2025 4月 18きっぷ 津軽出羽越後 (3)

2025/04/07 - 2025/04/07

2025年4月 6日(日)～10日(木)　青春18きっぷで鉄道ひとり旅
●2日目 その１【ＪＲ木造駅 津軽鉄道】4月7日(月)
●弘前＝木造＝五所川原/津軽五所川原＝津軽中里＝
●線状降水帯豪雨のため酒田足どめとなった昨年夏の新潟空港スタート18きっぷ旅は、左沢線水郡線等経由の３日間で切り上げに。そのリベンジ旅行、３月中旬予定を冬の豪雪を鑑みて４月入ってからに変更。
●津軽鉄道・津軽線・奥羽本線・弘南鉄道大鰐線・男鹿線・由利高原鉄道・羽越本線・米坂線・(山形鉄道フラワー長井線)・白新線・越後線・信越本線・えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン・大糸線・中央本線などに乗車。

①伊丹空港=青森空港=青森=大館=大鰐温泉=中央弘前…弘前 泊
②弘前=木造=五所川原=津軽中里=芦野公園…金木=五所川原=青森=蟹田=三厩=蟹田=青森 泊
③青森=弘前=秋田=男鹿=秋田=羽後本荘=矢島=羽後本荘=酒田=鶴岡 泊
④鶴岡=坂町=今泉=米沢=赤湯=(西大塚=長井=荒砥=今泉)=米沢=坂町=新発田=新潟 泊
⑤新潟=吉田=柏崎=直江津=糸魚川=南小谷=信濃大町=松本=新島々=松本=塩尻=中津川=名古屋=米原=大阪

