2026/03/20 - 2026/03/27
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ミズ旅撮る人さん
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北スペインのバスク地方からピレネーを越えてフランスに入り、フレンチバスクの中心バイヨンヌから南西フランスの「最も美しい村」を訪ねつつ、ワインの産地を巡るツアーに参加しました。
7回目は、カオールの世界遺産であるヴァラントレ橋とサンテティエンヌ大聖堂の見学です。町の三方をロット川に囲まれたカオールには、14世紀に作られた要塞としての役割を担ったヴァラントレ橋があります。かつては3つあった橋の最後の一つです。幾つものアーチを連ねた古い石橋を見学した後は昼食をはさんでサンテティエンヌ大聖堂へ。こちらも「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の構成資産となっています。この寺院は、巨大なドームが2つ並んでいる、大層珍しい構造をしていて、ロマネスク様式とゴシック様式が混在する興味深い大聖堂です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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ボルドーの18世紀の街並みが朝日に染まっています。
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ガロンヌ川沿いの並木は、ピンクの花が満開です。
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ブルス広場です。相変わらず水鏡には水がありません。今度は4月中旬から10月に来なくちゃね。
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今日の出発は7:45。太陽はだいぶ高くなって来ました。ここに水鏡があったら、どんな風に見えていたのでしょうね。
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八重桜に似た枝ぶりだけど、5弁花です。でもきっと種類の違う桜。なんだか嬉しい。
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デスカス・パレス(Descas Palace)。1893年にジャン・デスカスによって設立された劇場です。2023年にリニューアルされ、600人収容の客席があります。
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今朝は太陽は出ているけれど、雲がかかってぼんやりしています。
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おお、菜の花畑。サラダ油ではない、植物油が見直されているそうです。
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鳥たちは朝食中。近くに川や池があるので、鳥たちの楽園です。
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低木にシートを被せてあります。さっきの鳥避けかな?
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ふと上を見ると、セスナから黄色いパラシュートが降下しました。生で見るのは初めてです。
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こんどは、ヘリコプターが何かを吊り下げています。
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ボルドーから4時間掛かって、カオール到着です。ロット川の南に架かるルイ・フィリップ橋です。これを渡れば旧市街なのですが、橋に車が集中して混雑しています。どこも同じですね。
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鉄橋です。この右手にカオール(Cahors)駅があります。
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川岸の駐車場でバスを降りました。
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世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の構成資産に含まれている「ヴァラントレ橋(Pont Valentre)」です。
ヴァラントレ橋 建造物
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あれ?あのヘリコプター、ここに荷物を運んでいたんだ。
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大きな資材は、こうやって運ぶんですね。こういう観光以外で珍しい光景を見るのが楽しいです。
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最近、枠看板が増えて来ましたね。ドバイ・フレームのせいかしら?
