訪れた挨拶・感謝をした後、近江の国を目指します。<br /><br />④に続く

    こんな石垣・堀のような造りも見られます。

    ここで美濃を訪れた挨拶・感謝をした後、近江の国を目指します。

    ④に続く

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この旅行記へのコメント (1)

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  • みかちゃんっすさん 2020/11/10 20:37:39
    フォローありがとうございます!
    城megrist KAZさん、私の拙い旅行記見ていただきありがとうございます!
    フォローまでして頂きありがとうございます!

    コロナの時代になってなかなか自由に旅行に行けないというガマンの日々が続きますね↷( ノД`)
    夏以上に寒い時期に向かっていくにつれ、感染者数も増えて来ています・・・(*_*)
    いつになったら安心して旅行出来るのか先が見えないですが、早く収まって欲しいものです!
    お互いムリせず体調には十分気を付けましょうね~(^▽^)/
     また訪問させて頂きますね~♪

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