2026/03/20 - 2026/03/27
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ミズ旅撮る人さん
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北スペインのバスク地方からピレネーを越えてフランスに入り、フレンチバスクの中心バイヨンヌから南西フランスの「最も美しい村」を訪ねつつ、ワインの産地を巡るツアーに参加しました。
11回目は、2010年に世界遺産「アルビ司教都市」として登録されたアルビです。サン・シル・ラポピーから南に100㎞およそ2時間でアルビに到着です。先ずは昼食。ミシュラン認定のレストランでした。アルビの町はタルン川の畔に旧市街があります。レンガ造りの建物が多いため、「赤い町」と呼ばれています。1時間の散策時間で、サント・セシル大聖堂とサン・サルヴィ参事会教会を見学して、旧市街の赤い街並みを散策しました。大聖堂はとにかく巨大で、内装は豪華を極め、特に天井の青と金色の塗装は感動的です。それは、異端とされたカタリ派をローマ・カトリックが弾圧・撲滅し、カトリックの意向を示すために建設したからです。中世の都市には、宗教の影響が濃厚です。大聖堂の隣には司教がベルビー宮殿を建てました。こちらも巨大で堅牢な司教館です。現在はアルビで生まれたロートレックの美術館となっています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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サン・シル・ラポピーから南下して来ました。もう少しでアルビです。菜の花畑が綺麗です。
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アルビの遠景です。巨大なサント・セシル大聖堂が見えます。少し霧雨が降っているので景色が煙っています。これまでこの季節としては奇跡的にいい天気でしたが、アルビはだめなようです。
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旧市街の南側ジェネラル・シビル通りの真ん中にあるアルビ戦争記念碑(Monument aux Morts d'Albi)。第一次世界大戦の犠牲者を追悼する戦没者慰霊碑です。この傍でバスを降りました。昼食のレストランにとても近い場所に停めてくれたと添乗員が喜んでいました。
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アルビはレンガ造りの建物が多く、「赤い町」と呼ばれます。確かに、レンガだらけです。
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ラペルーズ広場(Place Laperouse)です。久しぶりに都会に来た感じがします。
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レストランに向かって市街地の中を歩いて行きます。なるほど、ほとんどレンガ造りです。
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「Alchimy」昼食のレストランです。
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2020年のミシュランガイドに掲載されました。かつてのツアーでは望みようもなかった高級レストランですが、最近はちょっぴり贅沢を盛り込むのだそうです。
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豪華な設(しつら)えの温室のような一室に通されました。いつもならこうした場所は通り抜けるだけで、奥の部屋に詰め込まれるのですが、今回はここに座りました。
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まるで宮殿の食堂のようです。
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もうちょっといい格好で来たかったな。
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フランスに来て初めての白ワイン。ちょっと量が少ない・・・
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クリームマッシュルームスープ。真ん中に大きなマッシュルームを揚げたものが置かれ、スープと言うよりは、クリームそのもののスープに和(あ)えていただきます。スープはさすがに濃厚でいいお味でした。
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メインはピレネー鱒のフィレ。火の通り方が絶妙です。味は鱒らしく淡白ですが、周りのソースを付けながらいただくと丁度いいようです。鱒の下に空豆があって、そちらの方が嬉しかったです。空豆大好き。
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Alchimyシュークリーム。他の人の蓋はちゃんと膨らんでいたのに、私のはぺっちゃんこ。これじゃあ星はあげられないな。
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食事が終わって旧市街の中心へと歩いて行きます。雨は霧雨で、傘は無くても平気でした。
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絶妙な場所に青い眼鏡が付いています。レンガの壁の赤に囲まれた青い眼鏡に目が吸い寄せられます。かと言って周囲の雰囲気から浮いている訳でもなく、悪目立ちする訳でもありません。むしろ単一色に変化をもたらしていて、さすがだなと思います。
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ベルギー王室御用達の一つ「レオニダス(LEONIDAS)」です。トルコ生まれのギリシャ人レオニダス・ケステキデスが創業者で、プラリネの考案者です。アメリカでチョコレート職人となり、1910年にベルギーのブリュッセル万国博覧会で銅メダルを受賞、ベルギー人の妻と共にベルギーでチョコレートの生産業者として店を発展させました。現在40か国に1200店舗以上を展開しています。7つの王室御用達のうち、レオニダスがお気に入りなので、目に付きました
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「happy design」店名は初めて見ましたが、「PYLONES」と同系列の店だそうで、確かに品物は同じです。イースター(復活祭)が2026年は4月5日で近いからか、店にはウサギが目立ちます。