ヴァラントレ橋 建造物
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カオール旧市街の西口にあたる「ヴァラントレ橋」は、1308年から1378年まで70年もの歳月を掛けて築かれた石橋です。中世のカオールには町の出入口としてロット川に三つの橋が架けられていましたが、現存するものはこの橋だけです。
ヴァラントレ橋 建造物
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サンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼者が通る橋なので、ホタテ貝が埋め込まれています。スペインでも書きましたが、帆立は貝をパクパク開閉して移動するので、軸の方(この場合は左)が進行方向です。
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駐車場から橋までは、川岸の遊歩道になっていて、草花を楽しみながらサクサク歩けます。
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ヴァラントレ橋の両端と中央には監視のための塔が設けられ、兵士が詰めて町を守備していました。
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橋は幅6m、長さ172m、6つの大アーチと2つの小アーチを持っています。
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監視塔に登る階段です。毎日毎日上り下りしたから、段の中央が削ったようにすり減っています。ああ、私も上りたい。
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カオールはロット川が大きく蛇行する半島状の地形に町が広がっています。地中海から大西洋へと抜けるルート上に位置していて、古代ローマ時代には既に都市が形成され、中世には銀行が集まる金融センターとして発展しました。しかし、百年戦争やユグノー(プロテスタント)戦争などの戦乱に見舞われ衰退して行きます。
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中央の塔の上部には、悪魔がしがみついています。水量の多いロット川ではヴァラントレ橋の建設が思うように進まず、工事を請け負った棟梁は自分の魂と引き換えに工事を手伝うよう悪魔と取引しました。完成の間際、命が惜しくなった棟梁は悪魔にふるいを持たせ、水を取りに行くよう命じました。水を掬うことが出来なかった悪魔を契約違反だとして、棟梁は魂を奪われずに済んだのです。悔しかった悪魔は完成した橋の石を一つ抜き取り、代わりの石をはめ込んでも崩れ落ちてしまうよう呪いを掛けました。その悪魔の恨みを鎮めるべく、石を引き抜こうとする悪魔の彫刻を取り付けたといいます。
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下流側には堰があります。
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かつてこの川をカオールのワインやセヴェンヌの石炭、木、皮、果実が、アジェンやボルドーなどに運ばれました。
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橋の上にも巡礼路を示すホタテ貝があります。
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ヴァラントレ閘門(Ecluse de Valentre)。ロット川は水面に高低差があるので、閘門(こうもん)があります。ナイル川やパナマ運河、国内では利根川河口堰や黒部川水門にあります。閘門操作のしくみは、独立行政法人 水資源機構 公式ウェブサイトでご覧ください。
https://www.water.go.jp/kanto/tonekako/shisetsu/koumon_shikumi.html -
反対側です。リバークルーズの船などが、ここを通ります。同じロット川のサン・シル・ラポピーにも閘門があります。サン・シル・ラポピーには、明日行きます。
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6つの大アーチの間の橋脚には、穴が開いています。全部同じ高さ、同じ大きさです。何でしょう?ライン川のプファルツ城は、中洲にある城ですが、川に鎖を張って、船の通行を制限し、通行料を取り立てていたそうです。ヴァラントレ橋は要塞ですから、戦略的な意味で通行を妨げていたのかもしれません。
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塔を見上げたら、途中に塗り固めた窓のようなものがあります。要塞化したために塗り込められたのでしょうか。
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こちらの塔は、3段にアーチの跡があります。14世紀にはこの橋が架けられた当時は、どんな風に使われていたのでしょうね。
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カオールの地図がありました。ぐるっとロット川に囲まれています。右側の濃い茶色の部分が旧市街です。ヴァラントレ橋は西側に架かっています。橋から線路の下を潜って東に真っすぐ行くと、サンテティエンヌ大聖堂があります。
