7日間で茨城をクルっと巡ってきました。⑤雨が雪に変わる中、水戸城大手門から水戸城の施設を巡りました。夜は軍鶏の水戸の名店である五鐵さんへ！！

2025/03/02 - 2025/03/08

弘道館を出て、復元された大手門、そして二の丸を歩きました。
大雨が降ってきちゃいましたが、やはり復元された二の丸隅櫓も拝見しました。
水戸城、江戸時代の水戸藩、そして徳川斉昭の時代以降ばかり見てきたのですが、室町時代は佐竹氏の城でした。
関ケ原の戦いで中立の立場をとったため、水戸から追い出され、徳川の城になっています。
つまり元々は戦国時代の城だったのです。
悪天候の中、二の丸展示館から復元された二の丸角櫓～杉山門～水戸城の薬医門と巡りました。
この薬医門は、室町末期の戦国時代に造られた門で、水戸城で現存する一番古い門です。

水戸駅ビルでランチを済ませ、吹雪の中ホテルに戻りました。
そして夕飯はホテル近くの茨城奥久慈の軍鶏のお店へ。
翌朝、水戸をあとにしました。

エリア 水戸(茨城)

弘道館を出て、水戸城の大手門に向かいます。

大手橋を渡って大手門に向かいます。

今、大手橋の下は道路です。
昔は空堀だった所です。
二の丸と三の丸の間にあった空堀です。

で、この空堀の跡を見て、石垣が無いことに気づきます。
後に知るのですが、水戸城には石垣が無いのです。

で、これが水戸城の大手門です。
令和2年(2020年)2月に復元された大手門です。
「一枚瓦城主」による寄付金が充てられ復元された門なのだそうです。
素晴らしいですね~

高さ約13m・幅約17mの大きな大きな大手門です。

瓦と粘土を交互に積み重ね、粘土の上を漆喰で化粧しています。

相方の身長は１６７㎝です。
門がデカいことがわかります。

大きく頑強な門ですね。

5年の歳月をかけて学術的調査が行われ、復元された大手門です。

大手門の先の景色です。

振り返って見ました。
大手門の奥の大手橋越しに弘道館が見えます。

これが二の丸側から見た大手門です。

ここからが水戸城の二の丸です。

何度も大手門を振り返っちゃいます。

二の丸には茨城大学教育学部付属小学校幼稚園がありました。

明治初期につくられた教員養成のための師範学校があった所なのですね。
日本各地の師範学校は、その県のお城につくられた事例が多く、それが国立大学の教育学部になっているケースがほとんどです。

再び大手門を振り返ります。

雨が激しくなってきました。
雨というかミゾレです。

これは水戸市立第二中学校。
門が立派ですね～

二の丸を歩きます。
ミゾレが雪に変わりました。

左右が再現された白壁。
お城の中にいる雰囲気ですね。
左が水戸市立第二中学校。
右が茨城大学付属小学校・幼稚園です。

旧水戸彰考館跡？

ココにあった館で「大日本史」が編さんされたのですね。
大日本史＝水戸光圀
という知識ぐらいしかありませんが、なななんとその完成は明治３９年（１９０６年）なんですね～
明治維新後も徳川家の事業として継続されていたのですね～
つまり完成まで二百数十年かかったということです。

ミゾレが酷いので、ココに避難。
二の丸展示館、入場無料のようです。
入ってみましょう。

水戸城の立体模型がありました。
水戸城は、舌状台地の高台に建っていたことが判ります。
北を流れる那珂川、南を流れる桜川に挟まれています。

水戸光圀や徳川斉昭、そして水戸藩。水戸城に関する説明書きが並んでました。

水戸は日本の教育遺産群の一つなのですね。
１月に行った栃木県の足利も同じ表記だったな～

ミゾレが少し小降りになったので外へ。

この方はどなた？
安積澹泊？

水戸藩の儒学者だそうです。
それより驚いたのは、この方、ドラマ水戸黄門に登場する渥美格之進のモデルとされているのです。
そうです！
格さんです！

振り返って見ます。
左奥に先ほど通ってきた大手門が見えます。

復元された白壁が美しいですね～

ココを入って行くと、これも再建された二の丸角櫓があります。
行ってみましょう。

こんな所を進んで行きます。
また雨が激しくなってきました。

おっ！
復元された二の丸角櫓が見えてきました。

令和になって復元されたようです。
後ろのビルは水戸駅の隣のビルです。

かつて水戸城城内には、4基の角櫓があったそうです。

この白い土塀も一緒に復元されています。

この３つの石は？
二の丸角櫓の礎石として実際に使われていた石です。

１階のみ入ることができました。
靴を脱いでお邪魔しました。

舌状台地に建っていた水戸城の図面と今の地図を合わせた図です。
この二の丸角櫓は、水戸駅の目の前ですね。
本丸と二の丸の間の空堀には、JR水郡線の線路が走ってます。

