カンボジア・アンコールワット　∞ アジア・グランドサークル・ツアー(10) ∞

2009/02/07 - 2009/07/28

カンボジアでの初日の午後はアンコール・ワットの見学です。
昼休みしたホテルからまた午前と同じ道を辿ってアンコール・ワットへ向かいました。

TVや写真集で見た通りの尖塔。でも間近に見るとその大きさや崩れ方、細かい彫刻などもっと直に歴史を経た迫力がありました。

この日の夕方はバケン山の夕日も付いているはずでしたが、あいにくの曇り空。次の日にまわしました。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: ジェットスター航空

回回回回回回回回回回回回回回回回回
アジア・グランドサークル・ツアー
回回回回回回回回回回回回回回回回回

☆　(1)　午前、【サンフランシスコ】発。
☆　(2)　午後、【成田】着。〔泊〕千葉
☆　(3)　午前、【成田】発。
　　　　 午後、【シンガポール】着。
　　　　〔泊〕シンガポール
☆　(4)　シンガポール動物園
☆　(5)　午前、チャイナタウン
　　　　 午後、プラナカン博物館
　　　　 夜、セントーサ島
☆　(6)　【マレーシア・マラッカ】日帰りツアー
☆　(7)　午前、リトルインディア
　　　　 午後、ブギス、アラブストリート
☆　(8)　ゲイランセライ〜カトン
★　(9)　早朝、【シンガポール】発、
　　　　　　　 【カンボジア・シエムリアップ】着。
　　　　 午前、アンコールトム見学
　　　　 午後、アンコールワット見学。　
　　　　〔泊〕シエムリアップ
☆ (10)　午前、バンテアイスレイ、クパールスピアン
　　　　 午後、小回りコース(バンテアイクデイー
　　　　　　　　スラスランータプロムータソム
　　　　　　　　ータケウ)
　　　　 夕方、バケン山の夕日
☆ (11)　午前、ベンメリア
　　　　 午後、シエムリアップ市内
　　　　 深夜、【シエムリアップ】発　〔泊〕機内
☆ (12)　早朝、【ソウル】着。
　　　　 南大門〜明洞。　〔泊〕ソウル
☆ (13)　景福宮〜三清洞〜仁寺洞
　　　　 夜、NANTA観劇
☆ (14)　午前、東大門〜三豊商街〜南大門
　　　　 【ソウル】発。【成田】着。
☆ (15)〜(21)　日本滞在。【サンフランシスコ】へ。

アンコール・ワット、アンコール・トムへはシエムリアプ市内から3km（車で約20分）です。

陽の向きから、午前はアンコール・トム、午後はアンコール・ワットというのが定番のようです。

アンコール・トムの東側にも小さな遺跡群が集まり、半日の「小回りコース」（英語ツアーでは”Small Tour"）として整備されています。こちらは2日目の午後に行きました。

アンコール・ワットを囲む環濠

西参道より濠を渡ってアンコール・ワットへ

正面にはまだ尖塔が見えません。中央祠堂を何重にも取り囲んだ回廊を越えるにつれ、尖塔が3つ見えたり、5つ見えたりします。

これは意図的に見せ方を設計したようで、水平的な広がり、垂直的な高さ、１つの試練を越えた時に違う景色を見せるという哲学と関わりがあるそうです。

参道の半分は凸凹のままでした。参道の長さは350m。大きなお濠です。

参道の両端から濠に降りられる階段

かつては碁盤の目のように整然と区分けされた居住区が存在していたことがわかっています。

西塔門

西塔門の両脇の象の門

アンコール・ワット環濠の周辺

小さな僧侶

７つの頭を拡げたナーガ(蛇神）

環濠を大海と捉え、欄干のナーガを大海を渡る船に準えています。

聖なる牛は放し飼い

ここにも戦いの痕

西塔門からさらにいくつかのテラスをくぐり…

細かな彫刻

ワット内で2000以上浮き彫りされているアプラサス（天女）の像

西塔門とテラスを抜けると中央祠堂の全体が見えて来ました

3つの尖塔が正面に見えます。

両脇の聖池の方へずれると、さらに2つの尖塔が現れ全部で５つになりました

聖池の端には土産物屋が並びます

あっ、カンボジアの白バイだ！

聖地の脇に建つ経堂は少し崩れていました

馬でのツアーもあるようです

5つの尖塔が見えて

アンコール・ワットはドイツチームの担当のようです

見事な彫刻が施されていました

長い第一回廊の一面に施された物語のレリーフ

戦いの模様が繰り広げられています

観光客で賑やかな壁画を離れると、ひっそりした回廊内

彩色された天井もありました

今は水が張られていない4つに区切られた沐浴の池

細かな経文の文字が彫られている柱

かつては柱も色がついていたようです

落書きも歴史的資料になる

1715年、インドの「祇園精舎」視察に出かけた日本人が、アンコール・ワットをインドと思い込んで記した落書き。
歴史的価値があるものとして消されずに残しているそうです。

今もお祀りされている仏像

第一回廊内側の経蔵

第一回廊と第二回廊の間は階段で降りられるようになっていました

修復途中の石材にもお守り？

第一、第二回廊の間を通って裏手にも長い壁画が続きます

南面の天国と地獄の壁画

極楽から下層の地獄へ突き落とされる人たち。

ここにも猿がいました

東面、「乳海撹拌」

千年もの間、神様たちが大蛇を引き合いながら海中をかき回して乳海となり、その中から神の妻となる女神と不死の薬が生まれたが、それらを巡ってまた争いが起きるという物語。