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シャルトリューの泉(Fontaine des Chartreux)。丘陵地帯から湧き出してくる湧水池で、古い小さな石橋などもあるハイキングコースとなっています。カオールの町に飲料水を提供しています。湧水池は橋の向こう側(左端)にちょっとだけ見えています。
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バスに戻って昼食のレストランに向かっています。レオン・ガンベッタ通り(Bd Leon Gambetta)です。レストランは旧市街にあり、1㎞ほどしか離れていないので歩いて行くのだと思っていたのですが、なんとバス移動です。この通りが旧市街と新市街の境のメインストリートになります。
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聖ウルクス教会の手前にあるサン・ユルシス広場には奇妙な仕掛け時計があります。ボール時計(Horloge Monumentale a Billes)。19977年に彫刻家ミシェル・ザカリオウが2年掛けてデザインしたものです。時計は、それぞれ80グラムの鋼鉄製ピンボール54個で構成され、水平の振り子によって落下し、バランスを保ちます。仕掛けはちょうど向こうを向いている大きな四角い木箱の中にあります。
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旧市街を歩いています。さすがに年代物ですが、芸術的なベランダの柵です。
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「ラ・プティット・オーベルジュ(La Petite Auberge)」昼食のレストランです。オーベルジュということは、このレストランには宿泊施設も付随しているのでしょうか。
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旧市街の建物は、木組みが表面に現れている特徴的な外観をしています。
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カオールはワインの産地としても古くから知られ、「ヴァン・ノワール(黒いワイン)」と呼ばれる濃い色合いの熟成ワインが世界的に有名です。AOCカオールは、カオールを含むロット県内の45の村で生産される赤ワインで、マルベックというぶどうを70%以上使うことが義務づけられており、色合いは濃く、タンニンも豊富で長熟タイプのワインです。
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「カベクゥーパネサラダ」カマンベールチーズを丸ごと揚げたものが、でんと乗っています。チーズ好きには、幸福の絶頂のようなサラダです。
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鴨のカスレ。カスレ(Cassoulet)は、フランス南西部ラングドック地方を代表する伝統的な豆の煮込み料理です。白いんげん豆をメインに、豚肉や鴨肉、ソーセージなどの肉類を香味野菜とじっくり煮込んで作られます。最後に訪れるカルカッソンヌでも代表的な料理でした。
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今日はデザートは無し。食後のコーヒーは今回の旅行ではエスプレッソが主流でした。イタリアではないのに、何故南西フランスでエスプレッソなんでしょうね。イタリアより、少しまろやかなエスプレッソです。イタリアのように水は添えられて来ませんが、元々テーブルの上の大きなピッチャーに水が入っているので、殊更に出す必要が無いのでしょう。
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さて、食事を終えた時に添乗員に、出発時間を聞きました。このすぐ近くにある大聖堂に行きたいのですが、少し時間があるでしょうかと。すると、20分ほど時間を取ってくれたので、勇んでレストランを後にしました。やり取りを聞いていたツアーの面々も一緒です。右手の建物はサン・ウルシス教会(EgliseSaint-Urcisse)で、老朽化のため閉鎖されています。
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サン・ウルシス教会のファサードが往時の面影を残していますが、既に彫像やステンドグラスは取り外されています。
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レストランの前からサン・ウルシス通りを北に歩いています。旧市街独特のレンガ造りの家並みです。
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ペニトン通り(Rue des Penitents)に出ました。もうここは大聖堂の裏手です。小さなアラン・ド・ソルミニアック広場( Pl. Alain de Solminihac)があります。ここの佇まいが好きで、先ずはここに来たかったのです。
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アラン・ド・ソルミニアック広場には、泉があって犬の口から水が出ています。6面すべての犬が違うのです。「飲用不可」と書かれていました。残念。
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木があるから好きなのかな?大聖堂へは左手の道を行けばいいのですが、敢えて右の方から回り込みます。
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レンガ造りの建物の2階に、不可解な出っ張りがあります。煙突じゃないしねえ?