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フランスらしいセンスのいい衣料品店です。ウインドーにすごく気に入った服があったのに、買いに行かれなかったのが心残りです。
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サント・セシル通り(Rue Sainte-Cecile)を北に向かって歩いて行きます。脇道もすべてレンガ色です。
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サント・セシル大聖堂(La cathedrale Sainte-Cecile)に来ました。1282年から建設され、完成したのは1480年です。世界最大のレンガ造りの教会建築で、奥行き約113m、幅35m、高さ40m。南方ゴシック様式の巨大な建造物で鐘楼は70mもの高さがあります。
サント セシル大聖堂 寺院・教会
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サント・セシル広場です。世界遺産「アルビ司教都市」の構成要素は2つあります。1つはベルビー宮殿やサント・セシル大聖堂などの歴史的建造物で、もう1つはタルン川右岸の中世の街並みです。このようなレンガ建築群がそれです。
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広場からファルグ通りを見ると、前方にマルシェ(Utile Marche Couvert)が見えました。このマルシェ(屋内市場)大きな三角形の建物です。フランスではマルシェの外観には定番があるのでしょうか。コルマールのプティット・ヴニースの傍にあるマルシェも外観がとてもよく似ていました。外観で分かると探しやすいですね。
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マリエス通りの方を見ると、大聖堂に負けず劣らず高い塔が見えます。サン・サルヴィ参事会教会です。ここには後ほど入ります。
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サント・セシル大聖堂は、レンガ造りのため、あまり凹凸がなく、のっぺりとした外観です。ところで、サント・セシル大聖堂の「サント」とサン・サルヴィ参事会教会の「サン」の違いをご存じですか?日本語にはない違いなので思いつかなかったのですが、後ろに付く聖人の性別で変化することが多いそうです。また、後に続く文字によっても変化するのだそうです。ヨーロッパ言語には男性名詞・女性名詞があり、定冠詞もそれによって変化します。日本語では「聖」だけですが、ヨーロッパ言語ではバリエーションがあります。
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サント・セシル大聖堂の入口は、南側にあります。大抵の教会は西に玄関、東に内陣があり、南側に回廊に囲まれた中庭があったりします。ところが、この大聖堂の西側はただのレンガの壁だけなのです。それはそのまま高さ70mの鐘楼となります。写真は東側にある階段を上がって、南に向かって開いている玄関に行くところです。
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壁はレンガですが、玄関周りには細かい彫刻が施されています。
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教会に入るために、こんなに階段を上るのも珍しいと思います。
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正面玄関のタンパンはなかなかのものです。
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この大聖堂の名前である「サント・セシル(Sainte-Cecile)」は、日本では聖セシリアと呼ばれます。3世紀の殉教者で、「美と音楽の守護聖人」です。
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南側から聖堂内に入るので、左が鐘楼のある西側、右が内陣になります。左側には、通常玄関の上にあるパイプオルガンがあります。その下のアーチを挟んで描かれている15世紀に製作された「最後の晩餐」のフレスコ画が特に有名です。
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それにしてもこの小部屋の列は何でしょう。2階構造になっていて、2階はテラス1つに窓が1つで仕切られています。それぞれの壁は異なる装飾になっていて、小さな通路で行き来できるようになっています。これは、巨大な躯体を支えるための柱の役割をしているのでしょう。
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南の正面玄関を内側から見ています。どんなに巨大な教会でも玄関は意外と狭いものです。直接には入れず、大抵は(外から見て)右側の扉から入って、内側の右の扉から出るようになっています。
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大層細かい彫刻も一部にはあるのですが、ここはヨーロッパ最大の塗装された大聖堂で、ルネサンス期のフレスコ画はなんと1,800㎡にも及びます。
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壁も天井も柱もすべて絵具で塗られています。まるで貴族の館のような絢爛豪華な内装です。
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そしてこの精密な彫刻。ローマ・カトリックの意地が存分に注ぎ込まれています。
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13世紀以降、アルビではキリスト教カタリ(清純者の意味)派が発展しました。教会の権力や富を否定し清貧を主張するため、ローマ・カトリックからは異端とされました。アルビが中心だったのでアルビジョワ派とも呼ばれます。ローマ教皇インノケンティウス3世はフランス国王フィリップ2世に「アルビジョワ十字軍」を結成させ、20年に亘って弾圧が続きました。1229年のルイ9世の時代にカタリ派は殲滅されました。以後、アルビはローマ・カトリックが支配する司教座都市となりました。
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イチオシ
天井です。塗装による彩色が全面に施されているので、貴族の館のように豪華です。彫刻でないので細密画を描けるのです。これだからカタリ派と反目するのですね。
