2025.10　恒例!城廻の旅、本丸「関ヶ原古戦場」をメインに岐阜・滋賀の旅③…安土城、歴史の宝庫の湖東

2025/10/11 - 2025/10/11

お天気の心配もあったけど、今のところ順調。
昨日メインの関ヶ原、雨だったら今日と予定を入れ替えるつもりだったけど、そうなったらイベントとまるかぶりで大変なことになってたわ。
晴れ女の力はまだ健在だったのかな。^^;

今日のメインは「安土城」
と言っても、この琵琶湖の東側はまさに歴史の宝庫なんだよね。
あれもこれも見たい行きたいと大忙し。
まぁ、なかなかにマニアックな場所もあるので、へぇ～、こんなところもあるのね程度でご覧いただければ。

私にとって今日のご褒美は、お昼の「鰻」です！


★旅の日程★

　10/9(木)　千歳→名古屋→岐阜
　10/10(金)　関ヶ原→彦根
★10/11(土)　安土城→佐和山城他諸々→長浜
　10/12(日)　賤ケ岳→墨俣一夜上→大垣城
　10/13(月)　犬山城→小牧山城→清州城→旧名古屋控訴院
　10/14(火)　名古屋城→名古屋市役所→名古屋から千歳

エリア 近江八幡・安土(滋賀)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

★10月１１日(土)★

朝起きて窓の外を見たら「彦根城」が見えてる～。
ズームしてやっとこの位ですけど、一応彦根城ビュー。

アパホテル＜彦根南＞ 宿・ホテル

朝食は1階奥。

トーストのセットメニューです。
飲み物はスープバーもあります。
簡単で楽っちゃあ楽。

07:50

朝食もあっさりと済んだので、ホテル出発。
ホテルの裏手に駐車場があるので、そちらからのホテル全景。

08:10

今日のメインは「安土城」ですが、その前に寄るところがあります。

①「藤堂高虎出生地」
そう、私の推し武将「藤堂高虎」が生まれた場所です。

これで現実に存在したんだな、と感慨深い私。

ちなみに場所はこちら
　〒522-0244 滋賀県犬上郡甲良町在士４５５

駐車場は、ちょっと離れた場所にある「藤堂高虎ふるさと館和の家」

駐車場からはちょっと細い道を通っていくのでここ車を止めるのがいいかな。
googlemapではいつも「臨時休業中」となっていますが、ちゃんとおもてなしの様子も見てとれますし、準備中らしき人影もちらほら。

自販機のご当地バージョンももちろん「藤堂高虎」

右の「我慢の鬼」の石像
藤堂高虎最後の居城、三重県津市にある「津城」にあっ石像で藤堂家から寄贈されたものだそうです。

09:00

②　安土城跡

関ヶ原に次いで、夫が絶対来たいと言っていた安土城。
けっこう大変だよと聞くけどどうなのかな。

オープンは8時半、まずは予定通り到着。
お天気も、快晴じゃないのでちょうどいい感じ。

城なび館（特別史跡安土城跡ガイダンス施設） 名所・史跡

この門を通っていきます。
ここで入山料(拝観料)？700円をお支払い。

それでは行きますか！

わかってはいたけど、いきなりのこの階段。
先程拝観料を支払ったところに、杖の貸し出しもありました。
が、かえって邪魔になるので我が家は借りません。

1982年の本能寺の変で建物はすべて焼失し、石垣だけが残っている。

石垣好きとしてはうれしい限り。

石の階段も、高さが微妙に違うから、歩きにくいのよね。

それも一つの戦略か。

途中こんな案内板のある場所。

階段の一部に「石仏」が使われています。
神仏を恐れぬ信長らしい。

こうやって見ると結構な急階段でしょ。

息が上がりますわよ。

「天守、本丸に至る」

まだなのね。

あ、階段も見えてるし。

よく積んだよね、こんなにきれいに。

全部焼失したというのに、どうやって分かったのか。

「織田信澄邸跡」「森蘭丸邸跡」
「織田信澄」、7回主君を変えたという藤堂高虎が4人目に仕えました(自らではなく流れでそうなったともいえるけど)
あまり尊敬できなくて出奔したみたい。（笑）