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サンテティエンヌ大聖堂の裏に出ました。大聖堂は1109~1144年にかけてロマネスク様式で築かれました。当時はサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼が盛んに行われていたので、ここも立ち寄り地の一つとなったのです。それ故、ヴァラントレ橋と共に世界遺産になっています。大層複雑な、なんだかパーツの寄せ集めのような建物です。
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13~14世紀にかけてゴシック様式で改築されました。大聖堂の正面にあたる西ファサードもまた14世紀にゴシック様式で付け加えられました。しかし、北側や南側にはより古いロマネスク様式の入口も残されています。写真は北側の入口です。
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北門の両脇を飾る彫刻は、とても細密で美しいです。細い列柱の間に花が散りばめられ、その上の庇にも人や動物の小さな彫像が付いています。その一人一人が個性豊かです。また、ロマネスクの丸いアーチの一番外側の縁には、様々なジェスチャーをした人々が刻まれていて、これらはちょっとフランスのイメージとは異なるような感じがします。
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北口玄関の上部の彫刻は、なかなか優れています。中央のキリストの左右にいる天使のポーズはコケティッシュで躍動的。その上の天使に至っては、逆さ吊りです。下層の柱を繋ぐのはロマンチックな回廊なのが気に入っています。そして、ぐるっと周りを囲んでいる植物の蔦模様。これはイスラムのモスクなどでも多く見られます。
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サン・テティエンヌ大聖堂の最大の特徴は、ラクダのコブのような二連のドームです。直径は18m、高さは32mと、他に類を見ない特異な外観です。先程の左の道を行くと大聖堂の南側になり、そのまま中に入ってしまうので、この2連ドームは見られません。南側には他の建物があって、大聖堂の姿は見られないのです。滅多にない構造のサンテティエンヌ大聖堂は、北側から見てください。
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北門のそばにあるステンドグラスは、外から見ると肖像画になっています。こういうのは初めて見ました。
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北側はロマネスク様式の部分が多く見られます。レンガの色が茶色っぽいのがロマネスク、白いのがゴシックと思われます。素人でもわかりやすいですね。この塔の辺りが分かれ目です。
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北門の前から北に向かうクレマン・マロ通りです。以前ド・ゴール広場にあった県庁が左側の建物に移転して県庁舎となり、全面改装されました。
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14世紀にゴシック様式で付け加えられたという西側の正面玄関。尖頭アーチの玄関は聖人などの彫像があったのでしょうが、すべて失われ、周囲を飾るものもなく簡素な状態になっています。ここからは入れません。
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入口はこちら。南門です。ロマネスクの丸いアーチの下の扉から入ります。しかし、北門のような彫刻などは見られず、やはり北門は貴重なのだと思います。
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南側から入って、右(東)に内陣があります。手前の身廊の部分は12世紀のロマネスク様式で、べったり修復されていてすっかり新しくなっています。奥の内陣は13世紀に築かれたゴシック様式で、そちらは当時のままを保たれています。
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大聖堂の中は修復工事中で部分的に足場が組まれています。
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立派な礼拝堂です。身廊で一番豪華な礼拝堂だと思います。百年戦争が終わった15世紀には大聖堂に付属する礼拝堂が数棟増築されていて、更に19世紀には修復工事が実施され現在に至っています。
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身廊の左右に並ぶ祭室にも17~18世紀に描かれた壁画が見られます。
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内陣です。実によくできた美しい内陣です。ぐるりと聖職者の椅子が半円形に並び、その背後を金色の大きな天使たちが守護しています。手前の白いクロスの掛かったテーブルの前には岩石が並べて置かれています。何か謂れのあるものと思います。不可思議な置物です。
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メインのステンドグラスです。実に色彩鮮やかで美しい。年代は古くは無いのでしょうが、優れた作品です。
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聖書の場面などが表されています。
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拡大してみました。左が十字架を運ぶイエス。右は幼子イエスを連れて逃亡中の聖母マリアです。
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聖人たちのステンドグラス。
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イエスが十字架から降ろされ、埋葬される様子などが描かれています。
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ここのステンドグラスはすごくセンスがいいと思います。しかめっ面のマリア様。古い時代は、聖母子をはじめとした聖人や天使は一般人のような表情はしないものとされていて、「慈悲の微笑みを讃えるマリア様」が作られるようになったのは後世の事です。だから、可愛くないマリア様の方が歴史があるのです。
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イチオシ
屹立する金色の天使たちが守護する内陣。それを見下ろすステンドグラスの世界。ダイナミックで、素晴らしい内陣です。
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あまり優しそうに見えない天使様ですが、しっかり守ってくれそうです。
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イチオシ
素敵な一角を見つけました。天井には星がまたたく夜空が描かれています。窓にはステンドグラスがないので、直接太陽の光が降り注ぎ、堂内を明るくしています。
