2026/03/20 - 2026/03/27
29位(同エリア59件中)
ミズ旅撮る人さん
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- クチコミ163件
- Q&A回答23件
- 1,100,934アクセス
- フォロワー52人
北スペインのバスク地方からピレネーを越えてフランスに入り、フレンチバスクの中心バイヨンヌから南西フランスの「最も美しい村」を訪ねつつ、ワインの産地を巡るツアーに参加しました。
5回目は、ボルドーワインの主要産地として有名なサンテミリオンです。周辺の景観と共に「サンテミリオン地域」として世界遺産に登録されています。サンテミリオンの町はさほど大きくはありませんが、周りがどこを見てもブドウ畑なのはすごいです。サンテミリオンで最も驚くのは、その高低差。中心の広場は谷底にあります。お陰で景観がダイナミックで素晴らしいです。街歩きも楽しいし、ワイン屋さんだらけなのでワインの好きな人には、正に聖地。町の景観のシンボルはモノリス教会の鐘楼です。町で最も高い場所にあるため、どこからでも見えて、展望所から町が一望の下です。こんなにおもしろい町だとは想像もしていませんでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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ボルドーの朝です。このホテルに2連泊なので出発はゆっくりの9:20。朝日が当たってリゾートホテルのようです。チェコから出稼ぎに来ている我らのバスが既に迎えに来ています。
Mercure Bordeaux Chateau Chartrons Hotel ホテル
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ホテルを出て南に行くと500m程で、東側に自由の女神像が見られます。2つの道路が交わる三角州のような公園に立っています。第二次世界大戦中に失われた像のレプリカで、同じ彫刻家と鋳造所によって作られたそうです。この近くには「ワインと貿易の博物館」があります。そういう所も見てみたかったな。サンテミリオンから帰ってきたら、午後からボルドーの観光をします。
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ガロンヌ川に架かるアキテーヌ橋を渡っています。少し離れた所に白い塔のようなものが4本立っている橋が見えます。ジャック・シャバン=デルマ橋(Pont Jacques Chaban Delmas)です。2013年に架けられたヨーロッパで最も高い跳開橋です。大型船が通過する時は4本の支柱に囲まれた道路部分が垂直に上昇します。一昨日見たスペイン・ビルバオのビスカヤ橋は、ゴンドラになっていてとてもおもしろかったです。デルマ橋の支柱は潮の干満に応じてライトアップの色が変わります。満潮時は青、干潮時は緑だそうです。
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ジャック・シャバン=デルマ橋の右側に奇妙な建物があります。「シテ・デュ・ヴァン(Cite du Vin)」です。アルミとガラスで造られた、アサリが砂を吐いているような形の建物で、最先端のワイン博物館です。体験型の展示と試飲を楽しめます。わ、こっち行きたい!
スペイン・ビルバオにも橋の袂にたいそう芸術的な外観のグッゲンハイム美術館がありました。かつて「箱もの」と言われた公共施設ですが、既に芸術が箱から飛び出していますね。右手奥には川岸のブルス広場や大聖堂の塔も見えます。シテデュヴァン 博物館・美術館・ギャラリー
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リブルヌ(LIBOURNE)という町のそばです。既にブドウ畑がたくさん見られるようになりました。ドルドーニュ川東岸はブドウの一大産地です。サンテミリオン(ST EMILION)は聖エミリオンということなので、サント・エミリオンが縮まってしまっているのですね。
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ボルドーの北東40km、リブルヌから8kmに位置するサンテミリオンは、ドルドーニュ渓谷の北側の丘陵地帯にあります。現在の人口は1,876人で、そのうち200人がサン・テミリオネとサン・テミリオネーズと呼ばれる村民です。1999年に「サンテミリオン地域」として世界遺産に登録されています。
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「シャトー・グラン・バライユ(Chateau Grand Barrail)」。シャトーとはワイン醸造所のことですが、ここは19世紀の城を利用したホテルになっています。
グラン・バライユ・シャトー・オテル・スパ(ホテル) フレンチ
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「シャトー・パ・ド・ラネ(Chateau Pas de l'Ane)」