この大きな板は、なななんと、水戸城内にあったどこかの門の戸だそうです。

これが見つかったことで、水戸城の復元の機運が高まったようです。

よくこんなきれいな状態で残っていましたね・・

復元されたばかりですので、木の香りがしました。
復元に関する映像が流れていました。

２階には上がることができません。

この復元作業、資料の研究に相当時間がかかったようです。

コンクリートで復元するのではなく、なるべく当時に近づけて復元しています。

二の丸角櫓を出たら大雨。
二の丸を歩いていたら、こんな大きな古木。

「水戸城跡の大シイ」と言って、樹齢約４００年。
つまり、室町末期の戦国時代からココに自生しているのですね。
水戸市の指定天然記念物に指定されています。

よくみると２本あります。
４００歳の立派な椎の木です。

戦国時代から平和になった江戸時代、そして明治大正昭和と水戸空襲までこの古木は見てきたのですね。

「見晴台入口」の表記がありました。
大雨降ってるけど、ちょっと見て見ることにしました。

この小路を進んで行きます。

おお～～
さすが舌状台地に建っている水戸城ですね。
台地の橋の方に出て視界が開けると、広く見渡すことができます。

下に見えるのは那珂川です。
その奥には平野が広がっています。

大雨降る中、再び二の丸を進みます。
これは県立水戸第三高等学校の校門です。
素敵すぎます。

ココは杉山坂という坂で、お城がある舌状台地から下りて行く坂です。

杉山坂を上がった所にある杉山門です。
杉山坂を上がった、藩主御のあった二の丸曲輪に通じる重要な門でした。

雨が雪に変わりました。

この橋で二の丸曲輪から本丸曲輪に渡ります。

橋の下にはJR水郡線が走ってます。
二の丸と本丸の間にあった空堀ですね。
深く大きな曲輪であることが判ります。

県立水戸第一中学・高校です。
史跡見学者は学校の中に入ることができます。

ココには、水戸城の薬医門が残っています。
この門は、現存する水戸城の門です。

水戸城に徳川が入る前の佐竹氏、つまり戦国時代の門のようです。
１６００年ごろに造られたようです。

これがその薬医門です。

風格あるな～
屋根デカい！

真ん中に内開きの大きな扉と左横に小さな扉があります。
潜戸と言うのだそうです。

室町末期からよく残ってくれました。

マジマジと見上げちゃいます。

大切に残して欲しいですね。

二の丸の戻る橋。
巨大な空堀ですね。

雪がガンガン降ってきたので、水戸駅の方に坂を下りて行きましょう。

棚町坂下門。
二の丸南側の門です。
建て方は高麗門ですね。

かつてはこの門の手前に「下馬」の札があって、下から上がってきた方はココで馬を降りなければならなかったようです。

下まで降りて、水戸駅に向かう途中、ビルとビルの間に先ほど訪れた復元された二の丸角櫓が見えました。
昔は様々な所から櫓が見えたのだしょうけど、ビル群の中に隠れてます。

寒いし雪降ってるしお腹空いてるし。。。
駅ビルに入って、何か食べましょう。

駅ビルに避難！
もう寒くて～

シニア夫婦は遅めのランチにします。

メニュー

私も相方も
ミニカツどんセット　１３８０円×２

お店を出たら、水戸駅前はかなり雪降ってます。

大粒の雪。
大雪ですね。

こんな大雪、水戸では珍しいそうです。

大雪の中、老舗の和菓子屋さんの菓子の司木村屋本店さんへ。

江戸時代後期の万延元年(1860年)創業です。
そうです！
水戸の脱藩浪士たちが老中であった井伊直弼を暗殺した桜田門外の変の年です。

このお雛様、江戸時代のものだそうです。

ひな祭り使用のショーウィンドウです。

水戸の伝統的な和菓子、「水戸の梅」がありました！
こし餡を求肥で包み、蜜漬けの紫蘇の葉でくるんだ水戸の名物和菓子です。
普段あまり甘いものを食べない私たちシニア夫婦も２つ購入。
１３０円×２個。
後でホテルに戻ってお茶して戴きましょう。

