真冬の週末旅は週末パスで長野へ・・２日目は松本城・旧開智学校など。

2025/01/25 - 2025/01/26

冬の松本城の風景に惹かれ・・真冬の週末旅は長野県へ。
さすがに長野県へはびびパパの好きな空路でのアクセスは難しい（笑）
ＪＲ東日本の「週末パス」を利用してびびママ好みの鉄旅になりました。
初日は仙台から東北新幹線・北陸新幹線を乗り継いでまずは上田へ。
上田城周辺を散策後長野市へ。
善光寺にお詣り後特急しなので松本へ移動。
プロジェクションマッピングに彩られた夜の松本城を見学。
２日目は松本城・旧開智学校へ。
松本城下町を散策後乗ってみたかった特急あずさで新宿まで。
その後東北新幹線で帰宅しました。

久しぶりの善光寺・松本城・・
１泊の駆け足旅でしたが雪もなく穏やかなお天気に恵まれ楽しんできました。
絶景路線の特急しなの・特急あずさにも乗車して鉄分補給も出来とっても楽しかったです。

１／２５　仙台８：１７発ー大宮着９：２５着　はやぶさ６号
　　　　　大宮９：３９発ー上田１０：４５着　あさま６７５号
　　　　　城跡公園前のお店でくるみそばの昼食
　　　　　上田城跡周辺散策　　　　　
　　　　　上田１３：０５発ー長野１３：５３着　しなの鉄道
　　　　　善光寺へお詣り（内陣・お戒壇巡り・山門など）
　　　　　長野１６：００発ー松本１６：５３着　しなの２０号
　　　　　プロジェクションマッピングの松本城
　　　　　山賊焼などの夕食　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　いろはグランホテル松本駅前　泊　　　　
　　　　　　
１／２６　松本城
　　　　　旧開智学校
　　　　　松本城下町散策（中町通り・なわて通り）
　　　　　松本駅でとうじそばの昼食

　　　　　松本１３：１０発ー新宿１５：４３着　あずさ３０号
　　　　　東京１６：４４発ー仙台１８：１７着　こまち６５号
　　　　　
　　　　　　
週末パス：１７，７６０円／２人　えきねっとで予約

特急指定券：仙台ー上田　　１６，６４０円／２人　えきねっとで予約
　　　　　　長野ー松本　　３，４６０円／２人　長野駅で予約
　　　　　　松本ー新宿　　３，３００円／２人　えきねっとで予約（チケットレス割引）
　　　　　　東京ー仙台　　１０，７２０円／２人　えきねっとで予約

ホテル：いろはグランホテル松本駅前
　　　　朝食付
　　　　モデレートツイン
　　　　１５，４８８円（諸込・オンライン決済）
　　　　一休.comで予約

松本城・旧開智学校共通観覧券（日時指定）：９００円／１人（ＷｅｂＫＥＴで予約）

この旅行記は１日目松本到着から。
特急しなので松本駅に到着。駅から歩いてホテルにチェックイン。
夕食前にライトアップされた松本城へ。
氷刻フェスティバルの氷像制作の様子を見つつ
松本城のプロジェクションマッピングを楽しみました。
夕食は駅近くの居酒屋「九十九」さんで山賊焼など郷土料理を頂きました。
翌２日目は
松本城・旧開智学校・なわて通り・中町通りなどをまわり
特急あずさで新宿・東京経由で帰宅しました。

松本城の姿の美しさにうっとり。
早朝束の間見られた北アルプスの山容そして特急あずさからの富士山。
素敵な景色と鉄分もたっぷり補給の楽しい１日でした。

備忘録としての旅行記です。
シツコクなるのをお許し下さい。

エリア 松本(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

長野駅から特急しなので５３分。
松本駅に到着しました～。

「まつもと～まつもと～」の駅名アナウンスが印象的。
どこか昭和を感じる懐かしさ。

特急しなの・・
姨捨駅付近の善光寺平の絶景の後山を越えると・・・安曇野の絶景が！
北アルプスの山々が夕陽に映えて美しかったです。
まさに絶景路線です。

松本駅のお城口から外へ。

松本駅 駅

駅前には「播隆上人」像
槍ヶ岳開山の祖。江戸時代に幾多の困難を乗り越え槍ヶ岳山頂を極めた念仏行者。
山頂に祠を造り後に来る人のために鎖などを整備したそう。
岳都松本の礎を築いた方。アルプスに向かって立っておられます。