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「シャトー・ヨン・フィジャック(Chateau Yon-Figeac)」見学25ユーロ
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「シャトー・ラローズ(Chateau Laroze)」
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「ル・クロ・デ・ジャコバン(Clos des Jacobins)」ワイナリー併設のホテル。ここのワインは楽天市場で販売しています。
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「シャトー・フラン・メイヌ(Chateau Franc Mayne)」。地下に2haものワインセラーがあります。約7haの畑から毎年25000本前後の赤ワインが生産されています。
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ブドウの木はとても低く、葉も何もない状態ですが、作業をしている人々がいました。そろそろ農閑期が終わるのでしょうか。
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「クロ・フルテ(Clos Fourtet)」サンテミリオンのすぐ横にあります。イオンリカーの通販に33,000円のワインが出ていました。このワイナリーは、サンテミリオン 第一特別級Bというランクだそうです。サンテミリオンの格付けは、品質の悪いシャトーは格付けが落ちるようになっています。現在、第一特別級Aはシュヴァル・ブランとオーゾンヌなど4つのシャトーのみだそうなので、Bは相当に高い評価です。
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イチオシ
「シャトー・クロ・フルテ」のブドウ畑のある場所はコートと呼ばれる台地の頂上からの斜面で、地理的条件がいいことから最高のメルローが収穫されるのだそうです。こんな細くて短いブドウの木から、最高級のワインが出来るんですね。ああ、ワイナリー巡りがツアーに含まれていればいいのに・・・
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サンテミリオンの町が見えて来ました。モノリス教会の塔とコレジオ教会の建物が見えます。ドルドーニュ川の東岸になってから、如何にブドウ畑とワイナリーだらけなのかを見せたくて、シャトーの写真ばかりを続けました。もっと小さなものもたくさんあるので、頭がクラクラしそうなワイン天国です。
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グレート・ウォールズ(万里の長城)と呼ばれる短い壁が建っています。13世紀の巨大なドミニコ会修道院のわずかな名残だそうです。この壁の左側、ヴェルダン(Verdun)通りを入って行くと先程の「シャトー・クロ・フルテ」に行かれます。
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バスを降りて目の前には「クロ・セント・ジュリアン(clos st julien」と書かれた建物がありました。」夏限定の季節営業ですが、町の中心部のグアデ通りに「チャイ・パスカル(Chai Pascal)」というレストランを年中無休で営業しています。
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駐車場の北側はブドウ農園ののどかな風景が広がっています。右奥に見える白い建物は「シャトー・カデ・ボン(Chateau Cadet-Bon)」。そのずっと手前のやはり白い建物は「シャトー・カデ・ポンテ(Chateau Cadet Pontet)」(見学7ユーロ)です。
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サンテミリオンという地域は、目も心も全身ワインで充満しそうな場所です。この畑がやがて芽吹いて実をつけ、紅葉して行く。どれも見たい素敵な景色でしょう。
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ツリージャーマンダーの花が咲いていました。
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不思議な花が満開です。なんだか雄しべだけのように見えます。
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カーディナル・パレス(Douves du Palais Cardinal)枢機卿の宮殿。14世紀初頭に教皇クレメンス5世となったボルドー大司教ベルトラン・ド・ゴスの甥、ガイヤール・ド・ラ・モテの宮殿。この甥は「サント・ルーチェ枢機卿」の称号を与えられ、アウグスティノ会修道院の初代院長となりました。
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「HOTEL DU PALAIS CARDINAL」と表示のある建物。休業中?