これ、綺麗ですね～

こちらも購入・・・
甘いの食べないのに、老舗なんで・・・・

吹雪の中ホテルに戻って、ホテル２階のフリースペースへ、
私はPC広げて１５時からテレカンで会議に出席。
お茶と共に戴きました。
甘すぎず、美味しかったですね～

相方は早々に部屋に戻って雪で濡れたのでシャワーを浴びてました。

４０分ほどで会議は終わって、私も部屋に戻ってしばらく休憩。

夕方になって、夕食の予約時間が近づいてきました。
出かける前にホテルロビーで生ビール。
宿泊者はなんと１杯２００円。
これが嬉しい！
セルフで生ビール入れます。

夕飯の前にホテルロビーで生ビールでかんぱ～い！
結局、シニア夫婦は２杯づつ戴いちゃいました。

ホテルから徒歩１分。
相方が予約していた「五鐵　夢境庵」さんへ。

雪が降っているのでホテルから近くてよかったです。

このお店、全席個室なんですね。

床の間の掛け軸。

「山路きて何やらゆかしすみれ草」
松尾芭蕉の有名な句ですね。
相方は小学校の時、お習字で書いたそうです。
芭蕉の表情が面白い。

仲居さんに伺ったら、お店のご主人が好きな句だそうです。


相方曰く、すみれが春の季語なんだそうです。

お酒は何にしようか？
ホテルで生ビールを２杯づつ飲んできた私たちシニア夫婦は、日本酒にします。

先付け
左はホタルイカ　出汁巻き玉子
真ん中はバイ貝
右はウドのキンピラ　酒盗のクリームチーズ

マットは梅の花。

超辛口の武勇にしました。
茨城県西部の結城のお酒です。

１合徳利がお洒落～～

かんぱ～い！

お刺身です。

マグロ、ヒラメ、湯葉

湯葉が嬉しいですね～～

軍鶏の手羽焼です。
右はししとう。

シニア夫婦は河豚ヒレ酒にしました。
火が点くタイミングで撮影ができない。
連射にすればよかった。

うれしいね～～

蓋を開けると、いい香り～～

軍鶏の焼き鳥です。

左から
砂肝、ささみ、モモネギ

お酒が進んじゃいますね～
河豚ヒレ酒にお意趣をオーダー。

シニア夫婦がお酒を呑み終わるのを待っていただいて、メインがやってきました。

茨城県奥久慈の軍鶏の親子丼です。
鶏肉の弾力が凄い！
さすが軍鶏ですね。

最後にブルーベリーのシャーベット。

ご馳走様でした～～

この後、水戸のジャズバーに行く予定でしたが、雪降ってるしまだまだ旅行は始まったばかりだし、ホテルに戻ることにしました。

部屋に戻ってシャワー浴びて缶ビール飲んで寝ました。

翌朝！
ホテルの朝食。

この日は私たち以外の宿泊者は、ほぼ全員出張の方々でした。
皆さん、御苦労様です。

部屋にあった微笑ましい鶴の折り紙。
清掃担当の方が置いてくださったのでしょうか？
なんかホッコリしますね。

２晩お世話になったアパホテル水戸北をチェックアウト！
さあ、袋田の滝に向かいましょう！

つづく

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2025/03/25 21:36:04

  軍鶏の親子丼

  こんばんは、nichiさん
  
  軍鶏、良いですねー。
  身がしっかりと引き締まっていて、
  プリプリの身を噛み締めながら食べるって感じをイメージしちゃいます。
  
  私は和菓子が大好き、
  特に生菓子は幾つでも食べたくなるほどに好きなので、
  美味しい生菓子を食べながら、やや苦味のある熱い緑茶を飲みたいです♪
  最高のご馳走ですねー。
  
  
  たらよろ

  nichiさん からの返信 2025/03/27 21:59:02

  Re: 軍鶏の親子丼

  たらよろさん
  こんばんは
  
  コメントありがとうございます！
  軍鶏、美味しいですよね～
  昨年秋に相方が日本橋でランチで食べた鶏丼がめっちゃ美味しくかったらしく、それが茨城の奥久慈の軍鶏でした。
  京都にも、龍馬っていう有名な軍鶏のお店がるそうで、相方が大好きなんだとか・・・
  
  ＞私は和菓子が大好き、
  ＞特に生菓子は幾つでも食べたくなるほどに好きなので、
  ＞美味しい生菓子を食べながら、やや苦味のある熱い緑茶を飲みたいです♪
  →おお～～　めっちゃ京都っぽいですね～～
  私どもシニア夫婦は普段はあまり甘いものは戴かないのですが、今回は有名店の伝統的なお菓子を戴いてみました。
  でもちょっと苦みのある日本茶は無かったな～～～
  
  葵祭、行きますよ～～
  エアーチケットとホテルを手配しました。
  これで京都の三大祭り、制覇です！