播隆上人像 名所・史跡

駅から徒歩５分くらいかな～。
本日のお宿「いろはグランホテル」へ。

いろはグランホテル松本駅前 宿・ホテル

名前から老舗ホテルだとばかり。そのイメージを裏切る素敵なホテルでした。
「自然と調和した心地よいモダン空間」をコンセプトにした２０１９年オープンの築浅ホテルです。
「いろは」は「１６８」と表記されてました。

エントランス入って正面にフロント。
左手にロビー右手にレストランがありました。

お部屋はモデレートツイン。２２．５㎡の広さです。広さは十分。
９階の最上階でした。
階層によってインテリアのカラーデザインが変わるみたい。
２階ー４階は紅葉をイメージしたオレンジ
５階ー７階は山の自然をイメージしたグリーン
８階９階は山の大地をイメージしたブラウン
というわけで落ち着いたブラウンのインテリアです。
全室シモンズ社製ベッドを採用とのこと。

ファブリックボードも素敵です。
各ベッドサイドにはコンセント・ＵＳＢもあります。
ライトコントロールも出来ました。

壁掛けテレビの前に小さめのデスク
テーブルとしても使えるよう椅子は２個。
キャビネット内には冷蔵庫（中身は空）電気ポットやカップ・グラスなど。
ペットボトルのお水はありません。
湧水の豊かな松本市。湧水を水源とする水道水も美味しいはず。

入口入ってすぐにオープンタイプのクローゼット。
スリッパもありました。
室内着（ガウンタイプ）はベッドの上に。
スーツケース置きもここに。

水回り。
幾分広めのユニットバスです。
スーペリアコーナーツイン・デラックスツインはセパレートタイプになるようでした。
ボトル式のアメニティ・ドライヤーなど。
この他のアメニティはフロント前から必要分をピックアップ。
基礎化粧品なども充実していました。
今回も荷物少なめで来ましたので助かります。

サービスガイド

コインランドリー・自販機・電子レンジ・製氷機などあります。
アルコール類（地ワイン・地酒含む）はフロントで購入可能でした。

エレベーターホール
エレベーターはカードキーをタッチしてから利用階を押すタイプ。
セキュリティもしっかり。
ゲストは海外の方（アジア系？）が多い印象でした。

お部屋の撮影も完了して・・・お出かけします。
ライトアップ＋プロジェクションマッピング開催中の松本城へ。

ホテルは駅・松本城など市街の主な観光地は徒歩圏内。
駅周辺は飲食店・コンビニなど多く便利です。
それでいてホテル近隣は静かな環境になっています。
昼間はさほどではありませんが夜になり冷えてきました。
帽子手袋を装着して歩きます。
女鳥羽川沿いをゆっくりと・・
先の通りはイルミネーションがキラキラ。

女鳥羽川 自然・景勝地

なわて通り入口の「松本城大手門枡形跡広場」には氷の彫刻がライトアップ。
この週末氷刻フェスティバルも開催中でした。

松本城大手門枡形跡広場 公園・植物園

松本城へ続く大名町の通りはキラキラしてとても美しい。

大名町通り 名所・史跡

そして松本城公園へ。
公園内では氷刻フェスティバルの展示作品が盛んに作られていました。
夜気温が低い時間に作成して翌日日曜に審査されるようです。
公園内チェーンソーの音がかなり賑やか。
明日のお披露目が楽しみですね。

冬の期間（２０２４年１２月１４日から２０２５年２月１６日）に
松本城天守のプロジェクションマッピングが１８時から２２時まで開催されています。
お城や石垣などをスクリーンに見立て音楽に合わせて美しい彩りが施されます。

松本城公園 公園・植物園

期間を３基に分けてテーマが変わるようです。
今の時期は「光で彩る伝統文化」がテーマ
これは手まりのイメージかな。

美しいですね。

国宝の城をこんな風に彩る発想も面白いです。

そして駅前まで戻ってきました～。
夕食は個室居酒屋「九十九」さんで。

ホットペッパーの期間限定ポイントの使用期限がせまっていて
ポイント使用可能＋ネット予約可能ということで選びました。
郷土料理もいろいろありそうで楽しみ。

個室居酒屋ということでしたが・・
６席のカウンター席のお部屋でした。
３組６人でしたが席間は広々としていてゆったり。
ただ・・ドリンクのカウンターでグラスのガチャガチャ音がちょっと気になりました。賑やかなのは活気があって良いんだけどね。