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濃い八重桜が咲き出しました。いい季節がやって来ました。
1152年、アキテーヌ地方の領主アリエノールがイングランド王ヘンリー2世と結婚しその管理下に入ったことから、葡萄畑の栽培とクラレットワインの取引が盛んになりました。1199年、ブルジョワたちはイングランド王ジョン・ラックランドとの間に勅許状を交わし、町はジュラードという二重の行政・市民的守護のもと、王から自治権を得ました。これらの新しい特権は、1289年にイングランド王エドワード1世によって承認されました。しかし、フランス革命によって宗教施設が破壊され、当時のサンテミリオンの町は過疎化、1789年にジュラードは解散しました。やがて、1884年サンテミリオンのワイン生産者たちは、フランス初のワイン生産者組合を設立します。 -
「L'Essentiel」というワイン屋さんです。いよいよワインの町に入って来ました。
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石造りの門だけが見える「ETABLISSEMENTS GALHAUD」というワイナリー。1901年からここでガルハウド家が営業しています。
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「クーヴァン・デ・ジャコバン(Couvent des Jacobins)」
プライベートツアーでは、回廊の庭から始まり、1902年以来ジャン家のワイン醸造所となっている、かつてのドミニコ会修道院の歴史を知ることができます。また、トゥクトゥクでブドウ畑を巡ることも出来ます。見学ツアーは28ユーロ~です。 -
添乗員ご推奨の伝統的なマカロンを売る「ナディア・フェルミジエ(NadiaFermigier)」。この店のみが1620年にウルスリー会修道女がこの地に修道院を設立して以来、中世の町で代々受け継がれてきたサンテミリオンのマカロンを作っています。
マカロン デュ サンテミリオン ナディア フェルミジェ スイーツ
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サンテミリオンのマカロンは、甘くて苦いアーモンド、卵白、砂糖だけで作られています。
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12個入り9.5ユーロです。残りの6個は、なんと台紙の裏に表面と同様に張り付いていました。この状態で日本まで持ち帰れました。クッキーとは違い、台紙にしっかり張り付いているのです。フランスの伝統的なマカロンで有名なのは、ナンシーです。こちらはロレーヌ地方に230年の歴史を持つ修道院直伝のマカロンです。材料がアーモンド、卵白、砂糖だけなのも同じです。店では他にカヌレ(大・小)やフロランタン、タルト、クッキー、サブレなどを売っています。店頭に商品が無くても聞けば奥から出して来てくれます。マカロンは、半分のものを試食出来ました。カヌレは小1.8ユーロで、6個9.5ユーロ、9個14.5ユーロ、12個19ユーロとなっており、大は1個2.4ユーロでした。
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サンテミリオンの町の真ん中を南北に走るグアデ通りです。この辺がコートと呼ばれる台地の頂点で、その先はずんずん下って行きます。
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「メリー(Mairie de Saint-Emilion)」です。不思議な名前ですが、市役所の事です。HOTELは大きな建物を意味し、VILLEは市です。最後がポリスだと警察署になります。因みに正面玄関は向こう側です。
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これを翻訳すると、ちゃんとサンテミリオンの市役所と訳されます。18世紀の建物だそうです。
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グアデ通りが下り始めたところにある4つ角です。左の上り坂を入って行くと「ブリュネ門(Porte Brunet)」に行かれます。13世紀初頭に造られた東門です。右に曲がるとモノリス教会の塔に行きます。
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左の分岐点にある「オーベルジュ ドゥ ラ コマンドゥリー(Auberge de la Commanderie)」の看板は粋です。
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では、右に曲がって行きましょう。角には何故かシャンパンが展示されています。ここはボルドーであって、シャンパーニュ地方ではない筈ですが。
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白い壁に囲まれた細い道を進んで行きます。両側にはレストランやワイン屋さんがあるのですが、まだ開店していないのか春休みなのか?
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少し道がずれている角にはワイン屋さん。10:43で開いていないという事は春休みだな。やれやれ、今日も買い物が出来ないのかな?