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観光客にとっては素晴らしい美術品です。パステル染料で描かれた天井画は修復を一度もしておらず、当時のままの美しい色彩を見せてくれています。
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両脇に小さな礼拝堂がずらっと並んでいます。この礼拝堂にはキリストの磔刑像が置かれていますが、気になるのはその足元。美しい女性が倒れています。聖セシリアです。大聖堂のHPには以下の文章があります。翻訳はGoogleです。ひどい訳文ですがご勘弁を。
「1130年頃にアルビで聖人の遺物が初めて確認された場合(骨やリネンが体に触れた)、おそらくその存在は以前にも見られる。これらの由緒ある遺物には、1468年にパウロ2世教皇が当時アルビの司教であったジャン・ジュフロイ枢機卿に1466年に譲渡した他の遺物も加えられた。これらの貴重な遺骸(左腕の半径と聖人の下服、血で染められた布、ドレスの一部、聖ウルバイン1世が彼の体の周りに置いた布の破片、そして彼女の墓に殉教の遺骸が置かれている絨毯の縁側)は、パリの金細工師プラシドが作ったシャス・リリケールに保存されている。この像は、信者の崇敬のために現在キリストの礼拝堂に設けられており、毎年、聖セシリアの祭日の聖ミサに行列で運ばれており、11月22日に最も近い日曜日である。」
聖セシリアは、3度首を切られたので、その跡が3本首に付いています。 -
礼拝堂の天井です。ここの天使はあまり可愛くありません。
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教会の形をした聖具入れなどが置かれています。
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宗教画の好きな人には、ここは正に宝の山です。
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世界遺産の登録名が「アルビ司教都市」である意味が、大聖堂の中を見てよくわかりました。ローマ・カトリック教会が作り上げた都市なのですね。
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中央のうろこ模様の1枚1枚に異なる絵柄が書き込まれています。全体的には地味な印象ですが、画家の意地でしょうか。
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彫刻家も張り合っています。説教壇は色大理石を使った優美なものになっています。
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磔刑像まで描かれています。弟子との問答が重要なのですね。足元の町はかつてのアルビの町でしょうか。
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豪華な美術館です。
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「最後の審判」の地獄側です。
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この大聖堂が壁画だらけなのは、彫刻だと時間が掛かるので、絵を描いて急いで仕上げたのでしょうか。
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ここにも踏み絵がありました。床下に聖職者が埋葬されている墓です。多くの人に踏まれるのがいいのだそうです。あまり踏む気にはなりませんが。
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本来なら正面玄関がある筈の西側の祭壇です。
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従来の教会建築とはちょっと違う、サント・セシル大聖堂。見どころいっぱいです。鳩が飛んでいるのは何故?
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天使が香炉を振っています。スペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラ大聖堂では、「ボタフメイロ(Botafumeiro)」という巨大な香炉が毎日振られます。その巨大さは群を抜いていて、重さが53㎏、降られる時の最高時速がなんと68㎞/hです。この香炉のロープを「ティラボレイロス」と呼ばれる8人の聖職者が息を合わせて引きます。これはスペイン国内を始め、ポルトガル、フランスやイタリアなどからやって来る巡礼者を祝福するために行われ、その日に到着した巡礼者の名が読み上げられます。
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これがサンチャゴ・デ・コンポステーラ大聖堂のボタフメイロです。これが煙をまき散らしながら大きく左右に振られる様は圧巻です。
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「最後の晩餐」です。
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「最後の審判」の間にある祭壇です。なかなかアートな色彩です。
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その上のパイプオルガンは、15世紀に作られました。1734年には大規模な改修が行われ、幅16.2mに拡大します。しかし以後は機能が衰え、何度も修復を経ながらも状態が悪くなりました。そこで1981年に18世紀と同じ状態にまで再建されました。現在は毎週日曜に演奏が行われ、コンサートも開かれています。
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「最後の審判」の天国側です。
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今回の表紙です。この天井に魅せられました。ゴシック様式の特徴である交差リヴヴォールト(金色の梁部分)を上手く使って仕切った絵によって単調な天井を芸術品にしています。青と金色の取り合わせが高貴な感じがします。
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「天国」の前から内陣方向を見ています。一般区画と内陣との間に、あのような柵があるのは珍しいです。
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そう言えば、この大聖堂はゴシック様式の割にはステンドグラス(窓)が小さくて少ないです。これはレンガ造りという構造の問題なのでしょうか。