右手に曲がってすぐ左手に曲がる二度折れの虎口なのかな。

途中にあった「仏足石」

ここまで登ってくる途中にあった「石仏」と同じように、築城当時単なる石材の一つとして石垣の一部として使われていたらしい。
信長さんのこういう逸話はまだまだあるでしょうね。

天主跡(信長の安土城は「天守」ではなく「天主」、これも信長らしい)近くに、信長のお墓「信長公廟」の門がありました。

中には入れないようですね。

その下には「本丸跡」
天皇を招きいれる「御幸の間」がある御殿があったということです。

天主へと向かう途中は発掘作業中。

また新たな発見があるのかな。

いざ「天主閣」へ。

けっこう広いですね。

ここにあの豪華絢爛な建物が建っていたと思うと、妄想が果てしなく広がります。

安土城跡 名所・史跡

一寸高くなっているところから見てたら、「大スズメバチ注意」って、いるやん！

熊も怖けりゃスズメバチも怖いよ～。

琵琶湖が見えます。

当時はこの木々はもう少し背が低かったのかな。
見晴らしとしては最高ですね。

織田信勝公から4代の供養塔。

さて、それでは下山しますか。

下山ルートは登りとは別の道になるのね。
左手が、登ってきた道、右手に向かいます。

下山だけど、登ります。^^;

摠見寺三重塔

古そう～

摠見寺 二王門

金剛力士像もいらっしゃいます。

降りてきて、「羽柴秀吉邸跡」

1時間10分ほどで下山完了。
来年2026年は「安土城築城450年」だそうです。

10:30

１キロほど離れたところにある「安土城天主信長の館」へ。
近いのに入り口がわからなくてウロウロ。
「安土文芸の郷公園」の駐車場の係りの方に聞くと、車をここに止めて奥のほうに行くと教えてもらったわ、わかりにくい～。

ここの自販機は「信長様」
格好良すぎる。（笑）

ぐるっと回って「安土城天主信長の館」正面に到着。

独特な建物の形のわけは中に入るとわかります。

安土城天主信長の館 美術館・博物館

建物の中に入ると、豪華絢爛きらびやかな天主を模したものがそびえたっています。

このための吹き抜け構造ですね。
とにかく圧倒されます。

タイミングよく「安土城VRシアター」の上映に遭遇。
上映時間１５分、これがまた臨場感あって面白い。
このVRシアターを見てから、安土城に行ったほうがいいかもしれない

天主最上階を近くで見られるように、階段が付いていてすぐ近くで天主内部を見ることができます。

他のお城の天主(天守)とは大違い。
戦のためというより、信長の意思・主張がぐいぐい感じられますわ。
それにしてもすごいギラギラの個性。

築城の様子を表したミニチュア。

大きな石の上に載っている人の動作とか、采配を振るっている人とか、ちゃんと役割までわかって、こういうの結構好き。（笑）

復元天主を見るためだけに作られた施設みたいなので、あとはVRシアターとちょっとした展示があるだけです。

それでも３０分ほど滞在したかな。(VRシアターで１５分)

思ったより予定が早く進んだので、もう一か所チェックしていた場所へ。

安土城駅近くにあり、駐車場は安土駅の向かって左手にあります。

安土駅と隣接する形で「安土城城郭資料館」があります。

安土城郭資料館 美術館・博物館

メインはこの安土城の断面模型。
構造がわかって面白い。
さっきの「信長の館」のVRシアターにも出てきた「空中の舞台」もよくわかります。

こうやって見ると、天主はいわゆる天守ではなく来る人を威圧させるためのものなんだなと言うのがよくわかりますね。

展示物はさほど多くはない。

天主の断面模型、さっきの「信長の館」にあったほうがいいのにとふと思いました。

11:55

今日のお昼ご飯はここ「うなぎ・ひつまぶし炭櫓」
１２時に予約しています。

今日のコースでお昼ごはんによさそうなところといつものgooglemap散歩で見つけました。

炭櫓 近江八幡店 グルメ・レストラン

大好きなうなぎ！

それと、「ひつまぶし」って食べたことがなくて、念願のひつまぶしが食べられると楽しみにしていました。

夫は「うな重」
私はもちろん「ひつまぶし」

うなぎ屋さんと言うと混んで待つイメージがあったけど、このお店は席数も多く、お昼時だけど予約しなくても入れた感じだけど、いやいや旅の予定は確実に決めておかないとね。