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ワイン屋さんの店先に、おもしろいものがありました。年代別に銘柄と値段が表示されています。最古参が1945(昭和20)年です。13,330ユーロ250万円?これは特別としても、年によって値段はまちまちです。ここで一番安いのは1978年の73ユーロ。82年は131ユーロです。とにかく年代物のワインを扱う店なのですね。とてもじゃないけど、怖くてスーツケースに入れて帰るのは無理だな。
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様々な大きさのワインボトルが並んでいます。その下は木箱のスタンプ一覧。そういえば、我が家にもポルトガルのポートワインの木箱があります。木箱に入っていると、なんか嬉しいですね。
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南に向かって、ものすごい急坂があります。テルトル・ド・ラ・トント通りです。ここの話は、また後で。
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そのまま西に向かうと急に開けて、モノリス教会の鐘楼が現れました。遠くから見えていた塔です。196段の階段を登ると町が一望の下です。
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鐘楼の立っている広場に面して、コレジオ教会の中庭と背中合わせの店があります。左端の建物にはツアーインフォメーションセンターが入っています。テイスティングツアーの紹介などをしています。
サンテミリオンに到着する直前に見えていたコレジオ教会は、12世紀から18世紀にかけて、聖アウグスティヌスを信奉するカノン会が支配していました。アルノー・ジェロー・ド・カバナック大司教により1110年に始まった宗教団体です。13世紀から15世紀にかけて、聖堂の聖廊と中心部は、ゴシック様式に改築されました。グラン サン テミリオネ観光案内所 観光名所
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鐘楼はサンテミリオンで最も高い場所に建っています。広場から下を見下ろす展望台があり、そこからの眺めは最高です。真下にレストランが集中する広場があるので、高低差を実感します。
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中世の城塞都市そのままに、きゅ~っと古い家々が集まっているのがわかります。右端が王の塔(La tour du Roy)です。
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「Cloitre des Cordeliers - Bar a vins」先程の四つ角で左の坂道をのぼったところにあります。14世紀の修道院の建物を利用したレストランで、綺麗に改装した回廊では5~9月の夜にライトアップしてコンサートが開かれます。
レ コルドリエール 文化・芸術・歴史
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サンテミリオンの中世の町の景観は確かに素晴らしいものですが、そこになだらかな丘陵に広がる緑成すブドウ畑があって、一層美しいものになっていると思います。
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展望台からの眺めを堪能したら、いよいよテルトル・ド・ラ・トント通りです。これだけの急坂で階段ではないのです。道の中央に設置されている手すりに掴まって、そろそろと降りて行きます。この道が階段ではないのは、重いワインボトルを台車を使って上げ下ろしするには不向きだったからではないでしょうか。この界隈にはレストランがたくさん集まっています。
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坂の真正面に王の塔が見えるので、足元ばかりを見ないで、ちょっと立ち止まって顔を上げてくださいね。
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左側のレストラン「ロジ ド ラ カデーヌ(Logis de la Cadene)」では、紫色の藤が花開き始めていました。
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右側のレストラン「ル・テルトル(Le Tertre)」は、なんとミシュランガイドに掲載されています。ガイドの文章を引用します。「村の小さな石畳の通りにあるこのレストランは、2020年に経営を引き継いだ熟練の夫婦によって新たな息吹を吹き込まれました。伝統的な料理をベースに、独創的で調和のとれた料理を提供しています。ランド地方の鴨、バスク地方の鱒、アキテーヌ地方の港で獲れた魚など、地元の食材をふんだんに使用しています。ダイニングルームの拡張部分にある、一枚岩をくり抜いて作られたワインセラーには、4人掛けのテーブルがあり、夜には大変人気があります。」
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「サンテミリオン」という地名は、8世紀にここで洞窟を掘って隠遁生活を送った修道士・聖(サンテ)エミリオンの名に由来します。彼の弟子たちによって建てられたモノリス教会は巨大な石灰岩をくり抜いた構造によって「一枚岩教会(Eglisemonolithe)」と呼ばれています。この建設によって大量の巡礼者たちを留まらせることが出来るようになりました。そして町は発展して行ったのです。前面に3つの開口部があり、ゴシック様式のポータル(玄関)となっています。18世紀のフランス革命で破壊されて、20世紀になって修復されています。現在も聖地として崇敬されており、定期的に宗教儀式やコンサート、そしてサンテミリオンのワイン醸造家組合「ラ・ジュラード」の入会式などが行われます。
