2026/03/20 - 2026/03/27
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ミズ旅撮る人さん
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北スペインのバスク地方からピレネーを越えてフランスに入り、フレンチバスクの中心バイヨンヌから南西フランスの「最も美しい村」を訪ねつつ、ワインの産地を巡るツアーに参加しました。
3回目は、フランスに入って最初の観光地「フランスの最も美しい村」に認定されているアイノアです。人口の少ない小さな村で、村の真ん中を1本のメインストリートが通っている沿道だけを見て歩くようになっています。複雑な狭い道を歩き回る散策はよくありますが、一本道だけとは。それで果たして満足できるのかどうか。バスクの旅はこれまでの観光地とは何か違います。それがなかなかに新鮮で楽しいものになりつつあります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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サン・ジャン・ド・リュズの次のICで高速を降ります。料金所の屋根が芸術的で、つい「さすがはフランス」と思ってしまいます。ここから南東に走って行きます。これからいよいよフランスの観光地になります。
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フレンチ・バスクとはスペインのバスクとどう違うのか。明確な定義はないものの、大雑把に言えば、フランスの方がデザインがおしゃれで、色も赤一転貼りではないこと。これからどんなバスクに出会えるのか楽しみです。
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車窓に菜の花畑が広がりました。近年フランスでは様々な植物系オイルが盛んに使われるようになったそうです。
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もう既に畑は緑色です。春が来ていますね。
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羊が草を食(は)んでいます。思いがけず牧歌的な風景が続きます。
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今度は馬。フランスとスペインの国境はピレネー山脈だと思っていたので、この辺りはもっと山が険しいのかと思っていました。ところがピレネー山脈はもっと東南から始まるので、ビスケー湾沿いのバスク地方は比較的なだらかなのでした。旅これ勉強なり。
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遠方にアイノアの教会が見えて来ました。道路が単純なので地形が穏やかな地域なのだろうと思っていましたが、景色も穏やかでいい所のようです。
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メインストリートから横道に入った所に観光バス用の駐車場がある筈だったのですが、左側に現在整備中でした。他に観光バスはいなかったので、近くに路駐となりました。
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観光用の駐車場用地なので、公衆トイレがあります。正面の建物の手前の平屋がトイレです。
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ちょっと坂を上って行くとすぐにメインストリートに出ます。
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メインストリートから東への脇道を見ています。右の建物に赤い「i」のマークが付いています。ツアーインフォメーションセンターが建物の先に入っています。この時はここも閉まっていました。
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メインストリートです。見事な一本道です。両側にはずらっと店やレストランが並んでいます。但し、ここから見える範囲くらいしか集落は無いのです。
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開いていそうな店が右側にしか見受けられなかったので、右側を見て行きます。
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何故か唐辛子の大きな看板。この地域は唐辛子の産地らしく、なんとチョコレートにまで唐辛子を入れたものを売っているのです。但し、この店はお休み。
ロリオ お土産店
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全部が全部赤い窓ではありません。赤と相性のいい緑の家がありました。
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奥まった所に建つ家も赤。とても綺麗な赤色です。
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一つ屋根の下なのに、左右で窓や壁の模様が全く違う建物。中も異なる二軒長屋のようです。
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ここは、自作のエスパドリーユ(Espadrille)を売る店です。
エスパドリーユは、底がジュート(黄麻)、甲がキャンバス地や綿素材で作られた、スペイン・ピレネー山脈発祥の軽い夏の靴です。アイノアは、スペイン国境のそばにあるので、工房があるのですね。 -
「職人技で作られた真のエスパドリーユ」と書かれています。
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自分に合う靴があるとは思えなかったので、店内をちょっと見るだけでした。奥でご主人が靴製作の作業中でした。手前の唐辛子柄からさくらんぼ柄までと上のストライプが28ユーロ(5,400円)、左端の黄色い靴ひもの付いた花火模様が43ユーロ(8,200円)でした。履けるなら、買えば良かったな。
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店があるのは道路の右側中心のようです。左側は玄関の上に何か書いてあるけれど、玄関ドアはおろか、鎧戸まで閉まっていて春休み中?