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本当に小さなステンドグラス。しかも周囲の頑強さが入念です。
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聖母子像の上にも鳩来(きた)る。鳩は受胎告知の主要なモチーフですが、鳩にこだわりがあるのですね。
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このゲートの向こう側は有料です。美術館への入館料のようなものでしょうか。
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向かって左側から入るのですが、料金所が奥の方にあるので、その手前まで行ってみます。これは内陣の壁です。
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内陣の天井です。
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ここは大聖堂(カテドラル)なので、この中に司教の座る椅子(カテドラ)が置かれている筈です。
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料金所がありました。合唱団席や宝物館の入場料と音声ガイドで、6ユーロです。宝物館は、2つに分かれていて、1つは「中世の部屋」という14世紀に建てられた地下空間です。もう1つは「現代の部屋」と呼ばれ、かつては聖域の住居として使われていました。ここに入ってしまうと、1時間しかないアルビの散策時間をすべて費やしてしまうので引き返します。
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名残惜しいですが、大聖堂を後にします。普段見慣れている教会とは一味違って、興味深かったです。
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サント・セシル大聖堂の見取り図です。左側が北になります。南の入口までかなりの階段があるので、中は実質2階に当たります。階下の「中世の部屋」はさぞかし広い事でしょう。この図で見ると北側にも裏口があるようです。どうやら身障者用の出入り口になっているようです。
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外に出ると青空が出ていました。神のご加護ですね。
レンガ造りの大聖堂にはゴシック様式の特徴である飛梁(フライング・バットレス)が見られません。これは壁で屋根の重量を支えない代わりに外から斜めに梁で支えるものです。レンガで飛梁を作るのは難しかったのでしょう。ガーゴイルはたくさんいます。ガーゴイルは、雨水を外に吐き出すためのもので、獣やドワーフなどの形をしていて、口から放水するようになっています。この写真では、建物の上の方に5つ張り出しています。 -
大聖堂の隣にあるトゥールーズ・ロートレック美術館です。元は13世紀の司教ベルナール・ド・カスタネの命で建てられたベルビー宮殿(Le Palais de la Berbie)です。アルビで生まれ、36歳で亡くなった画家トゥー ルーズ・ロートレックの作品を1922年から展示・公開しています。宮殿だっただけに、中庭が見事だそうです。ロートレックの絵に興味が無くても入って見る価値はありそうです。アルビでは最低でも半日は観光の時間が必要なのだと痛感しました。
トゥールーズ ロートレック美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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サント・セシル広場の建物の上に、ひょこっと頭を出しているサン・サルヴィ参事会教会に向かいます。
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サン・サルヴィ参事会教会です。石造りの上にレンガの建物が乗っている珍しい教会です。3つのフライング・バットレスと控え壁が見られます。梁部分は石のようです。石造りのロマネスク様式の上にレンガのゴシック様式が乗っているのかな?
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サン・サルヴィ参事会教会の中です。あ、普通の教会だ。つい、そう思ってしまいました。世界遺産「アルビ司教都市」の一員です。
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6世紀の初代アルビ司教である聖サルヴィを記念して造られました。
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この辺りはロマネスク様式ですね。
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説教壇の辺りは尖頭アーチが見られます。ゴシック様式に改修されたのでしょうか。
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セント・ルイス礼拝堂。壁には装飾の一つもないです。
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聖クリストフォルス(キリストを背負う者)?彼は、子供を肩に乗せて川を渡ろうとしたところ、非常な重さで困難を極めながらも渡り切ります。その子供がキリストだったことから、この名で呼ばれます。大抵は子供を肩に担ぐ姿なのですが・・・自然災害を防ぎ、交通安全の守護聖人です。小さな礼拝堂ですが、変わったものがあります。
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説明書きより。翻訳はGoogle。
「聖サルヴィの聖遺物(箱の腕)
1728年1月8日に聖なる銀の装飾品と花瓶の目録には、「聖サルヴィの銀の腕」の存在が記載されているが、これは革命中に消失し、1790年の目録には記載されていない。アルビ地方で最も裕福で影響力のあるガロ・ローマ系の家系に生まれたサルヴィウスは、アルビの初代司教の一人(574~584年)でした。聖サルヴィは、伝統的にアルビ市の守護聖人とされています。
この聖遺物箱の腕は19世紀に作られたもので、おそらく以前のものと交換するために作られたものだろう。くり抜かれた前腕は、模様で装飾された長方形の台座の上に置かれています。手の部分を除いて、全体が金箔で覆われている。手は自然な色で彩色されている。」 -
こちらの箱の中にも、何か入っています。キリスト教会は聖遺物が大好きです。
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この礼拝堂は、壁に彫刻が描かれています。
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こちらはなかなか立派な礼拝堂です。天井画まであります。