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金色の祭壇には「聖母被昇天」の図。
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この古めかしくて愛らしい天井を、綺麗に修復されたら台無しでしょうね。必ずしも綺麗がいいとは限りません。
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側面にはキリストを訪れる三賢人のような絵があります。とても厩には見えないけれど。その上には無数の小さな彫像があるのですが、どれも壊れていて原形を留めていません。
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精巧な飾り門で隔てられた礼拝堂がありました。
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中を覗いて見ました。どこかの邸宅の中の礼拝堂のような内装です。
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こちらも作り直された礼拝堂。それにしては一部壊れているけど。
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礼拝堂は内陣を取り囲んで作られています。柱などの塗装はいつのものなのでしょうか。随分と可愛らしい・・・
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この図柄はわかりません。
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反対側の聖人の図と対象になっているのでしょう。
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このステンドグラスは斬新です。風景と人物が同じ画面に重なって描かれています。これをステンドグラスと言うのでしょうか。そう言えば、北門のステンドグラスは外から見ると人物画が見られました。新しいステンドグラスの実験でしょうか。
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サンテティエンヌは正式には聖エティエンヌ(Saint-Etienne)で、キリスト教の最初の殉教者である「聖ステファノ」のフランス語名です。西暦33年に石打の刑で処刑されました。
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左端に司教の椅子があります。教会の大きさには関係なく、大聖堂のしるしです。
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修復された礼拝堂にはあまり統一性が無いようです。それでも、左側には写真やぬいぐるみなどが置かれていて、地元住民に愛されているようです。
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ロマネスク様式の天井部分に、あのドームがあります。もう1つは、内陣側にあります。但し、フレスコ画が描かれているのは、こちらだけです。
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13世紀のフレスコ画には、聖エティエンヌの殉教図を中心に、ダビデ王と七人の預言者が描かれています。
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大聖堂を後にします。ツアーには是非ともこの稀有な大聖堂を観光に取り入れてもらいたいです。今回は添乗員の配慮により、短時間でしたが見ることが出来ました。ありがたかったです。
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今度は大聖堂の南側を歩きます。サン・ジェイムス通り(Rue Saint-James)です。
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ガイドブックには大聖堂の北側に古い街並みが集まっていると書いてありましたが、南側にも随分見られます。
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そのままレストランに戻る筈だったのですが、この矢印に誘われました。
「カオール・ガーデン」さぞかし美しい庭園が見られるのだろうと。 -
で、着いたのがここです。古い家が見られたのはいいですが、ガーデンはどこ?
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庭園どころか廃墟です。遺跡などではない現物の廃墟です。
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でも、去年あたりまでは実際に壁の写真のような場所だったようです。何があってこんな廃墟になってしまったのか。また復活するのかは不明です。
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昼食のレストランに戻って来ました。添乗員さん、お待たせ~
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レストランのすぐ前のロット川です。ここにも堰が築かれています。
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水中に堰の石組が見えます。船着き場があって、人が仰向けに寝転んでいます。当然船は航行できないので、コティ閘門(こうもん)があります。
ヴァラントレ閘門から出ているクルーズ船でコティ閘門を通ってラロック・デ・ザルクまで往復することが出来るそうです。 -
コティ閘門には、管理人が常駐しているのだそうです。塔の付いた建物が管理棟です。ロット川は、激しく蛇行する川なので、たくさんの堰が必要なのでしょう。カオールのような巾着型の地は、周辺にかなりあちこちにあります。
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ロカマドゥールに向けてバスは北上して行きます。
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大きなロータリーを回ります。左手に古い史跡があります。旧市街が終わり、カオールの町から離れて行きます。
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ロット川から離れると町が無くなり、見える世界が広がります。
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こんな大きなお城のような建物がありました。シャトーと読んでも充分胸を張れます。
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少しずつ緑が増えて行って、やがて一面の緑になるのでしょう。
ロカマドゥールまでは60㎞70分の道のりです。
次回はロカマドゥールです。ホテルにチェックインしてからの徒歩観光になります。
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