まずは生ビール！乾杯！
電車乗れたし（笑）楽しい１日でした。お疲れ様。

お通しはひじきの煮物でした。

チョレギサラダがすぐに来ました～。
ネギが効いて美味しかったです。

待ってました！山賊焼

表面カリッと中はジューシーで美味しかったです。
このころも好きだな。

野沢菜の天ぷら

野沢菜の漬物を天ぷらに！
ＮＨＫの「あさいち」で紹介されていて食べてみたかった。
これもとても美味しかったですよ。

長野のワインをおかわり。
「信州井筒ワイン白」
ほどよい甘さでお料理に合う。美味しかったです。

一皿のボリュームがたっぷりで結構お腹いっぱいになりました。
ごちそうさまでした～。

〆食べてないよね～。
実はホテルにこのサービスがあったから。

せっかくなので頂きます。

上高地みそラーメン
小さめでちょうど〆にぴったり。

ごちそうさまでした～。

そして・・おはようございます！
松本の朝です。

ホテルの朝食は１階のレストランで朝６：３０スタート。
ビュッフェスタイルです。

山賊焼やおやきなどのご当地メニューやだし茶漬なども作れたり楽しい。
フルーツやヨーグルトもあります。
びびママセレクト。
野沢菜漬けが美味しいよ～。

いろはグランホテル松本駅前 宿・ホテル

びびパパセレクト。
朝から食べ過ぎる・・とぼやいております。
健康な証拠だよね！
いっぱい頂いて元気に出発しよう。

お部屋からの風景。
こちら側には松本城があるはず・・ですが
右手のビルでちょっと見えないな～残念。
頑張ると屋上フェンスの隙間から少し見える（笑）

この時間は北アルプスの山々が見えた！
美しい～。

チェックアウトして荷物を預け出発します。
今日もお天気良さそう。
ホテル近くにはお稲荷さんが。

その隣には浄林寺
江戸時代には歴代藩主の篤い信仰を受けたお寺です。
山門・鐘楼は江戸時代の建立となっています。

浄林寺 山門 名所・史跡

今日も女鳥羽川沿いを歩きます。
朝なのでさすがに寒いです。帽子手袋必要です。
びびパパはオーバーズボンもはいてます。（持ってきてたの？）

女鳥羽川 自然・景勝地

なわて通り商店街入口を過ぎ・・

お～大きなカエルの像がありますね。
あとで寄ります。

松本城大手門枡形跡広場 公園・植物園

道のかたわらには道祖神が。

大名町通り 名所・史跡

大名小路井戸

湧水の豊富な松本市。
いたるところに井戸があり親しまれているそう。
こないだテレビで「松本の方はペットボトルのお水を買わない」とも言っていました。美味しい水なんだよね～うらやましい。

大名小路井戸 名所・史跡

そして・・松本城が見えてきました！

松本城公園のこちらがわ南入口は旧博物館の解体工事に伴って狭くなっていました。

国宝松本城天守の石碑も遠くから。

公園内は昨夜制作していた氷像が並んでいます。
たくさんありますね。

ここ松本城では「全国氷彫コンクール チャンピオンシップ」を開催
全国屈指の氷彫師が松本に集結し
最高峰の技術と思いを氷に乗せた作品を夜を徹して制作しました。
この日早朝から午後２時までのわずかの展示です。

素晴らしい作品たちでした。
お城とのコラボも素敵ですね～。

この時間はまだ冷えていますが陽が射すと氷は解けだしてしまうそう。
束の間の美しさです。

国宝松本城 氷彫フェスティバル2026 祭り・イベント

松本城天守（本丸庭園）は朝８：３０からの開場です。
入口黒門（二の門・高麗門）前で待ってます。

天守とお濠と北アルプスの風景が見える。
早朝見えていた北アルプスの山々は雲の中に・・。
でも満足です。

事前に「松本城・旧開智学校の共通観覧券」をＷｅｂで購入済み
松本城は日時の指定が出来ます。
高麗門内の専用窓口で購入済みのＱＲコードを見せて観覧券と引き換えて入場します。