西洋の聖書の世界も始まりはカオスをかき混ぜて世界が出来、日本の始まりも神様が海をかき混ぜて島を作る…。伝説はどちらの方向から始まったのでしょうか？

乳海撹拌

49mにも及ぶ長い壁画です。

首が盗まれてしまった仏像も多かったです

第二回廊の内側に出てきました

遠くから見えていた尖塔が目の前です。尖塔のついた第三回廊は修復中で入れなかったです。

極悪な顔つき、蛇の髪をもつメデューサと思いきや、天女でした

こちらは優しい顔の天女

一つとして同じ顏、同じスタイルのものはありません。実在の女官がモデルだそうです。

細かい細工が施された破風。そろばんの珠のような格子窓。

尖塔は近くで見るとこうなっていました

帰りに寄ったお土産屋さんで、友人の赤ちゃんにお土産を買いました

夜はホテルのプールサイドでディナーです

ホテルへ直接予約した連泊者対象のキャンペーンでディナーが1回分付いていました。

プールサイドに用意されたテーブルにはキャンドルが灯り、いい雰囲気です。遠く離れたテーブルにももう1組いただけでしたので、とっても静かな夜でした。
たった2組のためなのにサービスも満点。テーブルの様子をどこからともなく窺いながら、料理が用意されていきます。

フレンチ風なカンボジア料理

カンボジア独特の食材を使って、きれいにおいしく仕上げられていました。

前菜と

かぼちゃのスープ

かぼちゃを使ったものが多いようです。

海老のカクテル

フィレ・ステーキ

デザート

ゆっくり2時間。いい夜でした。


カンボジア・バンテアイスレイ　∞ アジア・グランドサークル・ツアー(11) ∞につづく
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10433723/

この旅行記へのコメント （5）

• waterlilyさん 2010/02/15 21:01:14

  ロマンティック〜☆

  Muffinさん、こんにちは♪
  Sokha Angkor Resort、素敵なホテルですね〜。
  折りたたんである蓮の花は、最初何かしら？と思ってしまいました。
  こんな風に綺麗に折りたためるものなのですね。
  まるで折り紙のようで違う花みたい〜。
  
  アンコールワットもまだ彩色が消えていない時代はどんなだったのかしらと、悠久の古に思いを馳せてしまいました。
  それにしてもこんなに貴重な遺跡の仏像の首を盗む人って、畏れを感じないのかな〜。
  
  プールサイドのディナーも何て素敵〜！！
  たった二組だけでキャンドルの灯りで、ってロマンティックですね〜☆
  カンボジアのホテルやレストランがこんなにも洗練されているとは驚きです。しかも超バブルだとは……
  
  Muffinさんはますますお忙しい日々をお過ごしのことと思いますが、お体に気をつけて頑張ってくださいね。
  注射してくれた先生にチューをするマフ坊ちゃま、可愛い〜（*^_^*）
  

  Muffinさん からの返信 2010/02/17 16:57:41

  RE: ロマンティック〜☆

  waterlilyさん、こんにちは
  
  お返事が遅れてしまいました。この期に及んで週末に草津で温泉に入っておりました(^^ゞ
  
  ホテルに着いてすぐに蓮の花に目がとまりました。蓮っぽいけど花びらが不思議って思っていたら、折りたたんでいたんですね。滞在中ずっとどうやって作っているのか上から横から眺めていましたが、どうしてもわかりません。
  あのホテルは素敵でした〜。シエムリアプではお勧めです。
  
  アンコール遺跡はワットだけでなくあちこち壮大で、数々の戦乱をくぐり抜けて瓦礫になっているところもありますが、それでも古の繁栄した時代を垣間見ることができ、そこに立っているだけで感激しました。
  帰ってきてから勉強を始めるのがいつもながら残念ですが、それでも写真を眺めながら神様たちの物語を読むのは楽しかったです。
  
  プールサイドのお食事も思いがけずいいおまけで…。カンボジアのフレンチもおいしかったです。
  
  マフィンはまた明日注射の日です。まったく気にしていないようですが…。
  
  Muffin
  

  waterlilyさん からの返信 2010/02/17 22:40:22

  RE: RE: ロマンティック〜☆

  あ、それは確かにこの期に及んで…ですね（笑）
  でも、日本にいらっしゃるあと僅かの間に、日本の温泉に入っておきたいと思われるお気持ち、よ〜く解ります。
  お忙しいでしょうが、残り少ない日々を楽しんでくださいね。
  
  

• etsuさん 2010/02/15 13:31:34

  勉強になります〜

  Muffinさん
  
  さすがMuffinさんの旅行記は勉強になります〜♪
  
  自分も行ったはずなのに、ツアーだったから写真が少なかったのか、あんまり記憶が…(^^ゞ
  
  それよりも、お食事!!
  ロマンチックですね〜☆☆☆
  いいなぁ〜いいなぁ〜
  素敵です!!
  
  etsu

  Muffinさん からの返信 2010/02/17 16:50:16

  RE: 勉強になります〜

  etsuさん、
  
  etsuさんの旅行記の中にアンコール・ワットの石段で撮られた写真があったような気がしますが、それ以来ずっと行きたいと思っていました。あいにく天気が悪くてアンコール・ワットを入れた日の出や日の入りが見られなくて残念でしたが…。
  
  ディナーは恥ずかしいぐらいいい雰囲気で…(笑)
  おまけで思わぬ思い出ができました。
  
  Muffin