メニューにあった「ひつまぶしの食べ方」を参考に、いっただきま～す。

食に興味があまりない私だけど「鰻」だけは別かもね。

味変で食べるのもおいしい。特にお出汁をかけていただくお茶漬けがめちゃくちゃおいしい。
夫にも食べさせたら、こっちにすればよかったと。（笑）

12:30

「炭櫓」からほど近い場所にある「ラコリーナ近江八幡」へ。

ここは２０２１年に義母との旅行でも訪れています。
私はそれ以来２回目、夫は京都の会議の後にわざわざ電車でここまで来ているので３回目。←無類のバームクーヘン好き。（笑）

今日も夫のために、バームクーヘンを買いに寄ったという、立派な旅の目的の一つです。

ラ コリーナ近江八幡 専門店

前回来た時は、最初に入った建物の中にバームクーヘンの焼き上げ行程が見られるコーナーがあったけど、今は別の建物になっていると夫。

駐車場からのアプローチも緑あふれる、有りそうでなかった世界観で、お菓子屋さんに来ているという雰囲気はなかったけど、メインの建物の奥に広がるこの光景もとてもお菓子屋さんとは思えない。

メインの建物を出て右てのほうに、これまたユニークな建物。
こちらがバームクーヘンの工場とショップがあるようです。

いつ見てもすごい数のバームクーヘンを焼いている。
大変な作業なんだよね、バームクーヘンって。

ひとしきり眺めて、それでは夫のおやつを買いましょ。

バームクーヘン１本焼き　31,752円なり～！

いやいやこれじゃありませんよ。
イベントか何かに使われるのかな。

はい、これです。
箱もいりません。

でもこのひとつで約500円。
普通にショートケーキが買えるわ。

私はこの、バターたっぷりが苦手なので、夫の分のみ3個お買い上げ。

通ってきた道を反対側の回廊を通って戻ります。

お米がはざ掛けに干されてる。
あ～、真ん中の土が見えていたところは刈り取り後なのかな。
里芋やら、しょうがやらも植えられていた。
ちょっとした農園だね。

かと思えば、どこぞのテーマパークみたいな楽しそうな場所も。

こういうイベントテーマの施設もあって一年中楽しめるのかな。
この後はきっとクリスマス仕様になりますね。

ここで買ったものを、解放感あふれるこの回廊のベンチで食べている人がたくさん。
気持ちいいね～。

滋賀と言えばの「とびだし坊や」ラコリーナバージョン。

さて、最初に入った建物で今度は私のお買い物。

あ、ラコリーナ米が売ってる。
1キロ2,160円、買えんわ。^^;

私の目的はこちら。
ラコリーナというより、ご本家「たねや」さんのほう。

洋菓子より和菓子派、とくにあんこが大好きなんです。
「栗大福」と「たねや銀座餅」

今日の夜は、バームクーヘン対栗大福だね。

琵琶湖畔沿いの「さざなみ街道」と呼ばれる道を通って長浜方面へ向かいます。

あ、観光船。
2021年に来た時、琵琶湖クルーズに乗り「竹生島」まで行ってきましたよ。

14:00

「大谷吉継の首塚」

昨日の関ヶ原巡りの⑯大谷吉継陣跡の時にも少し触れましたが、小早川秀秋の裏切りにより自刃した大谷吉継。
自分の首を敵に渡すなと家臣に申しつけ、藤堂家の家臣がその首を運んで埋めたとされる、その場所です。

距離にして関ヶ原から約18キロ、現代の人の足で4時間くらいの行程。
昔の人ならきっと3時間足らずで来ちゃう場所なんでしょうね。

畑の真ん中に畑に紛れるようにして、それでも立派なお墓に祀られています。
良かったと一安心。

藤堂家もかかわっているので気になっちゃいます。

かなり広い駐車場が作られています。

お参りに来る方が多いのでしようね。
この時も、車ではなくバイクの方ですが来ていらっしゃいました。

14:45

「姉川古戦場」

織田信長・徳川家康の連合軍と浅井長政・朝倉景健連合軍との闘いです。
藤堂高虎は、浅井長政の家臣としてこの時が初陣となります。
初陣ながら、徳川家康の戦いぶりに感銘を受けたという話があります。