入場券購入は夏などは結構行列するらしいです。
この日は冬の早朝ということもあり普通入場でも待ち時間なしでした。

そして枡形を経て黒門（一の門）を通り本丸へ。
江戸時代は本丸御殿に通じた門だそう。
この門は昭和になって復興されたもの。
江戸期の設計図が残っていないため名古屋城の渡り櫓門を参考にしたそう。
その際に天守解体修理の際に保存されていたまだ使える瓦を使用したことからいろいろな城主の軒丸瓦が見られるんですって。
確かにいくつかの紋が確認出来ます。

松本城おもてなし武将隊の方がお出迎え。

そして・・「文化財防火デー」
ではなくって本丸庭園からの松本城。

この日１月２６日は「文化財防火デー」でした。
この後訓練も行われるようです。

五層六階の天守と乾小天守・辰巳附櫓・月見櫓の連立天守。
素敵な佇まいです。
現存１２天守かつ国宝５天守の１つです。

家康の幼少期からの従臣だった石川数正は晩年秀吉の配下につき秀吉によってここ松本に移封されました。
この松本城築城は石川数正の子康長の時代。
天守三棟（天守・乾小天守・渡櫓）をはじめ御殿・太鼓門・黒門・櫓・塀などを造り本丸・二の丸を整備。三の丸には武士を集め城下町を整備。
近代城郭の基礎を固めました。
天守の築城は１５９３年～９４年と伝えられています。
まさに４００有余年。現存のうち犬山城についで古い天守となっています。

天守と乾小天守の間渡櫓から城へ上がります。
時間指定券の人と一般の人のアプローチが分けられているようです。
混雑時は時間指定券は優先入場出来るみたい。
靴を脱いでジョッパーに入れて見学です。
以前入城した時に春なのに足がとても冷たかった記憶があったので・・
今回は厚い靴下を準備しています。正解でした。

国宝松本城 名所・史跡

現在乾小天守には入れません。（耐震性に問題あり）
ちなみに現在天守等の耐震対策の調査も行われているようです。

内部は階段以外は撮影可能。
天守２階は「松本城鉄砲蔵」
松本市出身の方から寄贈された火縄銃とその関連資料のコレクションの展示がありました。
以前鉄砲関連の展示が多いな～と記憶していましたがそういうことだったんだ。

天守１階には食料・武器・弾薬の倉庫
また矢や鉄砲の狭間や石落もあります。
天守２階は武者溜り
３階は窓がなく敵には見えない部屋
４階は城主の御座所
５階は重臣たちが作戦会議を開く場所
そして６階最上階は敵の様子を見る望楼として使用されていました。

途中の窓から。
毎年秋に塗り替える漆がピカピカしています。

そして最上階６階へ。
現存天守はどこでもそうですが・・・
ここ松本城の階段（はしご）もかなり急でした。
一段一段の段差が大きかったな～。
お城めぐりも体力必要です。

でもこの風景。素敵です。
松本市・・美しい街です。

北アルプス方向。
左側に見える雪山は乗鞍岳。
右側は常念岳・槍ヶ岳のようです。

６階天井中央には二十六夜神という松本城を守る神様が祀られています。
この屋根の木組みは「てこの原理」で重い瓦を支えているそう。

４００年前の技術・・すごいな。

南側の風景。
お濠と松本市街地そして中央アルプス方向。
氷像が並んでいますね。

ちょうどこの時間に文化財防火デーの消火訓練が始まりました。
お城の中から放水するシーンを見ました！
でも外から見た方が面白かったと思う。

階下まで下りてきました。
階段近くには係りの方がいらっしゃるのでその指示にしたがって譲り合って上り下りします。上がる時より下りる時の方が怖い。

そして辰巳附櫓へ。
辰巳附櫓・月見櫓は江戸時代平和の時代になってから造られた建物。
花頭窓が優雅な雰囲気です。

月見櫓から天守方向。
手前月見櫓は朱塗り。天守は黒塗りです。

明治になってから競売にかけられた城を困難を乗り越え天守を買い戻し保存。
その後荒廃の進む城を天守保存会を設立して明治の大修理を行い城倒壊の危機を乗り越えたそうです。

