デュアルライフ Season 2, Ep. 3 ～松本ショートトリップ 後編～

2025/05/22 - 2025/05/23

旅の後半、２日目です。
この日も松本街歩きを楽しみます。

エリア 松本(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

５月２３日（金）晴れ
朝５時に起床、ホテルのラドン温泉でひとっ風呂。
美ヶ原高原から朝日が昇ってきます。

ホテル池田屋＜長野県＞ 宿・ホテル

朝６時、散歩に出かけます。
珈琲 まるもは１軒挟んだ隣。むかし訪れたことがあります。今日は開店にはまだ早い時間です。

珈琲 まるも グルメ・レストラン

女鳥羽川沿いを散策。

女鳥羽川 自然・景勝地

カワウが漁に励んでいます。速歩でも追いつけないくらい機敏です。

松本市立博物館を過ぎて、

松本市立博物館 美術館・博物館

松本丸の内ホテル レストラン棟
松本城三の丸、旧日本勧業銀行ビルを使用しています。

松本丸の内ホテル 宿・ホテル

松本城 二ノ門（高麗門）
手前にあった松本市博物館は、新博物館ができたので解体工事中です。

松本城大天守
清々しい朝の景色です。

国宝松本城 名所・史跡

雪が残る遠くの北アルプスも美しい。思わぬプレゼントです。

松本城公園では朝の散歩・ジョギング、ラジオ体操サークル、インバウンドなどがさまざまな形で集っています。

松本城公園 公園・植物園

長居はせずホテルに戻ります。

千歳橋の向こうに見えるのは松本市時計博物館。
松本市立博物館の分館として2002年に開館。1974年に時計コレクター本田親蔵氏から寄贈されたコレクションを中心に約400点を所蔵し、うち110点を常設展示しているらしい。次回以降のお楽しみ。

松本市時計博物館 美術館・博物館

蔵のある街 中町通りを戻ります。

中町通り 名所・史跡

中町通り東端の井戸ポンプ

朝７時、ホテルの食堂で朝食。

ホテル池田屋＜長野県＞ 宿・ホテル

800円の朝定食。普通に美味しく、頼んでおいてよかった。

8:40 街歩きに出発。
今朝も四柱神社に参拝します。

四柱神社 寺・神社・教会

大名町バス停
最初の目的地は松本民芸館。
定時に来たバスに乗り込みます。ところが、到着時刻になっても一向に目的地に着かず、昨日見た風景が続きます。本来は美ヶ原温泉線に乗る予定でしたが、遅れてきた浅間線に間違って乗ってしまったようです。

慌てて昨日も来た浅間温泉入口バス停で降り、逆方向のバスで引き返します。テレ東『ローカル路線バスの旅』だと大ブーイングです。

この時点で松本民芸館は諦め、松本市立博物館に目的地を変更しました。

松本城・市役所前バス停で下車。向こうに見えるのは松本城太鼓門です。

とりあえず旧開智学校に行くことにします。

9:45 松本市旧司祭館
バス停から歩くこと10分ちょっとで到着。

旧司祭館は、フランス人クレマン神父の設計で1889年（明治22年）、松本城三の丸の武家屋敷跡に建築。その後、街路拡幅事業にともない、1991年に旧開智学校隣の現在地に移築復元されました。アーリー・アメリカン様式の西洋館です。

旧司祭館 名所・史跡

旧開智学校　入場料 大人700円
名前は知っていましたが、いったい何なのか行ってみるまで分かっていませんでした。

旧開智学校は、1876年（明治9年）築、その後、現在地に移築された明治時代初期の擬洋風建築の校舎。文明開化時代の小学校建築を代表する建物。1963年（昭和37年）3月まで87年間、松本市立開智小学校の校舎として使用されていたのがすごい。2019年（令和元年）、国宝に指定されました。

国宝 旧開智学校 名所・史跡

地元の大工棟梁 立石清重が設計・施工。天使と龍の彫刻など文明開化の時代を象徴する洋風とも和風ともいえない不思議な建築は「擬洋風建築」と呼ばれています。

扉には龍のレリーフ

天井の照明

階段室

講堂

講堂の色ガラス
当時は国産できなかったので、外国から輸入したもの。

1880年（明治13年）、明治天皇が松本行幸の際に開智学校を訪れ、校内には明治天皇御座所が当時のままに保存されています。
旧開智学校校舎は幾度も改築の話がありましたが、明治天皇ゆかりの建物という由緒が校舎保存の一因となったそうです。

松本民芸館を諦めたので、次の目的地は松本市立博物館です。旧開智学校から博物館のある本町までは市内循環バス タウンスニーカーが走っていますが、待ち時間が15分あったので徒歩で向かいます。