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3つのポータルの左端に綺麗なファサードがあり、この辺りから中に入ることが出来るそうです。見学は「サンテミリオンのアンダーグラウンド」ガイドツアーのみで、観光案内所で申し込むかネットで事前予約が必要です。聖エミリオンの洞窟・三位一体礼拝堂・地下墓地(カタコンベ)・一枚岩の教会を1時間半かけて見学します。9人までは11ユーロ、10人以上のグループは10ユーロ、学生(18歳以上)は8ユーロ、3~17歳は6.5ユーロです。
他に、夜の散策ツアーがあります。鐘楼広場で夜警と一緒に出発し、ランタンの灯りで散策します。地下遺跡の細部を観察したり、急坂を歩いたり、燈明に照らされた中世の街並みを散策します。夜景ツアーは、4・5・9・10月は21時、6・7・8月は22時ごろの出発です。夏は日没が遅いからね。所要時間90分。 -
入口付近にあった案内看板の写真です。予想以上に広いようです。
「モノリスという愛称で呼ばれる岩窟教会は11世紀に建てられた。ヨーロッパ最大の岩窟教会に隣接して、円形建築物があり、その周囲を岩を削って作られた螺旋階段が巡る。この最初の聖域の周囲にはすぐに商業施設が発展し、12世紀初頭に修道院が現在の鐘楼広場に移転し、参事会教会が建設された。」 -
「これは、教会の上に鐘楼が建てられた時期です。当初は控えめな規模で、アーチが構造を軽くしていましたが、15世紀末にロマネスク様式の鐘楼は華麗なゴシック様式で高く増築された。当初はこれほどの重量を支えるように設計されていなかったため、1626年に巨大な隅の控え壁が追加され、下部の壁の厚さが2倍に拡張された。それ以来、その重さゆえにモノリスのアーチ屋根を脅かす石の巨像となった。モノリスの柱は補強され、現在では厳重に監視されている。」(説明板より)
だから鐘楼はあんなに不格好なのですね。展望台側が補強されて太くなっています。観光案内所側にも補強材が付いています。 -
マーケット広場は、百年戦争の終結までは教区墓地として使用され、1470年代から1902年までは市庁舎広場として使われていました。現在の市庁舎はマカロン屋さんの並びにありますが、当時はこの広場に面したタウンホールにありました。ここは後で見ます。
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さあ、マーケット広場の西端から出て、プティット・フォンテーヌ通り(Rue de la Petite Fontaine)に入りました。「小さな泉」という意味の通りですが、その理由は後で分かります。この道に入ってすぐの西に向かう小道を進んで行きます。
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二人で何を運んでいるのでしょうね。それにしても楽しそう。
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プティット・フォンテーヌ通りと並行するグラン・フォンテーヌ通りです。ワイン屋さん巡りをしたい人は、この道を進みます。私は当初の予定では、白い車の鼻先を右に曲がる道を行く筈でした。
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しかし、こちらの小道に呼ばれてしまったのです。
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見た時から上り坂になるのはわかっていましたが、段々と急坂になってしまいました。あらら、これは間違った道だったら厳しいな。などと考えつつも上って行きます。迷いながら歩くのは最高におもしろいです。
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坂道の横には古い石垣と、王の塔。あそこに行けるといいな。
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坂の上で振り返ります。はあ、上ったなあ。ふふふ、こんなに美しい町で探検出来るのは、本当におもしろい。
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坂の上には細い車道があって、右(西)に行くと、なんと城壁がありました。
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城壁に沿って北側を見ると突き当りにコレジオ教会の入口が見えます。サンテミリオンの城壁を見るなんて考えていませんでした。ちょっと得した気分です。(正確にはサンテミリオンには城は無いので、防護壁です)
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元来た道を少し戻ると修道院のような建物が見えます。屋根に十字架があるので宗教施設でしょう。その建物の向こう側にエコール通りがあり、通りの向こうに「ロジス・マレ(Logis de Malet)」があります。16世紀初頭に、13世紀のロマネスク様式の家屋の外壁が連なって出来た防護壁に面して建設された邸宅です。百年戦争(1337~1453年)、そして宗教戦争(1562~1598年)の際、防御壁の一部の上部が増築されました。18世紀に、この建物を所有していたのはマレ・ド・ロックフォール家です。
1879年に市が地元の学校を設立するために建物を購入しました。19世紀末に防護壁の一部が取り壊され、現在の道路や広場のための空間が作られました。 -
細い車道を南に歩いて行くと、突然景色が広がりました。