月見櫓下から外へ出てきました～。
こちらにもおもてなし隊の方がいらっしゃいました。

「伊達から参った」と少しお話しました。
天守のある街がうらやましいのよ。

もう一度振り返って・・。
黒漆の美しい姿。
白い漆喰の防水のために板を貼り漆を塗っているそうです。
水には強いけれど紫外線には弱い漆塗り・・
毎年秋に塗り替えており今の時期は塗り替えて間もない美しさ。
秀吉は黒と金のお城を好んだそうで「黒」は秀吉に忠誠を誓った色でもあったよう。

黒門から外へ出て・・お濠とお城。
逆さ松本城も素敵です。

お濠は湧水で透明度が高い。
さらに定期的に浚渫工事をして美しさをキープ。
この時も工事が行われていました。
美しいお城を見るためにはたくさんの方の努力があるんですね。
感謝です。

赤い埋橋は今は通行出来ません。
この橋は江戸時代にはなかったもので後から造られたもののようです。
絵になるな～。

松本城公園 公園・植物園

松本城を後に・・
旧開智学校へやってきました。
歩いて１０分くらいかな。

すぐそばには開智小学校があります。
校庭では野球少年たちが練習していました。
伝統ある学び舎で育っていくんだね～。

旧開智学校校舎
明治９年に完成しその後９０年近く使用された小学校の校舎。
地元松本の大工の棟梁立石清重によって設計施工された和風と洋風が混ざり合った擬洋風建築。
２０１９年に近代学校建築として初めて国宝指定されています。
開化期の洋風建築と近代教育の黎明期を象徴しているとして評価されました。

中央の八角塔が印象的ですね。

国宝 旧開智学校 名所・史跡

当初あった市街地に近い女鳥羽川沿いから現在地に移築され新築当時の形に近づけて復元されました。
その後教育資料を展示する博物館として校舎は公開されています。
３年あまりの耐震工事を経て昨年１１月に３年半ぶりに一般公開が再開。
良いタイミングで訪れることが出来ました。

龍と天使が共存するデザイン。まさに和風と洋風のミックス。

上にも登ることが出来るみたい（一般公開はしていません）
当初は授業の始まりや終わりに鐘を鳴らしたそう。

靴を脱いで見学します。
内部の撮影は建物は可・資料は不可となっていました。

建築は明治初期。
建築費の７割は地元住民が出し合ったそうです。
重い負担でしたが新しい時代を造るという熱意があったからこそ。
そして教育立県の土地柄も後押ししたでしょう。
それでも資材も潤沢にはなく廃仏毀釈によって廃寺となったお寺の建物から転用した部材も使われています。
これもそうだよね～。欄間の彫刻のようです。洋風にペイントするセンスも素敵。

舶来のギヤマンと木の扉の窓。
色合いも素敵ですね。

照明

教室には授業を再現した展示も。
この机・・懐かしいな～。

びびママが数十年前に入学した小学校も木造の古い建物でした。
どこか似た雰囲気を感じました。

講堂にはステンドグラスやシャンデリア。

展示資料には教育立県として熱心に初等教育に取り組んだ方々の記録もありました。
１人も取り残さないという気概で「子守教育（子守で学校に通えない子どもを集めての授業：小さな子が赤ちゃんをおんぶしたまま学ぶ光景）」や能力別学級編成など実情に即した教育を展開したことがとても印象に残ります。

入口付近にはお洒落な売店もありました。

「観パ良し」って・・・。

旧開智学校の向かいには「旧司祭館」
明治時代建築の洋館（アーリーアメリカン）の建物が保存されています。
内部見学は無料。
バス時間まで見学します。

どのお部屋にも暖炉があるのが印象に残っています。

旧司祭館 名所・史跡

さて・・ここからはこのバスで移動しましょう。
Googleマップではヒットしなかったんだよね～。
観光するにはとても便利な路線ですね。平日は３０分・土日祝日は２０分毎に運行。
料金は一律２００円。ＱＲコード決済やタッチ決済も出来るようです。
（びび家は整理券を取って現金で乗車しました）

タウンスニーカー 乗り物

時間通りバス来ました～。

大名町まで乗車しました。
バスで通り過ぎる時に松本城の太鼓門・二の丸に行っていないことに気づいた。
工事中でちょっとかく乱されちゃったね～。
車窓観光になっちゃいました（笑）

