2026/01/03 - 2026/01/03
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トンガリキさん
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この日が南インド周遊の最終日で、フォートコーチを半日観光しました。土曜日は安息日のためユダヤ教会のシナゴーグが閉館していたのが残念でしたが、チャイニーズフィッシングネットやポルトガルの影響を色濃く残す教会を巡り、インドにいながら異国情緒の漂うフォートコーチを堪能し、帰国の途につきました。
以下、日程です。
12/26(金) 関空→香港→ベンガルール→マイソール
12/27(土) マイソール→シュラヴァナベラゴラ
12/28(日) シュラヴァナベラゴラ→ハレビード→ベルール→マイソール
12/29(月) マイソール→ソムナートプル→シュリーランガパトナ→カーンチープラム
12/30(火) カーンチープラム→マハーバリプラム
12/31(水) マハーバリプラム→チェンナイ→コーチ
1/1(木) コーチ→アラップーザ→バックウォータークルーズ
1/2(金) バックウォーター→アラップーザ→コーチ
1/3(土) フォートコーチ→ベンガルール→香港
1/4(日) 香港→関空
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フォートコーチでは、中心部にある「ロシッタ・ウッド・キャッスル」のヘリテージホテルに宿泊しました。6時に起床してパッキングし、テラスでティータイム。朝食は外で食べる予定です。
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ロシッタ・ウッド・キャッスル。19世紀に建てられたヨーロッパ人家族の邸宅を修復した歴史ある建造物です。
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フォートコーチには植民地時代の歴史のある建造物が数多く残されています。
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7時半頃に港まで歩き、コーチ名物のチャイニーズフィッシングネットを見に来ました。
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チャイニーズフィッシングネットの周辺ではフィッシュマーケットが開かれており、多くの魚が売られていました。
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店頭に並べられた魚
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捕ったばかりの魚の競りも行われていました。
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チャイニーズフィッシングネット。14世紀に中国の探検家の鄭和によってもたらされたと言われています。
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チャイニーズフィッシングネット
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朝の時間帯は実際に漁が行われており、数多くのチャイニーズフィッシングネットが動いていました。
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チャイニーズフィッシングネットは、4本の長い柱に張られた大きな網をテコの原理を利用して海に沈めたり引き上げたりします。網の反対側には重しとして大きな石がロープで縛り付けられており、数人の漁師が声を合わせながら網を動かして、網にかかった魚を捕る仕組みです。
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沈めた網に魚がかかるのを待ちます。
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数分後に網を引き上げますが、あまり魚は捕れていないようでした。
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ケーララ伝統のヴァラム(Vallam)と呼ばれる木造の小舟
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チャイニーズフィッシングネットが立ち並ぶ浜辺では、漁から帰ってきた漁師が網にかかった小魚を集めていました。
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大人数で網から魚を取り出したり、網の手入れをしていました。
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網が引き上げられる際にかかった小魚を狙ってサギが集まってきています。
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チャイニーズフィッシングネットが動いている間はいつまでも眺めていられますが、時間もないのでフォートコーチの散策に出かけました。
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まずは、聖フランシス教会からスタートです。1503年にポルトガルのフランシスコ会修道士によって建てられた、インドで最も古いヨーロッパの教会の一つです。
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聖フランシス教会
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教会の中にに入ります。
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教会の祭壇
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ポルトガルの探検家ヴァスコ・ダ・ガマが1524年にコーチで亡くなった際、この教会に埋葬されました。その後、彼の遺体はポルトガルのリスボンへ移されましたが、現在も教会内に墓石が残されています。
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教会内には幾つもの墓石が並べられており、この墓石は17世紀のオランダ植民地時代のオランダ東インド会社の有力者のものだそうです。
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聖フランシス教会
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次はサンタ・クルス大聖堂。1506年にポルトガル人によって建造され、20世紀に現在の姿に建て替えられました。
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白く美しいゴシック様式のファサードが特徴的です。
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サンタ・クルス大聖堂。残念ながら閉まっていたので、中には入れませんでした。