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ブドウ畑の隣には王の塔です。
王の塔 史跡・遺跡
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あら~~、ここは鐘楼広場よりもいい眺めです。
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サンテミリオンを代表する眺めでしょう。
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この眺めは、このブドウ畑のお陰なんですね。一面のたんぽぽと白い花。ありがとう。
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王の塔は、百年戦争の最中の1237年、ジュラードの管理棟として建設されました。アキテーヌ領主がイングランド王と結婚した時に、サンテミリオンは自治権を意
味するジュラードを承認されました。王の城を意味する「castel daou rey」は、ロマネスク様式で、高さ14.5m、正方形の1辺が9.5mの3層の塔になっています。18世紀にイギリス領でなくなってサンテミリオンは衰退し、ジュラードも失いました。しかし、1948年にワイン業者たちが再度ジュラードを獲得しました。現在、6月の新酒審査と9月のブドウの収穫を宣言する祭りでは、ジュラードの参事会員たちが赤いローブを纏って町の中を練り歩き、最後に塔の頂上に集まり、宣言を行います。何十人もの赤いローブがとても鮮やかで、華やかな祭りとなっています。この日は、モノリス教会は無料で入れるのだそうです。普段は、118段の階段を登って、2ユーロです。王の塔 史跡・遺跡
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さて、この道はどこに続くのやら。下のワイン屋さんが集まるゾーンに行きたいのだけれど。あんまり先まで行きたくないなあ。と思っていたら、ミニバンが停まりました。車からは荷物を持ったお兄さんが出て来て、画面左の塀に沿って階段を降りて行きました。え?そんな所に道があるんだ?ここまで来て見てみたら、なるほど通りの名前のプレートが付いています。彼が現れなかったら、遠くの景色ばかりを見て、プレートに気付かなかったかも知れません。これぞ「天の救い」。
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それでは、神の恵みに感謝して、ありがたく小さな階段を降りて行きます。
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この道が誰かの家で終わりませんように。
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小さな道は、緑に包まれて下まで続いていました。
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観光地ではない普通の町が受け止めてくれます。
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白いミカンの花のような、形はクレマチスのような花がいっぱい咲いています。
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これが通りの名前の由来、グラン・フォンテーヌ(大きな泉)です。隣の通りには、これより小規模なプティット・フォンテーヌ(小さな泉)があります。
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日本人的発想で、「足湯?」と思ってしまったのですが、これは洗濯場なのだそうです。女性たちが集まって井戸端会議に花が咲いたことでしょう。ここの横にある階段を上がると、王の塔に行くことが出来ます。
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ここで二股に分かれて右はアンドレ・ロワソー通り、左はポルト・ブケール通りになります。左の道の方が観光通りで、レストランやワイン屋さん、ホテルなどがずらっと並びます。
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「LES PROPRIETAIRES ASSOCIES」。グランクリュのワイン3本入り59ユーロ。床に置かれている安価なワインでも1本19~29ユーロです。さすがにサンテミリオンはボルドーの中でも高級銘柄で知られています。生産者直売でも、この値段なんですね。
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数あるワイン屋さんの中で、目立たなければなりません。これは観光客の良い被写体になっていました。
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「Badon Wine Boutique」ワイン・ブティックという店の表現があるとは、さすが産地。店内も高級ブティックのように品格が漂います。
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ワインは3本しか買えないのに、こんなにワイン屋さんがあったら、すごく困ると思います。
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「L'Huitrier Pie」こちらもミシュラン・ガイドに掲載されているフランス料理店です。
https://guide.michelin.com/jp/ja/nouvelle-aquitaine/saint-milion/restaurant/huitrier-pie -
ワインは続くよ、どこまでも・・・