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内陣です。リヴ(肋骨)ヴォールトの天井に大きなステンドグラス。ここはゴシック様式で作られています。
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金ピカの磔刑像の背後に立つ杖を突いた老人?がおそらくは聖サルヴィです。
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アルビで最も立派なステンドグラスでしょう。
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明るくて色彩豊かなステンドグラスは、教会を訪れる人々を魅了したことでしょう。
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妙な人形たちが立っています。
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エッケ・ホモのグループ彫刻
この多色使いのウール製の籐細工は、中世後期(15世紀後半から16世紀初頭)のものです。高さ1.72mから1.80mの像は、エッケ・ホモの遺跡の至る所に配置されており、書記官とサムヘトリン(ユダヤ議会)のメンバーを表している。この作品はキリストの受難のエピソードを描いたもので、鞭打たれ、バングルべを着せられ、茨の冠をかぶせられたキリストが中央にいます。ローマの総督ポリトゥス・ピラトが群衆に「エッケ・ホモ」と言った場面を表します。エッケ・ホモとは、「この人を見よ」という意味のラテン語で、キリストの受難の場面を描いたものを指します。 -
この礼拝堂の背景も絵画です。教会の完成を急いだから彫刻ではなく、絵画なのでしょう。
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ピエタ。
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ここの壁には天使が直に描かれています。
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なんだか幽霊の絵のようです。こういうのもおもしろいですね。
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「偉大なるオルガン
大オルガンは1737年にオルガン製作者のロラン・クリストフ・ムシェレルによって製作された。彼はまた、古い楽器の部品を用いて聖セシリア大聖堂の大オルガンを製作し、元々聖櫃仕切り近くにあった小型の聖歌隊オルガンを置き換えた人物である。そのオルガンケースは1943年に歴史的建造物として登録された。
やや凸型の形状で、中央には9本のパイプを備えた大きな梁があり、その両側には炎で装飾されたドーム型の小塔が4つ、そして正面パネル(パイプが一直線に並ぶ正面部分)が4枚配置されている。オルガンは2枚の小さな正面パネルに挟まれ、装飾的な花で飾られた小塔が3つある。
後に、ヤシの木が並び、司教冠と司教杖を持った聖サルヴィの姿が描かれた2つの楕円形のメダルが、上部パネルに掛けられた。
オルガンの上には、トランペットを吹く天使の像が鎮座している。幾度もの修復の試みの後、音楽家でありオルガン奏者でもあるヴァイシエール司祭の指導の下、教区は1921年から1931年にかけて、トゥールーズの有名なオルガン製作会社ビュジエに依頼し、楽器の近代化と改修を行った。このオルガンは現在、非常に美的でロマンティックな音色を生み出している。」 -
サン・サルヴィ参事会教会には素敵な中庭と回廊があります。
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中庭に出て、教会を振り返ります。あの3階部分はどうなっているのでしょう。たまに「建物を大きく見せたかっただけ」という張りぼてを付けている教会があります。トゥールーズにもありました。
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回廊って、ギリシャ風の柱と決まっているのでしょうか。2000年以上経っても、ギリシャ彫刻を越えられないのですね。
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サン・サルヴィ参事会教会の塔は、翼廊の左右両方にあります。なんだか煙突みたいです。サント・セシル広場から見えた塔は北側の塔で、屋根がありません。
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ここは修道院になっていて、その中庭は人々の憩いの場になっているようです。
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回廊の端から見たサン・サルヴィ参事会教会。増改築をして、訳の分からない構造物になったみたい。こういう建物もまたおもしろいです。
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回廊の端まで行ったのには訳があります。そこに裏道があるのです。中庭は2階部分になるので、暗い階段を下りて行くとひょっこり外の通りに出ます。密集した家々の隙間を通り抜ける道でパッサージュと言います。ヨーロッパのあちこちに、思いがけない場所にあるので、見つけるのが楽しいです。ここは薄暗がりの路地と階段を通るので、初めて通る時は肝試しです。
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パッサージュを出たところのペロリエール通り(Rue Peyroliere)です。
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旧市街を歩いて行きます。
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アンジャルベール邸(Maison Enjalbert)。16世紀に建てられた建物で、歴史的建造物に指定されています。レンガ積みの建物の中で、木組みが目立つ建物です。
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サント・セシル大聖堂を東から見ています。西側にある薄っぺらい鐘楼が見えます。建物の左側には先程入った正面玄関が見えます。かなり高い場所にあることがわかります。
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集合して、バスの停まっている場所まで戻って行きます。
次回は、この後訪れるトゥールーズです。
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