音楽家の足跡を辿って（3）

2025/07/30 - 2025/07/30

天気予報は晴れ。これで心置きなく「ベートーベンの小径」へ行ける。そして、もう一つのザッハートルテを食べること。時間があれば音楽関係の場所へ

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ベトナム航空

泊まったホテルの朝食。ビュッフェスタイル。歳を取ってしまって以前ならもう一度似たような量をもらっていたけれどもう無理。サラダがおいしい。

地下鉄Ｕ6に乗って北上。Ｓｐｉｔｔｅｌａｕ駅で降りてトラムＤに乗り換えてNußdorf, Beethovengangで降りた。
Ｓｐｉｔｔｅｌａｕ駅でトラムに乗り換えるとき、左手に奇妙な建物があった。何だろう？と後で調べたらゴミ焼却場。博物館にもなっているようで親子連れとかが行くらしい。都市の中に堂々と建てているのが良いなあと思った次第。日本もこういうのは見習ったら良いのに。

Nußdorf, Beethovengangで降りて小径へ歩き始めたら乗ってきたトラムが向きを変えるのにグルッと回っていた。中は公園だそうだ。建物がいい感じ。

住宅街の道を10分ほど歩いたら雰囲気が良くなってきた。

小さな公園にベートーベンのモニュメントがあった。

おおっ、いかにもベートーベンの小径。しかめっ面したベートーベンが毎朝ここを散歩しながら構想を練っていたのか。感動です。

妻はベートーベンになって散策していた。

小径からベートーベンが住んでいたという村へ移動。静かな住宅街。地下鉄とトラムを使えば30分ぐらいで中心部へ行けてしまう。こんな所に暮らしながら仕事ができれば最高だろうなと思った。

ベートーベン博物館。ベートーベンは小さな村の中で何度も引越をしたそうだ。村がとっても気に入っていたんだね。分かるぞその気持ち。
その中の一軒が博物館になっている。

今日はなぜか二人で一人分の入場料。ラッキーだけどなぜだろう？
入り口前の道路の石畳。おしゃれだね。

中庭はこんな感じ。

こんな風に歩いていたという斜めから見ると絵になる展示物。

展示物はボンでも似たようなものを見たのでそれほど感動はないけれど、音楽音痴の自分には建物がとても素敵で、いいなあこんな所に住めたらとベートーベンがうらやましかった。

１３：００ちょうどに昼休み閉館になるのでおいとました。
トラムに向かって歩いていたら、別のベートーベンが住んでいた家があった。今はレストランになっていた。

ベートーベンが村の中で住んだ家。結構狭い範囲で何度も越していることが分かる。この村では５回なのかな？

もう一軒のザッハートルテのお店に向かう途中の工事現場にあったモニュメント。何だか不思議。

乗り換えの途中でベートーベンのバスヴァラティハウスがあると分かったので、行ってみることに。こんな小径を上がると

バスヴァラティハウス。ちょうど昼休みで入れなかったけれど見ることはできたので嬉しかった。

バスに乗って、ザッハートルテのもう一つの老舗Ｄｅｍｅｌへ

ザッハートルテとウインナコーヒー（Ｅｉｎｓｐａｎｎｅｒ）

なぜウイーンにザッハートルテの名店が２店あるのか。
その理由が面白い。
元々ザッハーが作ったトルテ(だからザッハートルテ）で門外不出のレシピだったのだが、経営が傾いたとき助け船を出したのがDemelの女主人だったそうな。助けてあげる代わりに門外不出のレシピをよこせとなり、Demelでもザッハートルテが作られるようになったとか。
　苦々しく思っていたザッハーはのちに訴えを起こす。ザッハートルテを名乗るな！と。でも、もうその時にはDemelも名店の地位を固めていたので一歩も引かず、長期に渡って裁判が続いたのだと。
　結局、まあどっちもどっちだから仲良くやってねと有耶無耶な結果となったそうな。
　私はザッハーを、妻はデーメルを推します。(元が同じなんだからそんなに違う訳がないけど）
　　

最後は楽友協会。ウイーンフィルハーモニー交響楽団の演奏会場になっているそうな。中を見ることはできなかったけれど、妻は感激しておりました。

これにて音楽家巡りは終了となりました。

一旦宿に戻って洗濯に出掛け、その足で夕食となりました。
西駅北側のPulkautalerへ。

SchweinFraten豚肉のロースト

Hausgemachite Kjautrouladenロールキャベツ

ローカルビール

食事が本当においしく、ウイーン最後の夜に地元の人たちが集うレストランに来られて幸せでした。