ヴァチカン（2）ヴァチカン美術館

2025/08/05 - 2025/08/05

　ヴァチカン美術館への入場券は「Get Your Guide」を通して予約した。予約を考えたとき公式ホームページはまだ受付を開始していなかったが「Get Your Guide」は可能であった。その上、金額を見たらたった1.50ユーロ高いだけだったのでお願いすることとした。
　当日は、８時入場。１５分前に来いとのことなので行ってみるとすごい人　人　人　
　優先入場だったけれど、結局入場まで３０分待って８：１５に入場することになった。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

７：００昨日食べきれなかったピザ２切れを２人で分けて朝食。本当は朝食が付いているのだけれど、この時間に間に合わないで下のレストランでの食事は残念だけれど捨てる形になった。
７：４３に宿を出た。ヴァチカンの壁沿いに歩く。前を行く人が早足なので予約しているにもかかわらずこちらも早歩きになった。

入り口に到着する前からすごい行列。だが、こちらは優先入場だからとどんどん前に進んで係員にチケットを見せたら３の列に並んでねと言われる。１の列より短いけれど、それでもこの状態。結局２０分並ぶことになった。自分の予約時間８：００には入れず、８：１５になった。

音声ガイド付きだったので、それをもらいたいのにどこだか分からずウロウロ。音声ガイドの貸し出しカウンターが多すぎ。あなたの貸出場所はここではないと言われてしまった。ようやく借りられて見学開始。これがあるとないとでは大違いだと思った。ただし、説明が難解すぎて途中からどうでもよくなってしまった。

まあ広すぎて順路がよく分からん。
一番最初に入ったのはピナコテカ(絵画館）？

でも最初にこれが見られてラッキーだったかも。ピエタ像のレプリカ
サンピエトロ大聖堂の本物は薄暗くてよく分からなかったから。

とにかく多すぎるので「ラファエロの間」と「システィーナ礼拝堂の最後の審判」が見られればいいやと私は思っていたのだが、妻はそう思っていなかったようで一つ一つ立ち止まっては音声を聞いている。仕方ないので付き合っていたらなぜか妻の途中から足が速くなった。後で聞いたら、説明が難しすぎてどうでもよくなったらしい。（だから、ラファエロと最後の審判だけでいいって言ったのに。ブツブツ）

結局お昼前は絵画館を見て終了。
あまりに疲れてピーニャの中庭のレストランで休憩することにした。
サラダが新鮮

アイスレモンティを頼んだら缶で出てきた。アハハ

ナイフとフォークが入っている袋。印刷がいいなと思ったので使った後ノートに貼り付けた。

このデス・スターみたいな奴が回るのを後ろのレストランから見ていた。時間になったから回っているのかと思ったら、人力で押すとクルクルクルクル回ることが分かった。

１２：４０休憩で少し元気になったので見学再び開始。
キアラモンティ美術館

八角形の中庭

修復作業をしていた。見学者がいる時間でも行われるんだなと思った。

円形の間

ギリシャ十字の間の床モザイク

燭台の間
タペストリーの間
天井もすごいことになっていて

ラファエロの間に入ったら、もう圧倒されてしまってそれまで見た絵がどこかへ吹っ飛んでしまった。

写真は「アテナイの学堂」

私が気に入ったのは、これ。
「聖ペテロの放免」

見たとき、ああ鉄格子の後ろ側にも絵が描いてあるんだなと思った。
よく見たらその鉄格子も絵だった。すごい！

ボルシア家の間を通って

システィーナ礼拝堂の最後の審判の真下に出た！　びっくり
（写真は撮ってはいけないので中庭にあった解説板を貼り付けておきます。）
この図で言ったら右下辺りから入場したことになる。
先へ進んでと係員が叫んでいたので少し進んでから振り返ったら

バーンと下から天井までこの絵があった。圧倒的で、さっき圧倒的だったラファエロがどこかにすっ飛んでいった。

中央のちょうどいい位置に立って、１時間ほど見上げていた。それくらいすごい迫力だった。

写真を撮ってはいけないと言われているはずなのにスマホを使って平気で写真を撮っている連中がいて腹が立った。噂では係員がすごく警戒して注意しまくると聞いていたのに人の整理に追われて写真どころじゃなかったみたい。アハハ

１６：５６ヘロヘロしながらヴァチカン美術館を後にしたのでした。
９時間近くヴァチカン美術館にいたことになる。すごいな。

この階段を通りたかったので、どこにあるか探していたら何てことはない全員通る道と分かってとても嬉しかった。

一度宿に戻って休息。その後２０時過ぎに夕食に出た。
LA LOCANDA DI PIETROという名のレストランにした。

今日はアルコールは飲まずにレモネード

カルボナーラ

GUANCIA(牛肉の低温煮）

CACIO E PEPE(三種のチーズのスパゲッティ）

料理は普通。でも、給仕のおじさんビクトルさんは、サラミ職人。日本語を少し話した。サラミの指導のために東京に３年、札幌に２年、沖縄に数ヶ月居たそうだ。面白い職業があるんだなあ。

泊まっている宿の窓からサンピエトロ大聖堂へ向かう巡礼団が見えると一つ前のブログに書いたけれど、その巡礼団が帰りに隣のビルに向かって歌ったり叫んだりしていた。
なんでだろう？と夕食帰りに行ってみた。

そのビルはいくつかの大使館が入っているビルらしかった。そこに向かって巡礼団が騒いでいたのだ。わあわあ言っていると、窓からぴょこっと大使館員(大使？）が顔を出して何か一言二言、騒いでいた巡礼団が、わああと歓声を上げて再び歌う叫ぶ。面白い光景を見たのだった。

こうしてヴァチカン美術館の一日は終わったのでした。