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その先の家も一般住宅のようです。赤い窓は共通ですが、デザインはバラバラですね。
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もう道の先端が見えて来ました。遠くにスペインの山が見えています。
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フレンチ・バスクは、赤にこだわらないようです。なかなか独創的な色です。
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こちらの方が可愛いけれど。
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なかなか迫力です。ペストリーって日本ではパン屋さんだけど・・・閉まってるね。
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古い村なのに、これだけ道が広いのは珍しいですね。お陰で家の前に車が止められます。写真を撮るにはちょっと余計なのですが、生活の方が大事です。
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アイノア村の東には標高583mのエレビ山を頂点とする丘陵地帯が広がっています。フレンチ・バスクは起伏のある丘陵地帯と顕著な山頂が特徴です。村の建物は一本道のNagusia通りに集中していて、その外側は一気に田園風景、そして山の風景が広がります。村の中だけでなく、周囲の風景もこれからが濃くなって行くと赤い街並みとの対比が美しくなることでしょう。
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おや、楽しい窓の飾りがあります。これはクリスマスのお菓子ジンジャー・クッキーですね。
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「Les Pains D'Epices D'Ainhoa」という食品を扱うお土産屋さんです。
こちらは火曜日が定休日で、日曜は営業中。早速店内に入って見ます。
ところが中央に大きく口を開けた通路の奥にある喫茶兼菓子舗は閉まっていて、左側の土産物店だけが営業していました。やっぱりここも春休み? -
入口の看板にロバの乳を使った化粧品とあります。何故ロバなんでしょう。
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この辺が、ロバの化粧品と香水売り場です。オードトワレより濃くて、香水(パルファム)より軽いオードパルファムを売っていて、スプレー1本16.9ユーロ(3,200円)です。
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ロバの乳を使った羊の形をした石鹸。8ユーロ。
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上の棚は唐辛子。右は塩と唐辛子のミックス。下の棚はブラックチェリーのジャム。果肉100%と表記されているので、唐辛子は入っていないでしょう。8.9ユーロ。
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フレンチ・バスクの絵柄が可愛いけれど、おそらく唐辛子入りのチョコレート。チョコレートはカレーに入れますが、反対に辛い物をチョコレートに入れるのも有りなんでしょうか。
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Nagusia通りの南端に建つ家。ここも鎧戸が閉まっていますね。玄関脇には大きなプレート。日本のように名字を書いた表札ではないでしょうから、家の名前でしょうか。「グリーンゲイブルズ」のような。
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ここも閉まっています。左の家の庇(ひさし)に何か幾何学模様が刻まれています。何かのおまじないかな?日本建築にも防火の意味で色々な文字や記号が描かれていますね。
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石垣には長年そうであったように、今年も春の草花が咲き出しています。
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まるでコテージのような造りですね。この隣に週貸しの家がありますが、
1週間は無理でも、数日滞在して自転車を借りて走り回ってみたい気がします。 -
横幅が広いからか、平屋のように低い家です。実は奥が道路に沿ってずうっと長い家でした。更に背後には大きな駐車場があって、アイノア住民の車がいっぱい止まっているのです。この駐車場のある道を通ると、Nagusia通りを経ずに村を通り抜けることが出来ます。バスが路駐している場所がその道でした。
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Nagusia通りは、許可を受けた車しか通行することが出来ません。このように道路にポールが埋め込まれていて通れないのです。許可車は、リモコンを操作してポールを上下させて通過します。反対側はインフォメーションセンターのそばにあります。
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ああ、本当に静かな佇まいがいいですね。背後の山の柔らかな緑が穏やかな気持ちにさせてくれます。
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あ~あ、猫が定宿にしているのか、プランターがぺしゃんこ。他にも猫がいたので全部で3匹。人気の場所は争奪戦です。
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プリムラ・ジュリアンが自生しています。植えっぱなしで翌年も花が咲く多年草なので、地植えされたものが広がったのかもしれません。いいなあ。
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初めて赤い窓を見た時は、派手な家だなと思っていたのですが、見慣れて来るとなかなかどうして美しい家です。白と赤の外装を維持するのはたいへんでしょうね。
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管理が滞ると、すぐにこうなってしまいます。
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アイノアは「フランスの最も美しい村」の一つです。徐々に過疎化して果ては廃村という危険を避けるため、1982年にコロンジュ・ラ・ルージュ村の村長シャルル・セイラックが創設した協会です。
人口2000人以下であること、保護されている2つ以上の重要文化財または歴史的記念物があること、村議会で承認が得られていることの3つの前提条件を満たした村が応募資格を得ることができ、更に27項目の審査基準をクリアしなければなりません。 -
アイノア村は、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへと向かう巡礼者を受け入れるため、13世紀にプレモントレ会修道士達の下で発展しました。そうした歴史についてインフォメーションセンターのある「パトリモニーの家(Maison du Patrimoine)」で紹介しています。
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古い倉庫?赤が効いているので、とても明るく見えます。
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アイノアは、広い道路に面して一直線に赤い家が並んでいるので、迫力があります。こんな風に開けている「小さな村」は少ないでしょう。
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多肉植物に黄色い花が満開。なんて素敵。
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日曜日なので家にいるのか、地元民の車がいっぱい。出入りする車も意外と多いです。この道はエスプレットとダンチャリネアを結ぶ幹線道路になっています。その中央を閉鎖しているため、問題となっていたようで、それで迂回路が作られたのですね。アイノアは孤立した村ではないのです。
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バスのいる駐車場へと戻って行っています。
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ノートルダム・ド・ラソンプシオン教会です。ここと「パトリモニーの家」が「最も美しい村」の基準を満たす歴史的建造物です。
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敷地の中に小さな墓地があります。その向こうの緑が清々しいです。
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教会の塔に登る階段。踊り場で左右2つに分かれています。時間があれば上ってみたかったけれど、もうギリギリ。
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アイノアの集落は、大通りに集まっていて、目の前の家の向こうは畑や牧草地などの緑地帯です。
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さあ、角を曲がって駐車場へ急ぎます。
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イチオシ
おお、いい風景だなあ。深呼吸したくなります。
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「振り出しに戻る」的な場面ですね。戻って来ました。この辺りは路駐だらけになっています。観光用の駐車場がまだ整備されていないので仕方がありません。
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アイノア村の外はすぐに牧歌的風景になります。やれやれ今度は牛だ。そう言えば、村の店で売っていた乳製品のロバはどこにいるのでしょう?牛のように飼っている?想像がつかない・・・
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北に向かって走って行くと、エスプレットの町を通ります。町の北部にある「Done Eztebe Eliza」教会の塔が見えます。
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この辺りももちろんフレンチ・バスクの家々が建っています。伸びやかでいい風景です。無理に「最も美しい村」でなくとも、美しい村はあちこちにあるのですね。
次回は、フレンチ・バスクの中心都市バイヨンヌの街歩きです。
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