姉川古戦場 名所・史跡

目の前に「姉川」が流れているはずですが、河川敷は草に覆われて何もわかりません。

でも、実際に巡り歩いていると教科書で習った事(点)が、線となり、面となり理解できることが楽しい。
距離感や地形がわかると、またとらえ方が変わりますね。

↑の写真は、浅井・朝倉側から見てましたが、川を渡り・織田・徳川方のほうに移動。
ここは徳川家康の陣跡。

家康陣上空は晴れているけど、浅井・朝倉側は雨が降ってるのか黒い雲に覆われています。

と、虹が見えます！

家康陣から1キロほど東に、信長本陣。

15:35

まだちょっと時間が早いので、行けたら行こうという予定の「長浜城」へ。

長浜城は、秀吉が築城、当時「今浜」という地名を信長の名前の一字を取って「長浜」としたとされます。
秀吉にとって初めての城、ここから秀吉の快進撃が始まるので出世城ともいわれるようですね。

今のお城は、復興天守として資料館になっているので我が家的にはあまり興味がない。^^;

長浜城歴史博物館 美術館・博物館

前回もすぐそばのホテルに泊まったけど、見ていないので今回は時間もあることから立ち寄ることができました。

お、ここでもうまい具合にすれ違いのイベント。
明日12日は、「長浜火縄銃大会」が開催されるようです。
一日違ってよかった。

長浜城は江戸時代初めに廃城なりました。

長浜城の建物や石垣の一部が彦根城の築城に利用されたということです。

こういうところの展示資料はほぼほぼスルーです。

いきなり最上階まで上がります。

明日行く「賤ケ岳」方面が見えています。

眺望は素晴らしいです。
琵琶湖が一望。

下の写真に写っている白い建物が前回泊まったホテルだと思うけど、名前がころころ変わり、今はメルキュール？

裏側はやっぱり破風が少ない質素な作り。

17:00

チェックイン。
フロントは檄混み。

どうやら何かのスポーツ関係のイベントがあるらしく、さっきの彦根城近くでもテニスの大会のようなものをやっていたみたい。
そのせいか、駐車場も満車状態でした。

お部屋は、東横インとかに比べるとちょっと広め。

ホテルルートイン長浜インター 宿・ホテル

ホテルに入る前に、ホテル近くのイオンで夕食など調達。

ということで安着ビールも冷え冷えをいただきます。

ルートインは大浴場が付いているから助かります。
ちょっとお高いけど。

今回の旅行で大浴場付きはここルートインだけでした。

18:00

お風呂にも入ったし、夕食は買ってきてるし、ちょっと早いけど夕食にしちゃいます。

お昼鰻を食べたのに、いやうなぎを食べたから胃腸が刺激されたのか、おなかが空いてついつい買い込み過ぎてしまいました。
ええ、残すのはもったいないから完食しましたけど。（笑）

いや～、やっぱりこれが一番あずましいべさ～。
明日もいろいろマニアックな場所巡りしますよ～。

この旅行記へのコメント （2）

• kumiさん 2025/12/12 19:14:23

  思い出す

  安土城、2年前に行ったこと、思い出したわ
  あの時は、夫にぶち切れして、気持ち切り替えるため
  無言で早足で上り、夫を見向きもせず、走って降りたわ
  
  ラコリーナ、行くたびにいろいろ変わってて、値段も上がってて(笑)
  あ～バームクーヘン食べたくなってきた💛
  
  kUMI
  
  

  ゆんこさん からの返信 2025/12/14 07:10:26

  RE: 思い出す

  kumiさん
  
  > 安土城、2年前に行ったこと、思い出したわ
  > あの時は、夫にぶち切れして、気持ち切り替えるため
  > 無言で早足で上り、夫を見向きもせず、走って降りたわ
  
  そう、行く前にkumiさんの旅行記見ていったよ。
  怒りはkumiさんの原動力だね。
  血管切れるよ～。^^;
  
  
  > ラコリーナ、行くたびにいろいろ変わってて、値段も上がってて(笑)
  > あ～バームクーヘン食べたくなってきた💛
  
  私は2回目だけど夫は３回目。
  まさかそんなに行くことになるなんて思わなかったわ。
  私はラコリーナよりたねやさん。（笑）
  
  　　　　　★ゆんこ★