国宝松本城 名所・史跡

おかげで松本城を別の角度から見ることができ、ラッキー！

10:30 松本市立博物館に到着。
常設展・特別展セット料金 大人1,200円。市内の観光施設は全てキャッシュレス決済なので助かります。ただし、リュックはコインロッカーに入れることを諭され、ここでも百円玉が活躍（戻ってきます）。

松本市立博物館 美術館・博物館

玄関ホールには松本てまりモビール。

ゆったりとしたラウンジもあり、学生が自習に使っています。

建物は立派ですが、常設展の中身はやや物足りない。

３階常設展示室
江戸時代の松本城と城下町のジオラマ。精巧に作られていて、これは眺めて楽しい。

鎧と駕籠
綺麗に保存・展示されています。

十辺舎一九「方言修行金草鞋十三遍」文政3年（1820年）など

城下町の書店の風景。ちょうど大河ドラマ『べらぼう』で蔦重の物語が放送されているのでタイムリーな展示です。

嘉門次のものと伝わる足袋と手袋（材質：カモシカ）

上條嘉門次は上高地の草分けです。

上高地の登山者名簿
槇有恒など日本を代表する登山家たちの名前もみられます。

２階特別展示室
「信州の工芸　 ―作り手たちの原点―」

「工芸のまち 松本」を代表する23人の作家たちの作品などが展示されています。

「アイロンのランプ」「顕微鏡のランプ」

松本民芸館の創設者 丸山太郎が蒐集したガラス瓶

やっぱり松本民芸館に行きたかった。

朝比奈克文「二魚泳鉢」2022年

須恵器

１時間ほどゆっくりと見学しました。

街歩きを再開。

信毎メディアガーデン
信濃毎日新聞松本本社を中核としてショップゾーン、コミュニティーゾーンで構成された複合施設。
NHK松本支局も移転してきました。

11:30 麺匠佐蔵
ランチはこのお店。開店前に少し並びました。

麺匠 佐蔵 松本店 グルメ・レストラン

佐蔵味噌らぅめん 980円
信州味噌をベースにした味噌ラーメンですが不思議な味。病みつきになりそうなくらい美味しかった。

駅に向かいます。市街を歩く人の８～９割はインバウンド。松本城という強力なコンテンツを持つ強みです。街路は綺麗に整備され、観光都市として十分に魅力的です。

歩いて松本駅に戻って来ました。

松本駅 駅

予定より１本早い12:32発 篠ノ井線 小淵沢行に乗ります。

この列車も対向列車の遅れで茅野駅に10分近く延着。


夕ごはんにキオスクで「峠の釜めし」1,400円をテイクアウト。蓼科では一人暮らしなもんで。

茅野駅 駅

八ヶ岳オクテットで明日の食パンも購入。

八ヶ岳オクテット グルメ・レストラン

シャトルバスの時間までカフェラテを飲んで過ごします。

14:35発のシャトルバスで帰荘しました。

今日の歩数は14,599歩。昨日も16,213歩歩いたので少し疲れましたが、楽しく充実した街歩きでした。

この旅行記へのコメント （2）

• Tripにこちゃんさん 2025/10/16 20:40:14

  こんばんは。

  beanbagさま
  
  いつも見て頂き、ありがとうございます。
  
  松本市の街歩き素敵です。私も１度松本へ行きました。
  
  落ち着いた街の印象があります。
  
  食べることに関心がない主人と違って、美味しそうなお店を知ってらっしゃるので、
  
  羨ましいです。
  
  お酒も強いのですね。
  
  私もお酒は好きですが、飲まない主人と一緒になってから、飲む機会が減り
  
  お酒が弱くなりました。
  
  私たちも、徒歩での観光が好きです。まだ見ていない場所もあり、参考になりました。
  

  beanbagさん からの返信 2025/10/19 09:14:15

  RE: こんばんは。

  Tripにこちゃんさん
  
  いつもコメントをありがとうございます。
  
  ご主人はお酒を飲まれないのですか。ちょっと寂しいですね。
  外国映画を見るとお酒を飲むシーンが度々出てきます。
  私はお酒は文化の一つだと思い、それを良いことにお酒を欠かすことはありません。
  
  旅の楽しみの一つは、その土地の美味しいものを食べることではないでしょうか。
  そうすることで訪れた場所の文化をより深く知ることができるのだと思います。
  
  南アフリカの旅、楽しく拝見しました。Airbnb 私も利用してみたいです。
  
  世界一周は私たちも計画していました。
  しかしコロナになり、その後大病もしたので体力的にもう無理かなと半ば諦めています。
  でも、数年内に海外旅行を再開し、その時の体調をみて判断したいと思っています。
  
  世界一周旅の続きを楽しみにしています。
  
  beanbag