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コーチで開催されたカトリックの聖書大会(Bible Convention)のポスターが掲示されていました。
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サンタ・クルス大聖堂の近くのアナンタ・バーヴァン・イン(Anantha Bhavan INN)で朝食をいただきます。
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南インドの定番の朝食のイドゥリ・ワダセット(65Rs)をいただきました。
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プットゥセット(85Rs)。米粉と削ったココナッツを混ぜ合わせ、筒状の蒸し器に詰めて蒸し上げた料理です。カダラカレー(そら豆のカレー)とのセットが定番です。
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流しのリクシャーでマッタンチェリー地区に向かいます。メーターでの明朗会計でした。
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マッタンチェリー宮殿。16世紀半ばにポルトガル人により建てられて、その後オランダ人に改修されたことから、ダッチ・パレスとも呼ばれています。
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マッタンチェリー宮殿
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内部は博物館となっており、藩王が使用した宝物や、王室の肖像画、ラーマーヤナなどを描いた壁画などが展示されています。
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ケーララの伝統的な絵画様式「ケーララ・ムラル」と呼ばれる独特の技法で描かれており、植物や土から採取した天然の顔料を使用し、暖色系の色彩(赤、黄、緑など)が多用されているのが特徴です。
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ラーマーヤナの場面が描かれています。
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コーチ藩王の肖像画のギャラリー
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コーチ藩王国のマハラジャ、ラーマ・ヴァルマ15世(Maharaja Rama Varma XV)の肖像画
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ヴァイクンタナータ(Vaikuntanatha)としてのヴィシュヌ神を描いています。
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王の謁見に使用されていた「王座の間」
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王座の間には、ヴァスコ・ダ・ガマと地元の支配者、臣下たちとの歴史的な場面が描かれています。
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マッタンチェリー宮殿の隣には、円錐形の屋根が特徴的なヒンドゥー寺院のパジャヤヌール・バガヴァティ寺院がありましたが、ヒンドゥー教徒以外は入場できませんでした。
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パジャヤヌール・バガヴァティ寺院(Pazhayannur Bhagavathy Temple)
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パジャヤヌール・バガヴァティ寺院(右)とマッタンチェリー宮殿(左)
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マッタンチェリー宮殿はパラデシ・シナゴーグの時計塔と隣接していますが、時計塔の裏手に位置するのでシナゴーグにはここからは入れず、正面の入口の通りまで行かないといけませんでした。
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時計塔の文字盤の数字はマラヤーラム語で表記されていました。
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シナゴーグまで歩いていく途中、ジェッティーの波止場に立ち寄りました。この辺りは土産物屋が数多くあり、その中でカタカリの壁掛け、コーチのマグネット、スパイスを購入しましたが、さすがに胡椒は良い香りがしました。
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対岸はウィリンドン島です。
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シナゴーグのあるユダヤ人街(ジュータウン)には骨董品店が数多くあり、陳列されていた品物はいずれも博物館で展示されていてもおかしくない物ばかりでした。
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伝統的な船が店内の真ん中に展示されていました。
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ユダヤ人街(ジュータウン)のシナゴーグ・ストリート
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ユダヤ人街(ジュータウン)はカラフルな建造物が数多く軒を連ねています。
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シナゴーグ・ストリート
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サラ・コーへンの居宅。ダビデの星が描かれたヘブライ語の幕が張られていました。サラ・ジェイコブ・コーヘン(1922年~2019年)は、生存時はコーチのユダヤ人コミュニティにおける最高齢のメンバーとして知られており、彼女は約500年前にヨーロッパからインドへ渡ってきたユダヤ人の末裔だそうです。
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シナゴーグ・ストリートの突き当たりに、パラデシ・シナゴーグの時計台があります。このシナゴーグは1568年に建立された英連邦内で現存する最古のシナゴーグです。この日は土曜日でユダヤ教の安息日にあたるため、シナゴーグは閉館されており、残念ながら入れませんでした。
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パラデシ・シナゴーグの時計台。この時計台は1760年に建てられました。