エリア 津軽半島(青森)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄

初めて東北へ来た旅では秋田側から全線乗車した五能線。今回は「木造駅」を見にわざわざ寄り道です。

「津軽鉄道」の乗車は今回が初めて。前回は駅見学だけでした。

2日目 その１　2025年4月7日(月)
05:15、宿泊した「ホテルブロッサム弘前」前の遊歩道。４月に入ると明るくなるものけっこう早くなっていて助かります。

駅前ロータリーの下の連絡通路。冬場なら６時半頃まで暗いですから。
今回の東北旅は、津軽鉄道と津軽線を一日でまとめられたのが大きなポイントです。

ＪＲ津軽線の終点「三厩駅」へ行って戻って来るのが夕方の実質一択なのでその日は必然的に青森泊決定。くぐり抜けた先にＪＲ弘前駅。

さらに「木造駅」立ち寄りも可能にするためには弘前か五所川原から出発する必要がありました。

この五能線始発に乗るなら五所川原泊でなくて大丈夫、で一日目は弘前泊に。おかげで昨夕の弘南鉄道大鰐線と弘前散策が可能になったのでした。

せっかく青森空港スタートなのに先に秋田大館へ行って戻って来たのも、弘前から青森へ戻って行くのも、そういった事情です。

始発かな？ 弘南鉄道の車両がいました。

05:40発の鯵ヶ沢行き五能線。これでまず木造駅へ行きます。

弘前駅 駅

鯵ヶ沢から折り返して、たくさんの高校生を乗せて来るのでしょう。

05:43「撫牛子(ないじょうし)駅」、難読ですね。

05:47「川部駅」、ここでスイッチバックして五能線に入って行きます。

川部駅 駅

田んぼアートはもうあちこちでやってますが、この田舎館村が草分けなのでは。以前来た時は、第二会場のと田舎館駅を楽しみました。

五能線の全体図。今回はあとで「リゾートしらかみ」にも少しだけ乗ります。

05:56、方向を変えて出発。右が五能線、左は奥羽本線弘前方面。

駅を出てすぐ、右カーブの後に現れた「岩木山」。雪化粧で美しい…。

06:00「藤崎駅」、ここは「リンゴ」でアピール。

06:07「板柳駅」、ここは岩木山で。

板柳駅 駅

りんご畑が広がる中を快走中。

06:13「鶴泊駅」、向こう側には大きな折り鶴が描かれています。見られなくて残念。

雲の「穴」から差し込む朝陽。

06:16「陸奥鶴田駅」

陸奥鶴田駅 駅

立派な駅舎でした。こんなんしか撮れなくて残念。

06:24「五所川原駅」、思わず降りそうになりました。

五所川原駅 駅

06:34「木造駅」到着。ついにやって来ました。

ホームからはこんなのとか、

こんなのとか…※五能線の駅名表示板にはそれぞれ素敵なイラストがあってとても楽しい♪…

こんなのくらいしか見られないのですが、

駅舎の正面には巨大なコレ「遮光器土偶」、近くの亀ヶ岡遺跡から出土したらしいです。

木造駅 駅

社会科の教科書にものってましたよね。子どもの頃は日本の古代に宇宙人がやって来ていた証拠だ、なんて言われてましたが。

大きな脚が間近で見られますよ。

駅前のこの建物にも目が行きます。年季が入ってますがなかなかの建築ですね。

廃業して久しい感じですが、かつては歯科医院だったようです。

それらしき器具が窓からのぞいてました。

その建物の側面。町の玄関である駅前が廃墟のままとは、なかなかのわびさび…。

06:45、時刻が早いからかまだ無人の駅。でしたがその直後…、

人がやってきてあちこち開錠して回りました。

待合室にも入れました。よかったです、あのまま見られずに戻りの列車に乗る羽目になるのかと思ってましたから。

ひと駅離れただけですが「つがる市」という自治体に。

「しゃこちゃん」というニックネームあるんですね。

いたる所に遮光式土偶。

観光案内所はまだ開いてませんでした。

駅舎の横っちょの広場には竪穴式住居ふうの建屋あり。

駅舎の右側面。

駅舎の左側面。

鯵ヶ沢方面の線路。

五所川原方面の線路。

やってきました、07:21発の弘前行き。長すぎず短すぎずちょうどいい時間で折り返せます。この乗り継ぎ見つけた時は嬉しかったなぁ。

07:28「五所川原駅」に戻って来ました。次は津軽鉄道へ。

ＪＲ駅の隣りにそびえる立佞武多の格納庫、巨大ですぅ。

高さ23m重さ10ｔとはすごい。前回は駅から徒歩5-6分の所にある「立佞武多の館」まで見に行きました。

改札口まわり。

お向かいにあるバスターミナル。

駅舎。客待ちタクシーが途切れない。

駅前通りに、日を受けて黄色く輝く建物ふたつ。

これは津軽鉄道の本社社屋。

バスターミナルの中の様子。奥には立ち食いのそば屋さん。

津軽鉄道の「津軽五所川原駅」

津軽五所川原駅 駅

駅舎内の様子。高校生がたくさんいました。

製薬会社のマスコット、ふうのカエルくん。

切符買って改札を受けてからのホーム入り。

「走れメロス号」が待っていました。08:10発で、終点の津軽中里には08:48の到着です。

運転台まわり。有名なストーブ列車の営業運転は終わっています。

運転台部に本棚あり。読む人借りる人…居るの？

08:12「十川駅」、小さいながらもとんがり屋根が個性的。

08:16「五農校前駅」、めちゃ満員だったのに、ここで青森県立五所川原農林高等学校の生徒さんが下りると一気にスッカスカになりました。予想どおり。

五農校前駅 駅

08:18「津軽飯詰駅」、以前福井鉄道でも見たことがある構造物。ポイントを雪から守るシェルター。

駅舎の様子。

どんどん降りて行って貸し切りに近い状態に…。

08:22「毘沙門駅」、平原の走ってることが多かった中、ここは深い林の中にありました。

毘沙門駅 駅

「鉄道林」とはなんぞや。

08:27「嘉瀬駅」、あの車両は何なんだろう。

駅舎はまあまあ大きかったけれど、乗り降りはゼロ。

調べると、1997年に香取慎吾さんが地元の小学生達と一緒に絵を描いたものでした。運行終了後金木駅展示を経てここで〈展示・保存・放置〉されているようです。

08:32「金木駅」、ここで対向待ち。今や歴史遺産みたいになったタブレット交換というものが見られました。

金木駅 駅

しかし「走れメロス号」は１両だけじゃなかったんや。

08:36「芦野公園駅」ふたたび林の中の駅。戻りではここで下車して金木まで歩くことにしています、

ここの駅舎が素敵なのと、太宰治の「斜陽館」などで有名な金木の街を少し歩いてみたいので。

芦野公園駅 駅

08:45「深郷田駅」

08:48、終点の「津軽中里駅」に到着。この先に線路はありません。

日本最北の私鉄…？？　調べると、純民間企業として最北の私鉄とのこと。そう言えば地元大阪の南海電鉄も、純民間企業として最古の私鉄らしいです。

その２につづく・・・

津軽中里駅 駅