「松本城大手門枡形跡広場」の氷像はすでになく・・
上にあったペンギンちゃんだけになっていました。可愛い。

四柱神社へお詣りさせていただきました。
御朱印も頂戴しました。

四柱神社 寺・神社・教会

願いごと結びの神「四柱神社」

明治時代設立
御祭神「天之御中主神」「高皇産霊神」「神皇産霊神」「天照大神」の四柱をお祀りしています。

明るく開放的な境内です。

そして女鳥羽川沿いのなわて通りへ。

レトロな雰囲気の素敵な通りです。

なわて通り 名所・史跡

通りやお店の中などあちこちにカエルのモチーフが。
そして「蛙大明神」まで！

四柱神社の参道として栄えた縄手通り。
昔は女鳥羽川の清流には河鹿ガエルが美しい鳴き声を奏でていました。
その後川が汚れ河鹿ガエルも上流へと姿を消し街も活気を失ってしまいます。
昭和４７年にこの「蛙大明神」を祀って再び水清き・活気ある町にかえようという取り組みが始まり「カエルの街」になったそうです。

散策には素敵な街並みです。
でも冬はちょっと冷えちゃうな。
生ビールも無理（笑）

味わいのあるお店が多いです。

女鳥羽川を渡ると中町通り。
こちらは蔵造りの街並みが美しいです。

中町通り 名所・史跡

ここにも氷像が。
日陰なので解けずに美しいです。

ホテルへ戻る途中に旧開智学校跡地。
ここにあったんだ～。

ホテルから荷物を引き取って松本駅へ。

駅前交差点はメロディ信号（通りゃんせ）でした。

「榑木野（くれきの） 松本駅舎店」でお昼にします。
本当は前日駅のホームで見た立ち食いそばも候補だったのですが・・・
このお店の「とうじそば」ののぼりに惹かれました。

１２時少し前。２組ほど待っています。（店頭に名前・人数を書いて待ちます）
ここもお蕎麦を打っている姿が見えました。

榑木野 松本駅舎店 グルメ・レストラン

数分で中へ入れました。
オーダーはタッチパネルで。
鴨とうじそばを頂きます。
大名天ざる（３０００円）というのもありました。
カニの天ぷらがつくみたい。大名のごちそうだね。

鴨とうじそば

熱々の鉄鍋には鴨肉・きのこ・山菜などがたっぷり入ったお汁が入っています。
手前の「とうじかご（投じ籠）」にお蕎麦を入れて温めつゆと一緒に頂きます。
「とうじそば」の「とうじ」はこの籠のことをいうんですね。
冬至とは関係ないんだ。

具沢山のおつゆは食べ応えあり。ここのお店もお蕎麦はたっぷり。
鍋気分で頂けるとうじそば美味しかったです。ごちそうさまでした～。

１３時１０分発の特急あずさ３０号で新宿まで向かいます。

駅中のニューデイズで野沢菜などお土産を少し購入しました。

松本駅 駅

特急あずさ
カッコいいお顔です。

特急 あずさ(スーパーあずさ) 乗り物

あずさの車内。
ここはチケットレスで乗車しています。
座席の上部のランプが緑だと予約済みというしるし。
検札などもありません。
そしてあずさは新宿まで車内販売がありました。
びびパパはアイスクリーム購入してました。
カチンカチンのアイスクリーム・・久しぶり。

松本から篠ノ井線を塩尻まで。
塩尻から中央本線に分かれます。

右手に諏訪湖を見つつ進み県境近くになると南アルプスの山々も。
今日も良いお天気です。車窓退屈しないな～。

そして山梨に入ると・・
富士山がきれいに見える～。

この日は右側に富士山・・左側に赤岳もくっきりと見えました。

甲府を過ぎるとぶどう畑の広がる風景。そして富士山も。
中央本線も絶景路線です。

定刻通り新宿に到着。
東京行に乗り換えます。

東京駅は相変わらずの混雑。
駅弁を購入して東北新幹線ホームへ向かいます。

新幹線のお顔たち。

１６時４４分発のはやぶさ・こまち６５号に乗車します。

東京駅 駅

ちょっと早めの夕食。
びびママは「深川めし」びびパパは「３０品目バランス弁当」
松本のニューデイズで購入したカップワインとともに頂きました。

週末の鉄旅！
お城・お寺・神社そして鉄分補給も出来てとても楽しかったです。

シツコイ旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。