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この時計は4面の内、3面は3つの言語の文字盤で表記されており、それぞれのエリアのコミュニティに合わせた文字が使用されています。正面入口の南側はユダヤ人街の通りを向いており、行き交う商人や外国人向けにローマ数字が使用されています。西側は シナゴーグ側を向いており、ユダヤ人コミュニティ用としてヘブライ語が使用されています。先ほど見た北側はマッタンチェリー宮殿側を向いており、地元の人々用としてマラヤーラム語が使用されています。
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ユダヤ人街のあるマッタンチェリー地区は、かつてヨーロッパやアラブの商人たちがスパイスの交易をしていた場所であるため、スパイスマーケットが数多くあります。
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シナモン、クローブ、ジンジャーなどの香辛料が袋に入れられて陳列されていました。
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ユダヤ人街
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建物の上部の壁にダビデの星が大きく描かれています。1831年に竣工された建物です。
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その建物は玄関や窓枠が青色で塗装されていました。
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玄関は鮮やかな青色で塗装されており、看板を見るとスパイス市場の事務所が中にあるようです。
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玄関の扉の中を覗くと、奥には往時のスパイス貿易で賑やかだった頃の古い建物が建ち並んでいました。入口にいた人に奥に入って良いかどうか確認すると問題ないとの返答でしたので、中に入って行きます。
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この建物群は見覚えがあったのですが、最近NHKのアーカイブスで放送されていた、20年前に俵万智さんが出演したケーララ旅で彼女が倉庫の中で胡椒の仕分けを手伝っていた場所だと思い出しました。
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倉庫の中で何やら音がしていたので覗いてみると、女性が大きなふるいを使って胡椒の仕分け作業をしていました。まさに俵万智さんが手伝っていた胡椒の仕分け作業でした。招き入れられたので倉庫の中に入り、さすがに手伝いはしませんでしたが、作業を間近で見ることができました。
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敷地内には天日で胡椒を乾燥させていました。
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スパイス貿易の往時の賑わいを想像させてくれます。
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ユダヤ人街ではこのように胡椒の仕分け作業がよく見られます。
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ユダヤ人街のヘリテージビルディング。2階のバルコニーの表示をよく見てみると、、
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ユダヤ資本のサッスーン家の建物でした。サッスーン家は19世紀から20世紀にかけてアジアで活躍した富裕な商人の家系ですが、有名なのは上海の外灘にある「サッスーンハウス」の建造物です。
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11時半頃にリキシャでホテルに戻りました。
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ホテルに戻りチェックアウトした後、ホテルの中庭のレストランで食事しようと思いましたが閉まっていたので、隣のレストランのケーララカフェでこの旅最後のランチをいただきます。
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チキンハイデラバーディビリヤニ(350Rs)。ハイデラバーディだけに層になっており、チキンも柔らかくて美味しかったです。
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ココナッツアイス(250Rs)。椰子の実をくり抜いた容器にココナッツアイスが盛り付けられており、ケーララの最後を飾るのにふさわしい一品です。
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ホテルで予約したウーバータクシーでコーチ国際空港に向かいます(2200Rs)。コーチからインディゴエアの国内線でベンガルールに向かいます。コーチ空港にはカタカリの等身大の人形が展示されていました。
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等身大のカタカリ人形。インディゴの国内線は12月に大幅に欠航していたので心配でしたが、定時の17時15分に飛んでくれました。
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18時25分にベンガルール空港に到着。ベンガルールから香港まではキャセイパシフィック、香港から関空までは香港エクスプレスで、香港で7時間ほどの乗り継ぎ予定でしたが、何とベンガルールからの香港行きが3時間ほどのディレイ。香港の乗り継ぎには間に合いますが、ベンガルール空港で6時間ほど待たないといけなくなりました。
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ベンガルール・ケンペゴウダ国際空港。竹を多用したユニークなデザインが採用されており、「庭園の中のターミナル」として知られています。
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アボカドトースト、フルーツサラダを食べてしばらくした後、航空会社からリフレッシュミールスの声がかかり食べましたが、もっと早くに欲しかった。
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夜中の4時前にベンガルール空港を飛び立ち、香港に昼の12時に到着しました。香港からマカオへの大橋が機内からよく見えました。
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香港では入国しチェックインする必要があるので乗り継ぎ時間が短いと次の便に乗れなくなる可能性がありますが、3時間ほどの乗り継ぎなので問題なく関空便に搭乗できました。
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台湾上空を飛行し、19時20分に関空に到着しました。
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