一般的に零細農家は樽ごと大手に売ってしまうのですが、サンテミリオンはそうした零細農家が圧倒的に多くても、早くからワイン組合があったので、樽を組合に依頼してボトル詰めしてもらって、自分たちのワインを完成させます。販売は組合がしますが、店が直接生産者から買い付けることが多いので、ここでは数量限定の他では買えないワインが多くあります。 -
ボルドーなので、赤ワイン中心ですね。実は反対側は白ワインだったりして。
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「Cave Amphora Vinae」アンフォラは古代ギリシャ時代にワインを詰めて輸送したアンフォラの壺を連想させます。CAVEはワインの地下貯蔵庫です。
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鐘楼の高さにあるワイン屋さんは、ヴィンテージものを扱う店が多いそうです。この通りのような坂の下では、前述の地元の希少なワインを扱う店が多いのです。どちらを探すのか決まっていれば、訪れるワイン屋さんのある場所も決まります。宝探しのようですね。
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「O 3 fontaines」レストランとワインバーの店。ポルト・ブケール通りでは、珍しい木造の建物です。
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ワインは、大きな店舗でない限り海外に送ることは出来ません。一部の店はヤマト欧州と提携しており、「ワインダイレクト」というシステムで日本へ送れます。事前に調べておくといいですね。そろそろ町の外れになります。
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「La Savonnerie de l'Isle」珍しくお土産屋さんです。この先でグアデ通りに出て、サンテミリオンの町は終わります。グアデ通りは、私達が最初に歩いた通りです。
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遠方にブリュネ門のすぐ下に残っている防護壁の名残が見えます。
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グアデ通りの手前に駐車場があり、公衆トイレがあります。フランスは意外と綺麗な公衆トイレが整備されていて、助かります。
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グアデ通りに出ました。角には「Le Medieval」というレストランがあります。これからの季節は、駐車場の前という立地もあり、混雑しそうな店です。
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道路の外側はブドウ畑です。かつては、この通りに防護壁があったことでしょう。中世の町は、壁の内と外は世界が違います。
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イチオシ
ブドウ畑の真ん中に両側に藤棚を配した素敵な家があります。とても素敵な風景です。サンテミリオンの町を観光する時は、町の外まで足を伸ばしてください。
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枇杷の花のように、びっしりと花が付いています。どんな実を付けるのかな?
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たんぽぽの黄色い絨毯が敷き詰められているブドウ畑の向こうには真っ白な花を咲かせる木があります。もうここは春なんだなあ。
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では、グアデ通りから北に向かうヴェルニョー通り(Rue Vergnaud)に入って行きます。サンテミリオンの町は、上の町には有力者の邸宅や公的施設があり、下の町は一般の住宅になっています。下の町の中でも、商業施設の集まる通りは限定されていて、道が1本違うだけでまるっきり違う雰囲気になります。
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ヴェルニョー通りに入ってすぐに交差するトゥレル通りの西側を見ています。ちょっといい道ですが、そちらに行ってしまうとまたワイン屋さん通りに戻ってしまうので、自重します。
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トゥレル通りの東側です。どちらもいい通りです。グアデ通りは車の通行量が多いので、徒歩なら1本内側のトゥレル通りがお勧めです。
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奇妙な花?が垣根を賑わしています。花びらがないように見えるのですが・・・?
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日本のライラックのようなものでしょうか。庭に欲しいなあ。
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綿毛になったたんぽぽの向こうには白いカラーが咲いています。初夏の花なのに早いなあ。
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びっしり細かい白花の咲く木。幹が桜っぽいのですが。
残念ながらサンテミリオンはボリュームがあり過ぎて、あと少しが後編となります。ボルドーの散策を一緒にします。
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